北海道四季の旅（夏編 その１）

2018/08/30 - 2018/08/30

北海道に転居して既に３年。こちらは2015年から2018年までに北海道で旅をした記録の第２段です。
前編の春に続くのは、もちろん最高のシーズン、夏です。
ここでは主に７～８月の間に旅をして撮影した写真を中心にまとめていますが、整理していたところあまりにも写真が多すぎるためにさらに２編に分けて記録することにします。
ということで、前編では北海道の花を中心としたガーデンやお花畑の写真を集めてみました。
いつか見たいと思っていた絶景の数々、いったいどれだけ見れたでしょうか。それでは早速行ってみます。

エリア 富良野(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス JR特急 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道の夏は短く、７月から８月といっても、お盆を過ぎるともう秋という感じの気温になってきます。そのため、その短い夏を精一杯謳歌するように様々な花が咲き乱れます。

花の種類も多く、自然の草花からガーデニングまで、特に北海道の花はどれも色濃く華やかに咲きます。

まずは、地元、夏の釧路湿原からです。
こちらは北斗展望台。春編で紹介した細岡展望台とは逆で湿原の東側に位置するため、午後のほうが良い景色が見れます。

釧路市湿原展望台 名所・史跡

さらにこの湿原展望台から少し下った場所に木道があり、釧路湿原の中に入っていくことができます。

釧路湿原遊歩道 名所・史跡

広大な湿原に伸びる一本の木道。ほかに見渡す限り人工物はありません。これだけの景色に出会えるのも北海道ならではです。

温根内ビジターセンター 名所・史跡

夏の十勝、ナイタイ牧場です。広大な牧場にところどころ、牛が牧草を食んでいます。

ナイタイ高原牧場ナイタイテラス 名所・史跡

実はこの写真は３年前の写真で、ここに写っているレストハウスは２年前の暴風により倒壊してしまいました。ただ、現在は仮店舗で営業していますので、観光自体は問題ありません。

ナイタイ高原牧場ナイタイテラス 名所・史跡

ここは日本最大の牧場で、とにかく広いです。車でなければ入り口からレストハウスまでたどり着くことすらできません。
これも北海道の雄大さです。

ナイタイ高原牧場ナイタイテラス 名所・史跡

こちらは十勝の育成牧場の入り口にある白樺並木です。青空に続く白樺の並木道が美しいです。

十勝牧場 白樺並木 名所・史跡

こちらは開陽台。360度地平線を見ることができます。

開陽台展望館 名所・史跡

そろそろ花に参りましょう。
北海道の花の盛りは夏です。しかも、短いシーズンに咲きますので、写真のアジサイからひまわり、さらには本州なら秋の花コスモスまで、ありとあらゆる花が夏に咲きます。

狩勝峠 自然・景勝地

春の旅行記にもでてきましたが、十勝から旭川にかけて、花街道と名付けられて、さまざまなガーデンやお花畑があります。こちらはガーデン街道の中の一つ、上野ファームです。

上野ファーム 公園・植物園

北海道は緯度的にイギリスに近く、イングリッシュガーデンを範にしたガーデンが多く作られています。ガーデンと言っても、自然に近い姿で魅せるのが特徴です。

上野ファーム 公園・植物園

上野ファームの見どころの一つ、ノームの庭です。絵にかいたような風景に、本当に小人でも出てきそうです。

上野ファーム 公園・植物園

ここで閑話休題。ご覧の通り札幌大通り公園です。
７月には大通り公園でも花フェスティバルをやっていて、ガーデニングの技を競っていました。

大通公園 公園・植物園

そこおあら足を延ばして羊ヶ丘展望台へ。ちょうどラベンダーの季節でしたので、ここでも見れるかと思いましたが、残念ながら刈り取られた後でした。

さっぽろ羊ヶ丘展望台 名所・史跡

羊ヶ丘展望台と言えば、クラーク博士の銅像です。
青い空と緑の牧場をバックに最高の記念です。

さっぽろ羊ヶ丘展望台 名所・史跡

羊ヶ丘展望台からも見えますが、今回のお目当ては札幌ドームです。
銀色の屋根が異彩を放っています。

札幌ドーム 名所・史跡

せっかく北海道まで来たのだからと、日ハム戦を観戦。
自分は特にどのチームのファンというわけではありませんが、転居の度にひいきチームが変わるにわかファンです(笑)。

