2018/08/27 - 2018/08/31
212位(同エリア399件中)
風太郎さん
就航20周年のクルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」に乗船して小笠原諸島父島への4泊5日往復ツアーに参加しました。4泊はいずれも船中泊で、残念ながら父島滞在は到着日29日の日中のみでしたが、父島の海と空の青さに癒されました。またクルーズ船は日本船なのでサービスも食事も日本人好みだし、船の設備も充実していて楽しめました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
PR
-
今回の小笠原クルーズ船の発着は横浜大さん橋で、ツアー集合・受付は16時でしたが駐車場を利用するため早めに到着しました。
-
16時~受付が始まり乗船券を提示して「びいなすカード」が発行され順次乗船します。なお、大きな手荷物は受付前にポーターサービスがありタグを付けて客室までの運搬を依頼できます。この「びいなすカード」は乗船後に5階エントランスの受付でクレジットカードを登録すると下船時の精算が不要なので便利です。
-
大さん橋からの乗船は6階のエントランスになりますが、5階~7階は吹き抜けで開放感があります。
-
コンパクトな船室ですが最大3名で使用できます。
-
乗船するとすぐに避難訓練があり決められた救命艇付近に集合します。
-
隣のダイヤモンドプリンセスと連続して出港することになりました。おおさん橋に紙テープを投げてセイルアウェイセレモニーが始まりました。デッキの乗客にはドリンクが振る舞われました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡
-
大さん橋を離岸して小笠原クルーズの始まりです。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡
-
このような船内新聞が配布され、毎日のイベントが知らされます。
-
今回の航路図になります。船は名古屋から出発していますが、往復は横浜~父島になります。
-
ダイニングの席数の関係で夕食は二部制でした。事前の選択で二回目を選択しておきました。
-
一日目の夕食は和食のコースでした。日本人シェフの調理なので安心して食事できます。とても美味しくいただきました。メニューは、前菜は鰻煮凝り・燻りがっことチーズ山菜マヨネーズ・翡翠茄子の黒胡麻クリーム、お造り、冷鉢は冬瓜と湯葉の雲丹餡かけ、焼物は阿波尾鶏の葱ソース、酢物は長芋もずく、菓子はほうじ茶とやぶきた茶のあんみつ・・・という内容で食材も新鮮で料理長のアレンジが光ります。
-
書道家紫舟さんによるパフォーマンスショーが開催されました。参加者からテーマを募集して即興で和紙に揮毫されました。圧巻は3mの和紙に鶴が羽ばたく作品を仕上げていく様子でした。
-
夜更かしをする方々のために毎夜、メインダイニングで夜食が用意されています。
-
客室のTV画面では船の位置が表示されます。二日目の朝に位置を確認すると八丈島を通過し青ヶ島沖であることが分かります。
-
朝食時間は6時30分から開始されるので適当な時間に入場することができます。
-
日中の時間帯には世界自然遺産・小笠原諸島の様子について講演がありました。保存されている生態系に影響を与えないように上陸に際して注意事項も伝達されました。
-
天気も良く、海も穏やかで、気温も30度と適当なので屋上のプールを楽しみました。
-
昼食は天丼でしたが、本格的な日本の味で美味でした。日本船で良かったと感じる時間です。
-
午後、鳥島に接近しました。船内放送もあり乗客がデッキに集まります。
-
夕方には不思議な岩も出現しました。岩の中には海鳥の巣があり船が近づくと鳥が飛び立ちます。この岩礁が伊豆諸島の南端になるようです。
-
船長主催のミニパーティー・ふれんどしっぷナイトが開催され特製カクテルが振る舞われました。
-
28日夕食のメニューは、栄螺のウルギニヨン、夏野菜のマリネ、タピオカ入りコンソメ、真鯛のグリル、シークワーサーグラニテ、国産牛サーローインステーキ、自家製胡桃パンとバゲット、白桃ムースとガナッシュショコラのマンゴーコンポート添え、珈琲~という内容で、美味しゅうございました。
-
いよいよ世界自然遺産・小笠原に到着の日です。
28日6時30分~二見湾内の係留ブイに接近します。二見港には水深の関係で接岸できないため沖合に停泊します。 -
小笠原父島の観光ツアーの時間が午後の組になったので、朝食は余裕をもっていただきました。
-
午前中の時間にも余裕があるので9時からアートクラフト教室に参加してみました。作品はパウダーアートマグネットが2種類完成しました。
-
午後の観光ツアーまでの間に二見港周辺の散策を目的に上陸しました。沖合に停泊している船から上陸するためには通船に乗り換えて移動することになります。通船に乗船して5分程度で二見港に上陸しました。
二見港 乗り物
-
二見港周辺の地図をたよりに徒歩で散策です。時間に余裕があれば村営バスで島の名所を観光できますが今回は徒歩圏内の周遊になりました。
-
小笠原の海は世界遺産というだけあって格別に美しい海でした。
大村海岸 自然・景勝地
-
港の一角に施政返還50周年の記念碑がありました。
-
父島を歩き始めると小笠原固有種のタコノキが目立ちます。
-
ウミガメを目的に小笠原水産センターまで歩いてみました。
小笠原水産センター 動物園・水族館
-
敷地内の六角池にはアカウミガメが悠々と泳いでいました。
-
六角池にはアカバという魚もいて歯磨き体験ができました。
-
水産センターには小さな水族館もあり近海の魚が飼育されていました。
この水槽にはフグやウツボなどがいました。 -
水族館の出入口付近にはアホウドリの標本も見ることができました。
-
水産センターから港方面へ戻る途中で定期連絡船おがさわら丸が入港していました。
