フィンランドのヘルシンキ街歩き

2018/08/23 - 2018/09/01

猛暑の日本を脱出して、下記日程にて涼しいフィンランドとアイスランドを訪れました。

■８月２３日　成田→ヘルシンキ
■８月２４日　ヘルシンキ観光
■８月２５日　ヘルシンキ観光
８月２６日　ヘルシンキ→レイキャヴィーク観光
８月２７日　ゴールデン・サークル・ツアー
８月２８日　南海岸と氷河湖ツアー
８月２９日　レイキャヴィーク観光
８月３０日　レイキャヴィーク観光
８月３１日　レイキャヴィーク→ヘルシンキ経由
９月１日　　成田

この旅行記は、フィンランドのヘルシンキ街歩きを掲載します。
表紙の写真は、ヘルシンキ大聖堂

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

８月２３日　１１時　成田発フィンランド航空AY0７４便にてヘルシンキに向かいます。同日１５時ヘルシンキ着。

空港からは列車でヘルシンキ中央駅に行きます(５ユーロ)。所要時間は約３０分。写真は中央駅のホーム。

ヘルシンキの宿泊は、ヘルシンキ中央駅を出て左手側のこの緩やかな坂を上った先にある　ARTHUR HOTEL。ここに３泊します(朝食込み約 １４０ユーロ/１泊)。駅から徒歩５分と便利なロケーションです。

１６時過ぎ　ホテルに荷を置いて早速街歩きにでます。

エスプランディ公園通りを歩きます。この日はちょうど、ヘルシンキ・フェスティバル中で、街も通りも大賑わいです。

公園の中央付近に建つルーネベリの像。彼はフィンランド国歌の作詞者で詩人です。

野外舞台が造られており、ただ今有名(多分)歌手が出演中。
しばし美しい歌声を聴き入ります。

通りの先、マーケット広場の手前にバルト海からあがってきたとされる乙女の像が立っています。像の周りには、多数のアザラシの噴水が取り巻いています。

マーケット広場を進んでヘルシンキ市庁舎まで来ました。薄いブルーと白のすがすがしい北欧を感じる建物です。
脇道を抜けてヘルシンキの中心にあるヘルシンキ大聖堂に向かいます。

ヘルシンキ大聖堂に来ました。
中に入るべく入口に行ったところ、スタッフの手招きによりそのまま進んで中央席に座ります。というか座らせられます。中ではちょうど音楽コンサートが始まったばかりです。中座するのも周囲の雰囲気から失礼と思い、そのまま最後まで合唱やらパイプオルガン等の素敵な演奏を楽しみました。

２２時　外に出たところようやく街は暗くなり始めたところです。レストランでビュッフェ形式の夕食(鮨のチョイス込み１5ユーロ)を食べて、ホテルに戻ります。

８月２４日　９時過ぎ　ゆっくり起きて、朝食をとった後ヘルシンキの街歩きにでます。

ホテルから数分歩いたところに建つヘルシンキ大学の立派な建物。

ヘルシンキ大聖堂に来ました。昨日も訪れましたがこの日は快晴なので、青い空をバックにした白亜の大聖堂を改めて眺めます。
手前はロシアの皇帝アレクサンダー2世の像です。

階段を上って大聖堂を見上げます。

大聖堂前の階段から広大な石畳の元老院広場を見下ろしています。ヘルシンキの中心で～す。

小高い丘上にある赤レンガづくりのウスペンスキ寺院に来ました。

中に入ります。ヨーロッパで最大の正教会寺院で、内部は正教会のビザンチン様式とイタリア芸術に影響された造りです。

キリストの磔刑像が正面祭壇ではない脇に飾られています。

ウスペンスキ寺院前のテラスからヘルシンキ大聖堂方向を見ています。真っ白なヘルシンキ大聖堂は街のランドマークです。

マーケット広場に降りてきました。

露店を覗いて、ランチ用にフルーツ等を仕入れます。

１１時　ヘルシンキ一番の観光地であるスオメンリンナ島にフェリーで向かいます(往復５ユーロ)。
この時期、フェリーは２０分ごとに出ています。

マーケット広場から約１５分でスオメンリンナ島の桟橋に到着。島からヘルシンキの街や港に停泊しているクルーズ船が対岸に眺められます。

ビジターセンターにあったスオメンリンナ島全体の上空写真です。
スオメンリンナ島は４つの島が橋でつながっており、フェリーは左側上の島に到着します。手前の島の先端に星型の要塞が見えています。

