2018/08/11 - 2018/08/16
35位(同エリア44件中)
Saoriさん
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真冬のカンガルー島ってどのくらい寒いの?
やっぱり動物はあんまり見れないの?
そんな不安を少々抱きながら訪れましたが、
心配は無用でした。
さすが野生動物の宝庫。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- シンガポール航空 タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
カンガルー島。
南オーストラリアに位置するその島は、東京都の2倍の大きさながら信号機がひとつもなく、
人口はおよそ4千人。 カンガルーの数はそれ以上。
日本からのアクセス方法としては、まずはアデレードに向かうことになる。
アデレードからは飛行機(30分)とフェリー(2時間)のどちらかの移動手段。
飛行機の値段はフェリーのおよそ3~5倍。
ただしフェリーに乗るにはアデレードから2時間以上かけてバスで港までさらに移動する必要がある。
なるべく現地での時間を有効に使いたい私が選んだのは飛行機。
アデレード空港に到着、入国手続きを済ませた後、すぐ隣にある国内線に移動。
(コンパクトなアデレード空港ではターミナル間の移動の必要なし)
カンガルー島へ向かう飛行機は、冬場は「REX(リージョナルエクスプレス)」1社しか動いてない。
受付カウンターも空港の一番端っこ。
http://www.rex.com.au/
アデレード空港には日本人がたくさんいた。
到着したばかりの留学生らしい団体や、海外で頑張っている子供との再会を喜ぶ家族。
あちこちで日本語が聞こえてくる。 -
ただ、カンガルー島に向かう搭乗ゲートまで来ると、その姿は1人も見えなくなった。
-
沖止めされた小型の飛行機に乗り込む直前、スタッフが誰かを呼ぶ声。
…ん?
私の名前?
私を呼んでる?
あわてて駆け寄ると、
「あなたのスーツケースが運搬中に衝撃で開いて中身が出ちゃったの。スタッフが拾い集めて入れなおしたけど、全部揃ってるか確認して」
と言われ、みんなの前でスーツケースの中身を晒されるという事態に、、、
みんな早く乗り込みたくて待ってるし、、、。
そんな状態でひとつひとつ確認する余裕などなく、パッと見で「あ、も、もう大丈夫です!!」的な答えしかできなかった。
今度からスーツケースベルトは必ずつけておこうと学んだ。
(後で見た結果、中身は全部揃ってた)
やっと乗り込んだ飛行機はおよそ40人乗りほどのプロペラ機。
そしてこのときの女性パイロットさんがものすごい美人!!!
失礼ながら、なんでこんな小さな航空会社に?って一瞬思っちゃった、すいません。
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30分のフライトなんて本当にあっという間。
普段から風が強いカンガルー島。
小型の飛行機はフラフラと揺さぶられながら高度を下げていく。
真下に見えるのは…
あの白い点々はなんだろ…?
