ハーフマラソンに出るはずだったブダペスト【4日目】

2018/09/08 - 2018/09/14

ブダペスト4日目にして、初めて市内観光に繰り出します。
9月の東欧といえば寒くなり始める時期かと思いましたが、日本と変わらない暑さ・快晴でした。
ガイドブック無し・路線図だけを頼りに、交通機関乗り放題券で、地下鉄やトラムを駆使してのおひとり様観光。
今日はとりあえずはベタベタコースで攻めてみます。

ブダペストハーフマラソンに出られなかった経緯は、【1日目・2日目】を参照ください。
https://4travel.jp/travelogue/11402586

エリア ブダペスト(ハンガリー)

朝8時。
通勤タイムのカルヴィン広場。
ドナウ川に向かって5分ほど歩くと。。。

自由橋のたもと、中央市場に着きます。
地下鉄やトラムで一駅ですが、乗るほどの距離ではないですね。

中央市場 市場

市民の台所、というよりは、観光地の感が強いと感じました。

中央市場 市場

フォアグラ～。

中央市場 市場

パプリカ～。

2階は屋台風の飲食店もあるけど、店構えのわりにお値段がお高かったです。
例えば、グヤーシュも、昨夜レストランで食べたほうが安かった。
観光地値段ですね。

中央市場 市場

テイクアウトのケーキも売ってる。日本より、かなり安い。

ドナウ川沿いを走る、トラムの2号線の乗り場を探しましたが見当たらず。
地下鉄の駅同様、地下にありました。
写真の左奥が地下鉄4号線。

そうそう、これに乗ってみたかったのです。
今回、なぜか出発前にあんなに熟読した「地球の歩き方」を家に置いてきてしまい、不安でしたが、
空港のチケット売り場でもらった路線図がコンパクトで重宝しました。
日本で買ったガイドブックって、案外現地に着いてからは重いしあまり活用しないかな。

ドナウ川に架かる「くさり橋」のふもとに着きました。歩いてブダ地区まで歩きます。
この橋ができたことで、「ブダ」と「ペスト」が一つになった、と。
まずは王宮の丘を押さえておかないと。

セーチェニー鎖橋 建造物

橋を渡れば、ケーブルカー乗り場が目の前です。
けっこう早く来たつもりなのに、既に並んでいました。
右のトンネルは、王宮の丘を突き抜けているようです。

クラーク アーダーム広場 広場・公園

2台運行しているけど、一度にそう多くは乗れないから、なかなか順番がまわってきませんでした。

乗車中も満員で、景色を楽しむ感じではないので、写真は別撮りです。

ケーブルカー降り場に、猫さん！！
ブダペストに来て、最もテンションが上がる！

顔を埋めてくる。
かわええ～。

さきほど渡ってきた、くさり橋。

ケーブル降り場前の大統領官邸では、衛兵さんが交代中。
いままで色んな場所で衛兵交代を見ましたが、
こんなに大人数でのパフォーマンスは初めてかもしれません。

シャンドール宮殿 城・宮殿

ストリートミュージシャン。
ブダペストでは、バイオリンのミュージシャンをよく見かけました。
このお兄さん、私がガン見するので、バイオリンを貸してくれました。
しばし、つたない「ハンガリー舞曲」を弾かせていただきました。。。
もちろん、チップは弾みましたよ。

尿意をもよおした。
250フォリント＝100円でトイレへ。

マーチャーシュ教会。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

漁夫の砦から広場を見下ろす。

三位一体広場 広場・公園

漁夫の砦と、マーチャーシュ教会の入場がセットになったチケットを買って入りました。

漁夫の砦 建造物

観光客だらけ。
何かいつもと違うな、と思ったら、アジア人（特に大陸系）がほとんどいない。

三位一体広場 広場・公園

あまりベタな観光地は好きではないので、道を逸れてみます。
教会を背にしながら、崖の方へ歩きます。周りは土産物屋やカフェが並んでいて、休憩しようかとも思いましたが、きっと観光地値段。。。と、がんばって歩きます。

崖の下に降りる階段に突き当たりました。

階段を降りると、「岩の病院」。
ガイド付きツアーでしか見せてもらえないみたいだったので、残念ながら素通りします。もっと時間があればいいのですが。
入口の写真だけ見ましたが、どうも、「ひめゆり学徒隊と防空壕」っぽい雰囲気で、一人で見るには自信がないかも、と思いました。