桟橋に面して建つビジターセンターにて、島の地図やパンフレット(日本語あり)をゲットします。
建物のトンネルを潜って中に入ります。ここでは入場料などはとりません。

トンネルを抜けたこの１本道を進みます。道沿いにカフェ等のお店があります。

やがて林の中にスオメンリンナ教会が見えてきます。
ロシア正教会として１８５４年に建設され、その後１９１８年に外観が改造されて福音ルーテル教会に生まれ変わりました。教会の尖塔は、今も海上交通のための燈台としての働きをしています。

教会の中はシンプルです。

教会先の広場です。ちょうど幼稚園児が賑やかに行進中。
この島は、現在８００人ほどの人が住んでいるとのことなので、子供たちが大勢いても不思議ではありません。

橋を渡って南側の島に来ました。こちらはその島の中央部にある頑丈な要塞です。

その要塞の中。兵士らの住居か倉庫などに使われていたのでしょう。

こちらは要塞の中にあるキッチン。今でも使える道具が展示されています。

島にある入江はちょっとしたビーチになっており、若者らがスイミングを楽しんでいました。島の背後にヘルシンキの街並みが望めます。

島の先端付近に来ました。多くの大砲が建ち並んでいます。

今に残る強固な城砦。これらはフィンランドがスウェーデン王国の一部であった１８世紀半ばに、ロシアの侵略を防ぐために構築されました(解説版)。

こちらは高さ１０mはある城砦です。

スオメンリンナ島にあるもう一つのフェリー桟橋。夏シーズンにはここから港までのフェリーが出ています。右手の階段奥はキングスゲートです。

石垣に設けられたトンネルを潜って先端部付近に進みます。

島の先端まで来ました。この付近には、星形の城壁がしっかりと残っています。

１３時ころ　海を見ながら芝生に座ってピクニック・ランチをとります。

こちらは土で覆われたトーチカの上に設えられた大砲。

島内をほぼ一周後、博物館を覗いたり、スーパに立ち寄ったりして約４時間以上の滞在しました。
１６時　再びフェリーにて港に戻ります。船の上からヘルシンキの街を眺めます。大聖堂が突出していますが、あの大聖堂より高い建物は建てられないとのことです。

マーケット広場からエスプランディ公園通りを歩きます。
この日も沢山の人で賑わっています。

エスプランディ公園通りを進むとその先は、トラムが走るこの広いメインストリートに出ます。

三人の鍛冶屋像のある広場。

１８時過ぎ　1日中歩き回って疲れたこともあり、駅前ビルの１階レストランにて、ビュッフェ形式の夕食を早めにとり、ホテルに戻ります。

８月２５日　９時過ぎ　この日も１日ヘルシンキ観光にでます。

こちらはヘルシンキ中央駅。ランプを持った像が入口の両側に鎮座しています。

駅前の広場から延びるメインストリート沿いに、日本語の看板が目につきます。ちょっぴり、元気をもらい頑張って歩きま～す。

メインストリートから脇に入った広場に建てられているカンピ礼拝堂に来ました。外観は、珍しい円筒形であり、しかもその壁は木で作られています。高さは１１．５ｍとコンパクトです。

カンピ礼拝堂の中です。２０１２年に完成で、まだ木の香りと温もりとが感じられます。しばらく椅子に座って祈ります。
穏やかで幻想的な気分に浸ることができました。

カンピ礼拝堂の奥の広場です。船のマストのような塔と亀の甲のような形をした前衛的な建造物があります。

カンピ広場から１５分ほど歩いて、岩に囲まれたテンペリアウキオ教会に来ました。
教会入口付近は、入場券を購入する人で長い列になっています。手前の土産店でも入場券を販売している、との看板が出ていましたのでそちらで購入します(4ユーロ)。

教会の中です。内壁は岩肌がそのままむき出しになっており、氷河期の地層のような模様を見ることができます。

礼拝堂はシンプルです。

入場した直後は団体客でいっぱいでしたが、しばらくすると彼らも去って教会の雰囲気に戻りました。まもなくして、ピアノ演奏がはじまり、音が周囲の岩に響いて教会の中はコンサートホールになりました。いい機会ですので、演奏をしばらく聴かせてもらいました。

教会を出て裏側に廻って見た風景です。天然の大きな岩をくり抜いて作られたということが良く分かります。

メインストリートに戻り、国会議事堂に立ち寄ります。１９２６年～１９３１年にかけて造られたもので、前面に１４本の柱が並ぶ重厚感のある建物です。

メインストリートを更に進んでフィンランド国立博物館に来ました。
鐘楼のような塔があって、一見教会かと思うようなっくりですが、１９０５～１９１０年に渡ってナショナルロマンチック様式で造られたとのことです。