緑色の大地に、アリンコみたいに広がる白い点々。
それがたまに動いてる。
だんだんはっきり見えてきて、それがたくさんの羊だと分かる。
もうテンションがアガる。
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カンガルー島のキングスコート空港は私が今まで訪れた空港の中でも一番小さい空港だと思う。
荷物が出てくるレーンも1つだけ。
荷物を受け取ったらすぐそこにある各レンタカー会社のこれまた小さなカウンター(というか簡易ブース)へ。
今回のレンタカーはHertz。
私は事前に日本から予約をしていたが、到着してからでもレンタルは可能だと思う。
隣にはbudgetのカウンターもあり。
Hertzのスタッフにバウチャーを見せ、説明を受ける。
・走行距離が一日に200kmを超えると追加料金がかかる
・保険が適用されるのは舗装された主要道路(3本くらい)のみ
・ガソリンスタンドの場所(島内に1ヶ所のみ)
うぅ…なんかいろいろ特殊だぞ。 -
(保険適用はこの地図上の赤い線の道のみ。現地ではもう少し分かりやすい地図をもらえた)
「カーナビはついてる?」と聞くと「ないよ。その代わり地図をあげる」と。
え、ち、地図…。
地図を見ながら走るなんて、もう10年くらいやったことない…。
「じゃあ車は表の駐車場に置いてあるから乗ってって」とキーを渡され、出発。
いろいろ不安だったけど、旅が終わった今となってはすべてが理解できた。
走行距離200km制限に関しては、島の東側にあるキングスコートから西の端のフリンダーズチェイス国立公園まではおよそ150km。
一日の移動で島の端から端まで走っても、よほどややこしい寄り道をしない限りは200kmを超えることはなさそう。
そして保険。こちらも短期滞在の観光客が使う道路といえば主要道路のみで十分。
ホテルもカフェも観光名所も主要道路沿いに建っている。
そこから外れると舗装もされてない道ばかり。
走行距離と保険適用道路を制限することで、文字通り道を外した観光客が
野生動物たちの居住エリアに不用意に侵攻するのを防ぐ効果もあるんだろうと納得。 -
信号もない島にあるそんな単純な道だから当然カーナビも必要ない。
分かれ道にある道案内の標識だけで十分だ。
ガソリンスタンドが1ヶ所。これは不安だった。
実は私が2日目に泊まった西の端っこのウィルダネス・リトリートにも給油所はあるにはあったんだけど、
なんというか、ホテルスタッフにガソリン代を払ってホースで入れてもらうようなもの。
おそらくそういう風にガソリン自体を購入する場所は島内にいくつかあるんだろうけど、
いわゆる「ガソリンスタンド店」というのは島の中心部・キングスコートの街に1ヶ所のみ、しかない。
まぁ島の端まで移動する前にキングスコートで満タンにしておけば、往復分は十分持つから大丈夫だ。
南半球にあるカンガルー島での8月は真冬。
とはいえ氷点下になることはなく、雪も降らない。
気温は日中晴れれば18℃程度、夜の最低気温でも5℃くらいかな。
空港からキングスコートの街までは20分くらい。
ただもう、そこから美しい風景に何度も停車して写真を撮るからなかなか到着できない(笑) -
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途中、美味しいハチミツを試飲したり、 -
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ここの自家製ハチミツアイスクリームは絶品!!
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fish&chipsを食べながら、キングスコートの街へ。
https://www.google.co.jp/maps/place/Kangaroo+Island+Fresh+Seafood/@-35.6530256,137.6333113,17z/data=!3m1!4b1!4m9!1m3!11m2!2s1PGk77oWwDdJWG7rRG8oQnRD0uZA!3e3!3m4!1s0x6ab26db8048c47cb:0xc56f9dc08634a225!8m2!3d-35.6530301!4d137.6354997 -
やっとキングスコートに入って、ちょっと笑ってしまった。
島の中心部。
一番の繁華街。
それで、これか!と(笑) -
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いやもう、可愛いの。
なんていうか、「はい、ここから、ここまでが町ですよ~」くらいの
ちっちゃくておもちゃみたいな街並み。 -
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一泊目はその中心部にあるオーロラ・オゾン・ホテル。
海が目の前なのも嬉しいけど、スーパーマーケットもすぐ近くだし、
決め手はホテルにレストランがあることだった。 -
カンガルー島はホテルの数も少ない上にレストランの数も少ない。
閉店時間も早い。
夕食時、必然的に観光客は殺到することになるので
チェックインのときにおねーさんに「今から予約しておいた方がいいわよ」と言われ、
「じゃあ7時に」と予約をしておいた。
もちろん、深夜に「お腹すいたからホテル周辺で何か食べよう」とか
「近くのコンビニで何か買って部屋で食べよう」とかはできない。
「ちゃんと食事ができるのか」を心配した旅行は初めて(笑)
チェックインを済ませ、部屋で荷物を降ろしホッと一息。
周辺を散歩でもしてみよう、と、目の前の港まで。 -
曇り空だけど穏やかな海に突き出た木製の古い桟橋。
軋ませながら中ほどまで歩き、『海はどのくらい澄んでるのかな?』とふと見下ろすと、
大きなアシカと目が合った。
「Wooooon!!!」
いきなり大口を開けて威嚇され、桟橋から転げ落ちそうになった。
心臓バクバク。
ええええ???