岩病院 (防空壕病院) 建造物

再び中心地へ戻ります。
くさり橋と、今日これから行く国会議事堂が見えます。
高いビルがないって、いいですね。

反対側は、白くて近代的な「エリザベート橋」と、中央市場近くの「自由橋」。
右側の山みたいなのが、「ゲッレールトの丘」

地元の中学生かな？カメラ向けたら笑顔でポーズしてくれました。
ブダペストは、ランナーをよく見かけました。
私もつくづく、ドナウ川沿い走ってみたかった。。。

あんた、カラスか？

ケーブルカー乗り場に戻ると、猫ちゃんが少し場所を変えてくつろいでいましたが。

帰りはケーブルブルカーではなく、山道を歩いて降ります。
ちなみに、上側のケーブルカー乗り場の近くには、いわゆる「王宮」がありますが、現在は美術館になっており、美術に極めて関心の薄い私はスルーいたしました。

下側のケーブルカー乗り場の横に出てきました。

ブダ側の川沿いを走る、19番トラムで北を目指します。
乗り放題券を持っていると、思い立ったらすぐに乗れるから便利です。

トラムの中。
写真を撮りまくる怪しい観光客です。
あとから思うと、ハンガリーは観光客は多いけど、トラムやバスでは、「いかにも観光客」って人は見ませんでした。

トラムの停車中に、国会議事堂を撮影。
午後に行くけど、対岸からでないとこの写真は撮れませんからね。

乗り継いで「ブダペスト西駅」の前に着いたので、あわてて下車。
地図では遠く見えても、意外とどこにでもすぐに着いてしまう、ブダペスト。

ブダペスト西駅 (ニュガティ パーイアウドゥヴァル) 駅

駅の中。

ブダペスト西駅 (ニュガティ パーイアウドゥヴァル) 駅

西駅といえば、ここ。

マクドナルド（ブダペスト西駅店） ファーストフード

世界で最も美しいと言われるマクドナルドです。

マクドナルド（ブダペスト西駅店） ファーストフード

1階は普通のマック、2階はカフェになってて、コーヒーがちゃんとしたカップに入ってきます。

マクドナルド（ブダペスト西駅店） ファーストフード

2階から1階を眺めて。

マクドナルド（ブダペスト西駅店） ファーストフード

地下鉄のオクトゴン駅近く、フォアグラが安く食べられると、ガイドブックや旅行記でよく見る「メンザ」にやってきました。
昼時間をちょっとずらして行きましたが、けっこう混んでいます。
たまたま席が空いたので、すぐに案内されました。

メンザ カフェ

「リバマーイ＝フォアグラ」約2,000円で、フォアグラが4切れぐらい付いています。
最初の1枚はおいしいのですが、だんだん辛くなってきます。
マッシュポテトも付け合わせてあるので、かなりおなか一杯。
。。。しばらくフォアグラはいらんかな。

メンザ カフェ

同じくオクトゴン駅近くの「恐怖の館」。
ナチスドイツに支配されていた時代や、共産主義時代の恐怖政治について展示されているようです。
中に入ってみましたが、チケットブースのあたりですでにホラーな音楽が流れていて、怖くなって出てきました。
本当はこういうのは目をそらしてはいけないのでしょうが、一人旅だとどうも自信がないです。

恐怖の館 博物館・美術館・ギャラリー

地下鉄1号線で、次の目的地、国会議事堂を目指します。
ヨーロッパで2番目に古いというブダペスト地下鉄1号線は、噂通り、浅い。

駅も小さくて、レトロ感満載です。

列車の1両がとても小さくて、隣の車両とは行き来できない構造になっていました。
つり革が、本当に「革」。

途中、聖イシュトバーン大聖堂に立ち寄ります。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

宗教に造詣の浅い私が目指すのは一つ。ハンガリー初代国王、聖イシュトバーンの右手のミイラがここに安置されているらしい。
最初どこにあるのかまったくわからず、「地球の歩き方」を持ってくるのを忘れた身としては、途方にくれましたが、スマホの口コミ検索を駆使し、やっと見つけました。
わりとわかりやすい場所にあったのですが、あまり大々的に展示されていないので、なかなかそれだと気づきませんでした。

正面に向かって右側の通路の真ん中まで進んだあたりです。
どこが右手なのか、よくわかりませんでした。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

大聖堂の前は広場。
カフェやレストランでにぎわっています。
どうも、聖堂よりも、街並みや食べ物に関心が行ってしまうのがよろしくない。

聖イシュトヴァーン広場 広場・公園

お目当ての場所にやってきました。
アイスクリームの店「ジェラート・ローザ」。

ジェラート ローザ スイーツ

ここは、バラの形に盛り付けしてくれるのです。
3種類のフレバーを選んで800フォリント＝約350円。
もう少し赤い色のフレバーを選べばよかったですね。

写真のフレバーの組み合わせは、ピスタチオ・オレオ・ヨーグルトです。

ジェラート ローザ スイーツ

歩いて国会議事堂に着きました。
正面から見ると、対岸から見たのとまた違う。

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

いったん正面を素通りすると、半地下のインフォメーションセンターが見えてきます。
出発前に、15：30の英語のツアーを予約していました。

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

英語ツアーは滞在中どの回も満席で、この回のみ1席空いていたのを予約したのですが。。。
現地へ行くと、既に長蛇の列で、なんと、それは15：15の英語ツアーの人々でした。
ウェブ予約では、そんな回はなかったはずなのですが。
どうも、当日設定されるツアーもかなりあるようです。

