2018/07/10 - 2018/07/10
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ミズ旅撮る人さん
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2018年7月、北海道のSLを訪ねる最後の旅をしました。今回で、現在見ることの出来る車輛のすべてを訪ね終わります。
第2回目は、ニセコから羊蹄山を周り込み、支笏湖を見ながら東へ向かい、千歳を通過して夕張へ。
2017年に復活した石炭博物館にかつて展示されていたSLの様子を伺って来ました。
そして、近くにある南大夕張駅跡へ。かつて石炭を運んだ鉄路があり、その駅跡に6輌もの保存車輛があります。
滅多に見られない蒸気機関の除雪車がありました。
更に国道274号線「樹海ロード」を東へ。日高町のSLを訪ねます。
その後通った日勝峠はたいへんなことになっていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羊蹄山から国道276号線で支笏湖へ。北海道らしい奥深い緑の中を突き進む道が続きます。
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新千歳空港の傍を通るとANAが下りて来ました。
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夕張の町を通り抜け、少し北上すると石炭博物館があります。
1980年市営で開館し、夕張市が経営破綻した時に閉館となりましたが、
2018年4月28日、 特定非営利活動法人 炭鉱の記憶推進事業団により新たに「夕張市石炭博物館」として再スタートしました。
その敷地は道道38号線に沿って細長く、博物館の建物よりずっと奥にSL館がありました。 -
残念ながら、再開したのはメインの展示部分だけで、SL館は放置されたままです。
この建物の中には、SLが2輌展示されていました。
丸いナンバープレートに14と書かれた昭和2年日立製作所製のSLと、
No.4と書かれたナンバープレートを持つ昭和36年日立製作所製のSLです。
これらの車輛はまだ建物の中にあるのか確認は出来ませんでした。
旭川市の旅館の建物の中に保存されていたC582も旅館の廃業と共に、2014年に解体されてしまいました。
いつでも在ると思うな親と金とSL・・・ -
さて、夕張の町から少し南下して国道452号線を東に向かいます。
シューパロ湖に向かう道沿いに「南大夕張駅跡」があります。
集落の中に突然開けた場所が現れて、客車が長々と並んでいるのが目に入ります。旧三菱大夕張鉄道 南大夕張駅跡 名所・史跡
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さすがに6輌もあると、1枚の写真では収まり切れません。
旧三菱大夕張鉄道 南大夕張駅跡 名所・史跡
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三菱石炭鉱業大夕張鉄道線は、1911年(明治44年)開業の大夕張炭礦専用鉄道(清水沢 - 南大夕張)が始まりです。
1987(昭和62)年に廃止されました。 -
駅は延伸され、大夕張炭山・大夕張・千年町・明石町・南大夕張・遠幌・清水沢の順で、清水沢で国鉄と接続しました。
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保存車輛を後ろから見て行きます。
最後尾には何故かJR貨物のコンテナが置かれています。 -
コンテナの隣には、古いバスが置かれています。窓に貼り紙がありました。
「昭和42年に三菱鉱業・美唄鉄道事務所(三菱鉱業バス)で車両登録。当初は貸切車として運用。
その後、大夕張営業所に配属され札幌特急線(大夕張~札幌)、夕張急行線(大夕張~夕張)、菊水線(大夕張~南部菊水町)などで路線車として活躍。
昭和48年に三菱鉱業が三菱鉱業セメントとなり、昭和56年に分社化し美鉄バス(株)が派生。
一旦、美唄で予備車として余生をおくりましたが、昭和60年3月に美鉄バス廃車後に払い下げ。
大夕張に戻り、木製品会社の従業員送迎車となりましたが、その後その会社でも予備車となり三菱大夕張鉱業所跡地の車庫で眠っていましたが、シューパロダム建設により大夕張地区が水没地域になるため木製品会社が移転。
その頃、当会の前(欠損)ある個人が木製品会社より平成11年に譲り受け、平成14年に当会・三菱鉱業バス保存会を発足、有志により整備を重ね現在に至る。」 -
三菱大夕張鉄道保存会と三菱鉱業バス保存会があるんですね。
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石炭車が2輌。かつてはこの車両が延々と連なって、石炭を満載して走ったことでしょう。
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客車ナハフです。車体の白い帯の中に赤い三菱のマークが見て取れます。
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車内は物置になっているようです。
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オハ1。説明書きがありました。
