2018/07/14 - 2018/07/15
653位(同エリア2970件中)
ちげさん
7月14日土曜日、視察の同行メンバーはニースからフィンエアで日本に帰るが、私は折角の週末なのでニースからコートダジュール海岸を眺めながら列車Thelloでミラノへ移動し、午後の半日をミラノのドーモ付近で過ごして、中心部のパラッツオ・マッテオッティ(旧ボスコロ)ホテルに宿泊した。
翌朝は市内に近いリナーテ空港からルフトハンザ・ビジネスクラスでフランクフルトに移動し、フランクフルトで午後を過ごした後、夜発のアシアナ航空A380ビジネスクラスでソウル経由で成田に戻った。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食後、7時半頃チェックアウトしてニース駅に歩く。
500m、徒歩7ー8分で到着。
駅には改札機があるが、一番左にTHELLOと書かれた開放された列があり、通って行く。ホームへは地下から行くようになっていて、ホームへ上がるには階段しかなく、スーツケースで苦労する人が多かった。 -
Thelloと言う会社が、パリからベネチアを夜行寝台と、ニースからミラノを日昼に、運行している。以前にパリーローマ間を乗車したことがあるアルテシアの後継だ。
8時15分発ミラノ行き特急、ミラノに12時50分に到着する予定だ。インターネットでThelloのサイトで予約発券してEチケットをプリントしている。1等で60ユーロと安かった。 -
イタリア国鉄車両と思われる古い車両をペイントしている。
一等車を購入している。一番端の車両だ。 -
1等車、11号車4C。1等の座席は、2-1の配置で、前後の座席が向かい合っている。
海沿いを走るので海側の座席を取りたかったが、いろんなサイトを見たが座席配置がわからず、1人なので1列席のCを指定した。 -
窓側に折り畳みテーブルがあり、電源がある。
出発を待っているとフランスの税関が回って来て、パスポートチェックと、小さなバッグの中身を検査された。 -
8時15分発なのに、8時半になっても動かない。
フランス語とイタリア語で長い説明と、英語で簡単な説明の放送が流れる。意味がよく理解できず、Thelloのホームページで運行状況を確認したところ、ニースとモナコ間の不通により出発が遅れているらしい。1時間45分遅れの予定だ。
ミラノに着いて1時半頃昼食を食べるつもりが狂ってしまった。
隣の席のイタリア女性が、ものすごい勢いで車掌と言い争いをして、大袈裟にふてくされて寝てしまった。 -
ようやく1時間15分遅れで9時半頃発車。
途中のモナコから沢山の乗客が乗ってきた。
イタリア国境駅に暫く停車。 -
ニース、モナコ周辺は傾斜地が多い。伊豆のようだ。
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生憎座席は山側になってしまった。反対側の席は、遅延で車掌と大喧嘩してふて寝したイタリア女性がスクリーンを閉めてしまい、海がよく見えない。
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スクリーンの隙間から青い地中海が覗く。
他の席では、アメリカ人が歓声を上げて写真を撮りまくっている。 -
いくつもの海水浴場を通過している。
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スクリーンを全開にして欲しいが、イタリア女性がふて寝して開けてくれない。
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デッキの窓から海がよく見えた。
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地中海がまぶしい。イタリアに入ってから絶好の海水浴場が続き、沢山の人が見えた。
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ジェノバを過ぎると、進行方向が変わり、山の中を通る。
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ミラノに近づくとアパートが見えてきた。
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12時50分到着予定が15時を過ぎてしまい午後の予定が狂ってしまった。前回のアルテシア時代もパリーローマの夜行が大幅に遅れて懲りたが、Thelloになっても、またも遅れだ。
もう、この列車は乗らない。
隣をイタリア新幹線が優雅に追い越していく。
各国の最新高速列車は快適だが。 -
ミラノ駅からはタクシーで、ドーモ近くのパラッツオ マッテオッティ ホテル(旧ボスコロホテル)へ。
地下鉄はスリやキップ売り場に小銭泥棒が多いと聞いており、荷物もあるのでタクシーにした。
マリオットのオートグラフコレクションであるこのホテルは、ドーモ近くの高級デザイナーホテルだ。
マリオットのポイントで無料宿泊。マリオットゴールドメンバーなので、朝食を付けてくれてデラックスルームにUGしてくれた。 -
デザイナーズホテルで、デザインが斬新だ。
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洗面所コーナーと寝室の間にテレビがある間仕切り壁がある。
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バスタブはなく、ガラス貼りの広いシャワールームがある。
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ロベルト・カヴァリのアメニティ。
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洗面所横に無駄に段数が多い棚
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窓の外
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ホテルから5分くらい歩くと、ドーモ広場に着いた。
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広場の周辺はショッピング街
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エマニエーレ2世の騎馬像。
