今年の夏休みは最近人気急上昇中というベトナム・ダナンを訪れました。<br />次々と新しいホテルが建設されリゾートとして発展中の都市ダナンはもちろん、かつての日本との縁を残す美しい街ホイアン、ベトナム統一を果たしながらフランスの植民時代という屈辱を味わわざるを得なかった歴史の爪痕が感じられる古都フエ等をめぐり、ベトナムという国が経験してきた様々な歴史的な経緯に思いを馳せつつ、リゾートライフもしっかり楽しんでまいりました。<br />今回も我が家のマスコット、桜文鳥雛のゴエモンと一緒です。<br /><br />part3はホイアン観光編。

ベトナムの今と昔を知る　ダナン・ホイアン・フエの旅　withゴエモン　Part3

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2018/09/01 - 2018/09/06

384位(同エリア1785件中)

エリア

ホイアン(ベトナム)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.5

グルメ: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 徒歩

航空会社: ベトナム航空

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

利用旅行会社: 日本旅行

午後はオプショナルツアーでホイアン観光に出発。

バスに乗ると日本語のホイアン案内マップを渡されました。
ホテルからホイアンまでは車で30分少々。

ホイアンの歴史地区は歩行者専用で、車やバイクは入れないため、近くの駐車場に車を置いて、徒歩で歴史地区へ向かいました。
オプショナルツアーにつきものの本筋と関係ないシルク工場見学。

下の棚の葉の上にいる白い紐みたいなのは蚕です。
このような機械で少しずつシルクを編んでいくよし。

この後はお決まりのシルク製品売り込みタイムでしたが、買う気を見せなければそれほどしつこくはなかったですよ。
歴史地区に到着しました。

ホイアン名物のランタンもちらほら目につきます。
最初の訪問地は昔の裕福な貿易商人が建てたとされるフーンフンの家。
ベトナム・中国・日本の様式が入り混じった様式だそうです。
天井ちかくについている二つの丸いものは「龍眼」といい、魔を払う効果があるのだとか。
どこらへんが日本様式でどこらへんが中国様式、ベトナム様式なのかと問われてもよくわかりませんが、調度品の精巧さなどを見ればかなり富裕な商人であったことはわかりますね。
これは二階にある格子戸。

実はホイアン、時々台風などで川が増水し、床上浸水に見舞われることが度々あるのだそうです。

この格子戸はそんな時、階下にある貴重品や小さな子供たちを二階に引き上げるためにあるのだとか。
二階からの眺め。中央のピンクの建物が有名な来遠橋（日本橋）です。

１６世紀まだ鎖国になる前はこの橋の手前側が中国人地区、向こう側が日本人地区だったそうです。
橋の手前側には猿の像が。
橋の向こう側には犬の像があります。

これはこの橋が建てられた1593年が申年で、完成した1596年が戌年だったから、とガイド氏が言っていましたが、おや今調べたら1593年は巳年だったようです。（申年は1596年）

俗説として当時橋の両側に住む中国人と日本人の間では商売をめぐって小競り合いがあり、「犬猿の仲」だったから、という説があるそうですが、案外こちらの方が本当かもしれません。
日本人が建てたころは橋だけだったそうですが、鎖国により日本人が現地を引き上げてから、中国人が寺院などをつけ足して現在の姿になりました。
橋の名前は、1719年に広南国王の阮福凋が論語の「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」から名付けたとされています。

そういう意味では、ベトナムと日本と中国の合作ともいえるかもしれませんね。
写真の右下を見ると、いくつかの線が刻まれているのがわかると思いますが、川の増水のため、ここまで水が上がってきたのだそうです。ここ20年の間でも４本もの線が刻まれており、洪水が決してまれなものではないことがわかります。
日本橋といえばこの角度がやはり有名でしょうか。

ベトナムの２万ドン紙幣の図柄にもなっています。

ところでベトナムの紙幣といえば、基本的に全部ホーチミン氏の肖像画が描いてあって色が違うだけのように見えるので、ちょっと慣れるまで時間がかかりますね。
トゥボン川の岸辺。

ホイアンが貿易港として栄えていたころは水深がもっと深く、向こう岸の中州までずっと川だったそうです。

なかなか素敵な眺めですが、注意していないとボート屋のおばちゃんから「ボート」「ボート」としつこくボートを勧められることになります。
美しい街ですが、かなり蒸し暑いです。

ぶらぶら歩いていても汗だくになるくらい暑い。
海のシルクロード博物館を見た後、かつての華僑の集会場である福建会館にやってきました。
入り口が複数ありますが、男性は右側、女性は左側から入るのがしきたりなのだそうです。
天井からたくさん線香がぶらさがっています。

よく見るとそれぞれの線香に願い事を書いた紙がついています。

燃え尽きると願い事が叶うのだとか。

地元の人だけでなく、スペイン語などの書かれた紙もありました。
ここが神様が祭ってある祭壇です。

左側の祭壇がお金持ちになる祭壇、真ん中は仕事がうまくいく祭壇、右側は健康になる祭壇だったかな？

もちろん迷わず左側の祭壇に行きましたとも。
自由時間になったので、街を散策。

ついでにゴエモンの記念写真も一枚。
ところがあまりの暑さで嫁がグロッキー状態に。

しかたないのでベトナムのスタバと言われるハイランドコーヒーを見つけ、緊急避難。
アイスコーヒーをいただきました。

コーヒーは濃い目で、どうやら少しずつ氷を溶かしながら飲むスタイルのようですが、なにしろ暑かったのでコーヒーだけ一気に飲んでしまいました。
夕食はリバーサイドのレストランで。
ランタンがともっていていい雰囲気です。
日が暮れてくるとさらに雰囲気がもりあがります。
前菜はホイアン名物のホワイトローズ。

エビ入り餃子ですね。
これまたホイアン名物の汁なし麺のカオラウ。
夜もホイアンの街は美しいです。
ランタンをディスプレイしたお店。

このほかにもおしゃれな雑貨店や飲食店が沢山。
川沿いを歩いていくと川面にはたくさんのボートが浮かんでいます。
ナイトマーケットのある新市街に行く橋が見えてきました。
新市街からのぞむ旧市街。

ホイアンのシンボル、日本橋が正面に見えます。
ナイトマーケットの入り口です。
大変な人出です。

歩いて回るだけでも楽しいですが、すりや置き引きには注意しましょう。
ホイアンのカップル向けスポット。

沢山のカップルが写真撮ってました。
昔懐かしいMr.ビーンの店。

なぜかベトナムではまだ人気あるようです。
お洒落で景色の美しい街ホイアン。

夜はとりわけ雰囲気がいいです。

昼間の街もいいですが、何しろくそ暑いので、今度くることがあったら１，２泊してのんびり川べりのカフェやバーでコーヒーやビールをちびちびやりたいもんです。

Part4は古都フエを訪ねます。