奥只見湖（銀山湖）から尾瀬沼へ

2018/08/22 - 2018/08/22

トレッカーなら誰でも行ってみたい ”尾瀬”、 鳩街峠からですと６時間強（あるいは１泊）というので計画だけで終わってしまっていました。
ところが先輩から新潟県の小出からでも尾瀬沼に行けると聞き、早速計画！行ってきました。
とはいえ行くまでの道中が厳しい！でもそれは素晴らしい感動の連続。
今回は第一目標の“尾瀬”とは別に奥只見シルバーライン、樹海ライン
（国道352号）からは昔の人の自然との接し方も学んできました。

エリア 只見(福島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝７時半に苗場を出て湯沢から高速を使い小出インターまで１時間。
そこからは道路標識に従い尾瀬、奥只見シルバーラインへ。左記標識まで２０分位です。この少し前に♪”夏が来れば思い出す♪”のメロディーラインありました。

ここからが凄い、すごい、長い、ながい　トンネルを含むシルバーラインです。
始め名前が・・・ラインというので景色が良い道路と思っていました。
とんでもなかったです。名前は江戸時代に奥只見地区で銀が発掘されていたのに因んでいるそうです。全長22.6㎞のうち18kmがトンネル（19個）で成り立っています。トンネルはほぼ繋がっており，空を見るまでは20分くらいかかります。構内はほとんど素掘りで、カーブ、坂、湧き水が随所で見られ今までに経験したことのないトンネルでした。写真を撮る余裕もありませんでした。残念でした。今回はこれが目的でなく、あくまで尾瀬沼への通過点でしたので分かっていれば銀山平から御池までの道路を含め写真と共に旅行記に載せたいくらいでした。
いわゆるトンネル100選に値すると思います。（因みに織田裕二の映画”ホワイトアウト”の撮影現場だったそうです。←ビジターセンターの方からの情報です。）

トンネル内の写真が無くてすみません。坑内で右折（銀山平、尾瀬）の標識があります。気を付けないと終点の奥只見ダムまで行ってしまいます。戻ってください！
銀山平から次は樹海ラインで御池までの国道352、さすが国道、全舗装道路、銀山湖を左に40km超、1.5車線の九十九折りの急カーブ、対向車に注意してください。
季節にもよるでしょうが１時間対向車は３台だけでした。

でも景色が素晴らしい！運転者は景色は楽しめない，
運転技術がものを言う国道352号線。

行けども行けども福島までの県境まではまだまだ！

作家で釣り師の開高健が愛した”銀山湖”　ここにあり！

空は空で、木々は木々である姿に感動。
沢山の沢があちこちにあり、”洗い越し”（橋を造らずに少量の川（水）を道路と平面交差している構造）が見られました。

行き止まりまで行き、橋で対岸へ。

途中に５ｋ区間だけ”ドコモ可能”（携帯）と云う表示がありました。送電鉄塔の周り。

あの山の向こうから来たんですね。道、見えてますね。

やっと福島県との県界。

燧ヶ岳が見えてきました。

ここを右折して御池へ。

御池の駐車場に車を停め(\1000/日）バスで沼山峠まで20分，\550。ここは一方通行でピストン運行しています。不定期ですが3時くらいまでは30分毎にありました。乗るとすぐに運転手さんがスピードを緩め、ブナ平についてお話してくれました。ブナの木の保水量は年間で8トン、広さ分だけのダムに匹敵するそうです。

沼山峠には売店、トイレがありました。
さあ～ここからが尾瀬沼へのスタートです。往復だけでしたら3時間もあれば充分です。

始め100ｍくらいは石段ですが、暫く行くと木道になります。

木道って尾瀬に来た感じが出ますね。
ナナカマドが色好き始めていました。

峠の展望台までは20分位でした。そこからは原生林が茂る木道が続きます。
そこを抜けるとここ大江湿原です。季節によって花の湿原が楽しめるのでしょう。
今回はニッコウキスゲも水芭蕉も終わり、これから来る草紅葉の準備期間でした。

ここから尾瀬沼も見渡せるし、気持ちがいい休憩場でした。

すぐ脇の小川には魚が...

”尾瀬ヶ原”ではないですが、この看板の前でのショット！嬉しいです。

ホット一息！　後ろの茶色になている草は、紅葉ではなく、この夏の暑さで枯れてしまったものだそうです。

この花の名前、ビジターテンターで調べたのですが思い出せません。トリカブトにも似ていますが分かりません。

今は使っていない“旧長蔵小屋”です。

今使われている長蔵小屋です.鳩待峠から来た人はここで1泊ですかね。

尾瀬沼と燧ケ岳。　ここからですとピークが3つですね。角度によって景観が違い楽しめますね。　本当に自然がそのまま楽しめる所です。

持っていったお握りでお昼。ビジターセンターによって情報をゲット、帰りはそれを頭に木道を辿りました。

帰路も来た道と同じで小出インターから湯沢へ。
魚沼産のコシヒカリの田んぼの上に2重の虹が。
ご存知ですか？2重の場合は配色が逆になります。下の虹はオレンジが外側、上はオレンジが内側になっています。見にくいですが何となく？

八海山を包むような虹。無事帰宅しました。