せとうち炎熱ショッピング＆観光の旅（２）児島・倉敷編

2018/08/03 - 2018/08/04

真夏の瀬戸内地方の旅、後編です。瀬戸内海の眺望を目当てに児島地区・鷲羽山のホテルに宿泊し、２日目はバスで倉敷美観地区に移動するというスケジュールですが、その途中にある「児島ジーンズストリート」にも立ち寄り、マニアでなくても一度はやってみたい「ちょっとジーパン買いに児島行ってくる」というのを実行してみることにしました。

エリア 岡山

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿泊した「倉敷せとうち児島ホテル」の客室です。大きな窓から瀬戸大橋と瀬戸内海の島々が一望できます。

倉敷せとうち児島ホテル 宿・ホテル

瀬戸内海の夕景です。鷲羽山には見晴らしの良い展望スポットなども何か所かあるとは思いますが、ホテルの窓からお手軽にこんな景色が見られるとなると、わざわざ外に出かけていく気もなくなってしまいます。ちなみに大浴場の露天風呂からの眺めも絶景です。

倉敷せとうち児島ホテル 宿・ホテル

夜は夜で、瀬戸大橋のライトアップが楽しめます。

倉敷せとうち児島ホテル 宿・ホテル

そして朝の瀬戸大橋です。ただホテルの部屋でダラダラ過ごしているだけで、時間とともに移り変わる景色を満喫することができました。

倉敷せとうち児島ホテル 宿・ホテル

ホテルの送迎バスで児島駅まで送ってもらい、そこから倉敷駅行きのバスで美観地区へと向かうのですが、その途中に、ジーンズの一大生産地である児島ならではの、多くのジーンズショップが立ち並ぶ「児島ジーンズストリート」があります。私は別にジーンズマニアというわけではありませんが、せっかく目の前を通りかかるので、途中下車して立ち寄ってみることにしました。ジーンズをかたどった大きな看板が目立っています。

児島ジーンズストリート 名所・史跡

ジーンズストリートは、商店街のような感じではなく、普通の町の一角にたまたまジーンズショップばかりが集まっているというような雰囲気もありますが、頭上を見上げるとジーンズが洗濯物のように吊るされているなど、独特の光景も見られます。

児島ジーンズストリート 名所・史跡

せっかくなのでジーンズの１本ぐらい買って帰ろうとは思うのですが、昨日に引き続き午前中からとにかく猛暑で、汗だくの状態で試着をさせてもらうのも気まずいので、インディゴ色のソフトクリームなども食べつつゆっくり歩き、暑さが我慢できなくなってきたら冷房の効いていそうな店をのぞいてみる、といったことを繰り返します。

児島ジーンズストリート 名所・史跡

何軒か回ってみた結果、こちらの「SAIO」という店で購入することにしました。こちらの店では王道のインディゴデニム以外にも様々な色や素材の商品（もちろん児島産）を取り扱っていて、マニアでなくても買い物を楽しめました。

児島ジーンズストリート 名所・史跡

裾上げをしてもらっている間に、先程の大きなジーンズの看板が見えるカフェで、軽めの昼食です。さすがオシャレな人達が集まるジーンズストリートのカフェだけあって、カフェもオシャレ感に溢れている気がします。

児島ジーンズストリート 名所・史跡

というわけで今回購入した商品、あえて王道を外したグレージーンズです。偶然にも前日に買った鞄と同じような色ですが、もしかすると暑さのために無意識のうちに涼しげな色に目が行ったのかもしれません。活用の幅は広そうなので、旅の思い出が詰まった１本として、どんどん活用していきたいと思います。

再び倉敷駅行きのバスに乗って、倉敷美観地区を目指します。倉敷市中心部のありふれた都会の景色の中を歩き、一つ角を曲がっただけで、突然目の前に異世界の光景が広がります。

倉敷美観地区 名所・史跡

とりあえず真っ昼間の特に暑い時間帯は、美観地区内の「大原美術館」に逃げ込んで過ごすことにしました。この日はなんと入場料が無料でしたが、その代わりに豪雨災害の復興のための募金に協力をお願いします、という趣旨のようでした。館内は、ピカソやモネなど、誰でも名前を知っているような巨匠の作品が当たり前のように大量に展示された、信じられないような空間でした。

大原美術館 美術館・博物館

美観地区は、中央に川が流れ、川岸には柳の木が並び、涼しげな感じの風景です。まあ実際はものすごく暑いんですが・・・。

倉敷美観地区 名所・史跡

川沿いの風景も風情がありますが、ちょっと細い路地をのぞいてみると、まさにタイムスリップしたような気分になります。

倉敷美観地区 名所・史跡

夕方や夜の風景もゆっくり見たいので、少し早めに夕食をとることにして、美観地区内にある「冨來屋本舗」という店に入ってみました。岡山といえばきび団子が思い浮かびますが、その「きび」を使った独特の麺、「たかきびめん」が食べられる店です。

冨來屋本舗 グルメ・レストラン

暑さも少しは和らいで、食欲も戻ってきたので、たかきびめんの定食に加えて、岡山名物の「ままかり寿司」も注文してみました。光沢が強くて瑞々しい外見の魚なので、こうして盛り付けられていても、まるで水の中を泳いでいる姿そのままのような涼しげな感じがして、暑い時に食べるのには丁度良いかもしれません。

冨來屋本舗 グルメ・レストラン

夕食を終えて外に出ると、だいぶ日も傾いて、夕暮れの時間帯へと差し掛かっていました。

倉敷美観地区 名所・史跡

建物の白壁がほのかに夕焼けの色に染まっているように見えます。

倉敷美観地区 名所・史跡

街を見下ろす高台の上に「阿智神社」があります。昼間なら絶対に上らないところでしたが、暑さも少しはましになってきたので、階段を上ってみることにしました。

阿智神社 寺・神社・教会

神社は高台にあるので見晴らしがよく、景色を楽しめる休憩所も設けられています。

阿智神社 寺・神社・教会

休憩所からの眺めです。川面は見えそうで見えないのですが、白壁と黒い屋根の建物が並ぶ、風情のある町並みを見渡すことができます。

阿智神社 寺・神社・教会

再び町の方に下りてきました。街灯がともり始め、夕方から夜へと移り変わろうとしています。

倉敷美観地区 名所・史跡

建物にも照明が当たっていますが、派手なライトアップ、という感じではなく、街灯や窓明かりが川面に映って揺らめく、風情のある夜景を楽しめるようになっています。

倉敷美観地区 名所・史跡

夜も更けて、帰らなければならない時間になりました。今回の旅はとにかく暑さとの戦いで、本当はもっと気候の良い時季に訪れた方が楽しめたのかもしれませんが、旅の中でこれから長く使っていけそうな品々を手に入れたということもありますし、本当に色々な意味で、いつまでも思い出に残りそうな旅になったように思います。

倉敷美観地区 名所・史跡