ボロブドゥールの日の出、周辺のパオン寺院、ムンドゥッ寺院を見学し、次はグーグルマップで偶然見つけた不思議なスポット、Gereja Ayam、別名　チキンチャーチに向かう。

インドネシア・ラヤ！　6日目の2　ボロブドゥールからジョグジャカルタへ

3いいね！

2018/07/10 - 2018/07/10

323位(同エリア408件中)

エリア

ボロブドゥール遺跡周辺(インドネシア)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 4.5

グルメ: 4.0

ショッピング: 4.5

交通: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: 高速・路線バス徒歩バイク

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: Agoda

ムンドゥッ寺院から7kmちょっと、バイクは舗装の悪い坂道を登っていく。
今思えば駐車場だったんだろうが、バイクは途中で止まって「ここからは歩きだ」と降ろされた。
しばらく歩くと左手にチケット売り場があるので、外国人は30,000ルピア払う。さっきのムンドゥッ寺院、パオン寺院の3,500ルピアから一気に高くなったような気がした。

伝統的なお菓子のサービスが受けられるサービス券付き。
結構な坂をしばらく登っていく。
遠くの方に人が見えてきたらもうちょっと。
イチオシ

にわとり状の構造物。
一風変わった様で、こんなものが森の中にあるのでずっと気になっていた。
中は多少の展示物はあるものの、自分が想像する教会とはちょっと違う。十字架やキリストも居ないし、お祈りする手を掛ける台やステンドグラスなんかも無い。
んー。壁のペイントが若干雰囲気を出しているかな。
階段を上に上がっていく。
途中、下を見下ろす。
人はまばら。
インドネシアの先住民かな。
民族の歩みや、
ボロブドゥール、プランバナンなど、今まで回ってきたインドネシア各地の史跡のペイントがある。
ここは3階部分に相当するのかな。くちばし部分に出た。
ジャワのジャングルが広がっている。
ん！？正面の小山の右側に何か人工物があるな。何だろう。。
あれは！
ボロブドゥール！！
何と、このチキンチャーチからボロブドゥールを上から見下ろす事が出来る。
遠くから見ても、人がいっぱい居るのが分かる。
くちばし部からさらに上に
行くにはらせん状の階段を上がる。
展望台から背中の部分を見る。
ちゃんとしっぽも作ってある。
最も高い、トサカの部分からの眺望。
一面素晴らしい緑が広がっている。
展望台を鳥瞰するとこんな感じ。という絵。
この構図、どうも気になるでしょ！？
ボロブドゥールに来たらぜひ！
1Fに降りると、インドネシア人の女の子が「写真を取って」と言うので応じる。
日本語を勉強しているらしく「どこから来たのか？これからどこ行く？」とか聞いてくる。まだまだ勉強途中な様だったが学習意欲が高く、こちらの英語を遮って、日本語で会話しようと頑張っていたのが印象的だった。
伝統的なお菓子のサービスがこれ。
ポテトチップスのようだけど、でんぷん質のものをえびせんのように薄焼きにしたもの。味はほんのりイモっぽい。
お土産で売ってた。
さらば！チキンチャーチ。
意味は良く分からなかったけど、来れてスッキリしてよかったよ。
13：30、ボロブドゥールのバスターミナルまで帰ってきた。
ジョグジャカルタに帰るバスは、またこのボロいバス。。。
バスターミナルの人たちはとてもフレンドリー。
日本人だとわかると「日本のアニメは最高だよ。特にナルトが好きなんだ！」などと言っていた。
エアコン、欲しいな。
5分もしないうちにバスは出発した。
行きと同じく25,000ルピアだった。さらば！ボロブドゥールの町！
途中14号線沿いの町、Muntilanのバスターミナルで停車した時に流しのギター野郎が乗り込んできて、テスヤの近くでアメリカの歌を歌い始めた。完全無視。
案の定、薄汚いスナック菓子のふくろにチップ要求してくる。
ギター野郎「おれは歌った。だからチップ。」
テスヤ「頼んでねーよ」
ふうっ。。まだこんな古典的なやり方で小銭を稼いでいるやつがいるとは。
行きと同じく、1時間くらいでジョグジャカルタのJomborバスターミナルに到着、トランスジョグジャ2Aに乗り換えてマリオボロ通りへ。
トランスジョグジャは安くて涼しくて快適だ。たった3,600ルピアで結構遠いところまで運んでくれる。
と、てっきり市内まで行けると思ったら、降車客が少ないのか、曲がらずに「ここで降りてくれ」と降ろされた。
たぶん一周しても良いのだろうが、降りて歩いたほうが早いのだろう。
それにしてもここドコ？