長い列ができていますので入場はしません。

博物館の後ろ側に廻って見ます。
こちらからは、中世のお城のような外観です。

国立博物館前のメインストリートを北上し、左折して約３０分、シベリウス公園に来ました。ここは、フィンランドが生んだ有名な音楽家シベリウスを記念して作られた公園です。

シベリウス公園の隣はヨットハーバーになっています。

公園の外れにシベリウス・モニュメントがあります。柳の木をイメージしたようなモニュメントと、右側ステージの上にシベリウスの顔をチーフにしたモニュメントとがあります。

木の形のモニュメントを見上げています。長さの違う多数のステンレスパイプを集合させたような芸術作品で～す。

こちらは真下から見上げた写真です。
う～ん・・・・空から光が差し込んでくるわっ、軽やかな音色の音が降ってくるわっ・・大小さまざまな希望の星が見えてくるわっ・・・・幸せな気分になりました。でも首が付かれてきま～すwww。

アイスランドのレイキャヴィーク街歩き編につづく。

この旅行記へのコメント （5）

• teruさん 2018/10/28 16:07:29

  Youさん元気ですか。ヘルシンキの旅、いいですね。

  私も、ヘルシンキ経由でアイスランド行く予定でしたが、デンマークの平塚の友人に会って、11月２０からアイスランドめざします。オーロラを見るためですが。
  見られるか、わかりません。それよりアイスランド旅行記でしてください。楽しみです。ヘルシンキは参考になりましたが。物価の高いアイスランド紀行を待ち望んでいます。です。いつも元気で世界を股にかけてがんばっつてね。
  

  youさん からの返信 2018/10/29 23:02:38

  Re: Youさん元気ですか。ヘルシンキの旅、いいですね。

  teruさん
  
  こんばんは。コメント有難うございます。
  そうですかぁ。来月アイスランドに行かれるのですかぁ。もうすぐですね。それは早めにアイスランドの旅行記完成させないといけませんね。
  なにせ貧乏暇なし。。。ですが、teruさんがお待ちと言うなら、近々にアップすることにします。最もyouが訪れた８月は白夜に近い状態でオーロラは見えませんでしたけど・・・。
  
  確かにアイスランドの物価は日本に比べれば高いです。観光地でのコーラは１本３００円、有料トイレ３００円、ランチ２～３千円といった感じです。それに、アイスランドはキャッシュレス社会(有料トイレさえカード決済)で、クレジットカードの持参は必須です。現地通貨への両替はしませんでした。
  
  アイスランドの旅、楽しんで来てくださいまし。
  
  you
  

  teruさん からの返信 2018/10/30 17:22:04

  Re: Youさん元気ですか。ヘルシンキの旅、いいですね。

  アイスランドの旅行記楽しみです、やはり物価は相変わらず高いですか、目当てのオーロラが見らればいいのですが、こればかりは神に祈るしかね。では楽しみの待ってます。よろしくお願いいたします。teruより

• pedaruさん 2018/10/23 05:36:38

  ヘルシン記

  youさん　おはようございます
  
  ヘルシンキ、アジアの国々と違って、見るからに清潔そうな町ですね。というと、東京を始め他のアジアの国からクレームがでそうですが、これはあくまでイメージでいいました。
  私の遠い記憶の中にヘルシンキオリンピックがあります。唯一、石井庄八がレスリングで金メダルをとったことを覚えています。これを知っている人はかなりの年齢です(笑)。
  
  岩むき出しの教会、凄いですねー、ここで聞く演奏は感動ものですね。
  youさん、　もうどこへ行っても驚きません、ご自宅は仮の住まい、旅をすみかとしているのですね。
  
  pedaru

  youさん からの返信 2018/10/23 23:33:31

  Re: ヘルシン記

  pedaruさん
  
  こんばんは。いつもコメント頂き有難うございます。
  ハイ、フィンランド等の北欧の国々は、確かに清潔なイメージありますよね。特に白と薄いグリーンとで塗られた建物を見ると、すがすがしい北欧を感じます。
  
  多分、暗くて、寒い長～い冬の夜のことを思うと、せめて街の雰囲気だけでも清潔に、明るくしたいとの思いからではないでしょうか。
  
  最も、曇天の日が続く冬季に訪れたとすると、また違ったイメージになるかもしれません。
  う～ん・・・それを確かめるために、またフィンランドを訪れなければいけませんねぇ・・・・またまた、行きたくなる場所が増えてきて困ったものですwww。
  
  you