オランダ、ベルギー、ルクセンブルクとおまけのドイツ８日間　VOL.5「アントワープの街で巨匠ルーベンスの作品に触れる」

2018/08/21 - 2018/08/21

ブリュッセルのホテルを出発して45分、ベルギーでは最後のアントワープの街に到着しました。

この街での目的はもちろん、ペーター・パウル・ルーベンス（１５７７-１６４０）の作品が多くある「聖母大聖堂」を見ることです。「フランダースの犬」のアニメを子どもと共に見て涙した私にとって、興味のある作品です。

添乗員さんがバスが着くまでの間に、子どもが見るには悲しすぎる結末の話を短めにまとめて話してくれました。何度聞いてもウルッと来る内容ですが、国によって結末は違っているようですよ。

エリア アントワープ(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

８／２１（火）

アントワープの街に到着しました。

マルクト広場に建っているのは、英雄ブラヴォーの像です。ブラヴォーはスヘルデ川に住む巨人アンチゴーヌを退治したときに、巨人の手を切り落として川に投げ入れたと言われています。

「ant（手）＋werpen（投げる）」が、「Antwerpen（アントワープ）」の音に転じたと言われています。

屋根のてっぺんには、美しい装飾が施されています。

市庁舎はちょうど工事中でしたが、聖母大聖堂とギルドハウスが美しい中世の街並みです。

美しい通りです。

マリア様の街なので、こんな所にもマリア像。

通りによって雰囲気が違いますね。

聖母大聖堂が見えてきました。

壁にも手の彫刻があります。

色々な物語の一場面が描かれていました。

日本人にはお馴染みの、フランダースの犬ですね。

ガイドさんが連れて行ってくれたのが、こんな素敵な景色の所♪

小さな家が集まっていて、ポンプ一つが住人の水源だったそうです。

住人の男性が酔って帰ってきても鍵穴に鍵が刺さるように、こんな工夫がされているとのことです。さすがベルギー、ビールの国ですね。

帰ってから調べてみると、「中世の小路」という名前のようでした。

緑が多くて素敵な小路でした。

マイワールド(*^_^*)♪

いよいよ、聖母大聖堂に入りますよ。

ドキドキ☆＊☆

日本のアニメの雰囲気とは違うけれど、ここにもネロとパトラッシュが・・。

2016年12月に作られた、比較的新しいものです。

以前の記念碑は古くなって、取り壊されたそうです。

ファサードの彫刻が細かいです。

フランドル地方で最大のゴシック建築の大聖堂です。

優しい雰囲気のマリア像ですね。

ステンドグラスも見事です。

高い天井と手の込んだ造形で、ゴシック建築の醍醐味を感じます！

そして、ルーベンスの傑作三連作の一つ「キリストの昇架」

迫力がありますね。

二つ目の「聖母被昇天」

天に召されるネロとパトラッシュを迎えにきたのは、この中の天使でした。

三つ目が「キリスト後架」

キリストが十字架から降ろされる様子が、劇的に描かれています。

赤い服の男が聖ヨハネ、左から手を差し伸べている青い衣服の女性が聖母マリア。ネロが一目見たいと憧れ続けた絵です。

キリスト教信者でなくても、何となく気持ちが分かるような絵ですね。

大好きなステンドグラスもズームで・・。

細かい図柄ですね。

こちらにもマリア様が。

物語の世界から現実に戻ってきました。

お土産に、手のチョコレートやクッキーはいかがですか？

私は、遠慮しておきました。

グルン広場には、ルーベンスの像がありました。

今日のランチは、こんな素敵な広場にあるレストランです。

ビールは、地ビールの「DE KONINCK（ドゥ　コーニック）」

ランチのメニューは、「ワーテルゾーイ（鶏肉のクリームシチュー）」、サラダ、ストロベリーアイスでした。

普通に美味しかったです。

ネロとパトラッシュは、こんな街で牛乳配達をしていたのでしょうか？

小さな花屋さんには、夏と秋の花が色とりどりに売られています。

アントワープは、小さいけれど素敵な街でした。

次はベルギーを離れ、オランダに向かいます。