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お気に入りのスターフライヤーで北九州空港へ降り立ちました。<br />https://youtu.be/4ylUaZtlgyY<br />レンタカーで空港連絡橋を渡って九州上陸!<br />https://youtu.be/gmWaXlQm9Ho<br />そこから東九州自動車道・九州自動車道と乗り継げば門司港へ向かえます。<br />門司港の駅は、今でこそ幹線から外れている印象がありますが、旧国鉄の空気を色濃く残している素敵な空間です。駅名標や帰り水などひとつ一つから旅情が漂ってくる感じです。JR九州の赤い車両とのコントラストもいい感じです。<br />続いて門司港レトロを楽しみました。以前訪れた時は夏休みでしたので賑わっていましたが、今回は代休の平日ということもあり、閉まっている店も少なくありませんでした。それでも地区内を散策するだけで海を渡る風を含め、心地よさを十分感じることが出来ました。焼きカレーは三井倶楽部で食べるべきでした…。<br />都市高速を利用し、小倉に次ぐ繁華街である黒崎駅前のホテルへ。ホテルが朝食付きではなかったために、朝マックでもと思っていたのですが、黒崎駅前には無いことが判明。JR黒崎駅の西隣にあるコムシティにあるグラティエというパン屋さんが朝7時からやっていると知って入店しました。結果は大正解。100人の客に100人とも納得してもらえる商品という意味が込められた「100/100」という名の甘さ控えめのミルククリームパンが、まず美味い。さらに沖縄豚のソーセージを挟んだクロワッサンや、爽やかなヨーグルトのパンなど、満足できる味でした。<br />筑豊電気鉄道も見に行ってみました。コムシティ1階がターミナルとなっています。2両連接車が出入りをしますが、路面電車タイプなので改札などはありません。そのすぐ横はバスセンターとなっていて、スペースワールド駅行きなども発着していました。八幡高校行きのバスには勉強しながら列ぶ高校生たちが乗っていき、好感が持てました。<br />ホテルをチェックアウトしたら、いよいよ今回の旅のメインである宗像へ。九州本土側の神湊(こうのみなと)港から宗像大島へは、ダイヤ上は旅客船「しおかぜ」で15分ですが、当日は波浪注意報が出ており、防波堤の先に出るとまず縦揺れ、その後横揺れも加わるという忍耐我慢の時間帯で、実際には20分近くかかりました。<br />https://youtu.be/FIBbwONSMYY<br />沖ノ島を眺めることが出来る沖津宮遥拝所へは大島の渡船ターミナルからちょっとした山越え(徒歩30分弱)になるので、大島観光バス(300円)または電動レンタサイクルがオススメです。ほとんどの観光客が、港近くの中津宮と向こう側の遥拝所だけが目的地だそうですが、島全体の雰囲気を味わうために、是非他の場所にも足を伸ばしてほしいと思います。ただ、遊歩道入口まで行ったところ、整備が追いついていないようで、草が生い茂り蛇に出会う危険性もありそうでした。平日のマイクロバスだったからか、途中の砲台跡での停車時間に高台から沖ノ島を遠望することが出来ましたが、砲台跡付近の草原には乳牛が放牧されており、牛越しの沖ノ島もゲットできます。御嶽山にも登って展望したかったのですが、先日の大雨で登山道が崩落していて進めませんでした。ともあれ、沖津宮遥拝所は静謐な神域で、打ち寄せる波の音を聴いていると、確かに神はいると感じずにはいられませんでした。言葉を失う空間です。<br />沖津宮遥拝所から徒歩で山を越えて来ると、中津宮の石段の上に出られます。この深遠の森には神が宿る気がします。霊泉「天真井」にも是非下りてみてください。御朱印は拝殿の左の社務所でいただけます。<br />本当は大島で海鮮丼でも味わおうと思っていたのですが、帰りの船を考えるととても何かお腹に入れる気にはなれませんでした・・・。帰りはフェリー「おおしま」でしたが、揺れはしたものの往路の旅客船「しおかぜ」よりはややマシで、時間も25分の予定がやや早く到着したのではないかと思います。何れにせよ、船に弱い方には過酷な往復です。<br />神湊へ戻ると、さすがに空腹に耐えかねて道の駅内の「はまゆう」へ。おふくろ食堂という名の店は、大概おふくろの味を売りにするしかない素人の調理だという先入観がありました。ところが此処は、魚の新鮮さは素材に負うところが大きいにしても、胡麻豆腐・海老マヨ・烏賊のぬた、小鉢のどれもが美味で、正直驚きました。もちろん鯛とブリの丼にも満足しました。濃いめの味付けのタレも、茶漬けにするにはちょうどよいものでした。<br />さて、宗像大社の最後は辺津宮です。大鳥居がある第1駐車場からの参道は意外に短い印象ですが、心字池に架かる太鼓橋や立派な手水舎、雰囲気のある神門など見どころは少なくありません。多くの方が拝殿でお参りし、せいぜい右奥の神木(楢の木)を見て終わっていたようですが、神門をくぐって右へ進むと、高宮祭場への参道が始まります。参道から祭場への道は空気感変わります。宗像三女神の降臨地と伝えられている古代祭場は、おかしな話ですがハワイのヘイアウにも似た佇まいを示してくれています。参道を戻る途中、鳥居の手前で右に曲がると第二宮(ていにぐう)・第三宮(ていさんぐう)に行けます。伊勢神宮にも似ているなぁと思っていたのですが、実は伊勢神宮の式年遷宮の時に特別に下賜された別宮の古殿を移築再建したものだそうです。お見逃し無く! 御朱印は第1駐車場前に立つ祈願殿内で頂けます。<br />宗像からは鎮国寺の脇を走り、一路北九州市へ。官営八幡製鐵所の旧本事務所を眺望できると聞いていたので車を走らせていたところ、巨大な東田第一高炉のモニュメントが眼にとまり、近くの駐車場へ。立派な高炉と周辺施設は実に観応えのあるものです。高くなっているので鹿児島本線を走るJR九州のソニックなどの車両も眺められました。しかし、官営八幡製鐵所旧本事務所へは少し遠いので、歩く覚悟が必要です。<br />都市高速を利用して苅田へ、そして空港連絡橋で北九州空港に到着。レンタカーを返却したら、また腹が減りました。宗像大社からの帰り道でも筑豊ラーメンという看板を度々見かけて興味を持っていたので、空港での夕食は「山小屋」に即決したのですが、店内に一歩足を踏み入れると豚骨独特のけもの臭が。私は平気なのですが、家内は一瞬たじろいだようでした。家内が注文したただのラーメンよりも、私が注文した黒ラーメンはコクがあって美味しかったですよ。ただ、家内は少し残したので、私が替え玉したような状態とあい成りました・・・。芸人のバイきんぐ小峠なんかをプロモーションに使わないで味で勝負しようとすればいいのに、とちょっと思ってしまいました。<br />帰途もお気に入りのスターフライヤーで夜景を楽しみながら羽田空港へ降り立ちました。