札幌ドーム 名所・史跡

翌日は支笏洞爺を周遊です。
こちらは支笏湖。高い透明度を誇る湖です。

支笏湖 自然・景勝地

支笏湖では遊覧船にのりましたが、水がきれいで底のほうまで見えます。
ご覧の写真の色の変わっている部分が柱状節理といって、溶岩が冷やされできた独特な地形で、層雲峡や知床でも見ることができました。

支笏湖 自然・景勝地

続いて洞爺湖です。周囲を散策しましたが、きれいに花が咲いていました。

洞爺湖 自然・景勝地

さらに移動し、有珠山ロープウェイに乗ります。
眼下に見えるのは昭和新山です。

有珠山ロープウェイ 乗り物

ロープウェイの降り場のところにはアジサイの花が咲いていました。後方に見える不思議な形の山が有珠山です。

有珠山 自然・景勝地

再びロープウェイで下りますが、昭和新山も近くで見るとかなり大きいです。
こんなに大きな山がわずか100年ほどの間にできるとは自然の驚異を感じます。

昭和新山 自然・景勝地

釧路の短い夏を飾る祭りです。こちらは大漁どんぱく。八尺玉が打ち上げられますが、一発ですので、なかなか写真は成功しません(苦笑)。

釧路大漁どんぱく 祭り・イベント

そしてこちらが釧新の花火大会。規模は小さいですが、家から見えますので場所取りの必要がないので、非常に楽です。

釧新花火大会 花火

こちらは小清水リリーパークです。
青空の下、白樺の木と色とりどりのユリの花がとてもきれいです。

ゆりの郷こしみずリリーパーク 公園・植物園

実はこの前の週に知床に行った際にここに立ち寄ったのですが、もうすぐ満開というところでした。知床もその時は天気がいまいちでしたので、翌週同じコースでいったところ、この景色を見ることができました。

ゆりの郷こしみずリリーパーク 公園・植物園

小清水と言えば原生花園が有名ですが、自分はなぜか原生花園にはあまり縁がなく、いっても季節が合わないか、天気が悪いかであまり良い写真がないので、残念ながらここには入っていません。

ゆりの郷こしみずリリーパーク 公園・植物園

そしてお待ちかね、富良野美瑛です。
ラベンダーのシーズンは７月後半、しかも一番きれいな時期は限られます。富良野・美瑛には３年連続で合計５回くらいいきました。

ファーム富田 公園・植物園

富良野と言えば、なんといってもファーム冨田です。
美しさ、規模ともにほかの花畑の追随を許さず、しかも入場無料ときていますので、観光シーズンは大変な混みようになります。

ファーム富田 公園・植物園

ここ３年程通った結果、ベストは７月２０日の週が一番良さそうで、この時期のラベンダーが最も色濃く出ます。

ファーム富田 公園・植物園

ただ、同時に７月の北海道は天候が安定しなく、最高のシーズンに雨天ということもあり、毎回このような景色をみることができるわけでもないというところが難しいところです。

ファーム富田 公園・植物園

こちらはファーム富田の一番の見どころ、彩の畑です。ラベンダーを中心に、色とりどりの花が咲き誇っています。

ファーム富田 公園・植物園

こちらもファーム富田ですが、トラディショナルラベンダー畑です。こちらの写真は今年のものですが、８月の最初の週に行ったところ、彩の畑のラベンダーは色あせていて、こちらが一番きれいに咲いていました。

ファーム富田 公園・植物園

ファーム富田はラベンダーの盛りが過ぎた後でもご覧のように美しい花を植えていて、目を楽しませてくれます。

ファーム富田 公園・植物園

続いて富良野から北上、美瑛に入ります。
こちらはケンとメリーの木です。丘に並んで立つポプラ並木ですが、CMで使用されたりどこかで見たような光景です。美瑛にはこうした観光スポットがたくさんあります。

