美ヶ原温泉と姨捨棚田一人旅　（1日目）美ヶ原温泉

2018/09/19 - 2018/09/20

稲刈りシーズンの姨捨棚田を見る一人旅。初日は松本近くの美ヶ原温泉に泊まり、温泉も楽しみます。

(1日目）高速バスで新宿→松本。美ヶ原温泉散策、宿泊。
(2日目）JR駅からハイキングで姨捨棚田、稲荷山宿などをウォーキング。長野から高速バスで帰宅。

1日目は美ヶ原温泉街を散策しました。松本からバスで20分ほどと近いけれど、静かな温泉地でした。飲泉所もあり、道祖神祭りという奇祭があるそうです。

参考：ウォーキングガイド松本を歩く（美ヶ原温泉エリア）
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/walkingguide

エリア 美ヶ原温泉(長野)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

松本に着くのは14:00過ぎるので、出発前に新宿駅で腹ごしらえ。南口改札から京王線方面へ歩いていったところにある、カレーショップC&C。

カレーショップ C＆C 新線新宿店 グルメ・レストラン

温野菜カレー600円。辛さとご飯の量が選べた。これは中辛で普通盛り。カウンター席が並んでいて一人客が多い。美味しかった。

バスタ新宿、久しぶり。定刻に出発して、ほぼ時間通りに松本バスターミナルに着いた。乗車時間は3時間ちょっと。途中、1回休憩があった。

松本バスターミナルから徒歩5分くらいのレトロカフェ「珈琲美学アベ」で一服する。

珈琲美学 アベ グルメ・レストラン

店内。平日14時過ぎなので空いていた。レトロで良い雰囲気。

モカケーキ350円とコーヒー430円を注文。モカケーキは上にモカアイスがのっている。美味しかった。

松本バスターミナルに戻り、美ヶ原温泉行きのバスに乗る。本数は30分に1本。事前に券売機で乗車券を買う。美ヶ原温泉バス停まで340円。

宿にチェックインする前に温泉街を散策。まず、御母家の薬師堂へ。通称姫薬師。

道祖神祭りでは、男性のシンボルを模した木彫りの御神体をこの姫薬師に運んでくるそうだ。お祭りは9月第4土曜日だから今週末か。知らなかった。

通称「抱き合いの松」と呼ばれていた御神体。松は枯れてしまったが、ここに保存安置されている。子孫繁栄を護り、子宝にめぐまれない人を救う神様だそう。

ここに飲泉所もあった。アルカリ性単純温泉。無味無臭で飲みやすかった。

民家に成っていたザクロの実。ザクロの木をちょこちょこ見かけたけど、子孫繁栄で縁起がいいからなのかな？　そういうお祭りがあるみたいだし。

葡萄畑に出た。山と町が見える。

この辺は島崎藤村が散策したところだそう。美ヶ原温泉は昔「山辺温泉」と呼ばれていて、ここを舞台に島崎藤村が「三人」という小説を書いたそうだ。

葡萄の実は収穫されたあとなのか無かったけど、キウイがたくさん成っていた。

青空とカキの実。すっかり秋だなあ。

道端の道祖神。

細い道を入っていく。この辺に旅館がいくつかある。お土産屋さんなどはあまりなくて、静かな温泉街だ。

薬師堂の入り口。

入口脇のお湯かけ地蔵。お地蔵さんの頭からお湯をかけて、頭を軽くなでると、学業成就や不老長寿の御利益があるそうだ。

階段の下に百度石。ここからお百度参りしたのか。登りだからキツイだろうなあ。
ぼんぼりがあるのは、土曜日にお祭りがあるからかな。

男性のシンボルを模した木製の御神体がここにあった。本当にアレの形だ。お祭りではこれをさっきの姫薬師まで運ぶのか。
古来の自然信仰のひとつだと思うけど、こういう信仰とかお祭りが残っているのはすごいなー。文明開化にも禁欲的宗教にも駆逐されず、土着信仰は強いな。

この奥にさらに階段があり、本殿がある。

薬師堂を出て宿のほうへ向かう。途中、坂の上からの景色。

今日のお宿は富田屋別館。

富田屋別館 宿・ホテル

お部屋。2食付き8,000円以下の安いプランだったのであまり期待していなかったけど、良い部屋だ。もう布団が敷いてあった。

お茶請けはくるみ餅。女風呂は洗い場が3つしかなくて狭かったけど、清潔感はある。露天も一人用のバスタブで小さいけど、この日は空いていたのでほぼ貸し切り状態でゆっくり入れた。

部屋から見えた山と夕焼け。

夕食は部屋食。ハモとエビのゼリー寄せみたいなものと、馬刺し。

焼肉。

アユの干物と天ぷら。

かやくご飯と味噌汁、お新香。量は多すぎず、女性にはちょうどいい。値段を考えれば十分だ。温泉街も宿も、地味だけど静かにゆっくり過ごすには良いところだ。