ハーフマラソンに出るはずだったブダペスト【3日目】

2018/09/08 - 2018/09/14

ブダペストを離れ、湖全体が温泉、という、ヘーヴィーズ温泉湖へ日帰りで行きます。
ブダペストの市内観光もしないまま、なぜ郊外のヘーヴィーズ温泉湖に行くのかというと、月曜日はブダペストの観光地はお休みのところが多いらしい、ということで。
いきなりの長距離移動、しかも一人旅、緊張が高まる。。。

ブダペストハーフマラソンに出られなかった経緯は、【1日目・2日目】を参照ください。
https://4travel.jp/travelogue/11402586

エリア バラトン湖周辺(ハンガリー)

朝6時ホテル発。まだ暗い。
ホテルの目の前がカルバン広場(kalvin ter)駅。地下鉄にもトラムにも便利です。

地下鉄の改札口。
この券売機は地下鉄の駅にもメトロの駅にも必ずあります。
1回券（350フォリント）から、24時間・72時間などの乗り放題券、空港バスの乗車券などもこれで買えます。

昨日買った、72時間交通機関乗り放題券を使用。
使用開始時刻から72時間有効だから、すぐに使用する予定がないときは、
先の開始に設定することができます。
私はブダペストの空港の案内所であわてて「即使用」として購入してしまったので、かなり時間を損しました。

これ1枚で、地下鉄もトラムもバスも乗り放題で、とても便利です。
日本円で約1,700円で、72時間有効。
1回券が日本円で約120円ですが、
お得かどうかはさておき、
都度切符を買わなくてよい、というのはかなりのストレス軽減となります。

日本のようなゲートの改札機はないけれど、オレンジ色の打刻機があって、結構な確率で駅員さんが不正乗車していないか見張っています。

噂通り、エスカレータが速い！
乗るときは勢いつけないと転びそうに。
子供のころ、エスカレータに乗るのが怖かったことを思い出しました。
でも、よく考えたら、これだけ深ければ速い方が理にかなっていますよね。

早朝なのに、すぐやってくる地下鉄。
ブダペストの公共交通機関は、本当に、山手線なみの頻度で運行しています。

バスターミナルのあるネプリゲート駅までは4駅。

バス乗り場は、行先表示に従っていれば問題なくたどり着けます。

7：00発のケストヘイ経由ヘーヴィーズ行き。10番乗り場です。
あらかじめ前日夜にスマホから予約していました。
当日窓口で買ってもいいかな、と思っていましたが、
空席照会したら結構混んでいたので。

予約サイトはこちら。
http://www.volanbusz.hu/en

実際、窓口で当日購入している人は少なめでした。
ネット予約がデフォルトなのかな。

ネープリゲト長距離バスターミナル バス系

乗り場前の売店で朝ご飯を買って、いざ乗車。
スマホの予約画面を見せたらOKでした。
全席指定席です。

ネープリゲト長距離バスターミナル バス系

あれよあれよと満席に。
敬老会の日帰りツアーか？と見まがうほどに、ほとんどが高齢者。
まさに温泉旅行。

ほとんど高速道路なので、景色は退屈な感じでした。
バスの中はWi-Fiが使えるけれど、ちょっと電波が弱いかな。

バラトン湖畔のケストヘイ駅を経由して、きっちり2時間40分でヘーヴィーズに到着。
トイレ休憩はありませんでした。
ほとんどの人がここで降りています。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

温泉湖の入口はどこ？
とりあえず、浮き輪を持っている人についていきます。
マイ浮き輪持ってくるって、すごいなあ。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

小径を抜けて。。。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

入口に着きました。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

赤マルがバス停。地図のちょうど中央が温泉湖入口。

ゲッレールト温泉と同様、チケット売り場でロッカーの鍵を兼ねたリストバンドをもらって入場です。

3時間滞在のコースにしました。

館内のこういう機械にリストバンドをかざすと

ロッカー番号が指定されています。
指定されたロッカー以外は使えないしくみになっていました。
また、滞在可能な残り時間も同時に確認できます。

ロッカールームはやっぱり男女一緒。
市民プールの更衣室、といった風情です。
着替える場所は別途男女別にあったみたいですが、気づきませんでしたので、
堂々と男性の前で水着に着替えましたですよ。
ブラトップ付きのロングワンピース（ユ●クロ）だったので、着脱が簡単でよかった。

浮き輪をレンタルしないと。。ということで、
渡り廊下を通って湖の真ん中の建物まで向かいます。
レンタル浮き輪は1,600フォリント。返却すると1,000フォリントが戻ってきます。
他にも水着もレンタルできるようでした。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

ビーチリゾートみたい！

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

チェアを確保して、まずはシャワーを。シャワーの水は冷たいです。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

足の着く場所は、ないということです。

マジャール語・ドイツ語・英語・ロシア語、ということで合ってるかな。

いざ、中へ。
水が濁っていて最初は躊躇しますが、入ると温かくて極楽～。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

たまに、浮き輪をつけずに泳いでいる強者もいる。
一応、ボートに乗った監視員がいるけど、広い湖、全て見れているかというと絶対そうではない。
基本、自己責任ですね。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

