新田反町のハス田_2018_工業団地の北側に、綺麗なハスが咲いています。（群馬県・太田市）

2018/07/09 - 2018/07/09

太田市・新田反町の休耕田がハス田になっているとのことで、見に行きました。現地の説明板によると「耕作放棄地を農地に戻すために、ゴミやヨシを取り除き、耕起を行い、景観植物であるハスやスイレンを植えた。」とのことです。
ハスの花はだいぶ咲き始めていて、大規模なハス田ではありませんが、綺麗な花を見ることが出来ました。

旅行記作成に際しては、現地の説明板、関連するホームページを参考にしました。

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

群馬県太田市の西部は、かつて新田郡新田町でしたが、２００５年に合併して太田市になりました。ジョイフル本田・新田店の東側は、今では新田反町町（にったそりまちちょう）という地名です。「町」が重なっていますが「今市市」のようなものです。

新田反町町の南半分は新田中部工業団地で、王子製鉄という鉄鋼会社の工場があります。

王子製鉄の北側にハス田があります。

現地の説明板によると、
「耕作放棄地を農地に戻すために、ゴミやヨシを取り除き、耕起を行い、景観植物であるハスやスイレンを植えた。」
とのことです。

「反町地区」が主催し、「太田市農業委員会」が協力する「耕作放棄地対策事業」です。

観光事業ではないので、無料で見られます。というか、普通に田んぼの一角にハスが植えられているだけです。

したがって、駐車場も休憩所もトイレもありません。

西側の畔には、草花が植えられています。

小さな花ですが、ハスだけよりも華やかです。

管理している方の、心遣いですね。

ハスの花は、だいぶ咲き始めていて、葉の上にも綺麗な花が見られます。

南西側の角から見たハス田です。右側の通路の様な部分は、ハス田の上に黒いシートを敷いてあり、ハスを鑑賞するために作られたようです。か、あるいは管理用の通路かもしれません。湿地の上にシートを敷いてあるので、歩くとフワフワします。

ハス田の中は水が多くて、池のようです。

シートが敷かれた通路部分は多少高くなっているので、通路から外れなければ、潜ることはありません。

散ったあとの花托もありますが、これから咲く蕾が沢山あるので、花はもっと増えそうです。

若い花が多いためか、綺麗な花が多いように感じました。

中央奥に見える、黒い四角の建造物は、ジョイフル本田・新田店（建屋の上の看板）です。直線距離で８００ｍくらいです。

南東の角から見たハス田です。左の通路の左側（南側）にはスイレンが植えられています。

ハスの花は、葉の陰にも咲いています。

葉の上にも、花がたくさん咲いています。

南側には、王子製鉄の大きな工場が見えます。

王子製鉄は新日鐵住金グループの企業で、主に平鋼を生産している鉄鋼メーカー（電気炉メーカー）です。

この群馬工場は、王子製鉄の拠点工場です。

ハスの花は、もっと増えそうです。

工業団地と田園地域との間のハス田です。

遠くから観光客を集めるほどの規模ではありませんが、綺麗な花が咲くところがあると、ほっとします。

南側に植えられたスイレンです。まだ花は咲いていません。右奥にハス田、その向こうにジョイフル本田の看板が見えます。

スイレンの東側には、黄色い花が咲いています。

さて、太田市の反町といえば「太平記の里」、国指定史跡・新田荘遺跡「反町館跡」があります。ハス田から北東方向へ数百mの場所にあります。

「反町館」は、鎌倉時代から南北朝時代に築造されたと推定されています。

戦国時代に三重の堀を巡らす城郭に拡張され、新田義貞が移り住みました。

豊臣秀吉の北条攻めで廃城したと伝えられます。

大規模な堀や土塁が残されています。

江戸時代になって「照明寺（しょうみょうじ）」が、この地に移転して現在に至っています。

詳細は、現地の説明板を御覧ください。

次は「常楽寺」のハスの咲き具合を見に行きます。


（　常楽寺へ続く　）