四国 ★バースデイ切符★　（２０１８　Ａｕｇ）

2018/08/29 - 2018/09/02

最近は毎年海外に出かけていましたが、パスポート期限が切れ、更新せず
今年は国内。
２泊以上の国内旅行は久しぶりです。
今回の旅のコンセプトは「鉄道」
鉄道好きから教えてもらった誕生日月に利用できる「四国バースディきっぷ」を利用してのＪＲ四国ほぼ一周４泊５日の旅行記になります。

○切符は、誕生月の連続３日、ＪＲ四国と土佐くろしお鉄道全線の特急が利用でき、阿佐海岸鉄道全線とＪＲ四国バスの路線バスのフリー乗車可能な切符です。
切符の種類はグリーン車用（￥13,000）と普通車自由席用（￥9,500）があり、ＪＲ四国ホームページ上の「JR四国ツアーWeb申込」でも申し込みができます。
私たちは、グリーン車用を利用。希望する観光列車の座席確保などメールが送られてきたり、親切な対応で好印象です。

○豪雨・猛暑・台風の天候に悩まされた今年の夏ですが、中でも西日本と四国の各地には、甚大な被害をもたしました。
私たちの旅の計画も、平成30年西日本豪雨の影響がのしかかります。
ＪＲ四国の各線は、橋梁の傾き、土砂流入、路盤流出等被災し、中央部から西側の路線は当面運休などの状態となりました。
８月半ばまでには、予讃線（宇和島～卯之町）の一部を除き、運休状態は解消されましたが、どんな旅になることやら・・・

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

8/29（水）
成田空港
第３ターミナルが開設されてから、初めてのＬＣＣ
建物、中も至って簡素な作りです。

8:20発
ジェットスター　松山行
10:00着

ＪＲ松山駅まで空港リムジンバスを利用しました。

ＪＲ松山駅
路面電車車内で
「市内電車１Ｄａｙチケット（大人600円）」を運転手さんから購入
http://www.iyotetsu.co.jp/ticket/

乗った電車は、床や窓枠は木製でかなりのレトロ感（いいです！）
昭和２８年製で、運転手さんは一番古い部類と言っておりました。
いつまでも残していただきたいものです。

20分ほどで、
道後温泉駅　に着きました。

車体は、伊予鉄カラーのオレンジ色ではない方が味があっていいと思うのですが・・・

道後温泉駅舎

坊ちゃん列車の機関車が停まっています。
残念なことに、１Ｄａｙチケットでは乗車することはできません。

道後温泉本館

宿泊先の特典で神の湯階下入浴券が付いてきたので、翌日朝入ってきました。
中は別世界です。道後温泉に来たら、一度は入っておくべきです。

この日世話になる
「茶玻瑠」さん
http://chaharu.com/
予算と第一が食事、それから風呂・部屋の印象から探し決めました。

道後温泉 茶玻瑠 宿・ホテル

この日は天気が良かったので、
いよてつ高島屋の屋上にある
観覧車「くるりん」（松山市駅）を目指します。

なんと、
市内電車チケットには、観覧車が無料で利用できる特典があります。
観覧車の料金は700円なので、これだけでも元が取れてしまします。

http://www.iyotetsu.co.jp/kankou/kururin/

松山市内（松山城・伊予灘も）の景色が一望できます。

この観覧車は、絶対におすすめ！！
猛暑でも中は冷房が効いて涼しいし・・・

ダイヤモンドクロス（大手町駅）

伊予鉄高浜線と路面電車が平面で十字にクロスします。
全国的にも、今では珍しく、鉄道愛好者のスポットとなっているようです。
線路がクロスしている所の車輪の通過音が特徴的です。