どんどん沖へ。
ちょうどよいぬるさなので、いつまでも浮いていられる。

ヘーヴィーズ温泉湖 滝・河川・湖

湖から上がるとちょっと寒い。
売店もあります。

屋内ですが、建物が湖の上に建っているので、温泉はつながっています。

バーに沿ってジャグジーが出ていて、左から右へ行くほど噴射口が上の方になっていく。
3分ごとにベルが鳴るので、それに合わせて一つずつ右へずれていかなくてはなりません。
これは大人気のようで、30分ぐらい並んで私も利用しましたが、
よくある普通のジェットバスよりも大したことなく、
並んでまで利用する価値はないかな、と思いました。

滞在期限の3時間は、あっという間に過ぎました。
湖のすみからすみまで泳いで（浮き輪付きだけど）周りたかったなあ。

バス乗り場に戻る道にあったレストランでお食事。
周辺はファストフードのような店や土産物屋は多いけど、
ちゃんとしたレストランはここしか見つからなかった。

「本日のランチ」が入口の黒板に書いてあったので、めんどくさいからそれを。
ビーフ・チキン・魚から選べるみたいだったので、魚をチョイス。
サラダはセルフサービスです。
パプリカがでかい。
ドレッシングは、胡麻ドレッシングみたいなのをかけてみたけど、
なぜかかなり酸っぱかった。

ケーキも付いています。
典型的なハンガリーのケーキな見た目。
日本のケーキと比べて、特別違いは感じませんでした。

水着や浮き輪を売っているお店もある。
リピーターは、こういうところで「マイ浮き輪」を買うんですね。
そういえば、空気を膨らませるタイプの浮き輪を使っている人を見なかったですね。なぜだろう。

ふたたびバス乗り場に戻って、
路線バスでケストヘイ駅へ向かいます。
帰りもここから長距離バスで帰ってもいいのですが、
せっかくだから、バラトン湖も見て、列車に乗って帰りたい、と考えました。

ケストヘイへの路線バスは、わりと頻繁に出ているようです。
切符は乗務員さんから直接買うタイプ。

ケストヘイのバス停。

その向かいが列車の駅。

ケストヘイ駅 駅

列車のチケット購入。
全席2等で自由席。ブダペスト行の特急は2時間に1本程度しかないようです。
周りはガラガラなのに、窓口のスタッフはマイクを使って案内するから声が構内に響きます。英語苦手だから、声がよく聞こえるのは嬉しい。

ケストヘイ駅 駅

これがチケット。
自由席だから、有効期限しか書いてない。

1時間ほど時間があるので、湖まで行ってみよう。
踏切を渡って湖側へ。

踏切から駅を望む。

バラトン湖。

バラトン湖 滝・河川・湖

白鳥さんもいます。
近づくと、エサを期待してみんな寄ってくる。

バラトン湖 滝・河川・湖

インスタ映え狙い？

バラトン湖 滝・河川・湖

走ってまっすぐ行け？

何の表示だろう。

駅から公園を抜けて、湖に出る、というのが、
琵琶湖畔の長浜あたりに似ています。
（ニッチな例えですみません）

駅へ戻ってトイレに行こう。
バスターミナルもそうだったけど、
ブダペストのトイレ公共機関であってもは有料なのです。
有人のところもありますが、
ここはお金を入れたら鍵が開くシステム。

ケストヘイ駅 駅

昔ながらのタイプの列車。

さらば、ケストヘイ。

列車の中。行のバスはババ混みだったのに、列車は空いています。
バスの方が便利だもんねー。
でも、列車だと、湖に沿って線路が走っているので、
しばらく湖の景色が楽しめる、というメリットがあります。
ただし、時間的に西日がきつかった。
窓にカーテンないし。

18：24　ブダペスト南駅着。
ヘーヴィーズ温泉湖滞在が3時間。
行きのバスと帰りの列車で約6時間。

ブダペスト南駅 (デーリ パーイアウドゥヴァル) 駅

まだブダペスト市内観光をしていない！ので、少しだけでもと思い、地下鉄で街の中心、デアーク広場へ。
観覧車！
なんか、すごいスピードで回ってるのが気になるけど。。。

デアーク フェレンツ広場 広場・公園

乗るでしょ！
（一人だけど！）

デアーク フェレンツ広場 広場・公園

我々の知る観覧車より、かなり速いスピードで回りますが、
1周ではなく、3周ぐらい周ってから降ります。
1組降りるごとに観覧車が止まるので、自分が上の方にいるときは非常に怖いです。で、そこからさらに1組ずつ降りていくので、最初に止まってから自分が下りるまでが長くて、怖い。。。

地下鉄でホテルに戻りました。
昨夜は疲れてパッタイのテイクアウトで済ませてしまったので。
今日こそはハンガリー料理に挑戦しましょう。
ホテルの建つラダイ通りは、オープンエアのレストランが立ち並びます。

やはりここは、定番のグヤーシュをチョイス。
ビーフシチューをちょっと薄くして、酸味を入れた感じ。美味しい。
パプリカの味、というのは正直わかりません。

オーダーすると、店員に「それだけ？メインは（頼まないの）？」と聞かれましたが、量が多いという事前情報があったので、他は頼みませんでした。
結果は正解。写真ではわかりにくいですが、器は底がけっこうありますし、付け合わせのパンも付いてくるので、これだけでおなかいっぱいです。

帰りに、コンビニの自販機でカップのコーヒーを買って帰りました。
日本円にして100円未満。

明日からは、本格的にブダペスト市内観光をがんばろう！

続きはこちらからどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11403724