マラケシュから砂漠の村メルズーガまでの12時間は羽田からパリの時間と変わらない。アトラス山脈を越えるのに蛇行をくり返すので、酔い止めを飲んでおいたほうがよいとネットにあった。<br />乗車券の指定席番号は無視して、いちばん前の席に陣取るのが、景色を楽しむコツらしい。何か言われたら、席を代わってくれと粘ること。相手がモロッコ人ならなんとかなる。観光客が相手なら適当なところで引き下がるべし、とのこと。<br />こんなことを思いつく日本人はあまりいないだろう。とんでもない値段をふっかけてくる土産物屋やタクシーがいる世界ならではの常識だ。まっ先に乗れたら試してみよう。<br /><br />5/27 10:40 JL045羽田発、16:15 パリ着<br />5/28 18:20 AT789シャルルドゴール発、19:30 カサブランカ着/20：35発 AT405、21:25 マラケシュ着<br />5/29、30 マラケシュ<br />◎5/31 08:30 SUPRAT.バスマラケシュ発、21:00　メルズーガ着、砂漠テント泊<br />6/01 黒砂漠　ノマド民家泊<br />6/02 13:00 タクシー　メルズーガ発、15:00 エルラシディア着<br />6/04 07:45 AT446 エルラシディア発、08:55 カサブランカ着<br />　　 21:30 AT272 カサブランカ発、<br />6/05 04:25 カイロ着<br />6/07 14:55 EY0648 カイロ発、20:25アブダビ着/ 22:05発 EY0878<br />6/08 13:00 成田着

はじめてのモロッコ5、マラケシュから砂漠の村メルズーガへ（5日目）

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2018/05/27 - 2018/06/08

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#砂漠

falanさん

マラケシュから砂漠の村メルズーガまでの12時間は羽田からパリの時間と変わらない。アトラス山脈を越えるのに蛇行をくり返すので、酔い止めを飲んでおいたほうがよいとネットにあった。
乗車券の指定席番号は無視して、いちばん前の席に陣取るのが、景色を楽しむコツらしい。何か言われたら、席を代わってくれと粘ること。相手がモロッコ人ならなんとかなる。観光客が相手なら適当なところで引き下がるべし、とのこと。
こんなことを思いつく日本人はあまりいないだろう。とんでもない値段をふっかけてくる土産物屋やタクシーがいる世界ならではの常識だ。まっ先に乗れたら試してみよう。

5/27 10:40 JL045羽田発、16:15 パリ着
5/28 18:20 AT789シャルルドゴール発、19:30 カサブランカ着/20：35発 AT405、21:25 マラケシュ着
5/29、30 マラケシュ
◎5/31 08:30 SUPRAT.バスマラケシュ発、21:00　メルズーガ着、砂漠テント泊
6/01 黒砂漠　ノマド民家泊
6/02 13:00 タクシー　メルズーガ発、15:00 エルラシディア着
6/04 07:45 AT446 エルラシディア発、08:55 カサブランカ着
　　 21:30 AT272 カサブランカ発、
6/05 04:25 カイロ着
6/07 14:55 EY0648 カイロ発、20:25アブダビ着/ 22:05発 EY0878
6/08 13:00 成田着

エリア

その他の観光地(モロッコ)

旅行の満足度: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス

旅行の手配内容: 個別手配

タクシーでスープラトゥール（バス会社）の乗り場にやってきました。
乗車券は前日に購入していましたが、トランクに荷物を預けるには別途費用がかかります。５ディナールでした。
定刻の8：30に出発です。なんとか最前列を確保できました。
街を出ると一路南に向かいます。
山道に入ってきました。宿で聞きました。「現地の人は慣れていると思うでしょ。でも違うんだよね。観光客はたいてい大丈夫なんだど、こっちの人がゲーゲーやってるんだよ。ニオイでわかるから」
「まさかね」と思っていましたが、しばらくすると本当にニオイがただよってきました。それまで平気だったのに、ちょっと気分が…　朝、念のために思って酔い止めをだしておいたのに飲み忘れましたのを後悔。けっきょく、なんとか大丈夫でしたけど。
いたるところで工事中です。子どもの頃、高知と松山を行き来するのに通った国道33号線を思い出します。日本も昔はこんなでした。
何度目かの通行止めです。のんびり行くしかありません。
炎天下に草を背負って歩く人たち。エアコンのきいたバスに乗りながら12時間なんてうんざり、などと贅沢を言ってられません。
最初の休憩地に到着です。
ワゴンでやってきた少人数のツアーの中国の人たちはさっそく土産物の品定めをしています。
休憩所の屋上に上りました。
雄大な景色です。写真には写っていませんが、かなたの峰々には雪が残っています。
アトラス山脈を越えると平坦な砂漠のような大地が広がっています。
赤い土でつくられ建物がならぶ村や町をいくつも通りすぎていきます。
ふたたび休憩です。
典型的なモロッコのトイレです。
売店をのぞいてみます。
スナック菓子でも買おうかな。「高いなあ！」あきらめました。
よくネコを見かけます。
ふたたびバスは進みます。
メルズーガに近づいてきました。このままこの町を走り抜けてくれば、メルズーガに定刻より少し早く到着できそうです。
しかし夕日が沈もうとしています。「走れ、メロス！」心の中で叫びました。
ラマダン中なので休憩を取らないで、最速でメルズーガに着くかも、と宿の人に聞いていました。でも実際は違ってました。休憩は予定より多く取るし、ラマダン明けの7時半になったら、目的地は目前なのに停車。「これから食事休憩」と宣言して運転手が降りてしまいました。
ラマダン期間中、ムスレムは夜明けから日没まで断食をしています。日中彼らの前で見せびらかすように飲み食いするのはトラブルの元、とガイドブックにも書いてあります。
ガイドのうちで夕食の支度をしてもらっているので、ここで食事をしたくはありません。しかし時間つぶしに街をぶらつこうにも、この店以外に何もありません。遠出をしてもどってきたらバスが出発した後だった、ではシャレになりません。私もレストランのテーブルにつきました。考えてみれば私も朝から何も食べていません。メニューを見ると観光地のマラケシュより値段もお手頃です。
軽く食事をすることにしました。40ディルハム(500円)のシシケバヴと7ディルハム(100円)のコーヒーを注文。
コーヒーには砂糖を入れないでと頼みました。
かわいいネコにお肉をすこしおすそ分けします。
１時間近く休憩して出発。午後９時をまわってメルズーガに到着しました。12時間半のバスの旅でした。
ガイドのハサンが迎えに来てくれていました。
ハサンの自宅に到着です。元のプランではこのうちで一泊して、明日の朝、砂漠に向かう予定でした。しかし夕食をとってから、そのまま砂漠に向かうよう計画を変更しました。