2018/07/26 - 2018/07/29
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ノーーウォリーズさん
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真冬のニュージーランドのドライブ旅に出かけてきました。旅の目的は、季節が逆の南半球でのスノーボード、雪山お手軽トレッキング、世界最高の星空観測です。ニュージーランド南島はピュアな大自然がどこでも楽しめます。冬であれば雪山に囲まれ空気も澄んでおり星空観測にはベストシーズンです。ものすごく運がよければオーロラも見えるかも。夏の定番のトレッキングコースは冬には大体クローズしていますが、代わりにスキー・スノボができます。
一方この旅で不安なのが降雪です。ニュージーランド南島の緯度は北半球では北海道に相当します。出発地のクライストチャーチは南緯43.5度で日本では旭川(北緯43.7度)、目的地のワナカは南緯44.7度で日本最北の稚内(北緯45.3度)に相当します。北海道では深い雪に覆われている緯度ですが、NZではどうなんでしょう。調べてみると冬でも道に雪が積もるのは数日間のみで大体は大丈夫だそうです。雪上のドライブは未経験なので、深く積もらないことを祈るのみです。
NZの天気予報: https://www.metservice.com
NZの道路状況: http://www.journeys.nzta.govt.nz/traffic/
- 旅行の満足度
- 4.0
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1日目、出発地はクライストチャーチ Christchurchでレンタカーを借りて出発。内陸部へ車で30分も走ればご覧のような雪山が広がっています。今日の目的地は南西のマウントクックですが、最初は西海岸への道73号線を進みます。
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クイーンズタウンなど南西に向かう場合でも、少し遠回りになりますが内陸部の道73-77-72号線の方が(最短距離の1号線より)綺麗な景色が見られます。
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マウントハット Mt Hutt周辺、マウントハットには帰りにスノーボードで寄りました。交通量は殆どない山沿いを走る田舎のNZの道です。
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南半球の在来種は1年中枯れない常緑樹が殆どなのですが、ご覧の様な葉を散らせた街路樹も。恐らく北半球から持ち込まれたものですが、冬の雰囲気が出ています。
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フェアリー Fairlieの町を超えて8号線に合流するといよいよテカポへの峠に入ります。8号線はNZのフォトジェニックな絶景ルートです。高度を上げると雲もない真っ青な空が広がっています。
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どこを見ても雪山に囲まれ荒涼とした極地が広がります。この景色こそ追い求めていたもの。この地点は標高800mですが、雪は全く積もっていません。気温は真昼なんで10度程ですが日光が強く車の中は暑いくらいです。ちなみにレンタカーは普通車でチェーンもスタッドレスタイヤもありません。年に数回の大雪の時以外はそれでも大丈夫との事。もし雪が積もれば道は数時間から数日クローズになるかチェーン規制がかかりますが、最悪チェーンはガソリンスタンドで借りることもできます。
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テカポ Tekapoの教会。テカポ湖の湖畔に建っています。ここはすごく有名な場所なんで、NZに行ったことがなくても写真で見た人は多いと思います。
善き羊飼いの教会 寺院・教会
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教会の中からは、十字架の向こうには湖が一望できる最高のロケーション。小さい教会なのに、冬でも中国人団体が絶えず訪れてゆっくり出来ないのが残念ですが。
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8号線を一旦離れてマウントクックへの道に入ります。隣のプカキ湖 Lake Pukakiにて。この辺りも雲ひとつない快晴なのですが、残念ながら向こうのマウントクック周辺だけは雲に覆われています。
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プカキ湖の青い湖と白い雪山のコントラストが見事です。この辺りでアオラキ・マウントクック国立公園へと入ります。
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マウントクックは雲に隠れてなかなか見えないのですが、一瞬だけ見える瞬間があります。山頂が見えたら車を停めてその瞬間を逃しません。
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クライストチャーチからゆっくりドライブで6時間、午後2時にマウントクック Mt Cookの麓のフッカーバレー Hooker Valleyに到着。マウントクックの周辺だけは雲に覆われているのはいつもの事みたいです。天気予報では明日はもっと天気が悪いので、到着すぐにトレッキングに向かいます。フッカーバレートラックは往復3時間、NZ南島で冬でもオープンしている数少ないトラックです。
アオラキ マウントクック国立公園のウォーキングトラック 体験・アクティビティ
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入口付近で見える氷河。これからトレッキングの開始です、雪山に向かう気分がしてきます。