「明治39年鉄道省新橋工場製造。鉄道省(国鉄)から昭和42年に大夕張鉄道入線。
木製2軸ボギー台車の客車として製造されたが、昭和26年に鋼体化。昭和62年7月の三菱鉱業鉄道(大夕張鉄道)廃線まで主編成車輛として活躍していた。
特徴:大夕張鉄道では最大車長の車輛。
三菱大夕張鉄道保存会が発足以来11年間、手を掛けられなかったが、平成22年より内部修理を行い、平成23年秋には公開する予定。」 -
公開されている車内に入ってみます。
懐かしい木造の客車。優しい木肌に青いシートが馴染んでいます。 -
イチオシ
歴史を語る木製の椅子の列。そこにあるだけで「物語」そのものに見えます。
「丸瀬布(まるせっぷ)」の文字は、先日旅行記を書いた「丸瀬布森林鉄道 雨宮21号」のポスターです。 -
動態保存されている小型のSLで、素晴らしく楽しい体験が出来ました。
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屋根には、優しい形の電灯。「照明」と言うよりも「電灯」の方が似合う気がします。
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車体には、こんな表示があります。「定員 夏80 冬76名」。
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これが、夏と冬の定員の違いの原因です。冬はストーブ列車になるんですね。
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窓に貼ってあった新聞の切り抜きに、先程見ることの出来なかった石炭博物館のSL館に収蔵されている筈のSLの写真がありました。
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かつて北海道には、こんなにたくさんの鉄路があったんですね。
近年も江差線や留萌本線が短くなりました。
一体、どこまで短くなるんでしょう。 -
かつての大夕張鉄道の路線図です。
鉄路が直角に曲がったところにシューパロダムがあります。
平成26年度に完成した堤高(ダムの高さ)110.6mの重力式コンクリートの多目的ダムです
湛水面積15.0㎞2(全国2位・1位は朱鞠内湖)、総貯水容量42,700万m3(全国4位)。
このダムは、大夕張ダムと大夕張ダム管理所を飲み込みました。新ダムが旧ダムを水没させるのは極めて珍しいです。
そして、大夕張森林鉄道夕張岳線「第1号橋梁」(通称:三弦橋)をも水没させました。
三弦橋は、日本初の三弦構造をもつ下路ワーレントラス鉄道橋。総延長は381.80m。
下夕張森林鉄道・夕張岳線の橋梁で、断面が三角形の形をしているのが世界的にも珍しいおもしろい形の橋でした。
北海道には湖に沈んだ橋梁がいくつもあり、糠平湖のタウシュベツ橋梁などは有名です。 -
保存会の方たちが、今現在も尽力されています。
南大夕張の保存車両とSL館の雪おろしは毎年行われています。 -
さあ、いよいよラッセル車です。
ここはかつての南大夕張駅の遺構を遺しています。 -
格好いいですね~。山間部なので雪は多かったでしょうね。
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軌道の上を走れる車体です。北海道では再利用しているところがあります。
美深のトロッコ王国は10kmもの距離を走れる大規模なものですし、丸瀬布いこいの森にもあります。
南大夕張駅跡は、2007(平成19)年には経済産業省より近代化産業遺産に認定されました。 -
南大夕張駅跡は、2007(平成19)年には経済産業省より近代化産業遺産に認定されました。
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夕張から国道274号線「樹海ロード」を東に走って、日高町の国道237号線と交差する地点に来ました。
道東道の夕張~占冠(しむかっぷ)間が2015(平成23)年に開通するまでは、この道が十勝地方への重要な道でした。
2つの国道が交差するところに道の駅「樹海ロード日高」があり、いつもお世話になりました。
道の駅から国道を逸れ、沙流川を渡った先の沙流川温泉「ひだか高原荘」の敷地内にSLがあります。沙流川温泉 ひだか高原荘 宿・ホテル
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本館に向かって右手に舗装された道があり、その途中に屋根付きのSLがありました。
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79616。大正13年2月16日川崎造船所製造。走行距離2,372,672.7km。
昭和50年12月12日廃車。 -
「いぶし銀」という風格のあるナンバープレート。お顔全体が大仏様のように感じます。
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9600形の717号機。716号機は、昨日倶知安で見ました。
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かつては、オハ36118・ナロネ21101・ナロネ21117という編成のSLホテルでした。
