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Cancun(カンクン)のオールインクルーシブ高級リゾートホテルから一転、Cuba(実はクバと読むらしい)では3軒のCasa(カサ)、いわゆる民宿に泊まった。<br />カンクン(資本主義国)からキューバ(社会主義国)に入って最初に気付くのが、「看板がない」こと。物資は全然ないし、そこには経済の競争もない。キューバ人が外食する場所はほぼ皆無。ファーストフード店といえば、「PIZZA」と書かれたピザスタンド(店頭販売)の店のみ。しかも本当にピザしか売ってない。あとは手作りサンドイッチを売る自転車おじさんを見ただけ。看板は要らないのだ。<br />1度コンビニ(といっても店内に入るのではなく、店頭販売。昔の日本のたばこ屋の小窓とほぼ同じ作りで、違うのは日本ではガラスの小窓、キューバでは鉄格子の小窓、日本ではおじいちゃんかおばあちゃんが座ってタバコ売ってるけど、キューバでは立ってる。)、とにかくコンビニに立ち寄って、8種類のアイスクリームのポスターを見ながら、それぞれが欲しいものを注文したら、「今それはない!」と言われた。「じゃあどれがあるのよ?」と聞くと、8種類の内の2種類だけだった。アイスクリームを買って立ち食いしていたら、どこからか子供が来て、恨めしそうにアイスクリームを眺め、「1CUCくれない?」という。「お金はあげられないけど、さっきレストランで残してテイクアウトしたこれならあげられる。」と赤豆ごはんの包みを渡すと嬉しそうにもらって去って行った。(ちなみに相方は必ずレストランで残ったものをテイクアウトする。ホームレスにあげるため。昨日はサツマイモフライを持ち帰って教会の前のおばちゃんにあげた。大喜びだった。)<br />ハバナでは1人1泊、23 CUC (2300 円)、トリニダードでは1泊10 CUC (1000円)にそれぞれ5 CUC (500円)の朝食を付けた。清潔な部屋にはベッド2つ、トイレとシャワー、冷蔵庫、エアコン付、そしてセイフティBOX付。申し分ない。タオルは私なら捨ててしまっているような、固くてカサカサするものだったけど、もしかしたら、柔軟剤がなくて、キューバの炎天下に干しているから仕方ないかもしれない。<br />通りから見ると、さびれた、ここ大丈夫か?と思うような場所でも、中に入ると↑上の表紙写真のような中庭が広がっていて、結構美しい。部屋の天井は日本より高くて、3階分の高さを2階分として使用している感じがする。どこの民宿のオーナーもとっても親切で優しくて、聞けばなんでも教えてくれるし、頼めば何かとやってくれる。<br />Casaの経営状態を聞いてみた。1泊、23 CUCのオーナーおばちゃんによると、月に1部屋につき150 CUCを税金として納める必要があるのだという。このCasaは3部屋あったので、月450 CUC (45000円)。計算すると、1か月6日分が国に取られるから、ひと月の内半分はお客さんが入らないと納める額の方が多くなってしまう。そしてこの税金はお客が入っても入らなくても納めなくてはならないらしい。。。「結構大変なのよー。」とタバコでガラガラになった声でおばちゃんは言ってたけど、実際Casaができるくらいの家があること自体、結構裕福なように思えた。それでもおばちゃんはパスポートなんて高級なもの!持ってるわけないじゃない!と言った。<br /><br />おばちゃん(といっても娘の年や母親を見るとどうみても私より若い!)の話によると、一般的なキューバ人は鶏肉と豚肉しか手に入らなくて、(魚や牛は輸出されちゃうか観光客用)、私は健康のためを思って豚肉は食べないでしょ。だから結局、「Only ポヨ and ウエボー(鶏と卵だけ)なのよー。」と嘆いていた。そういえばどのCasaの朝ごはんもサラダと言えばキャベツとキュウリのみ。レストランでもキュウリ単品のお品書き。。。スーパーをのぞいてみたけど、配給所か?と思うほど物資がなく、小麦、卵、豆、オイル、塩、タバコと豚の解体ショーがその日の全てだった。<br /><br />そうは言っても、人々に悲壮感はなく、明るくて、優しくて、エネルギッシュだ。この先アメリカとの国交再開でこの国は少しずつ変わってしまうかもしれない。他の国と同じようにマクドナルドやスタバに侵される日がくるのかなぁ。

Cuba (宿泊編)

7いいね!