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出発すぐに見えるミューラー湖を眺める眺望。マウントクック手前までは日に当たって暑かったのに、この辺は曇り時々少しの雪という感じで天候は急変します。
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途中3つの吊橋を渡ります。氷河から溶けた冷たそうな水が下を流れています。冬でも結構な数の観光客がフッカーバレーをトレッキングしていました。途中すれ違っただけでも100人程いたでしょうか。
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雲に隠れたマウントクックの頂上が見えた一瞬、たった1分程でした。それでも見えてよかった。この瞬間を目と写真に焼き付けます。
アオラキ マウント クック国立公園 山・渓谷
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ごく一部雪道や凍った道もありますが全体的に道は良く整備されています。周りの山は全て雪に覆われていますが、トラック上には積雪はありません。ちょっとした雪山トレッキングを期待していたので残念。天気予報ではその日の天気と雪が降る標高が分かります。この日は雪は標高1000m以上で、この辺りの標高は800mのためルート上には雪は積もっていませんでした。冬の寒い日は雪の境目が標高500mやそれ以下となりそんな時はここ一帯すべてが雪に覆われるそうです。
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写真中央で雪崩が発生。ドーンという音が遠くに聞こてきます。フッカーバレートラックは雪山に囲まれていますが、雪崩の影響がないルートに設定されていますので雪崩に巻き込まれる心配はいりません。
ちなみに、NZ南島では冬は殆どのトラックがクローズされていますが、理由は雪山技術等々ではなく雪崩の危険性の為です。 -
フッカー湖に到着です。正面にマウントクックが見えるはずですが、完全に雲に覆われてもう絶望的です。ここがトレッキングの終点です。湖の右側はもっと先に歩ける様に見えますが、これより先は雪崩の危険性などから通行禁止となっています。
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奥に見えるフッカー氷河から氷の固まりも流れ着いています。山から吹き付ける強烈に冷たい風。寒くて長居したくありません。これぞNZの冬って感じの過酷な場所でした。
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今晩はマウントクックビレッジに宿泊、サンセット時は満月も上がって綺麗だと思っていましたが、あとでこれが裏目に。。
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完全に日が暮れると、雲がない暗い場所まで5kmほどドライブします。その目的は星空観測。テカポは世界有数の天体観測地として有名ですが、ここマウントクックもそんなに離れていません。もしとても運が良ければオーロラも、と密かに期待していたのですが。しかし、、、なにも見えない、、、星なんて数える位です。周辺は真っ暗、空には雲がないとなると、やはり原因は満月でしょうか。月の明るさが邪魔をして星が見えません。星空観測はすごく期待していただけに残念な結果です。天気予報で月の形も予め調べておくべきでした。
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2日目の朝、マウントクックとその一帯は完全に霧の中で何も見えません。昨日のトレッキングはちょうど良いタイミングだったようです。今日の目的地はテカポかワナカか決めていませんでしたが、昨日の様子なら今晩も星空は期待できないので、テカポでの星空観測と温泉は諦めてワナカへスノーボードしに行くことに決定。
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信じられないでしょうが、上記の写真の場所から10kmも離れるとごらんの様に雲ひとつない快晴です。プカキ湖は本当に綺麗です。訪れたのはこれで3回目ですが、何回見ても素晴らしいです。この旅行記の写真はどれも画像編集なしの撮ったままです。
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ワナカ方面へと8号線を走っていると山岳地帯に入ります。この峠はリンディスパス Lindis passで最大高度は917mで雪が降るとクローズになることも多いです。この日も午後4時以降は雪の予報でしたが昼ごろは全くそんな予感はなし。
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リンディスパスの最高地点を北側に見た様子です。路面の雪は除雪されていますが、山には雪が積もっています。森林限界を超えた山々はチベットを思い出す荒涼とした地形です。
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リンディスパスの南側のワナカ・クイーンズタウン方面。こんな場所でもチェーン所持なし、ノーマルタイヤで走っていいとは、NZは実におおらかです(勿論天候によっては義務付けられます)。ちなみに隣のAUSでは、スノーウィマウンテン地域に冬に入るだけで、チェーン所持は法律で必須です。たとえ周りに雪が全くなくても。
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ワナカ Wanakaには夕方4時位に着きましたが、天気予報は見事に当たり、天気は急変して大荒れとなります。今晩はどこに行っても星空観測はできそうもなかったので諦めていたのですが、翌朝にひとつ大きな出来事があることを知りました。翌朝7/28の早朝7時ごろから皆既月食が見えると。ワナカは高緯度の場所にあるため冬は日が昇るのは朝8時ごろ、ぎりぎり見れそうです。そんな訳で翌朝6時に起きてNZのワナカから皆既月食を観察した様子がこの写真。天気は回復気味で上の金星ははっきり写っているのですが、肝心の月が雲に隠れてしまい、欠けた部分がうまく撮影できません。目で見れば月が欠けている感じは分かったのですが、写真ではフォーカスが合わず普通の満月にしか見えません。