二見港船客待合所 乗り物
-
二見港のある大村のメインストリートから山側に階段を200段程度上ると大神山神社が鎮座しています。航海の無事を祈って参詣いたしました。
大神山神社 寺・神社・教会
-
大神山神社から下りてメインストリートをさらに進むと海側にビジターセンターがあります。ここの展示で「南十字星」は春の夜空で観覧することが最適であることが判明しました。
小笠原ビジターセンター 美術館・博物館
-
TV番組でも紹介された寿司屋「島寿司」さんです。一時間前には行列ができていましたが、どうやら入れそうです。
島寿司 グルメ・レストラン
-
白身魚をづけ寿司にした「島寿司」が名産ですが、近海魚とセットになった小笠原寿司を注文しました。鮮度が良いので満足するおいしさです。
-
寿司は美味しいのですが、気温も高いので歩いていると「かき氷」が食べたくなり民宿の軽食店で食べてみました。
-
13時30分に二見港に集合し観光ツアーに参加しました。ツアーの前半はバスで展望台や北端の海辺を周遊します。
-
大村の近郊にある三日月山の一角にウェザーステーション展望台があります。かつて気象台が設置されていたことが名称の由来らしいです。眺めはすばらしく母島まで見えることは珍しいそうです。
三日月山展望台 名所・史跡
-
バスは次に父島の宮之浜に到着しました。宮之浜は父島北端の浜辺ですが、隣の兄島が正面に迫りシュノーケリングの名所らしいです。
宮之浜 自然・景勝地
-
宮之浜から二見港に戻り、ツアー後半はバスからグラスボートに乗り換えました。
二見港 乗り物
-
二見湾を遊覧していると岸壁には枕状溶岩や先の大戦で構築されたトーチカの跡が残っていました。
-
境浦海岸には沈没した船が残っていて魚礁になっているそうです。戦争の傷跡を青い海が癒してくれるようです。
-
二見港に戻ってくると急に水深が浅くなる所がありボートの底窓から覗くとサンゴの群生が確認できました。
-
サンゴを眺めていたら警笛が鳴り「おがさわら丸」が出航していく場面でした。航路を譲るためグラスボートはサンゴ礁の洋上で停泊し見送りました。
-
16時にツアーが終わり、漁船が協力してくれる連絡船で「ぱしふぃっくびいなす」に戻ります。
-
渓流ブイからロープが外されて出航準備が進み、湾内で方向転換します。
-
出港時間になりました。漁船の皆さんが見送ってくれました。
-
29日19時30分~和食コースの夕食です。前菜に島寿司が提供され小笠原の食を感じさせます。お造り、椀物、焼物、揚物、酢物と続き菓子まで見ても良し、味も良しの贅沢さを賞味しました。
-
小笠原を出港し30日は往路と同様に終日航海です。
時間にゆとりがあるので7時20分~和食を選択して朝食です。 -
朝食後にデッキの風に吹かれていたら穏やかな洋上に岩礁が現れました。
-
船内のイベント時間の変更があり、10時~7階メインラウンジでクルーメンバーによる歌の披露がありました。歌詞も配布されたので参加者全員で歌うイベントでした。
-
歌のイベントが終わると船内放送があり鳥島が近づいてきました。穏やかな海と青い空の間に浮かぶ鳥島は見事な風景でした。
-
30日は終日航海日で船内を楽しめるため、11階のジムナジウムでトレーニング機器を体験してみました。ジムの後でプールとジャグジーも利用しました。
-
昼食は、ミモザサラダ、野菜スープ、びいなすカレー・白飯とサフランライス、コンディメント(フライドオニオン、福神漬、らっきょ漬)、ティラミスと珈琲~というメニューで美味しくいただきました。びいなすカレーは船内のショップでも販売されている特製カレーです。
-
13時30分~14時まで操舵室の見学時間があり終了間際に急ぎ観覧しました。
-
船内では大人や子ども向けのイベントが行われていて15時からは5階エントランスでチェロのコンサートが開催されました。
-
30日は夕方まで晴天が続き洋上の夕日を眺めることができました。少し離れた洋上には青ヶ島の島影も確認できました。
-
30日19時30分~夕食のメニューは、たらば蟹のカクテルキャビア添え、サーモンのディルマリネとアボガドの野菜サラダ、紅芋の冷製スープ、国産牛リブロースのローストとほほ肉の煮込み、自家製チェリーパンとバゲット、豆乳パンナコッタ~ハイビスカスのスープに浮かべて、珈琲・・・という内容で堪能しました。
-
乗客皆さんの期待をこめて21時15分~クルーズ最後の夜のお楽しみビンゴ大会が開催されました。結果は外れでしたが数字合わせを楽しみました。
-
クルーズ期間中は起床時間が遅く、最終日に始めての日の出を確認できました。スマホで現在地を確認すると館山沖の様子でした。
-
31日6時50分~洋食で最後の朝食を楽しみました。
8時30分~荷造りを終えて屋上デッキに出てみると横浜ベイブリッジが迫ってきていました。 -
8時36分~ゆっくりとベイブリッジを通過していきます。
横浜ベイブリッジ 名所・史跡
-
9時~タグボートの支援により大さん橋に着岸します。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡
-
9時35分~大さん橋に着岸し下船準備が整い、10階の乗客から順次誘導され6階の我々も下船になりました。下船口では「びいなすカード」を最後に提示して下船確認が終了します。「びいなすカード」は記念品で持ち帰りとなりました。
-
今回のクルーズはこれにて終了です。ぱしふぃっくびいなすはサービスの質が日本人好みなので費用相応に楽しめました。小笠原でもう1~2泊滞在できても良いのかなとも思いましたが、クルーズ船を楽しむことも目的なので十分楽しめました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
父島(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
70