ケンとメリーの木 自然・景勝地

国道を北上すると、横に綺麗な花畑が見えてくると、そこがぜるぶの丘です。
ここも見るだけなら無料ですが、丘を取り巻くように花畑が広がり、その周りをバギーで走ることが出来ます。

ぜるぶの丘 自然・景勝地

ぜるぶの丘の花はご覧のようにカラフルで、青空の下すべての色を使ったキャンパスのようになっています。

ぜるぶの丘 自然・景勝地

こちらは駐車場からも見ることができますので、観光休憩ついでに立ち寄るにはちょうど良い場所でもあります。

ぜるぶの丘 自然・景勝地

続いては四季彩の丘です。
こちらも入場は無料ですが、花畑としては、富良野・美瑛地区の中でも随一で、ファーム富田よりも広いです。

四季彩の丘 売店 グルメ・レストラン

四季彩の丘の入り口にある牧草ロールを使った人形がシンボルマークです。

四季彩の丘 公園・植物園

その面積は広大で、こちらも観光客は多いですが、その広さのため、ファーム富田のような混雑感はありません。

四季彩の丘 公園・植物園

青空の下タペストリーのように続く花畑が絶景です。

四季彩の丘 公園・植物園

この広大な敷地を歩いて回るのはさすがに疲れるので、ご覧のトラクタートレインに乗って周遊しました。

四季彩の丘 公園・植物園

それにしても、どこまでも続く丘の風景と見事にマッチしています。
ここもファーム富田と並び、美瑛・富良野観光のメインです。

四季彩の丘 公園・植物園

こちらはフラワーランド上富良野です。
これまで上げた花畑に比べると少し地味ですが、ここも広いのでトラクターバスで回ります。

フラワーランドかみふらの テーマパーク

こちらは上富良野の丘の上にあり、花畑から続く丘陵の光景がいかにも富良野地区という感じで気に入っています。

フラワーランドかみふらの テーマパーク

また若干南に下りますが、富良野にあるガーデン街道の一つ、風のガーデンです。

風のガーデン 自然・景勝地

こちらは花畑ではなく、上野ファームと同じくガーデンですが、やはり色とりどりの花が咲き乱れています。

風のガーデン 自然・景勝地

やはりここもイングリッシュガーデンで、気候が近いせいか、本場と同じように美しく咲いています。

風のガーデン 自然・景勝地

この風のガーデンは新富良野プリンスホテルに併設されており、ここにはそのほか、ご覧のようなニングルテラスという森の中の商店街もあります。

ニングルテラス 専門店

最後にこちらは帯広にあるガーデンの一つ真鍋庭園です。ここはイングリッシュガーデンのほか、ご覧のような和風庭園もあり、メインは花よりも樹木を見せるガーデンになっています。

真鍋庭園 公園・植物園

8月に入り、いきなりこちらは旭山動物園。
新たな花の絶景を見るためにまずは旭川に宿泊。その際の写真です。

旭山動物園 動物園・水族館

旭山動物園といったら、やはりシロクマですね。水面下の姿は美しくもありますが、飛び込むところは大迫力でした。

旭川から郊外に、何やらお城のような建物があります。

雪の美術館 美術館・博物館

こちらが雪の美術館で、雪をモチーフにした美術館で、中には１年中氷の張る回廊などもあり、涼しげです。

雪の美術館 美術館・博物館

中は美術館というか、結婚式場件博物館と言った感じで、ここだけに来るというような場所ではありませんが、写真映えする場所も多くあり、ドライブがてらの立ち寄りも良いと思います。

雪の美術館 美術館・博物館

旭川からの道すがら、緑濃い渓谷にある神威古潭です。昔のアイヌの聖地でもあります。

神威古潭 自然・景勝地

公園の中には昔走っていた機関車の展示もありました。

神威古潭 自然・景勝地

旭川から滝川に抜けてこちらは丸加高原という場所です。
特に何か、というわけではありませんが、高原の景色が気に入りましたので、牧場で一休みです。

丸加高原健康の郷 自然・景勝地

さらにドライブを続け、雨竜までやってきました。
ちょうど田んぼアートをしていましたので、見ていきました。本当は雨竜沼湿原まで足を延ばしたかったですが、時間が足りず断念しました。