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3日目、日が昇ってマウントアイアントラック Mt Iron Trackの山の上から同じ方向を見た様子。正面の山の上に月がありました。あの僅かな雲のせいで皆既月食が見れなかったとは、これまた残念。星空観測は2日とも失敗に終わりました。また前日の天気の荒れ具合から、この日のスノーボードも予約しておらず見送りとなりました。なので、今日はクライストチャーチ方面へと戻り、明日マウントハットでスノボをする事にします。ワナカでは結局何もせず帰ることになりました。
ウォーキングトラック 山・渓谷
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来た道を引き返し再度リンディスパスを通ります。昨日の写真と比較すると昨晩に雪が降った様子が分かります。道がクローズにならなくて良かったです。もしここが通れなければ200kmほど回り道をしないとクライストチャーチに帰れません。
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途中寄り道をします。写真は(テカポ湖、プカキ湖と3兄弟のもうひとつ)オハウ湖 Lake Ohauです。天候の変化から風が強く、海の様な波が立っています。この辺りには、あまり有名でなくても美しい湖や山が多いので、フォトジェニックな絶景を見つけるために脇道を探検するのも面白いです。
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NZといえば羊、その数はNZの人口の数倍とも言われています。羊はどこでも見られますが、あまりに普通に見られるので写真を撮るのは忘れがちです。
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サーモンファームです。サーモンも原産は北半球ですが、NZでも養殖が盛んです。
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マウントハットのスキー場の拠点となる村メスベン Methvenに到着。左奥に少し見えるのがマウントハット。今日は天気は良かったようです。ここはクライストチャーチから1.5時間で到着できて日帰り圏内なので、クイーンズタウンやワナカと比べると全く栄えてはいません。パブ2件、スキーショップ2件にその他レストランが数件程度で、スキーシーズンの週末でも夜に歩いている人も殆どいません。
メスベン リゾート ホテル
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4日目、最終日は1日スノーボードを楽しみます。メスベンのスキーショップでスノボギアとウェアのフルレンタルで$71、リフト代一日$104,バス代往復$20で合計NZ$195。実は南半球でスキー・スノボするのは初めてです。こちらではスキーはすごく高いです。マウントハットがフルレンタル込みで1日$200ドルを切るのは安い方で、AUSのスキー場なんて、とんでもなく高いです(特にホテル代)。
マウントハットのスキー場まではバスを使います。ここへの道は狭くて急な道を通るので無理して車を運転して行かない方が良いです。写真はチェーン装着所。この写真では険しさが伝わらないですが、ボリビアのデスロードを思い出させる断崖絶壁なルートです。 -
朝の天気は最高、雲ひとつありません。マウントハットからカンターバリーの平野が見渡せます。スノボは久しぶりなんで最初は無理せず初中級用のリフトで練習です。
マウント ハット スキー場 体験・アクティビティ
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この日は週末なので、人で溢れています。リフトは3つしかなく、リフト待ちには長い列が。滑っている時間より待ち時間の方が長いです。何回か練習で滑った後は、メインリフトで最高地点まで登ります。この地点で雲は出てきていますが、大した事は無さそうです。
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しかし、リフト待ちを終えて頂上 Summit Six 標高2086mに初めて着いた時に天候は急変します。ごらんの様に吹雪になり視界は10m。それでも周りは次々と出発します。初めて来てルートは分からないのにこんな状態では滑ったらエキスパートコースに入るか遭難確実です。山の天候の変わりやすさを実感します。結局この時は人生初のリフトで下山する屈辱を味わいました。
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天気はめまぐるしく変わります。30分程すると視界は晴れてきて、再度リフトで頂上に上がってきました。この時は天気は上々、これなら迷う事はありません。頂上からのコースは1つの中級者向けを除いてすべて上級者・エキスパートコース、スキーがうまければどこを滑っても楽しいでしょうが、そうでないと予定したコースを外れない様に十分注意する必要があります。マウントハットはあまり初心者向けではないですね。
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でもやはり天気は再度悪くなり、ここでギブアップです。視界10mの中で滑っていると、一面真っ白で雲の中を滑っているようで不思議な感覚がします。写真は帰りのバスです。視界が殆ど無い中、あの断崖絶壁の雪道は恐怖でしかなく、無事メスベンまで戻れた時は一安心です。その後クライストチャーチまで帰ります。
冬のNZ4日間の旅が終わりました。一番の楽しみだった星空観測や思わぬ皆既月食は失敗に終わりましたが、全般的に天気は良くて最高のニュージーランドの冬景色が楽しめました。冬は決してオフシーズンではなく、冬なりの楽しみ方があります。それを4日間で満喫することができました。
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