2018/09/08 - 2018/09/08
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nomadic dreamさん
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いつまでも大事にしたい懐かしい風景がありました。
潮風が吹いて、ほんのり醤油の香りがする町に。
関東平野をのんびり流れてきた利根川が太平洋に流れ込む突端のまち、ここは銚子。
江戸幕府が開かれて、生活物資の関西依拠を断ち切るためにここで醤油づくりが始まり、紀州の湯浅から醤油の作り方が伝わりました。
関東平野の最東端「銚子半島」を走る「銚子電鉄」のアオガエルにゆられていると、尽きないノスタルジーへの扉が開きました。
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銚子電鉄の終点「外川駅」から一日が始まりました。
「とかわ」と読みます。
駅前広場は砂利で敷き詰められて、裸電球が似合いそうな駅です。外川駅 駅
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銚子半島、犬吠埼とその周辺の地図を見ると外川駅は一番突端に位置しています。
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外川駅は別名「ありがとう駅」です。
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改札口の上には裸電球がありました。
夕刻、それも冬の寒い日に来てみたいところです。
夕暮れ時、通勤のお父さんがコートの襟を立てて降りてくる、頭上には裸電球。
そんな風景を思い浮かべました。 -
レトロな昭和感が溢れています。
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1913年創業の銚子電鉄は約6.7KMのローカル線。地元民の足として、また観光列車として生き残っていますが、経営状態は赤字が続いて相当苦しいようです。
全10駅を約20分かけて走ります。 -
駅構内には自動の切符販売機はありません。
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ベンチはヤマサ醤油とヒゲタ醤油。
銚子にある2大醤油メーカーがサポートしています。 -
こちらはヒゲタ醤油
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外川は銚子半島の突端。この道は海に向かって次第に下がっていきます。
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正面には太平洋が広がります。
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潮風が吹き抜ける町
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太平洋に抱かれるように寄り添う集落。
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坂の途中には雑貨屋さんがあって、そこは集落のコミュニケーション場でしょうか、郵便ポストもあります。
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ゆるりゆるりと電車が外川駅に入ってきました。
運行されている列車は2編成で、外川駅には約30分おきに2編成が代わり代わる電車が入ってきます。 -
地元の足です。
子供たちが集合して乗りこみました。
今日は千葉のどこかでスポーツの試合があるようです。
引率の先生が「今日は勝ってくるぞ」と鼓舞していました。 -
朝日が差し込む駅構内。休日の朝の風景です。
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2両編成の先頭1両目はかつて日本の高度経済成長時代に京王線で多くの通勤客を運んでいた旧2000系でした。当時と同じ懐かしい緑色。昭和40~50年代に京王線に乗ると各駅停車で走り回っていた可愛いやつです。
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昭和37年製造と記載されていました。56年間長い間随分と頑張りました。
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東急電鉄のカエルとは違うのですが、京王電鉄のカエルも可愛いです。
いつまでも大事にしたい風景です。 -
アオガエルが行ってしまい暫くすると、次の電車が「ありがとう駅」に入ってきました。
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これはかつて京王電鉄で活躍した5000系です。白いボディに赤い線を纏っていたかつての花形特急でした。ここでひっそりと余生を過ごしていました。
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左上の行先案内板も当時のままなのでしょう。
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最近の通勤電車は角ばっていて寒々しい感じを受けますが、昭和の電車は可愛い丸顔です。
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撫でたくなるような、丸さです。
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当時5000系は快走していました。
昭和50年代でしょうか。 -
室内も当時のままでしょうか。
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外川駅から電車に乗って次の犬吠埼駅へ。
1駅間の距離は平均700メートル。あっという間に次の駅に到着してしまいます。
最高速度は40キロメートル。 -
犬吠埼駅は広々していました。
犬吠埼灯台はここからすぐ。 -
残暑はまだ厳しいですが空が高くなってきており、秋が近づいているのを感じます。
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駅の改札はもちろん無人。
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犬吠埼駅は長いです。
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地元の足となって。
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銚子半島はキャベツ畑が広がっていました。
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青空のもと。
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アオガエルがやってきました。
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次に外川から2つ目の君ヶ浜駅に行きました。
君ケ浜 駅
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君ヶ浜から犬吠埼灯台まで森を抜けること数分。
犬吠埼 自然・景勝地
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太平洋が広がっていました。
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犬吠埼観光ホテルからの見晴らしはいいのでしょうね。
犬吠埼観光ホテル 宿・ホテル
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海水浴の賑わいは終わっていました。
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また君ヶ浜駅に戻るとまたアオガエルが。
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空高く、アオガエルが行く。
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緑の畑を横切るこの感覚
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本銚子駅へ。
本銚子駅 駅
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こんなダジャレが。
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本銚子駅はうっそうとした森に囲まれています。
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次に来たのが銚子電鉄本社のある「仲ノ町駅」。
この駅に降りたつと辺り一面「しょうゆのかおり」に包まれます。
外国人が日本の空港に来ると「しょうゆ」の匂いを感じると言いますが、ここのかおりはより一層きついので外から来る方にはつらいかもしれません。仲ノ町駅 駅
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どの駅も古いつくりが残っています。
駅舎の中にもしょうゆの匂いが漂っています。 -
ここからヤマサ醤油の工場見学に行くことが出来ます。
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案内に沿って歩いてください。
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しょうゆのタンクを背景に。
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昭和37年製造と書かれています。
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後ろには醤油のタンクが立ち並んでいました。
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稼働車両は2編成、もう1編成が仲ノ町でお休み中。
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仲ノ町駅には銚子電鉄の本社と工場があります。その周りをヤマサ醤油の工場が囲んでいます。
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かつての京王2000系と5000系が並んでいました。
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銚子から外川に向けて列車が仲ノ町を後にしました。
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2013年1月27日に銚子駅で撮った写真が出てきました。
古い車両が走っていました。 -
2013年当時の銚子駅前。
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