2018/07/22 - 2018/07/24
366位(同エリア458件中)
にこちゃんさん
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今年は、もっぱら、ディスカバージャパン。
三月に初めて来た北陸の第三弾で、ずっと来たかった永平寺へ。永平寺をゆっくり見て、その日どこかへ泊まるなら・・、そうだ!永平寺に泊めてもらえばいいんだ!と一泊の参籠体験申し込み。大勢の雲水さんたちの修行の場で、貴重な体験が出来ました。まずは、やはり、一度行ってみたかった、一乗谷朝倉氏遺跡へ行ってそれから永平寺です。
そうして翌日は勝山市へ。レンタサイクルで、白山平泉寺や越前大仏、恐竜博物館を廻って、石川県能美市へ。これまたゆっくり見たかった、九谷焼を楽しみ、暑い暑い、二泊三日の福井・石川の旅を楽しみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の行き帰りは、初の、小松空港。
小松は、ANAとJALが交互に、一日5便ずつくらい飛んでて、どの日もどの便もかなり空きがある。前後の電車やバスの時間から、行きはANAで、帰りはJALで、どちらもマイルで簡単に取れました。ちょうどこの時期、ANAが、エンジンの点検で、たくさんの便を欠航にしてたので心配したけど、機種が変更になった、とメールが来て、座席を取りなおしただけで、予定通り飛んでホッ。
8:40発なので、また、地元5:50発の始発バスで浜松町から羽田へ。
飛行機は、予定通り出発して、50分くらいで小松に到着。途中の、手が届きそうなところに見えた北アルプスの山々。 -
福井行きのバスは、4番乗り場から。到着の飛行機から降りた、バス利用の、ほとんどのお客さんは、金沢行きに乗り、福井行きに乗ったのは、5人ほど。
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福井駅到着。新幹線工事の看板の、左側が、JR福井駅で、向こうの赤い建物は、えちぜん鉄道福井駅。
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えちぜん鉄道の建物に入ってみると、広くて開放感あり、地元の木材をふんだんに使った、美しい駅舎にびっくり。ごく最近に出来たらしい。恐竜もいる♪
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JR福井駅を反対側に出てみると、こちらも近代的な綺麗な建物。
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福井駅を少しブラブラしたのは、次に乗るバスまで30分時間があったので。
11:20発の、一乗谷朝倉特急バスで、朝倉資料館へ。特急バスと言っても、小さいコミュニティバスのようなバスがやってきて、地元の人数人で出発し、ここで降りたのは二人だけ。
今日は、夏休み最初の日曜日なのに、観光客や地元の子供連れなどいないもんだな・・。 -
資料館では、入ったところにロッカーがあったけど、大きさ的に入らなかったので、受付事務所で預かってもらう。
今日は、これから、一乗谷朝倉氏遺跡に行くから、まずここで下調べがちょうどいい。バスの時間の都合上一時間過ごしましたが、時間的には十分。
次は、この、12:35発の、ゆめまる号、という土日祝だけ運行している無料シャトルバスに乗ります。土日祝じゃなかったら、さっき福井駅から乗ってきた、一乗谷朝倉特急バスも同じくらいの時間にあるから大丈夫。
それにしても、この、ゆめまる号、一日に10便(往復だと倍)もあるけど、この時はお客さんは私だけだったけど、利用する人もっといればいいけど・・。 -
次に降りる、復原町並までほんの五分。その間、ゆめまる号の運転手さんが、話をして案内してくれます。
それにしても、この空、雲・・真夏だ~暑い! -
また、次のバスの都合上、ここ、復原町並で、一時間ほどいる予定。
バスを降りて、ここから入って行きます。荷物は、この受付けで預かってくれました。 -
中は誰も人がいない。このあたりは、昔の建物を復元して町並みを再現してる。
何年か前に、イタリアのポンペイ遺跡へ行ったけど、ここも日本のポンペイだ! -
食品を備蓄しておく甕。
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昔にもトイレこんな風にあったのか・・。
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武家屋敷を再現。
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この、一乗谷は、真ん中を流れる一乗谷川の、向こう側は、身分の高い人が、こちら側は町民たちが住んでいたのだそう。
200mほどの、復原町並を通り抜け、道路を渡り、この橋を渡って、向こう側へ行きます。 -
橋を渡ると、唐門が見える。ここからが、朝倉義景館跡。
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ひゃ~、すごい、広い!この、朝倉義景館には、17棟もの建物が建っていたんだそう。
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少し高いところから。一乗谷川の両域約2キロくらいの間に、1万人くらいの人が住む城下町が広がっていた、って、それが、焼き払われてから400年もそのままになってて、今こうやって日の目を見て、整備されている、って、ほんとに、日本のナポリだーー!