ななななななに???
いや島にアシカがいるのは知ってたけどこんな普通にいるの??
でなんで威嚇されてるの私???
ごごごめんって
脅かすつもりはなかったの
ただ海を見ようと思っただけなのよぉぉぉ -
そんな私のことなんかもうどうでもよくなったみたいで
ゆっくり目をつぶって昼寝を始めるアシカちゃん。
その後は「なんだ、ニンゲンか」てな感じで写真を撮ろうが声かけようが
完全無視。
私にとって、これがカンガルー島からの洗礼だった。
その後はもう、感動の連続。
よく見ると他にもアシカ、たくさんいる~! -
毎日行われていたペリカンフィーディングは2ヶ月前で終了したらしい。
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でもペリカンたち、夕方になると待ってる…
人間の事情なんて理解できないもんね…(T_T) -
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ここ可愛いな、とふらっと立ち寄ったカフェに入ろうとした時、ヒゲの男性が声をかけてきた。
「Hey, 君たち、コアラを見たかい?」
「まだ見てないわ」と答えると、黙って上を指さす。 -
!!!
うっそ!!!
本物のコアラがいる!!!
「あなたのペットなの?」と尋ねると
「違うよ、彼女は野生だけどずっとこの木にいるんだ」
カフェの庭に野生のコアラって!
オーストラリアがすぎる 笑
「お腹に赤ちゃんがいるのわかるかい?」
「ホントだー!お母さんに抱きついてる!!」
-
美味しい食事を頂きながらコアラの写真を撮る。
あとからきたお客さんには私が同じ質問を。
「コアラ、もう見た?」
夜は事前に申し込んでいた現地ガイドさんと一緒に
3時間のナイトドライブツアー。
https://jp.viator.com/tours/Kangaroo-Island/Small-Group-Kangaroo-Island-4WD-Night-Tour/d4863-8932P2
ホテルのロビーに迎えにきてくれた。
お客さんは私達だけの貸切状態。
なんとなくそんな予感はしていたけどね。
まずは夜行性のカンガルーやワラビー。
ガイドさんの説明によると、カンガルーは大きいので昼間も動けるけど
ワラビーは小さいので昼に動くとワシに襲われる。
そのため夜に動くことが多いとか。
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車で走りながらサーチライトで周囲を照らすと、草原にたくさんのカンガルーやワラビー。
木の上を探すとフクロウ。
そしてコアラも。 -
途中、森が開けたところで車を止めて降りると…
満天の星!!!
肉眼ではっきりと分かる天の川。
輝く南十字星。
寒さを忘れてしばし眺めてると、流れ星!!