15：30は、英語ツアーのほかに、ロシア語ツアーも同時出発です。

国会議事堂見学ツアー エンターテイメント

20人ぐらいのグループで、それぞれイヤホンを渡されて出発です。
先頭のガイドさんが英語で説明するのを、イヤホンで聞く、というわけです。
別にイヤホンでなくても。。。と最初は思いましたが、同時にロシア語ツアーも出発しているし、15分前に出発した別の英語ツアーともすれ違うし。。。という感じで館内はかなり混雑しているため、イヤホンは必需品です。

ここが議事堂。
いろいろ説明がありましたが、残念ながら語学力がなく。。。

廊下に置いてある、議員さん用のたばこ置き場。
それぞれの置き場に番号が振ってあります。
議員ごとに「マイ置き場」があるのでしょうか。

有名な「王冠」のエリアは撮影禁止で、警護兵が見張っていましたので写真はありません。
ツアー内の誰かが誤ってカメラを手にした瞬間、兵隊が声を張り上げ、ガチで剣を振り上げたのでびっくりしました。

最後は写真ギャラリーのような場所で解散です。
混雑した中を移動させられるし、あわただしく、ちょっとコスパが良くないかな、と感じた国会議事堂ツアーでした。

昔の写真コーナーで、地下鉄のできた当時のものがありました。
本当に道路のずぐ下を走っていますね。

議事堂からドナウ川沿いを歩いて、「ドナウ川の靴」まで来ました。
昔、ユダヤ人がここに立たされ、そのまま撃ち殺されて川に落とされたらしいです。

ドナウ川遊歩道の靴 モニュメント・記念碑

靴は貴重品だから、脱がされたらしい。

ドナウ川遊歩道の靴 モニュメント・記念碑

くさり橋まで歩いて戻ってきました。

セーチェニー鎖橋 建造物

そういえば、バスにまだ乗ってないので、ちょうど来たデアーク広場行のバスに乗ってみました。
観光地のど真ん中ですが、バスには地元民しか乗らなさそうです。

デアーク広場から、地下鉄1号線で一駅、ヴルシュマルティ広場まで来ました。

ヴルシュマルティ広場 広場・公園

地下鉄駅から出ると、目の前が、有名なカフェ「ジェルボー」。

ジェルボー カフェ

内装のレトロさが有名のようですが、中で食べてる人はいませんねえ。
ケーキはテイクアウトすると半額！になるのですが、ホテルに戻るまで時間がかかりそうなので、やめておきました。

ジェルボー カフェ

ヴルシュマルティ広場は、ファストファッション系の店が多いように思いました。
若者が多く集まります。
聖イシュトバーン大聖堂前の広場が銀座だとすれば、こちらは渋谷といったところ。

ヴルシュマルティ広場 広場・公園

この店もファストファッション。

ヴルシュマルティ広場 広場・公園

広場から南は、ヴァーツィー通りという、繁華街。
H＆Mもあります。
カフェ、ブティック、土産物屋が並びますが、それほどキラキラでもありません。
なぜかやたらと多いのが、両替屋と、タイマッサージ店。。
この道をひたすらまっすぐ南下すると、中央市場に突き当たります。

ヴァーツイ通り 散歩・街歩き

中央市場で左折（東へ）して、ホテルまで歩いて戻ってきました。
ホテル近く、ラダイ通りのレストラン「パプリカ」へ。市内に何店かあるようです。
人気の店ですが、時間が遅かったので入れます。

昨日食べたグヤーシュを食べ比べしようかとも思いましたが、
ハンガリー料理の定番の「マルハ・プルクルト」を選んでみます。
英語の説明では、「ビーフシユー　ウィズ　ヌードル」ということで、ヌードルという文字に惹かれたのですが、麺というより、小麦粉の塊みたいな固めのパスタでした。。。
ごめんなさい、半分でギブアップ。

この日の歩数計は33,000歩以上！
あまりに疲れたので、レストランのすぐ目の前のタイマッサージ店へ行ってみました。1時間で4,500円ぐらいなので、日本の激安マッサージよりは高いです。
力はものすごく強かったけど、ツボを押さえるというよりは、体全体をぎゅうぎゅう押す感じ。
ヴァーツィー通りでもフットマッサージをしましたが、タイマッサージはタイでするのが一番、という結論に。

翌日は、ヤーノシュ山に上って、セーチェニー温泉でリゾートです。
続きはこちらからどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11404212