人が多くいて、一瞬テロの心配するが、警察が多く巡回していて、先ずは安全な様子。 -
圧倒的なドーモの正面
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先ず、ドーモ右横のチケット売り場でチケットを買う。
建物のなかは人が一杯で、並んで自動券売機でチケットを買うのだが、カードのピンコード入力で何度もやり直しになって、悪戦苦闘していると、係員が来て案内してくれて、やっと買えた。 -
チケット売り場横のドーモ入り口の列から入場しようとすると、(ここは優先入り口なので、)と言うようなことを言われて反対側の横の列に並んで、屋上へ上がるエレベーターでドーモ屋上へ上がる。入り口には警察のようなセキュリティがたくさんいるが、案内が少なく分かりにくい。
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屋上は、このように屋根の傾斜する部分が滑って、怖い。
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屋上に上がっても、塔の上端までは、かなりの高さがある。
よくも建設したものだと感心する。 -
聖人の像が並ぶ。
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屋上から棟の先を見たところ。
装飾、規模、高さ、素晴らしい。 -
エレベーターで1階に降りて教会内部に入る。
荘厳な雰囲気に圧倒される。
椅子に座り、思わず祈りを捧げる。 -
座ったり、祈ったり、立って眺めたり、写真を撮ったり、自由だ。
騒ぐ人はいない。
皆が荘厳な雰囲気に圧倒されている。 -
内部の高さも相当なもの。柱の太さも物凄いものだ。
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一つ一つの彫刻や像も、すごい芸術だ。
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高さ、巨大な柱、装飾、荘厳な雰囲気、何れも物凄い。
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広場に面して、門のような構えのガレリアがある。
東京ディズニーランドの入り口付近のお土産屋が並ぶアーケード街は、このガレリアを模したものだ。 -
ガレリアに入ってみた。
ガラス天井に、装飾された内部。
両側には店舗が並び、多くの人が行き来して賑わっている。 -
4方向から十字のように通路があり、十字が交わる中央は大きなドーム型ガラス天井になっている。
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ガレリアの天井
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ガレリアの外に出る。市電、バイク、お洒落なミラネーゼ達が歩く。全てがお洒落だ。
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白いタクシーまでもが、お洒落に見える。
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ガレリアのすぐ先にはスカラ座。
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ガレリアから少し入ると小さな広場があり、レオナルドダ・ヴィンチの像があった。
この辺りは路地を少し行くと、小さな広場がある。 -
近くで見ると、立派な像だ。
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夕方の路地を歩いてホテルに向かう。
この中心部は人も多く、安全な地域だ。 -
カフェが並ぶ通りに出た。夜の6時半。喉も乾き、お腹も空いたので、カフェで夕食をとることにする。
生ビールを飲んだ後、赤ワインに変えた。 -
店主とウェイターが、キビキビ注文を取って運んでくれる。英語も十分通じる。日本もやがては英語が通じるようになれるか?
すると、隣のカフェの店のテーブルでアラブ風の羊肉の鉄板焼をアラブ人女性グループが始めると、羊肉の匂いと煙が我々の方に来た。私の隣のテーブルの身なりの良い中年男女が怒って立ち上がりアラブ人女性を指差し睨み付ける。慌てて我々の店の店主が来て客をなだめて別のテーブルをセットして座らせた。店主は隣の店のアラブ人女性グループを睨み付ける。私はお互い様と思い煙や匂いは気にならなかったが、ヨーロッパにはアラブ人(または我々アジア人にも?)に対して根強い差別意識があるように思った。 -
サラダとカルボナーラが来た。
生ビールに赤ワイン2杯とでご機嫌になる。
店員が、気を使って、ときどき英語で話しかけてくれる。 -
甘いものも欲しくなって、テラミスとコーヒーを頼んだ。
8時頃ホテルに帰って、明日の出発準備とシャワーをして寝る。
ニースからミラノに来て、中心部の観光をして、長い一日だった。 -
朝食は、マリオットゴールドメンバーなので、無料だった。
朝食レストランは高級で、ゆったりしている。朝7時からの営業だ。 -
テーブルのセッティングも、糊の効いたナプキンとテーブルクロスがセットされ、ビジネスホテルとは違う。
バルセロナ2泊、ニース2泊は、旅行社手配のグループ旅行向けのビジネスホテルに泊まっていたので、フランクフルト以来の高級ホテルだ。 -
ジュースや料理も質が高い。
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ミラノの空港は、羽田と成田のように、市内から僅か車で20分のリナーテ空港と、遠いマルペンサ空港がある。
勿論、近いリナーテ空港からフランクフルトへのルフトハンザを発券してある。8時頃ホテルでタクシーを呼んでもらい20分でリナーテ空港に到着した。ビジネスクラスなので、保安検査も並ばず優先レーンが使えて、あっという間に手続き完了。 -
ビジネスクラスのラウンジで待つことにする。
ミラノだけあって椅子もお洒落。ラウンジは空いていて、ゆったりしている。 -
ラウンジには、簡単な朝食がある。ヨーロッパ人は朝食はあまり食べないので、日本のラウンジのように食べ物を取る人は、少ない。