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こういう、大きな石がゴロゴロあるのは、庭園跡。この朝倉氏遺跡には、4つのりっぱな庭園があったのだそう。
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標識がいっぱい。
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道路跡。目をつぶれば、かつての家並み、町並みが浮かんでくる。
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この山をずっと上って行ったら、一の丸、二の丸、三の丸跡も残る、一乗谷城跡があるのだそう。そこまで上るのはだいぶハードル高そうだけど、一度行ってみたいなぁ。
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それにしても、歩いたのは、30分くらいだけど、照りつける太陽の下、暑さ厳しかった~!。約一時間で、ちょうど、一乗谷朝倉氏遺跡のメインのところは廻ってこられます。
バスを待つ間、ここの休憩所でひと休み。ふうっ、クーラー効いてて快適!冷やし甘酒でひと息つけたけど、何も頼まなくても休めます。 -
上の休憩所の隣に、レンタサイクルがあるのに帰る頃気が付いた。けど、走るのは道路だけ、と書いてるので、今日、私が廻ってきたところでは、利用できなかったんだ。
でも、これ(自転車)があれば、最初に行った、朝倉氏遺跡資料館へも行けるし、そこの近くの、西山光照寺跡に行ったり、一乗谷川沿いをゆっくり走ってひととおり堪能できる。
この一乗谷朝倉氏遺跡は、行くのが不便、とよく見るけど、土日祝運行の無料シャトルのゆめまる号と、特急バスと、バスの便も結構あるし、こんなレンタサイクルもあるし、そんなに不便でもないので、観光客少ないようだけど、もっとたくさんの人に来て見てほしいもんだ!と思う。 -
復原町並からバスに乗り、一乗谷朝倉氏遺跡を後にし、次はいよいよ永平寺へ。約15分。お客さんは数人で、前の座席の、白髪の女性は、隣の女性と二人連れで、永平寺宿泊が一緒でした。なんとお二人81歳と91歳!
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バスの終点で降りて、参道入り口のお店で遅い昼食。日本そばに、ごま豆腐、他、美味しかった♪
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この参道を歩いて行くと、突き当りが永平寺。
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おしゃれなお店もあり、今日は日曜だけど、観光客はぽつぽつで静かな門前通り。
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明日は、今日降りたバス乗り場から、朝の9時前のバスに乗るので、ごま豆腐やらお土産など、参道の店で買い物してから、永平寺へ到着。
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巨大な杉の木の間の門を入って行きます。
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時間にして、午後三時。上山(到着)は、午後四時頃までに、と言うことだったのでちょうど良い。
今回の参籠は、一番最初は、永平寺に電話をかけ、その後は、FAXでやり取りして、宿泊申し込み。昨日(前日)には、確認の電話ももらい、いつも同じお坊さん(若い男性)だったので、その姿がだいたい目に浮かんできてたのだけど、いよいよ皆さんに会えると思うとちょっと楽しみ~。・・って、修行体験なんだから・・。
通用門を入って、参籠者用の入り口を入ると、お寺の中では数少ない女性スタッフが、靴箱のところでお迎えしてくれ、自分の名前の書かれて靴箱に靴を入れて、スリッパに履き替え。 -
それから、参籠受付カウンターで受付、支払い。部屋へ案内してくれるお坊さん(雲水さん)が来るのを待って、一緒に部屋へ。三階の部屋まで、階段を上って行く時、左側を歩くように言われる。ポーターさんではないので、よいしょと自分で荷物を持って、後ろについて行って部屋に到着。
部屋の入り口には、大きく名前が書かれていてちょっと恥ずかしい気分。
普通の旅館のような、綺麗な、部屋の入り口。この障子の戸は、外からも中からも鍵がかけられます。食事や座禅や、部屋を離れる時は、鍵をかけ、さらに、この左側に、貴重品預けのロッカーもありました。 -
部屋の中へ入ると、広くてびっくり。18畳の広さ!来る前には、せめて扇風機くらいあるかなぁ、と思っていたけど、エアコンがついていて、涼しく快適!