ガイドさんは「Falling star」と言ってた。
「shooting starじゃないの?」と聞くと、「どっちでもいいよ!」と。
ただfalling starは、星が落ちた先に何かがあって、そこでどうにかなるっていう伝説を説明してくれたんだけど…
内容、忘れちゃったな。
さて車はそのまま今夜のメインイベントのためにEMU BAYへ。
小さい懐中電灯を渡され、足元を照らしながら案内され海辺へ歩いていくと… -
砂浜に巣を作ってるリトルペンギンたち。
海から帰ってきたんだね。
よちよちとおぼつかない歩き方で巣に帰って行く。
ブッシュ(草むら)の隙間だったり、遊歩道の階段の裏側だったりに、
小さな体で集まって暮らしてるんだなー。
ガイドさんは20年カンガルー島で暮らしているって言ってた。
私のテキトー英語も一生懸命聞いてくれて、質問にもすべて丁寧に答えてくれる
とてもやさしいおじさんでした。
-
翌朝。
目覚まし時計よりも早く自然に起床。
旅先では早朝散歩が楽しみのひとつ。
疲れてるはずなのに、目が覚めちゃうんだよね。
目の前のビーチにぼーっと座ってみる。 -
海面に浮かぶウミネコが、いきなりバシャッと水中に突っ込み、
そのまま何かを咥えて海岸に飛んできた。
トコトコと歩いて、なぜかこっちに来る。
まるで、獲った獲物を自慢するかのように。 -
近くまできて立ち止まり、咥えているものが小さなカニだと分かる。
ウミネコは頭を振り、カニを地面に打ち付け、足をもぎとり、
やがて胴体だけになったカニをまた咥えて向こうへ飛んでいった。
朝から自然の摂理を見せつけられました。
カンガルー島の野生動物たちは
さほど人間を怖がらない。
近づこうとすると逃げたり威嚇したりするけど、
適度な距離があれば特に気にせずそこにいる。
朝食を済ませたら、いよいよ島の反対側までドライブ。
その前にガソリンを入れとかなくちゃ。 -
唯一のガソリンスタンド
https://www.google.co.jp/maps/place/Caltex/@-35.6532999,137.6351549,18.67z/data=!4m9!1m3!11m2!2s1PGk77oWwDdJWG7rRG8oQnRD0uZA!3e3!3m4!1s0x0:0x13d662ff86b7300!8m2!3d-35.6530121!4d137.6354551
あれ?
そういえばどうやって入れるんだっけ。
ガソリンスタンドに入り、先に給油し終わったおじいさんを捕まえて
給油方法を教えてもらう。
ちなみにオーストラリアではガソリンスタンドはgus stationではなくpetrol stationだし、
Unleadedがレギュラーガソリンのことになる。
おじいさん曰く、「Unleaded側のホースをとって給油口に差し込んでレバーを握り、満タンになったら勝手に止まるからホースを戻して、この台の番号を奥の店のレジで言って払うんじゃよ」てな感じ。
なるほど。ありがとうございます!
確かによく見ると奥に店があって、お菓子やジュースも売ってる。
私は5番のホースで給油し、店に入って無事に支払いを済ませ、出発することができた。
一本道をひたすら進む。
キングスコートから離れていくと、インターネット環境も悪化し、
Wi-fiもつながらなくなった。
海外では特にネット依存が激しくなる(というか無いと死ぬと思ってる(笑))私だけど、
今だけは仕方ない。
高速道路なんてもちろんない。
だけど、標識は110km制限。 -
-
ジャングルの中の一本道なので人が飛び出してくる可能性はもちろんゼロに近いんだけど、カンガルーなんかが飛び出してきたらこれはもう絶対避けられないな、という怖さがある。
現に、道路の端にはカンガルーやワラビーの屍が転がってるし、それを鳥がついばんでいる。
よく見ると白い骨もあちこちにある。
日本とはあまりにも違う風景に、運転するだけでも冒険心がくすぐられる。 -
どこまでも広がる大地。
見渡す限りのジャングル。
天へと伸びるような道。
道路を横切る丸くて黒い塊はハリモグラ。
飛んで逃げていくワラビーも。
そんなワクワクの2時間弱のドライブで到着したのが
フリンダーズチェイス国立公園。 -
まずはビジターセンターで入場料を払う。
今夜はこの近くのホテルに宿泊予定なので、念のため2DAYS PASSを購入。
気に入ったら明日も来るかもしれないからね。
受付の方に、「このレシートをフロントガラスの内側に貼っておいてね」と言われる。 -
ここは天候によって(特に強風で)、部分的に閉鎖されることがわりとある。
一番の見どころのリマーカブル・ロックスやアドミラルズ・アーチは
私達がくる2日前にも閉鎖中の通知が出てた。
https://www.environment.sa.gov.au/parks/find-a-park/Browse_by_region/kangaroo-island/flinders-chase-national-park
こればっかりは運次第。
公式サイトを事前にチェックし、ツイッターもフォローして状況を随時確認。
運よく今は解放されてる。早速行かなくちゃ。 -
-
駐車場のユーカリの木ではコアラがお昼寝中。
エンジンかけるけどごめんね。 -
カンガルー島の西の端、
その広大な海と断崖絶壁。
そこに忽然と現れるリマーカブル・ロックスが見えた瞬間、
思わず「うわぁ~!!」と声が出た。 -
なんだこの景色。
ここは本当に地球なの?