グーグルのGPSで調べたところ、今日の宿までは1.7km。取り合えず歩いてみよう。
すぐにジョグジャカルタの鉄道駅の踏切を通り過ぎた。
今日の宿は、マリオボロモールからもほど近い、メイン通りから少し入ったところにある。降ろされたところからマリオボロまでは歩いて15分くらいかかった。
15：40、アゴダで評価が高かった、Peti Masホテルにチェックイン。
エアコン、ホットシャワー、朝食込み、スタンダードルーム、2,766円。
バスタブ付き。暖かいお湯がたっぷり出る。
明日は長い移動日になるので、ちょっと良い宿で体を休ませたい。
アメニティも。
部屋にいると、おやつのルームサービスが！
それほど美味しくはなかったが、なんかうれしい。
中庭には、涼し気なプールもある。
とても良い感じ。
早速お土産探しに出かける。まずは近所のスーパーで。
そういえばここ数年、空港でお土産なんか買った事無いな。とてもあのいきなりのインフレ感にはついて行けない。。。
バティックの店などが沢山あって、お土産選びには困らない。
オジェを拾って、ナシ・グドゥの名店街、wijilan通りへ。10,000ルピア。歩けない距離ではないが、拾えれば拾う。80えんだしね。
wijilan通りの北の入口には白い門のようなものがあるのでこれをくぐる。
ナシ・グドゥの店が集まっている。
数あるナシ・グドゥの中でも、バイクの運ちゃんも絶賛、グドゥ・ユ・ジュムへ。
美味そうなおかずが並んでいる。
ナシ・グドゥとアイスティーで38,000ルピア。ビールは無い（泣）
初めてグドゥなるものを食べた。
感想としては全体的に甘く煮てあるので、飯っていうよりおやつに近いかも。
ジャックフルーツがこんな風になるのか、と果物としての味を知っていると余計驚きが倍増する。
19：30、すぐにインドネシア人でいっぱいに！！
老婆心ながら、アイスティーは「No Sweet」と言った方が良いかもしれない。
夜の王宮北広場は涼し気で市民の憩いの場。カップルなどがくつろいでいた。
お馬さん、儲かってるのかな。
コーヒーショップがあったのでちょっと覗いてみると、ソーサーに逆さまにした中身が入ったコーヒーグラスを立てている人たち発見。
器用にソーサーをずらして、こぼれ出てくるコーヒーをちょっとづつ飲んでいる。
冷ましてるのかな？
普通に飲めばいいのに。
インドネシアの警官は、茶髪の外人が来ると一生懸命車を止めてあげる。
信号待ちの間も、退屈させないようにおしゃべりを楽しむ（笑）
外でスマホをいじってる人たち。
1949年のインドネシア完全独立のモニュメント。
インドネシア独立に関しては日本も無関係では無いが、想いは色々あるのでコメントは差し控えたい。
ほか弁のパクリ？ホックベン。
どうしてもビールが飲みたくて、マリオボロモール北にある、レギャン　レストランへ。
サテ・カンビンでビンタンビール大を頂く

やっぱ疲れている時は、ヤギ肉でスタミナ補給だよね！
路上のWarung。
マリオボロ通りを見下ろすレストランでビンタンを飲んでいると、通りに盲目の兄妹と思しき二人が歌を歌っているのが聞こえてきた。とても悲し気だけど、何故か惹かれる歌声。
この通りで少なくとも3組のこういったパフォーマーを見たし、彼らをモチーフにしたアクセサリーなんかも売られていて、不適切な表現だがそれを観光資源にしているようにも見えた。
微力ながら彼らを直接助ける為に彼らが持っている筒状の入れ物に、寸志を渡した。頑張って、と。
22：20、ホテル前はある程度人通りが有り、危険な感じはしなかった。
宿に帰ってきた。
フロントで、明日の朝10：05のフライトに間に合うようにタクシーを呼んでもらうようお願いしたら07：30にフロントに来るよう言われた。料金は、メーターで大体7~80,000ルピアくらいとか。
トランスジョグジャでも行けるが最後の日に乗り遅れトラブルは致命傷となる。ここはケチらず行こう。
良い雰囲気。
自分の部屋の前でも寛げる。
ホテルのプールサイドでまったりなどとはどれくらいぶりだろう。
水面に跳ね返る風が涼やかだ。

いつも思うが遺跡や名所などをめぐるだけの旅は味気ない。旅の本当の醍醐味は、”出合い”なのではないかと。
もっともっと時間がほしい。と思いつつ楽しかった数日間を回想するインドネシア最後の夜が更けていく。