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ちゃんと、お布団に、浴衣も用意してくれてる。机の上には、お茶菓子もあり。
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窓の障子を開けると、杉の大木の境内と、お寺の、歴史ある屋根や建物が美しく、なんだか嬉しい。
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宿泊フロアーには、お茶サービスがありありがたい。この反対側にももう一台、いろんなお茶のセルフサービス機がありました。
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次は、17:30からの薬石(夕食)に向けて、10分前に集合なので、さあ、お寺の中を見学に行こう。宿泊する吉祥閣の中。
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あ~、ここが、修行僧のみなさんが、いっせいに雑巾がけする階段ね。
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吉祥閣を出ると、山門、仏殿、一番奥の法堂へ向けて、ぐるりと上り階段が回廊になっているので、階段の左側を静かに歩いて進んでいく。
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山門と仏殿の間の、中雀門。
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かなり古い木材。今日は日曜の午後だけど、観光客少なくて静か。
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二重屋根の美しい仏殿。
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左側にピンク、右側に白、の蓮。
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山門を後ろから。入門するお坊さんたちは、この、門の向こう側にやってきて、お寺と問答して、2時間くらい寒い中でも立ちん坊で待たされ、ここで耐えられず帰ってしまう人もいるらしい。(翌日の雲水さんの話)
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大庫院、は、修行僧の食事を作るところ。
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大庫院まえの、大すりこぎ棒。女性は、触ると、料理上手になる、とも言われてるそうで、私も触ってきたけど、すりこぎは、自分の身を削って人のために尽くす、ということで、人知れず、他人のために努力している人に感謝の気持ちを忘れないように、という意味合いなのだそう。
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つやつやきれいな回廊の階段。参籠者はスリッパをはいているけど、靴下で廻っても全然よごれないでしょう。
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一番奥の法堂へ来ました。はっとう、と呼びます。
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420畳もの広さ。突き当り奥に見える、向こうに、さらに畳敷きが広がっているそうで、実際目に見えるのは半分の広さ。
ここで、毎朝のお勤めや、法要など行われます。 -
法堂から下を。
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古い日本建物だけど、こんなちょっとおしゃれな洋風もあり。
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細かい装飾の美しい仏殿。
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回廊をぐるりと廻り、玄関へ来ました。次は、境内の方へも行ってみよう。
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緑の中での森林浴は気持ちが落ち着く感じ、でも、冬の雪景色の永平寺も一度見てみたい。
