秋のクロアチアバス旅！その３・プリトヴィツェとラストケ村には妖精さんがいると思う

2018/09/29 - 2018/10/05

クロアチアの旅・５日目はいよいよプリトヴィツェへ！
そもそもクロアチアを旅先に選んだのは、クロアチアがさほど大きな国ではないにも関わらず、ドブロブニクとかの旧市街地とプリトヴィツェみたいな自然を両方いっぺんに味わえる一粒で２度美味しい国だったからなのです。
プリトヴィツェはハイキング大好き、滝大好きな私にはどストライクな場所。
近くにあるというラストケ村にも行ってみたい！といろいろ調べたのですが、
「バスに乗れば思いのほか簡単に行ける」
という話と
「個人旅行で行くのは難しい」
という話が交錯しておりまして…。
これはもう地元で情報を集めるしかないだろう、と成り行きに任せることにしました。
結果としては、簡単に行けました！
意外にもラストケ村は「地球の歩き方」に情報が無いので、私の体験がどなたかのお役に立てれば幸い、と思っています。
プリトヴィツェもラストケ村も本当に美しいところで、心のきれいな方だったらきっと妖精さんが見えると思います。

エリア その他の都市(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ザダールを出発し、プリトヴィツェに向かいます。

標高が高くなってきた感じがします。

２時間弱でプリトヴィツェに到着しました。
私はエントランス１の近くに宿をとったので、エントランス１まで行きました。
あまり人がいないように見えますが、チケット売り場とトイレが激混みでした。

入口のところで荷物を預けられると聞いたのですが、人が多すぎてよくわからなかったので、宿まで行ってしまうことにしました。

予約したペンションダニツァです。
エントランス１から徒歩５～６分くらいでしょうか。
道路から少し入ったペンション街の一番手前にあります。
チェックインはできませんでしたが、荷物を預かってくれました。
この後バス停のところのチケットオフィスで明日のバスのチケットを買おうと思い、カウンターのお姉さんに聞いたら
「On the bus」
と言われました。
チケットオフィスの存在意義とは。
そこで
「ラストケに行きたいんだけど」
と聞いたら
「朝６：１５か８：３０のバスでスルジに行って」
と言われました。
「チケットは？」
「On the bus」
「スルジからザグレブのチケットは？」
「On the bus」
ということで、人の少ない朝のバスに乗れば問題なくラストケに行けることがわかりました。

明日の予定も決まったし、安心してプリトヴィツェ湖群国立公園を見学しましょう。
宿に行っている間にチケット売り場が空いていたので、するっとチケットを買って公園の中に入れました。

公園内は好きなように歩けますが、何種類かのおすすめコースが示されています。
上がCコース、下がKコースです。
私はCコースを歩くことにしました。
（地球の歩き方に「Kコース」って書いてあるのがCコースです）

公園内に入って、いきなり見えたのがこれです。
きれいだー。

歩いて行くと、要所要所にこのような看板があります。
自分の歩きたいコースのアルファベットの方に行けばいいのです。

おほほ、ここも美しいですね。

湖が二段になっているのってカッコいいですよね。

鴨もこんなにきれいなところに住めていいですよねー。
そしてこの湖の色、福島県の五色沼を思い出します…。

歩道は基本的に木道です。

歩道のすぐそばに滝が。

はい、エントランス１から出発した場合の最初のハイライト、ヴェリキ滝です。
落差７８m、園内最大の滝なんだそうです。

ヴェリキ滝の目の前に階段があります。
何か面白いものが見えるのでしょうか。
行ってみましょう。

トンネルがあります。

そうか、高いところから絶景が見えるのか？
と思っていたのですが、うーん、そうでもない。

あそこが終点かな？

お、ヴェリキ滝が見えますよ。
でも下から見るのと大して変わんないぞ。

結論。
ヴェリキ滝は階段の最初の踊り場のところ（この写真のおじさんが立っているところ）から見ると素敵なので、そこで十分。

下湖群を上流に向かって進んでいきます。
歩道の脇の水の流れも素敵です

ここはシュブラリャ洞窟かな？

中には入れませんが、なんかワクワクします。

小さい滝のすぐ脇を通っていけるなんて嬉しすぎます。

お魚もたくさんいます。
鯉っぽいお魚でした。

気持ちいいわー。

下湖群と上湖群の境目（？）のところまで来ました。
ここから船に乗って上湖群に行くんですよね。
ちょうどお昼時だったので、カフェでお昼を食べることにしました。

ここにはカフェが２軒あります。
私は手前のお店にしました。

ハンバーガーです。
私はブレッドの方にしましたが、バンズのハンバーガーもあります。
３５クーナ（５６０円）です。
ハンバーグがこみっちりとしていて食べ応えがありました。
こういったことろの食事にしては安くて美味しいと思います。野菜も新鮮だったし。