雨竜町メモリアルパーク 公園・植物園

そして、ここまで来た最大の目的が北竜町のひまわり畑です。

ひまわりの里 公園・植物園

以前、「一度は見たい日本の絶景」の表紙になった場所で、是非とも行きたいと思っていましたが、車で往復２日間。本当に長旅でしたが、その甲斐ある光景を見ることができました。

ひまわりの里 公園・植物園

見渡す限りのひまわり畑、確かに絶景です。
しかし、何か足りないような…。
そうです。この写真には影がありません。遠くの空は青空なのですが、残念ながら花畑の直上は雲がかかっていて、最後まで太陽が顔を見せることはありませんでした。

ひまわりの里 公園・植物園

ということで、今年も再訪しました。
ご覧のように青空の下、太陽に輝くひまわりです。しかし、今年は残念ながらピークには早すぎ、一面のひまわり畑の写真は撮れず。なかなかタイミングが難しいです。

ひまわりまつり 祭り・イベント

例年７月半ばから８月半ばまでがひまわり祭りの期間ですが、遠いだけにピークと天気を合わせて行くのは難しいです。３度目訪問はさすがに厳しいか。。
でも非常に満足しました。

ひまわりまつり 祭り・イベント

帰り道の滝川では蕎麦の花が満開でした。
そろそろ秋も近づいています。

最後に雨上がりの美瑛の丘です。
こちらの写真を撮ったのは8月末ですが、秋の気配が濃厚に感じられます。
8月も後半になると気温も一気に降下し、10度台となることも多く、秋の支度が始まります。北海道の夏は短いからこそ美しい、そんな感じがする景色ばかりでした。

パッチワークの路 自然・景勝地

この旅行記へのコメント （4）

• マーブルさん 2018/10/28 15:55:00

  とってもきれいです！

  massiさん、こんにちは。
  
  いつも美しいお写真と楽しい旅行記を拝見させていただいています。
  
  北海道の写真、どれも絵葉書のようにきれいで魅入ってしまいました。
  お天気も最高だし、切り取り方が本当にお上手。
  お花って一週遅いと疲れた感じになっていたりしますが、
  生き生きとしたいちばん美しい頃合いを写すタイミングも素晴らしいです。
  
  北海道以外の旅行記のお写真もいつも素敵。
  丁寧で穏やかな文章にも癒されています。
  
  これからもmassiさんの旅行記を楽しみにしています！
  
  マーブル
  

  massiさん からの返信 2018/10/28 16:39:37

  Re: とってもきれいです！

  こんにちは～。
  
  ご訪問ありがとうございます。
  
  北海道に住んでいて何が良いかというと、最高の季節に天気を確認しながら旅行に行けるということですね。花もそうですが、紅葉も季節が短く、その中で天気も良いとなると実はかなり難しく、裏に実はこれに数倍する失敗写真の山があったりします。
  
  北海道はもう秋も終わりで冬に入りつつありますが、今年はよりアグレッシブに冬の北海道を楽しむ予定です。また海外への大旅行も計画していますので、いつでもいらっしゃってください。
  
  それでは、また～。

• たらよろさん 2018/10/27 18:36:24

  やっぱり夏が1番ですね

  こんばんは、massiさん
  
  先日、超久しぶり、、、20数年振りに北海道に行きました。
  お天気はそこそこ良かったのですが、
  やはり、お花畑は夏ですねー
  これだけのお花が咲き乱れる様子♪
  素敵です。
  でも、秋も十分に癒されました。
  芝生のグリーンと牛さん、羊さん、お馬さん♪
  また、今度は夏に行きたいなぁ。
  
  たらよろ

  massiさん からの返信 2018/10/27 20:42:39

  Re: やっぱり夏が1番ですね

  こんにちは。
  
  旅行記よく拝見させていただいています。
  
  やはり短いけど北海道の夏はいいですね。今年ももう秋も終わりですが、また来年が楽しみです。
  
  しかし、そろそろ来年は海外へも目を向けていきたいです。
  またご訪問させていただきますので、参考にさせてください。
  
  よろしくお願いします。