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杉の老木の間から差し込む日差しは暑いのだけど、川のせせらぎが気持ちいい。
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入り口近くの池に、観音様とカエル。
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奥の方にある、寂光苑へ行ってみよう。
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お~、マイナスイオンが出てる~、そばを通るとひんやり。
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寂光苑のこの像は、道元禅師の「稚髪像」。道元が出家を志した子供のころの姿。
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「寂光の鐘」は、誰でも自由につけるそうなので、ついてみた。周り誰もいないし・・。
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この先が、唐門。そしてその奥が山門、ですが、この階段から立ち入りは出来ません。
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また帰ってきました、そろそろ5時。参拝時間は5時までなので、一般の観光客はみんな帰る時間、なのに、入って行けるのはなんだか嬉しい。
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整然とした洗面室。
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17:20に、階段フロアーに集合し、案内の雲水さんが、この、東司(トイレ)と洗面室の近くにあるボードを見て、今後のスケジュールなどの話をしてくれる。
夜になると、二日目の案内が貼られるので、寝る前に、時間の確認をします。 -
また、この、基本の三つの所作も教えてくれる。
合掌、叉手、法界定印。合掌は、こんな風に脇をあげて、挨拶、お参りの時など。叉手は、立っている時、歩く時。法界定印は座禅の時。
永平寺内の雲水さんは、寺の中を歩いている時、あちこちで一瞬立ち止まって、合掌して頭を下げるのを目にする。山門の真ん中を通る時…ご本尊様たちが祀られているところを通る時、何かを聞いて返事を待つ時なども?…常にどこででも、感謝や尊敬の念などを持って生活している、と言うことなんですね。 -
それから、いよいよ、この部屋(応供台)で17:30から夕食(薬石)。
この部屋はとっても広く、食事をするテーブルと椅子がずらずらっと並んでいるのだけど、その、広~い真ん中の一番前に、8人分の食卓が用意。今日の泊りは、私と、横浜の方から来た81歳と91歳の女性の二人連れと、富山から来た、お母さんと高三の息子・高一の娘、男性二人連れの八人。夕食も朝食も、この八人で一緒にいただいたけど、男性二人は、一泊の参籠者ではなかったみたい。三泊四日?。 -
参籠者の食事担当の雲水さんが前に立ち、最初に、永平寺での食事について話をしてくれます。食事をいただくときは、音をたててはならない、一人だけ先に食べ終わることないよう周りに合わせていただく、お膳の中の食器にお箸を持って行って口に運ぶのではなく、必ず食器を持ち上げてお箸ではさんでいただく、食べ終わったら、お茶の中でお箸を洗って、お箸は10時20分の形で置いてそろえる、等々。ともかく、感謝の気持ちを持っていただく、と言うこと、なんです。そして、この、箸袋の裏に書かれている、五感の偈の、食前の偈をみんなで唱えて、いただきます、となります。この日の夕食は、人参入りご飯、なめこ汁、きゅうりとわかめとみょうがの酢の物、揚げ出し豆腐、がんもどきの甘酢かけ、たくあん。八人で囲む食卓は、たくあんは、柔らかめで小さかったのでまだ良かったけど、きゅうりを噛む音だけがシャキシャキ響き・・・、お膳の写真も記念に撮りたかったけど、ここでシャカッ、なんて、iphoneの音はまずいよね...と、小心者だから、撮らせてもらう勇気はなかったのだけど、お願いして大丈夫だったみたい…でも、やはり、これは、この食事も、修行体験なのだから、iPhoneなんかは忘れてなきゃな、と思う。