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鉄の部品は真っ赤に錆びていますが、素材の異なる部品には個体番号がくっきりと見られます。
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運転席に入ってみます。
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すごい金網!でもこれのお陰なのか、部品は結構残っています。
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金網越しに覗き込みます。
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SLホテルとして管理されていたから、部品が残っているのかもしれません。
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ほんの小さな部品ですが、在りし日の余韻を残している様な気がします。
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速度計。東京機器工業株式会社。昭和23年11月。うわ~本物です。
1937年設立。1964年「トキコ」に社名変更。トキコは東京機器工業の電報略号だそうです。
2004年に日立製作所に買収。2015年日立オートモティブシステムズメジャメントに社名変更。 -
圧力計の検査シールには「(昭和)50.9 苗穂工場」とあります。苗穂でメンテナンスを受けていたんですね。
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見掛けは古いけれど、貴重品の塊かも。
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道の駅「樹海ロード日高」に戻りました。施設の中に「日勝峠被災箇所模型」がありました。
左端の赤い線(国道)が交差している場所が、道の駅です。
そこから東・十勝方面に向かう日勝峠への道が2016(平成28)年8月の大雨により、大規模な災害を受けたのです。 -
特に日勝峠の前後は、被害が集中しています。
赤:橋梁損壊、青:大規模欠損、紫:覆道損傷、緑:その他(切土・盛土崩壊、土砂流出など) -
「三国の沢シェルター被災直後」の写真です。路面がずっぽり抜けてしまいました。
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橋が流されてしまいました。
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道路そのものが崩れ落ちています。
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「道央エリアは道東から本州へのゲートウェイ」。農水産物を出荷し、日用品を受け入れる重要な大動脈です。
国道274号線の通行止めの代替措置として、道東道の無料化が行われました。
当初占冠~音更帯広間だったものが、国道38号線の開通によって、2016年10月からは、占冠~十勝清水間に変更となりました。
道東道の交通量は、平日は1.8倍、休日は1.3倍となりました。
2017(平成29)年10月28日、国道274号線(日高~清水間36.1km)は全面通行止め解除となりました。 -
国道274号線を日勝峠に向かっています。
「この先迂回路2か所あり」と表示があります。この手前に「3か所」の表示がありました。
2018年7月現在の迂回路は、3か所です。 -
最初の迂回路です。先ほどの橋が流された写真の現場のようです。
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2か所目の迂回路です。こちらは、だいぶ工事が進んでいて、開通は遠くないかもしれません。
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迂回路を通っていると、すぐ横に大きな岩が落ちていました。大規模な土砂崩れがあったようです。
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最後の迂回路です。迂回路はすべて、本線のすぐ隣にあり、長い距離を迂回する必要はありませんでした。
北海道の情報は、本州にはあまり詳しく届かないものです。個人的に旅をする場合、事前に情報を得ておくことも必要です。 -
日勝峠頂上に到達しました。標高1,023m。すごい霧です。視界が開けるのはトンネルの中だけ。
そのトンネルも、目の前になるまでわかりません。日勝峠 名所・史跡
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峠を通る時は、こういうこともあります。ご注意ください。
次回は、阿寒・釧路のSLです。
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沙流川温泉 ひだか高原荘
3.25 -
ビジネスホテルアルム メムロ
3.03
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