2018/06/29 - 2018/07/03

518位(同エリア829件中)

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4

RainbowMiller

RainbowMillerさん

Cancun(カンクン)のオールインクルーシブ高級リゾートホテルから一転、Cuba(実はクバと読むらしい)では3軒のCasa(カサ)、いわゆる民宿に泊まった。
カンクン(資本主義国)からキューバ(社会主義国)に入って最初に気付くのが、「看板がない」こと。物資は全然ないし、そこには経済の競争もない。キューバ人が外食する場所はほぼ皆無。ファーストフード店といえば、「PIZZA」と書かれたピザスタンド(店頭販売)の店のみ。しかも本当にピザしか売ってない。あとは手作りサンドイッチを売る自転車おじさんを見ただけ。看板は要らないのだ。
1度コンビニ(といっても店内に入るのではなく、店頭販売。昔の日本のたばこ屋の小窓とほぼ同じ作りで、違うのは日本ではガラスの小窓、キューバでは鉄格子の小窓、日本ではおじいちゃんかおばあちゃんが座ってタバコ売ってるけど、キューバでは立ってる。)、とにかくコンビニに立ち寄って、8種類のアイスクリームのポスターを見ながら、それぞれが欲しいものを注文したら、「今それはない!」と言われた。「じゃあどれがあるのよ?」と聞くと、8種類の内の2種類だけだった。アイスクリームを買って立ち食いしていたら、どこからか子供が来て、恨めしそうにアイスクリームを眺め、「1CUCくれない?」という。「お金はあげられないけど、さっきレストランで残してテイクアウトしたこれならあげられる。」と赤豆ごはんの包みを渡すと嬉しそうにもらって去って行った。(ちなみに相方は必ずレストランで残ったものをテイクアウトする。ホームレスにあげるため。昨日はサツマイモフライを持ち帰って教会の前のおばちゃんにあげた。大喜びだった。)
ハバナでは1人1泊、23 CUC (2300 円)、トリニダードでは1泊10 CUC (1000円)にそれぞれ5 CUC (500円)の朝食を付けた。清潔な部屋にはベッド2つ、トイレとシャワー、冷蔵庫、エアコン付、そしてセイフティBOX付。申し分ない。タオルは私なら捨ててしまっているような、固くてカサカサするものだったけど、もしかしたら、柔軟剤がなくて、キューバの炎天下に干しているから仕方ないかもしれない。
通りから見ると、さびれた、ここ大丈夫か?と思うような場所でも、中に入ると↑上の表紙写真のような中庭が広がっていて、結構美しい。部屋の天井は日本より高くて、3階分の高さを2階分として使用している感じがする。どこの民宿のオーナーもとっても親切で優しくて、聞けばなんでも教えてくれるし、頼めば何かとやってくれる。
Casaの経営状態を聞いてみた。1泊、23 CUCのオーナーおばちゃんによると、月に1部屋につき150 CUCを税金として納める必要があるのだという。このCasaは3部屋あったので、月450 CUC (45000円)。計算すると、1か月6日分が国に取られるから、ひと月の内半分はお客さんが入らないと納める額の方が多くなってしまう。そしてこの税金はお客が入っても入らなくても納めなくてはならないらしい。。。「結構大変なのよー。」とタバコでガラガラになった声でおばちゃんは言ってたけど、実際Casaができるくらいの家があること自体、結構裕福なように思えた。それでもおばちゃんはパスポートなんて高級なもの!持ってるわけないじゃない!と言った。

おばちゃん(といっても娘の年や母親を見るとどうみても私より若い!)の話によると、一般的なキューバ人は鶏肉と豚肉しか手に入らなくて、(魚や牛は輸出されちゃうか観光客用)、私は健康のためを思って豚肉は食べないでしょ。だから結局、「Only ポヨ and ウエボー(鶏と卵だけ)なのよー。」と嘆いていた。そういえばどのCasaの朝ごはんもサラダと言えばキャベツとキュウリのみ。レストランでもキュウリ単品のお品書き。。。スーパーをのぞいてみたけど、配給所か?と思うほど物資がなく、小麦、卵、豆、オイル、塩、タバコと豚の解体ショーがその日の全てだった。

そうは言っても、人々に悲壮感はなく、明るくて、優しくて、エネルギッシュだ。この先アメリカとの国交再開でこの国は少しずつ変わってしまうかもしれない。他の国と同じようにマクドナルドやスタバに侵される日がくるのかなぁ。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
3.5
ショッピング
2.0
交通
2.5
同行者
友人
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • Casaはこんな路地にある。一見えっ?とおもうが中に入ると以外にキレイ。

    Casaはこんな路地にある。一見えっ?とおもうが中に入ると以外にキレイ。

  • ある日の朝食。マンゴジュース絶品。

    ある日の朝食。マンゴジュース絶品。

  • ある日の朝食。この卵焼きがキューバでは一般的。

    ある日の朝食。この卵焼きがキューバでは一般的。

  • 朝食専用スペース。手前がベッドルームで、このスペース(バルコニー)も私たちだけのスペースだった。

    朝食専用スペース。手前がベッドルームで、このスペース(バルコニー)も私たちだけのスペースだった。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • pedaruさん 2018/07/31 06:48:25
    cuba
    RainbowMillerさん おはようございます。はじめまして

    あまり旅行記には出て来ないキューバですが、丁寧な冒頭の記述でキューバの
    一端が見えた気がします。こういう旅行記って興味津々です、ほかのキューバの
    旅行記も見せていただきますね。 楽しみです♪

    pedaru

    RainbowMiller

    RainbowMillerさん からの返信 2018/07/31 10:41:32
    Re: cuba
    読んでいただき光栄です。ありがとうございます!ヘミングウェイのファンだったので20年前フロリダのキーウェストを訪問した際、いつか必ず!と思っていたCubaでした!

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