食卓の前に立っていた雲水さんに、そこー、音立てちゃダメ、なんて言われるわけではなく、皆が完食すると(残しても構いません)、今度は、箸袋の裏の、食後の偈をみんなで唱和して、ごちそうさま、となります。そうして、一列になってお部屋を出ていくのです。 -
洗って箸袋にしまったお箸は、また明日の朝食で使うので、部屋へ持って帰ります。デザートの葛まんじゅうと、上の写真にもある、油がついた編み込みの茶色のもの、も部屋へ持ち帰り。これは何だろう、箸置き?食べるもの?・・わからないまま、誰かに聞きもせず、帰ってから、これは、昆布を揚げたスナック、永平寺の伝統的な吉祥昆布、とネットで調べて知りました。
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夕食(薬石)が終わって、いったん部屋へ戻って休んで、次は座禅。また、iphoneは置いて行ったので、納経帖の写真ですが・・、集合時間にまたみんな集まり、座禅をする部屋へ。ここでも、担当の雲水さんが丁寧にいろいろ説明してくれます。今回ここへ来る前に、タイで洞窟に閉じ込められた少年たちが救助されたニュースで、瞑想していたのが、気持ちを落ち着かせて良かった、という話もあり、私も楽しみにしていた座禅。ここでは、鼻から息を吸って鼻からはいて・・と言われ、胡坐を組んで、手を法界定印の形にして座禅のスタート。姿勢が崩れたら、後ろからビシッといきます、そうじゃなくても、やってほしい方は、手を合掌の形にして下さい、と言われたけど、ほんの30分くらいの間、ビシッと言う音が聞こえることはなく・・、心が落ち着いた~、邪念がなくなった~、なんてとこまで行くこともなく・・座禅の時間は終わりました。
そうして、今度は六人で、また別の部屋へ案内され、永平寺についてのビデオ鑑賞。家で、BSでも観たことのあるような番組。一年を通した永平寺での暮らし、修行の様子など良くわかります。
それから、一度部屋へ帰り、したくをして、お風呂へ。地下にあるお風呂へ、女性五人で一緒に入り、それぞれであがって、おやすみなさい、と部屋へ。
開枕(消灯)は、九時。
九時過ぎて部屋の明かりをつけて起きていても、寝なさい、と言われることはありませんでしたが、暑かった一日の汗も流し、エアコンも適度に効いて、お布団も気持ちよく、じきに眠りへ~。 -
そうして、翌朝!。朝のお勤めは、4:30~のため、10分前に集合、となっていて、早く寝るし起きられるはず・・なんて思ってたのに、朝、部屋の外から呼ぶ声で跳び起きた!時計を見ると、4:19。ヤバッ~!雲水さんは、みんなの部屋へ呼びに来てはくれるのだけど、起きて支度してなきゃいけないのに・・。顔も洗わず着替えだけして飛び出て、五人そろってるところへ行き、六人になって、雲水さんが法話の部屋へ案内してくれる。広い和室の真ん中に机をコの字にして、年配のお坊さんと、両脇に、6年目、5年目の若い雲水さんが並び、参籠の私たちが囲んで、今日はこの人数なので、お茶会としましょう、とお茶を用意してくれ、お茶会の始まり。
簡単に自己紹介もしましょう、とお坊さん三人の自己紹介に続いて私たちも。
私は、愛媛の実家は曹洞宗で、と言う話をすると、曹洞宗のお寺は、愛媛にはたくさんあるけど、隣の香川県にはとても少ない、なんて話もあり、それから、みなさん、今回の愛媛の大雨の災害を心配して下さった。
91歳の女性の長生きの秘訣や、高三のお兄ちゃんの大学受験の話や、顔も洗ってないのに、気にならない・・みなさんと穏やかに楽しい時間を過ごしました。
それから、5時になって、案内の雲水さんについて、今度は、法堂まで移動。ここへ行くには、回廊の上り階段をずっと上がって行くのだけど、91歳のおばあちゃんも、ずっとみんなと一緒にしっかり歩かれるのにはびっくり。
そうして、法堂で、朝のお勤めの始まり!今、永平寺には150人くらい修行僧の皆さんいらっしゃるそうだけど、大体数えたところでは、約100人が(朝ごはん担当や参籠者担当の雲水さんはお仕事中だから)、勢ぞろいでお経を唱えるのは、若者の低い声がお腹に響いて、それはもう圧巻でした!法堂の中を、立って座って移動して、繰り返される一連の動作を眺めて、一人一人の修行僧のお顔を見て、この朝のお勤めから夜の開枕まで、一日の修行を頑張ってくださいね!と心の中で応援。お勤めの中では、私たち参籠者の名前も読み上げて祈祷してくれました。 -
そうして、6時過ぎに、朝のお勤めが終わり、7時頃まで、参籠者担当の雲水さんが、お寺の中を案内してくれます。だいたい昨日一人で見学したところだけど、この部屋は、昨日、見てなかったんだ!美しい傘松閣!