長門から宗像への旅(後半)

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2018/09/25 - 2018/09/26

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旅行記グループ 長門から宗像への旅

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TOSHI

TOSHIさん

お気に入りのスターフライヤーで北九州空港へ降り立ちました。
https://youtu.be/4ylUaZtlgyY
レンタカーで空港連絡橋を渡って九州上陸!
https://youtu.be/gmWaXlQm9Ho
そこから東九州自動車道・九州自動車道と乗り継げば門司港へ向かえます。
門司港の駅は、今でこそ幹線から外れている印象がありますが、旧国鉄の空気を色濃く残している素敵な空間です。駅名標や帰り水などひとつ一つから旅情が漂ってくる感じです。JR九州の赤い車両とのコントラストもいい感じです。
続いて門司港レトロを楽しみました。以前訪れた時は夏休みでしたので賑わっていましたが、今回は代休の平日ということもあり、閉まっている店も少なくありませんでした。それでも地区内を散策するだけで海を渡る風を含め、心地よさを十分感じることが出来ました。焼きカレーは三井倶楽部で食べるべきでした…。
都市高速を利用し、小倉に次ぐ繁華街である黒崎駅前のホテルへ。ホテルが朝食付きではなかったために、朝マックでもと思っていたのですが、黒崎駅前には無いことが判明。JR黒崎駅の西隣にあるコムシティにあるグラティエというパン屋さんが朝7時からやっていると知って入店しました。結果は大正解。100人の客に100人とも納得してもらえる商品という意味が込められた「100/100」という名の甘さ控えめのミルククリームパンが、まず美味い。さらに沖縄豚のソーセージを挟んだクロワッサンや、爽やかなヨーグルトのパンなど、満足できる味でした。
筑豊電気鉄道も見に行ってみました。コムシティ1階がターミナルとなっています。2両連接車が出入りをしますが、路面電車タイプなので改札などはありません。そのすぐ横はバスセンターとなっていて、スペースワールド駅行きなども発着していました。八幡高校行きのバスには勉強しながら列ぶ高校生たちが乗っていき、好感が持てました。
ホテルをチェックアウトしたら、いよいよ今回の旅のメインである宗像へ。九州本土側の神湊(こうのみなと)港から宗像大島へは、ダイヤ上は旅客船「しおかぜ」で15分ですが、当日は波浪注意報が出ており、防波堤の先に出るとまず縦揺れ、その後横揺れも加わるという忍耐我慢の時間帯で、実際には20分近くかかりました。
https://youtu.be/FIBbwONSMYY
沖ノ島を眺めることが出来る沖津宮遥拝所へは大島の渡船ターミナルからちょっとした山越え(徒歩30分弱)になるので、大島観光バス(300円)または電動レンタサイクルがオススメです。ほとんどの観光客が、港近くの中津宮と向こう側の遥拝所だけが目的地だそうですが、島全体の雰囲気を味わうために、是非他の場所にも足を伸ばしてほしいと思います。ただ、遊歩道入口まで行ったところ、整備が追いついていないようで、草が生い茂り蛇に出会う危険性もありそうでした。平日のマイクロバスだったからか、途中の砲台跡での停車時間に高台から沖ノ島を遠望することが出来ましたが、砲台跡付近の草原には乳牛が放牧されており、牛越しの沖ノ島もゲットできます。御嶽山にも登って展望したかったのですが、先日の大雨で登山道が崩落していて進めませんでした。ともあれ、沖津宮遥拝所は静謐な神域で、打ち寄せる波の音を聴いていると、確かに神はいると感じずにはいられませんでした。言葉を失う空間です。