車を降り、遊歩道を進んでいく。
吹き付けるのは南極からの冷たい強風。
そう、この向こうにはもう、南極大陸しかない。 -
転げ落ちないようにココまで登る。
長年にわたる雨や風が岩を削って作り出した不思議な風景。
こんなツルツル滑る岩で、飛ばされそうなほどの強風で、断崖絶壁で、、、
それなのに柵も何もないのがさすが日本とは違う。 -
「DANGER」と書かれた小さな看板は立ってるけど、あとは自己責任。
それよりも絶景を守る方が大切、という感覚。 -
-
-
次はアドミラルズ・アーチへ。
-
ものすごい荒波の中、浮いたり沈んだりしながら仲間のいる岩場に帰ってくる
たくさんのオットセイ。 -
漁に疲れて休むお母さんの周りでじゃれ合う子供たち。
中には「どうやってこんなとこまで上がってきたの??」っていう岩場の高いところに
登ってきてる赤ちゃんオットセイも。
可愛い顔して、こんな過酷な環境で生きてるんだなぁ…。
2泊目は国立公園から車で5分ほどの「ウィルダネス・リトリート」。
ホテルというよりロッジ。
ここも、「ホテル内にレストランがある」という条件を満たしている。 -
「車はその辺どこでも停めていいよ」という赤土の敷地。
ちょっとヒッピー風のレセプションのお兄さんは早口でホテルの概要を説明し、
最後に「中庭には夜になるとワラビーとか集まってくるから楽しんで!」と自慢げに告げた。
ロビーには素敵な暖炉。
Wi-fiもロビーだけはつながるようだ。
しばらくネットを楽しんでいると、ブーン、、と全ての電気が落ちた。
でも誰も慌てない。
まぁ、海外ならよくあること。 ここでもそうなんだろう。
案の定、2分ほどで復活。
前日と同じく、夕食の予約をしてから部屋に荷物を運び、一息つく。
ここでの水道は雨水を利用しているらしい。
空気が澄んでいるので不純物も少ないのだろうけど、さすがに飲料水としては不適。
「4000リットル貯水しているけれど、シャワーは4分以内に済ませてね」、という注意書きが貼ってある。
水、大事にしないとな。
で、シャワーを浴びていると、また突然の停電。
電力が止まると、シャワーも止まる。
いや、ここ、真冬!!
お湯!お湯を出してくれ~~!!
湯冷めしちゃう前にまた電力復活したけどね。 -
夜、暖炉がいい雰囲気を演出してるレストランで美味しい食事をいただき、
部屋に戻るときの中庭にはワラビーと、食べ残しを狙うポッサムがうろちょろ。 -
正直いうと、行く前はけっこう不安だった。
日本ではそんなに有名観光地でもないから情報も少ないし、
アクセスもあんまり良くないし、
宿泊施設もレストランも少ないし、、、
行ったところで見られるのは動物とか岩とかでしょ?
そんなの動物園や水族館に行けばいるし
美しい自然なら日本にだってあるし、、、と。
それはそう。確かに。
でも違った。
相手は野生動物。
いつ、どこで、何の動物に出会うか分からない。
彼らは気ままで、彼らの行きたい場所に行きたい時に行く。
そして、生きているとは限らない。
動物園では屍を放置していることはない。
だがここでは「死」も自然の一部。
死ねば別の動物がそれを命の糧にする。
その現場にも容赦なく遭遇する。
道の端には骨もたくさん転がっている。
それはあまりにも「当たり前」の風景。
-
ロッジでの宿泊の翌日、早起きして再びフリンダーズ・チェイス国立公園へ。
せっかく2DAYS PASSを購入してるし、昨日はちょうど大型観光バスと同時に入場したせいで
写真を撮るにも人が写りこんであまり良い状況じゃなかった。
人が少ないうちにもう一度あの絶景をゆっくり堪能したい!
