2016：日帰り台湾～１万円でどこまで遊べるの？～

2016/05/28 - 2016/05/28

2016年5月、なんだか暇だな～と思って親友を「週末台湾行かない？」と誘ってみたところ、「いいよ」とのこと。そんなわけで日帰りで台湾に行くことになりました。

所持金は１万円。

１万円でどこまで遊べるの？をテーマに、台北で14時間遊んできました！

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ピーチ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝だか夜だかわからない午前２時半。４日前に決めた台湾日帰り旅のため、のそのそと起き出してメイクもしないままタクシーに乗り、友人との待ち合わせ場所である池袋東口に向かいます。3:30に、池袋から羽田空港に向かうバスがあるためです。

10分前に現れた友人と合流し、4:30羽田空港国際線ターミナル着。早々にチェックインを済ませ、5:30に出国です。

航空会社はピーチ。お互い毎年それぞれで海外旅行に行っていますが、格安航空会社は初めてです。どんなものかとそわそわしていましたが、まぁ最長で台湾までだよな...という結論で合意しました。

8:30、台湾桃園国際空港に到着。私にとって初めての台湾です。友人は数年前に一度来たことがあるので、今回は移動を含めた諸々を友人に頼ることとしました。

まずは空港で１万円を両替。
今回はカードは使わず、お土産を含めて１万円だけで遊びます。

空港からバスで台北の市内に出ます。バスの代金は125台湾ドル（約440円）です。窓から見える景色は日本と同じで、海外に来た感覚がほとんどありませんでした。

台北駅で地下鉄の１日券を買います。　

これです。

台北捷運1日票というそうで、150元（550円）でした。

朝食を食べるべく、地下鉄に乗ります。表記は漢字（日本とは異なる漢字もありますが）なので、まだ海外に来た感覚がありません。

２駅ほど乗って、中正紀念堂駅下車。少し歩いて「鼎元豆漿」というお店に来ました。ガイドブックに載っていたお店で、朝食をとるならココ！と紹介されていたのです。地元の人の行きつけだそうです。

・・・読めない。

台湾グルメは小龍包以外初めてだし、昔から漢字よりアルファベットのほうが得意で、英検は準１級ですが漢字検定は５級（小卒程度）です。そんなわけで、漢字から内容を想像することすらできず、運悪く英語がまったく通じない！

平澤まりこさんが「旅とデザート、ときどきおやつ」の中で食べていた、揚げパンをスープみたいのに浸して食べるものが食べたいけど、どれがそれなのか分からず・・・。揚げパンは目の前にあったので、それを指さし、あとは周りの人でスープのようなものを食べている人を探して「あれ」と言い、ひとまずオーダー終了。

人生で初めて「言葉の壁」に激突しました。この一瞬でHPが半分に減少。

鼎元豆漿 中華

この揚げパンを左のスープに浸して食べるようです。

なお、後から調べたところ、スープは豆漿(とうちゃん)、揚げパンは油條ということが分かりました。豆漿に塩を加えたものを鹹豆漿加蛋、砂糖を加えたものを甜豆漿というそうです。

油條はかなりオイリーですが、豆漿はさっぱり。ふたつで40台湾ドル（140円）くらいでした。

外に出ます。５月末ですが、さすが台湾。猛烈に暑いです。

思いつきで決めた旅なので、事前の予習ゼロ。でもとりあえず観光的なことはしたいので、近くの中正紀念堂まで来ました。いきなりスケールが大きいです。

中華民国初代総統の蒋介石を記念して作られた建物と広場だそうです。台北の人々の憩いの場として、多くの地元peopleも訪れるのだとか。

中正紀念公園 広場・公園

目の前の巨大な建物がメモリアルホール的なものです。高さは70mもあるそう。とにかく巨大です。ホールに行きつくまでの階段は、蒋介石の生きた年数である89段になっているそうです。

いや～もう暑いのなんのって・・・。

中正紀念公園 広場・公園

ホール内には、蒋介石の巨大な像が展示されていました。蒋介石とは誕生日が同じで、めちゃくちゃ軽い思い入れがあります。でもまぁ、こんなにも大きな像を建ててもらえるなんて、蒋介石がいかに台湾の人々から尊敬されているのかを知ります。

あぢー。

「とりあえず涼しいところに行こうぜ」ということで、台北101に来ました。

台北101 ショッピングセンター

ちょうどお昼時だったので、鼎泰豊でランチをとることにしました。・・・が、この人集り！受付のスタッフに待ち時間を聞いたら、30分くらいだと言うので待つことにしました。

オーダーシートに食べたいものを記入して提出し、呼ばれたら入店できるシステムです。効率的！

鼎泰豊 (101店) 中華

30分ほど待って、入店。店内では小龍包がサクサク作られていました。

着席すると、さっそく注文したものが運ばれてきます。いろいろな種類の小龍包が食べたいので、５個入りを細々と注文しました。味はどれも抜群に美味しいです！台湾のレシピは国外持ち出し禁止だそうで、たしかに少し違っていると思いました。