本日最後の観光
松山城（一番町駅）

山城であり、暑さがかなり厳しいので、ロープウェイかリフトを利用し、お城をめざします。

天守閣までの途中には、
鮮やかな飾りがあり、目を楽しませてくれます。

松山城は現存している天守12のひとつです。
四国には４つ、愛媛県には２つあります。

天守閣からの眺め

猛暑で、汗だくだくでしたが、天守閣では気持ちがいい風を感じしばらく景色を堪能しました。

鯱の向こうには、
先ほど乗った観覧車が見えます。

宿泊先の部屋
窓から右下を見下ろすと道後温泉本館。
本館からすぐ近くの宿です。

部屋からの眺望ではありませんが、松山城も見えます。
夜にはライトアップされていました。

夕食は18:30から

お風呂に入り、汗を流し、その時間を待ちます。

風呂上りの一杯は
地ビールがおすすめ

食事処は、雰囲気も良く、地ビールは格別！

料理は懐石コースで、どれもお皿にきれいに盛られており、どれを食べても美味しかったです。

朝食も、レベルが高く、
お風呂からの眺望も良く
満足感の高い宿でした。

夜の道後温泉本館

入浴は、翌日の開館6:00　
太鼓の音を合図に入館し入りました。
観光客はあまりおらず、地元の方（たぶん）が多く利用されてました。

8/30（木）２日目
松山＝＞児島（瀬戸大橋）＝＞高松（うどん）＝＞徳島（阿波踊り会館・眉山）

道後温泉駅
8:30　市内電車（160円）で出発
ＪＲ松山駅を目指します。

松山駅
9:15　しおかぜ12号
もちろん　グリーン車　に着席

2時間15分程で、瀬戸大橋が見えてきます。

本州に渡り切った最初の駅
児島駅　下車
児島までは、ＪＲ四国の管轄でフリー乗車区間です。

児島駅
12:05　マリンライナー27号

四国へ渡る先頭車両は、２階建ての車両で、２階席と運転室後ろの座席は
グリーン車です。

Web申込の際のメールに、運転室後ろの座席も用意可能とのコメントがあり、お願いしました。

列車の進行状況、橋自体、スピード感、もちろん瀬戸内海の車窓も楽しめました。
かぶりつき席は、４席しかありませんので、早めの手配をお勧めします！

瀬戸大橋 名所・史跡

高松駅　12:35着

次の列車まで、時間が30分しかないので、駅から一番近い「めりけんや」（駅前）のうどん屋さんで昼食。
暑いので、”ぶっかけ”うどんと天ぷらを注文
本場は旨い！

高松駅 駅

高松駅
13:12　うずしお15号
気動車のエンジン音は旅情をかきたてます。

徳島駅

今日の宿泊は、駅直結の
ホテルクレメント徳島

徳島駅 駅

ホテル（駅）から、10分弱で阿波踊り会館に到着

そびえる山が徳島市内を一望できる　「眉山」
その麓に阿波踊り会館があります。

阿波踊り会館（眉山ロープウェイ麓駅）

観光バスも何台か停まっていました。

16時から始まる阿波踊りショーを見学。
眉山のロープウェイと阿波踊り会館の入場券をセットで買うと少しお得。
料金的には少しお高い感がありますが、阿波踊りに参加（できれば参加した方が楽しいかと思います。踊りが上手いと記念品がもらえます。）できたり、眉山も素晴らしい展望が望めるので納得。

眉山(徳島県徳島市) 自然・景勝地

眉山山頂からは、徳島の市内の雄大な景色を見渡せます。
遠くの川は　吉野川　です。

しかし、怪しげな雲がみるみる立ち込めて、雷がガンガン落ち始めました。
雨も激しくなり、ロープウェイも、落雷の可能性があるということで停止。
結局、雷雨が終わるまで、山頂に足止めされてしまいました。

8/31（金）
３日目
徳島＝＞観光列車（四国まんなか千年ものがたり）＝＞高知（城・よさこい会館）
徳島駅
8:23　 うずしお6号
9:57　 宇多津　普通
10:18　多度津　観光列車

今回の旅行で、かなり楽しみにしていた
”千年ものがたり”の車内
私たちが乗ったのは、1号車。
車両によって、内装が違います。

終点
大歩危駅まで乗車します。

地元の食材を使用したランチ（別料金5,500円）も楽しみのひとつです。

途中駅の　琴平駅　
停車時間で、列車専用待合室でスープを頂きます。

ゆるキャラ　”こんぴーくん”　がお出迎え、お見送りに参上

ゆるキャラとは、思えないキレのある動きが、キュートです。
”こんぴー君”のお見送りで、”千年ものがたり”は、発車しました。

車内では、注文していたランチがスタートします。

写真はＨＰより、いただきました。
http://www.jr-shikoku.co.jp/sennenmonogatari/index.html

結構お高いのですが、味は確かでした。

列車でしか行けない秘境駅　坪尻駅　に停車

客室乗務員のお姉さんが、乗車記念の看板と一緒に写真を撮ってくれます。
かけ声は　「せんねん！」
で、ポーズを決めます。

スイッチバック式の駅です。

この場合の列車の動きは、
左の線路（本線）　→　ポイント左の線路　→　列車進行方向を変え（坪尻駅へ・写真位置）　→　ポイント右線路（本線）
となります。
　

ランチは、続きます。
・オリーブ豚のロールキャベツ　トマトソース煮込み
・香川県産コシヒカリとダイシモチ麦のリゾット　ポルチーニ風味

駅や沿線では、歓迎（手を振ってくれます。)