しかも今朝は雲一つない快晴!!
…ただ、昨日と比べると明らかに風が強い。
念のため、ビジターセンターでクローズになってないことを確認し、
再びリマーカブル・ロックスへ。
やっぱり吹き飛ばされそうな強風。
四つん這いになりながら必死で岩に登り、「ここは火星か?」と見紛うほどの奇岩と
蒼く広がる絶景を存分に堪能。
私たちがここを後にした2時間後、強風のためクローズになっていた。
あっぶね。 -
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-
ハンソンベイ・ワイルドライフ・サンクチュアリではコアラを探しながらの散歩。
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-
シールベイではガイドツアーでビーチで休むたくさんのオットセイを間近で鑑賞。
-
そこには幸せしかない光景が広がるばかり。
でももう、この島ともさよならしなくちゃいけない。 -
-
後ろ髪をひかれながら再びキングスコートまで戻り、
初日に泊まったホテル前のビーチに座ってぼんやり海を眺めていると、
岸から10mほどのところでアシカの群れがシンクロナイズドスイミング中。
じゃれ合いながら、回転したり沈んだり、時にはアクビをしたり。
ホントにもう、どこまで素敵な島なの。
帰りたくないなぁ…。
でもそろそろタイムリミット。
ガソリンを満タンにしてから空港に向かい、レンタカーを返却。
(レンタカー返却は空港の駐車場に車を置き、鍵をレンタカーブースの「Key Return」の穴の中に放り込むだけ) -
帰りの空港。
2時間前に到着したら、人っ子一人いない…。
海外の空港ではチェックインカウンターが開いてないことはよくあることだけど、
空港ロビー全体が無人って!!!
まぁそのうち誰か来るだろう。
ソファーで寝転がって待つ。 -
帰りは手荷物検査すらなかった…。
ここまでユルい空港は初めて。
そしてアデレードに到着すると、まさかの人生初のロストバゲージ…。
いつまで待ってもスーツケースが流れてこない…。
うそでしょ!?
たった30分の単純往復の機材でどうやったらロスバゲするの??
明らかに動揺している私に近くにいた空港スタッフのおばさんが声をかけてくれた。
事情を説明すると、
「REXの社員はもう全員帰っちゃったから、明日の朝また来て尋ねるしかないわね」
「えー!でも私、明日の朝の便でもう日本に帰国しないといけないんだけど!」
「それでも私達にはもうどうしようもないもの。とにかく明日の朝、空港についたらまず最初にREXのカウンターに行きなさい」と。
そんなぁ~(T_T)
翌朝、予定よりチェックアウトを一時間早めてアデレード市内のホテルを後にし、
言われた通りにREXカウンターに行くと、
「あぁ、君は昨夜、荷物を取って帰らなかったんだね。じゃあ今からレーンに流すから取りにいって。」
いやいやいや!
私のせい??
レーンが止まってからもずっと待ってたのに~!!
とにかくそんなこんなで無事にスーツケースは戻ってきました。
なんだかもう、最初から最後まで、びっくりと感動の連続の旅でした。
私にとってのカンガルー島はこんな感じだったけど、
訪れる人によって、会える動物も、天気も、季節も、景色も違うはず。
日本人にはあまりアクセスが良いとは言えなくて
なじみがない島だけど、
いつか機会があればぜひ訪れていただき、
それぞれのカンガルー島を体感してほしいと思います。
【遭えた動物】
アシカ・オットセイ・ペリカン・ウミネコ・ワシ・エミュー・ルリオーストラリアムシクイ・
キバタン・牛・馬・羊・カンガルー・ワラビー・ポッサム・ハリモグラ・コアラ・フェアリーペンギン
【遭えなかった動物】
オオトカゲ・カモノハシ・イルカ・クジラ etc..
あ、ネコ一匹も見なかったな 笑
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