他にもきくらげの炒め物などもたらふく食べて、合計700台湾ドル（2500円）。ここは諸々の事情から私のおごりです。
お腹が満たされたところで、台北101内のお土産コーナーを見て回り、そこで見つけた嶢陽茶行のお茶４箱セットを購入。パッケージがかわいくて、仲の良い友達にお土産にしたら喜ばれました。詳細価格は忘れましたが3500円くらいでした。

猛烈に暑く、汗が噴き出ます。駅のセブンイレブンで日本の汗拭きシートが売られていたので400円ほど出して買い、涼をとります。

続いては龍山寺。ここは絶対に来たかった場所。

縁結びの神様が祭られているお寺で、台湾最大のパワースポットなのだとか。
寺であろうが神社であろうがモスクであろうが、縁結びにご利益があるところはどこにでも行く所存です。私も友人もそのくらい切実だったので、当然行きます。

老若男女さまざまな人が祈っています。特に若い女性が多いように感じましたが、みんなかなり真剣です。

色とりどりのお供え物が置かれています。その傍らで、地面に頭を擦りつけながら真剣に祈る人々がいて、よほど効果があるからこその行為なのだろうなぁと期待します。

ろうそくやお線香を買って供えることができます。皆ご利益を求めて買うので、寺院内は煙とにおいがすごいです。それはそれで趣です。

調子の悪いところにつけると改善する的な煙だと予想。

寺院の奥に進むと、縁結びの神様「月下老人」が祀られており、若い女の子たちが大勢お参りしています。オーバー30の我々も、年齢など気にせずにお参りします。
なお、友人はこの年の年末に恋人ができて昨年結婚、私もこの8カ月後に現在の夫と出会い、その年に結婚しました。たぶんこのお寺のおかげだと思います。あとはバリ島の縁結びの寺院のおかげもあると思います。とりあえず、できる限りのことをした結果と言えます。

★夫とのコラボ旅行記★
https://4travel.jp/travelogue/11390492

龍山寺と駅の間に、美味しい胡椒餅のお店があると聞いて来てみました。しかし、「こんなに暑いのに胡椒・・・いく？」という雰囲気になり、結局買わずに出てきました。

福州元祖胡椒餅 地元の料理

駅前の広場には男性陣。碁のようなゲームをしたり、新聞を読んだりしています。バリ島も、男たちは働かずに路上に座っていますが、ここでもそうなのか！と衝撃を受けました。

國父紀念館駅で下車。アジアといえばバイクなのです。

ICE MONSTER忠孝旗艦店（本店）に来ました。すごい行列です。

猛暑の中１時間待って、ようやく入店。入口のレジで注文をして、案内された席に座ります。１人１品注文が必要です。

アイスモンスター (旗艦店) スイーツ

マンゴーかき氷。

氷がふわっふわで初めての食感です。マンゴーのソースは濃厚で、おそらくこれまでの人生で最も美味しいかき氷でした。価格は220台湾ドル（およそ800円）。

携帯電話を見ると「飛行機が２時間遅れます」とのメールが届いていました。わーい。20時発→22時発となり、もう少し遊べることになりました。なので、士林の夜市に来ました。

あちらこちらに屋台があります。

とても活気があります。

エッグタルト。美味しそうなので、１つ買います。100円くらいでした。

これまでは「台湾は日本の街並みとそう大差ないな」と感じていましたが、ここにきて一気に中華圏色が増します。

士林夜市はとにかく敷地が広く、いろいろな屋台に見たこともないような食べ物がたくさん売られています。私たちは「台湾来たのに麺食べてない」ということで、市場の地下にある美食区に来ました。

士林市場 市場

ここにもたくさんのお店（屋台）があります。あまり時間もないので、そこそこ混んでいるお店に入ることにしました。

士林市場地下美食区 地元の料理

地元民でにぎわっています。台湾では週末は家族で外食するのが一般的と大学時代の台湾からの留学生が言っていたのを思い出しました。たしかに、子連れでワイワイしている家族が多いです。本当に活気があって、ここにきて初めて「海外に来た」と感じました。

お待ちかねの麺。私は海鮮系のさっぱりした麺をいただきました。たしか100元（350円）でした。

友人は牛肉の刀削麺らしきものをオーダーしていました。

この麺を20分で平らげ、急いで台北に戻り、空港バス（片道約450円）に乗って台湾桃園国際空港へ。滞在時間はおよそ14時間（市内は12時間）、使ったお金は一人およそ9000円（フライトを合わせると28000円）。見て食べて買って、贅沢旅ではないけれど節約旅でもない、とにかく好きなことだけをした盛りだくさんの楽しい日帰り旅でした。