阿波池田駅
駅員さん

こんな歓迎も

小歩危、大歩危峡の渓谷

観光列車の旅も終盤です。

カヌーの人たちも手を振ってくれます。

橋梁を渡り、
もう少しで
終点　大歩危駅　

大歩危駅
12:53　南風7号

13:41　高知駅

高架で近代的な駅
四国の県庁所在地駅では、松山駅は昔のままでした。
是非、残してほしいものです。　

ウェルカムホテル
駅から歩くこと約10分、この日の宿泊はここです。

プランにもよると思いますが、
ウェルカムビール、朝食もついており、とてもリーズナブルです。

まずは、高知城　

追手門
この門を入ると、城への階段が待っています。暑いので、しんどい・・・

高知城　天守閣

中に入ると、偶然にもお城を説明してくれるボランティアの方に会って、ガイドしてもらいました。　
「簡単に･･」とおっしゃっていましたが、ポイントを押さえた説明で、あまり下準備をしていなかった私たちでも、大変わかりやすかったです。

高知城 (高知公園) 名所・史跡

大河ドラマ「功名が辻」で、仲間由紀恵さんが実際に使用された衣装が展示されていました。

天守閣は、
やはり風が抜け暑さが和らぎます。
高知市内を見渡し、眺望を楽しみました。

続いて、高知城から、長いアーケード商店街を進み
よさこい会館

よさこい祭りで披露された衣装などを展示してあります。
いつか生で見たい！

はりまや橋

これなんです！

高知といえば････カツオ

夕食とお酒は
「明神丸」という居酒屋さん。有名店でもあるらしいです。

刺身　たたき　塩たたき　3種類の食べ比べをしてみました。

藁焼き風味が漂う　塩たたき　最高

うつぼの唐揚げ

珍しいので注文しました。　くせもなくおいしかったです。

高知の日本酒も堪能し、この日はこれで終わり

9/1（土）
４日目
高知＝＞窪川＝＞宇和島＝＞下灘駅（観光列車）＝＞松山＝＞児島
8:20　高知　しまんと１号

9:40　窪川　普通　

四国に新幹線”０系”？

ホビートレインとトロッコ列車の共演

車窓からは、
途中、江川崎駅まで
いくつかの沈下橋を見ることができます。

車で通るのは、少し不安かもしれません。

12:15　宇和島駅

３か所目の城に行こう！
でも、1時間半で宇和島城見学とお土産を買うというハードスケジュール

宇和島駅 駅

駅から徒歩10分
雨もシトシト降るなか、急な坂を登ります。

宇和島城 名所・史跡

やっと３層の宇和島城が見えました。
松山城　高知城と比べると　かなりこじんまりしたお城ですが、天守閣から海を見渡すと城主になった気分を味わうことができます。

13:58　代行バス
15:00　八幡浜駅
豪雨被害で運行休止の区間を代行バスで移動します。

16:06　八幡浜　伊予灘ものがたり

この列車も　グリーン車　扱いです。

当初、豪雨被害の影響で、運休路線が多く、伊予灘を見渡せる絶景駅で人気のある下灘駅を訪れることをあきらめており、列車の指定席をリクエストしませんでした。その後、予土線復旧、代行バスで下灘駅を目指せることが分かり、それなら人気の「観光列車　伊予灘ものがたり」が取れないものか、四国に入った日の松山駅で聞いてみたところ、空席があり乗車することができました。

この列車も
沿線の方々が歓迎してくれます。

がんばろう愛媛　（豪雨被災の復興）タオルを振っている方が多く、早期の復興をお祈りします。

大洲城の左手では、
”おもてなし隊”が、遥か彼方の電車に向かって旗を降り続けてくれていました。

伊予灘駅

１０分ほどの下車タイムがあります。

この日は、
プラットホーム・コンサートなるイベントが駅で行われており、かなりの人出（相当でした。マスコミも・・・）で駅に溢れていました。
本当は、ひっそりとした情緒感溢れる雰囲気を味わいたかったけど、少し残念な気持ちになりました。地元の方にとっては、楽しみなイベントなんですけどね。

下灘駅 駅

18:40　松山　しおかぜ30号
丸亀を経由し
22:01　児島　サンライズ瀬戸

岡山駅　サンライズ出雲　とドッキング（併設）

9/2（土）
7:08　東京

今回の旅は、鉄道での四国周遊でしたので、下車駅・宿泊地駅の周辺しか見て回れませんでしたが、要所要所は抑えたのかな？
充実した　いい旅　になりました。今度は、ゆっくりと訪れてみたいです。

鉄旅も、かなりいいですよ～～
お酒も飲めますしね！

岡山駅 駅