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10時発フランクフルト行きルフトハンザ。ゲートに行き、優先搭乗する。
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席に座ると窓からアルマーニのマークが見える。さすがミラノだ。
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ルフトハンザA320のビジネスクラス。
ヨーロッパ内は、普通のエコノミーと同じ3列シートを、真ん中を空けて2人で座るビジネスクラスだ。
しかし、チェックイン、荷物重量、優先保安検査レーン、ラウンジ、機内食等、ストレスの無い旅行が出来て快適だ。隣が空席なだけでも充分快適だ。 -
1時間少々のフライトだが機内食が出る。ビジネスクラスなので陶器の食器に、スモークサーモン、ハムと野菜の酢漬け、パテ、プリンにチョコのデザートがつく。
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アルプスの湖を見て、ドイツに入る。
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ドイツの平野が見えてきた。ドイツは平らで畑が大きく豊かな国だと思う。
フランクフルト空港に着陸して、一旦止まった、機長がゲートに移動するので席でお待ちくださいと英語でアナウンスしたが、後ろのエコノミー席に日本人ツアー客団体がおり立ち上がって荷物を取り始めた。
それまで、ニコニコだったドイツ人美人CAが、前方でマイクを取り、機長の指示を聞かなかったのですか?座って下さい。と言ったが、日本人おじさんおばさんツアー客は英語など理解しない。添乗員が、座って~、と言っていたが、美人CAは物凄い形相で、犬に向かって話すように、座れ と怒鳴った。この下等なアジア人ども機長の指示も聞かず英語もわからないのか、と物凄く軽蔑した怖い凄い形相に見えた。 -
1週間振りのフランクフルト。12時前で、18時発のソウル行きアシアナ航空まで時間があるので、スーツケースは一時預かりに預けて、フランクフルト市内のチケットを販売機で購入。1週間前に何度も購入したので慣れたものだ。SバーンでフランクフルトHBFへ行く。
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HBFから慣れたUバーンでウィリーブラッツで降りて一旦レーマーに行く。フランクフルトは何度か来て、レーマー、ゲーテ博物館等の名所は一通り行ったので、ライン川を散歩するつもりだ。
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ライン川。橋を渡ると公園で古本市場をやっていた。
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フランクフルトに来たからは、生ビールとソーセージだ。
ライン川横のカフェで軽く食べる。
このカフェの親父も英語をちゃんと話す。
日本に外国人が多く来ているが、普通のラーメン屋や居酒屋で英語が通じるだろうか?
中国も英語が通じず旅行がしにくい国だが、日本も中国と同じだ。日本食がおいしいとか手前勝手に自分の国を美化するのは止めて、よく考えるべきだ。この点では日本も中国も50歩100歩だ。この1か月後に北京でトランジットした時に痛感した。 -
繁華街ハウプトバッヘまで歩きSバーンに乗ろうとしたが、工事で乗り場が閉鎖。ウィリーブラッツまで歩いてUバーンに乗った。
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HBFでUバーンを降りて地上駅に出てSバーンに乗り換え。
空港に向かう。 -
アシアナ航空のカウンターは、ビジネスクラスの為にすぐに完了。荷物はスルーで成田まで送ってもらい搭乗券も成田まで2枚もらった。
優先保安検査レーンに搭乗券をかざして通過して、ルフトハンザラウンジに行く。
ヨーロッパ内行きホールのラウンジと違って、ヨーロッパ外行きのホールのラウンジは、大きく充実している。
食べ物、飲み物も沢山ある。 -
シャワーを使いたいと言うとポケベルをくれて待つ。
シャワー室は広く清潔、フカフカのタオルもある。ガラスのシャワーブースは、外に水が漏れる等と言うことはなく、水栓金具も立派で、さすがドイツだ。 -
アシアナ航空ソウル行きの搭乗ゲート。
A380総2階建て大型機。エコノミーは家族連れや若い人が長い列を作っている。いつも思うが韓国人は海外旅行する人がとても多く、感覚的には日本人の2倍くらいの比率で海外旅行をする感じだ。
アシアナも大韓航空も、日本の航空会社が路線縮小したヨーロッパの様々な都市に就航している。 -
総2階建てのA380なので、1階、2階へとブリッジが3本もつく。
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2階のビジネスクラス。最新の互い違いのスタッガードシートで一人席だ。通路側には大きな物入れがあり通路から少し隔離される。本やペットボトルもおけて収納に不自由しない。
離着陸は3点式シートベルトだ。 -
シートは180度水平になり、テレビ下のオットマンに足を伸ばせる。毛布でなく薄い布団でよく寝られる。
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離陸しフランクフルト上空を旋回する。
さようならヨーロッパ。次回は家内でも連れて来るのが良いかな。 -
先ずは、ズッキーニのような韓国のホバックの前菜。あっさりして食欲がわく。シャンペン、赤白ワインは各々2種類の銘柄から、韓国のお酒、清酒、ビール何でもある。正に雲の上の天国。
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久しぶりに、ワカメのスープ、白いご飯にビビンバの野菜、キムチや小魚の辛いミョルチが出ると、おいしい。
ヨーロッパの食事も飽きたところ。
シートをベッドにして熟睡。朝食はオムレツだった。
11時間のフライトの後、インチョンで約3時間の乗継。ラウンジに行くと日本人も多く、勝手知ったるインチョン空港。ここまで来れば帰ったも同然。2時間弱の国内線のような短距離フライトで無事に成田に到着した。
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