沖津宮遥拝所から徒歩で山を越えて来ると、中津宮の石段の上に出られます。この深遠の森には神が宿る気がします。霊泉「天真井」にも是非下りてみてください。御朱印は拝殿の左の社務所でいただけます。
本当は大島で海鮮丼でも味わおうと思っていたのですが、帰りの船を考えるととても何かお腹に入れる気にはなれませんでした・・・。帰りはフェリー「おおしま」でしたが、揺れはしたものの往路の旅客船「しおかぜ」よりはややマシで、時間も25分の予定がやや早く到着したのではないかと思います。何れにせよ、船に弱い方には過酷な往復です。
神湊へ戻ると、さすがに空腹に耐えかねて道の駅内の「はまゆう」へ。おふくろ食堂という名の店は、大概おふくろの味を売りにするしかない素人の調理だという先入観がありました。ところが此処は、魚の新鮮さは素材に負うところが大きいにしても、胡麻豆腐・海老マヨ・烏賊のぬた、小鉢のどれもが美味で、正直驚きました。もちろん鯛とブリの丼にも満足しました。濃いめの味付けのタレも、茶漬けにするにはちょうどよいものでした。
さて、宗像大社の最後は辺津宮です。大鳥居がある第1駐車場からの参道は意外に短い印象ですが、心字池に架かる太鼓橋や立派な手水舎、雰囲気のある神門など見どころは少なくありません。多くの方が拝殿でお参りし、せいぜい右奥の神木(楢の木)を見て終わっていたようですが、神門をくぐって右へ進むと、高宮祭場への参道が始まります。参道から祭場への道は空気感変わります。宗像三女神の降臨地と伝えられている古代祭場は、おかしな話ですがハワイのヘイアウにも似た佇まいを示してくれています。参道を戻る途中、鳥居の手前で右に曲がると第二宮(ていにぐう)・第三宮(ていさんぐう)に行けます。伊勢神宮にも似ているなぁと思っていたのですが、実は伊勢神宮の式年遷宮の時に特別に下賜された別宮の古殿を移築再建したものだそうです。お見逃し無く! 御朱印は第1駐車場前に立つ祈願殿内で頂けます。
宗像からは鎮国寺の脇を走り、一路北九州市へ。官営八幡製鐵所の旧本事務所を眺望できると聞いていたので車を走らせていたところ、巨大な東田第一高炉のモニュメントが眼にとまり、近くの駐車場へ。立派な高炉と周辺施設は実に観応えのあるものです。高くなっているので鹿児島本線を走るJR九州のソニックなどの車両も眺められました。しかし、官営八幡製鐵所旧本事務所へは少し遠いので、歩く覚悟が必要です。
都市高速を利用して苅田へ、そして空港連絡橋で北九州空港に到着。レンタカーを返却したら、また腹が減りました。宗像大社からの帰り道でも筑豊ラーメンという看板を度々見かけて興味を持っていたので、空港での夕食は「山小屋」に即決したのですが、店内に一歩足を踏み入れると豚骨独特のけもの臭が。私は平気なのですが、家内は一瞬たじろいだようでした。家内が注文したただのラーメンよりも、私が注文した黒ラーメンはコクがあって美味しかったですよ。ただ、家内は少し残したので、私が替え玉したような状態とあい成りました・・・。芸人のバイきんぐ小峠なんかをプロモーションに使わないで味で勝負しようとすればいいのに、とちょっと思ってしまいました。
帰途もお気に入りのスターフライヤーで夜景を楽しみながら羽田空港へ降り立ちました。

旅行の満足度
4.5
同行者
家族旅行
交通手段
レンタカー スターフライヤー
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)

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