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この、絵天井の間には、230枚の美しい色彩画が一面に飾られている。
ほとんどは、植物(鳥も含む)の絵だけど、5枚だけ動物の絵があるんです。りす、獅子が二枚、鯉が二枚。雲水さんが、こことここと、と教えてくれ、みんなで見上げました。 -
左の真ん中、リスの絵。
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お寺の中を案内してくれた雲水さんは、昨日からお世話になっているけど、永平寺へ来て、まだ5か月目だそうで、優しく可愛いメガネの若者。朝の、この見学の時間、あちこち回る中で、何でも質問あったら聞いてください、と言ってくれ、お寺の中では私語はしない、静かに左側一列で歩く、とか言われてるけど、昨日から一緒で和やかなムードでもあったので、昨日も、私は、座禅の後、ここは外国人のお客も多いと思うけど、座禅の説明は英語でするんですか?と聞いたら、英語の担当の雲水がいるんです、とか話をしてくれ、なんでも答えてくれそうだったので、今日ももっと話がしたかった。聞きたいこともいっぱいあったけど、ここでは、5枚の動物の絵を見つけて祈ったら願いが叶う、ってほんとですか?と誰かが聞いて、絵の話が続いて、時間が来たので、さらに質問出来ず残念・・。
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傘松閣の、外の廊下の壁に、これがあるので、天井を見上げて首がしんどくなったら、こちらで絵をゆっくり観られます。
絵を描いた144人の画家の中には、美人画が得意な伊東深水もいて、ここでも、美人画を描こうか、という話もあったそうだけど、この中に美人画はちょっと・・と言うことで、赤い花の絵にしてもらった、という話も雲水さんがしてくれた。
この、傘松閣での写真は、この後、朝食へ行き、食べ終わって、8時頃、一人でまた行って、写真を撮りました。一般の見学の人は8時からなので、ここに貸し切り、誰もいない!贅沢な時間でした! -
7時に見学が終わって、いったん部屋へ。急いで顔を洗って化粧。自分のお箸も持って、7:20にまた集合して、昨日と同じく、応供台の同じテーブルで朝食。お膳は、白かゆ、高野豆腐と人参、しいたけの煮物、梅干し、昆布、おかゆにごま塩。夕食よりだいぶシンプル。また、みんなで、箸袋の裏の、五感の偈を唱えて、食事。
みんなが食べ終わって、部屋を出る時、参拝記念に、と、このお土産?白い「不腆」の袋をいただきました。開けると、朝使った、経本もあり、今使ったお箸やら・・いい記念になりました。こちらをいただいて、すべて、参籠体験終了ということで、あとは、9時までにそれぞれ下山(チェックアウト?)となります。
私は支度を終えると、ゆっくり傘松閣を見て、8:30頃永平寺を後に。
行った時、気が付きませんでしたが、今、門前に、新しい宿泊施設「柏樹関」が建設中で、来年秋に完成するらしい。今回泊った「吉祥閣」と合わせたら、さらに多くの参籠者が宿泊体験できるだろうな。また、是非、来てみたいな。 -
今日は、また昨日と同じバス停から、8:58発のバスに乗って、えちぜん鉄道の永平寺口駅へ行くので、荷物を持って、参道を下りてきました。朝から猛暑で、バス停にいると、向かいのお店(一休)の奥さんが、暑いからこっちへ来て、うちの中で待ってなさいよ~、と呼んでくださり、涼しい店内でバス待ち。とってもいいおかみさんだった!
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バスは、地元のおばあちゃんと二人だけで出発し、予定通り、9:12に永平寺口駅へ。次は、9:20発のえちぜん鉄道に乗って、終点、勝山駅まで行きます。
→勝山編に続きます。
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