では船にのって上湖群に行きましょー。

船は３０分毎、と書いてありましたが、１回に２隻とか３隻とか船がくるので、行列ができているようでも待ち時間は最大３０分です。

船はのんびりゆったり進みます。

いいですねえ。湖がキラキラしてますね。

上湖群に着きました。

おおお、水の色がキラキラだー。

下湖群よりもさらに水面が近い気がします。

上湖群のほうがプランクトンが多いので、湖の色が濃いんだそうです。

ホントに真っ青です。

こんな景色が次から次へと出てきます。

プリトヴィツェを日帰りで観光するときは下湖群しか回らないこともあるそうですが、絶対に上湖群も見た方がいいです。

近くを歩いていた日本の方が「マイナスイオーン」と言っていました。
私も同じこと考えてた。

水深が浅いところの薄い色もこれはこれでとってもキレイです。

今日もいい日だ。

これがヴェリキ・プルシュタヴィツィでしょうか。

湖ごとに少しずつ表情が変わるので、見飽きません。

高低差があるので、このように少し高いところから滝と湖を見られるのもうれしいです。

おおう、ここも素敵です。
なんですか、この水の色と光の差し具合。
ここなら妖精さんが見えるのではないでしょうか。

素敵な遊歩道をさらに歩いて行きます。

広くて浅い湖に出ました。

この辺りから人が少なくなってきたのでちょっと不安だったのですが、方向的に間違いないはずなので先に進むことにします。

いいわあ。

ここに一週間くらいいたら、私の真っ黒い心も浄化されるでしょうか。

うん、ここには絶対に妖精さんがいるね。
心の黒い私には見えないのが残念です。

多分ここをまっすぐ行けばＳＴ３（バス乗り場）に行けるはず。

はああ、素敵だった―。大満足ですー。
ここからバスで一気にＳＴ１まで行きます。

ＳＴ１に着きました。
ここからエントランス１まで５００mだそうです。
思ったより距離があるな。

予想外に最後に歩くことになりましたが…。

おお、最後にすごいの見えた！
これってよく雑誌とかテレビとかで見るやつですよね。
そうか、ここから撮ってたのか。

エントランス１に着きました。
この時午後４時くらいでした。
５時間で１周できます。ちょうどいい距離感です。
最後にちょっとお土産屋さんも見ました。
宿の周りには何も無いので、お水もここで購入。

宿まで戻ってきました。

チェックインしましたー。
屋根裏部屋みたいな素敵なお部屋です。
クロアチアに来てからずっと部屋の鍵が金属の鍵を鍵穴に差し込むタイプだったのですが、ここで初めてカードキーになりました。

こちらの宿は別料金で夕食を食べることができます。
スープ、メイン、デザートのセットです。
５種類くらいから選べ、９０クーナから１４０クーナくらいでした。
良心的だと思います。
こちらはズッキーニのスープです。

メインはチキンカツにしました。（１２０クーナ）
チキンはどこで食べても間違いないです。
チキンでお腹がいっぱいになってしまい、ポテトを残してしまったのが残念です。

お腹がいっぱいでもデザートは食べます。
素朴な甘さのおいしいケーキでした。

おはようございます。
朝ごはんはバイキングで５０クーナです。
７時半から食べられるのもうれしいです。

手作りがうれしい朝ごはんです。
サンドイッチとオムレツが美味しかったです。

８時半のバスに乗るために８時にチェックアウトしました。
宿泊代、夕食、朝食、夕食の時の飲み物、合わせて５００クーナ（８０００円）くらいでした。良心的ー。オーナーの方も親切で、素敵なお宿でした。

バス停まで歩きます。
朝のプリトヴィツェ、すごく寒いです。

が、８時半になってもバスが来ない…。
そうか、８時半にエントランス２を出発するから、ここに来るのは１０分後くらいじゃん。
なんだ、それならもう少しゆっくりご飯食べてればよかったー。

８：４５くらいにバスが来ました。
ドライバーさんに「スルジまで」と言い、３０クーナ払って乗り込みました。

約３０分でスルジに到着です。
大きなスーパーの駐車場のところにバス停があります。
これなら帰りも分かりやすいわ。

ザグレブ方面に徒歩１０分…ということなので、コロコロを引いてテケテケ歩いて行きます。
下り坂ってことは帰りはコロコロ引いて上るのか。

お、ラストケって書いてある看板発見。

ここを左に入ればいいと。

この先がラストケ村の入り口のようです。

地図だー。着いたー。

ついに来ましたよ。
坂を下りて行けばラストケ村です。

まずは坂の下まで行ってみました。
ここはSOBEたくさんある一角です。
そうかー、夕方までプリトヴィツェを見て、バスでここまで来てラストケに泊まるっていう方法もあるのね。

カフェも素敵―。
でもこの時まだ９時半くらいだから、どこも開いていません…。

おおう、ここも素敵だわ。

ラストケってもっと山の中にあると思っていたのですが、すぐ上には国道が通っているんですよ。
スルジだってそこそこの町だし。
なんでここだけ忽然とこんなきれいな場所が残っているのでしょうか。

ぐるっと回ってSOBE群とは逆の村の端の方に来ました。

あらら、これは何でしょうか。家の隣に滝ですよ。

ここも。

最後に村の中心部に行きます。
この先は３０クーナの入村料が必要です。

入口のお店でコロコロを預かってくれました。

この先の地図です。

家のそばに普通に滝が。

滝好きにはたまらない。

家の下に滝が。
いいなあ。

ここで鱒を養殖しているそうです。

なんですか、これは妖精さんのお家への入り口ですか。

民家のすぐ近くにあるようなところじゃないと思う。

村から見える渓谷です。

一応こういった展示品的なものも。

大きめの滝も見えます。

いいですねー。

また妖精さんがいそうな場所がありましたよ。

どなたか心のきれいな方、ラストケまで妖精さんに会いに行ってください。

で、このとき１０時過ぎくらいだったのですが、団体のお客さんがどやどやとやってきました。なるほど、だからバス停のお姉さんは私に「早い時間のバスで行け」と言ったんですね。お姉さんのアドバイスのおかげで静かなラストケを見ることができました。

ラストケで早めのお昼を食べるのもいいなあ…と思っていたのですが、そうするとザグレブに行くのが遅くなってしまうので、名残惜しいですが１０時半くらいでラストケを切り上げました。

スルジのバス停までコロコロを引っ張って歩いて行きます。
あら、この辺りも素敵なところですね。

青空市場も。

バスが来るまで少し時間がありそうだったので、近くの売店を見ていたらアイス屋さんのおじさんが陽気に話しかけてきました。

片言の英語で嬉しそうにアイスを勧めてきたので、楽しくなってバニラを買いました。５クーナ（８０円）でした。
ローカル価格はそのくらいなのですね。
甘みの強い、ちょっと不思議な味でしたが、美味しかったです。（おじさんの人柄込み）

１１時前くらいにバスが来ました。（１０：１５プリトヴィツェ発のバスと思われます）
ザグレブまでは５０クーナ。
もしこのバスが満席だったら？と思いましたが、乗れたから余計なことは考えないことにします。
そうか、ラストケからの帰りが夕方になるとザグレブ行きのバスが満席かもしれないっていうこともあって、ラストケに行くのは朝がいいんですね。
つくづくバス停のお姉さん、ありがとう。

ラストケにも無事に行けたので本当に満足です。

スルジからザグレブまでは２時間くらいです。

ザグレブに着きましたー。
おおう、久しぶりの都会的な雰囲気です。
プリトヴィツェやラストケとの落差が…。
その４・ザグレブと帰路　に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2018/10/23 20:33:13

  中国出張中

  えええ～!!
  
  ぱくちーさまは、中国専門かとばかり思っていたら、
  南蛮の国へも行かれましたか。
  しかも｢九寨溝｣がありながら、プリとなんとかへ浮気するなんて。
  
  オラも、プリとなんとか&ラストケへ行ったことありますが、
  妖精さんはおらなんだ...。　どこか出張中かな?
  

  ぱくちーさん からの返信 2018/10/24 01:01:59

  RE: 中国出張中

  ももであさん　こんばんは！
  ご訪問といいね、ありがとうございます。
  
  そうなんです、今年の秋はちょっとヨーロッパに浮気してみました。
  たまにはしゃれた空気が吸いたくなるのです。
  
  プリトヴィツェとかラストケの空気がきれいすぎて、ついつい浮かれたコメントをしてしまいました。
  私の頭の中に妖精さんが飛んでいたようです…。