2018/06/28 - 2018/07/01
121位(同エリア587件中)
関連タグ
Pontakaiさん
- PontakaiさんTOP
- 旅行記73冊
- クチコミ23件
- Q&A回答27件
- 91,842アクセス
- フォロワー6人
わたしには初めての英国旅行。その始まりはロンドンではなく、湖水地方から。理由は同行者がピータ・ラビットの世界をまず見たいというので……、同行者は過去3回の英国滞在旅行経験者。後をついて行くつもりが旅程の作成はお任せとのこと。ロンドンは過去体調不良で見ていないので、主要観光地を中心にというリクエスト付き。ロンドンは2日間にして、わたしが行ってみたいという南部のセヴンシスターズを入れて合計実質6日間の短い英国の旅となりました。
本レポートは成田から湖水地方までのレポートとします。
航空券、ホテル代、鉄道、バス、船、入場料と総額で20万円弱ほど、それに食費など滞在中に使ったお金が5万円とわたしとしては随分お金のかかる旅となりました。
全体として、好天に恵まれ計画したところにはすべて行けましたのでまぁ、物見遊山としては満足な旅でしたが、期間が足りないと感じました。そのうち、ゲルマン系の諸国と共にもう一度くらいは再訪することになるでしょう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
初めての英国行き。ヨーロッパ地域は約20年ぶり。効率とは離れた理由で時間をかけて南回りで行くことに。
Etihad航空という中東(UAE)の飛行機。予定より少し早くの時刻表示だったが、結局はほぼ同じ予定通りに出発となりました。 -
機内は比較的すいており、横寝ができる状態。楽で助かりました。欧米には寝て行きたい「歳」を実感します。
-
そのまま目が覚めたらロンドンだったら良かったのですが、Abu Dahbiで乗り継ぎに。中東らしいものはと探してあったのがこれでした。跨ったり、寄り掛かって写真を撮りました。
-
乗り継ぎ便、朝食を終えるころにはドーヴァーを越えていました。
-
ヒースロー空港での入国が予定通り7:30となり、入国手続きなどもスムースだったので時間が十分あるとみて、のんびり地下鉄ビクトリア線でキングスクロス駅まで行って一駅乗り換えて湖水地方へ行く鉄道駅のあるユーストン(Euston)駅に行くことにしました。
ロンドンの地下鉄は古いせいか規格が小さいように感じました。日本が真似をした理由が何となく分かる気がしました。電車も旧式のものでアジア諸国の地下鉄に負けています。日本では銀座線のイメージです。そのうち電光表示板などもどんどん改良されて分かりやすくなるでしょう。
-
Euston駅に限らず大きな駅はこのように発車時刻別に電光表示板が流れて行きます。字が小さく、距離もあるため。近眼の人やお年寄りには辛いです。
今は若者たちはスマホで確認できますが、なんとなく旧式だなぁと感じます。表示板の存在は絶対必要ですが、もう少し分かりやすい表示法が望まれますね。
それに10分くらい前まで発車番線が未定というシステム、これも問題ありですね。その点についてはまた。 -
今回の鉄道移動の切符はUK RailwayのWeb上で手に入れておきました。英国の鉄道運賃のシステムはある意味では大変合理的です。利用時刻によって、需要の多い時間帯はものすごく高く、利用者の少ない時間帯はうんと安くなっているシステムです。このことは行く前に調べて行く中で知ったことです。
地下鉄も準じたシステムで料金が変動します。観光客を10:00以降から移動させようという国策による無言の誘導政策が感じられます。オーエル流「管理社会」の実践です。なかなか合理的ではあるのですが……
このことで、後々、大変不愉快な思いをしました。そのことは本レポートのロンドン編で……
-
湖水地方に直行する列車はありませんでしたので、グラスゴー行きでプレストンまで行き、そこで湖水地方のゲートウエイになるオクセンホルムで停車する列車に乗り換えます。
普通車(スタンダードクラス)に乗りましたが、北上する列車は客車も立派で快適です。列車もプレストンまでほとんど停まらずに走りました。ただし、旅行者用の中型以上用のバゲッジ置き場の狭いのには閉口しました。 -
駅を出て30分もしないうちに景色はこうした緑豊かな大地となりました。ほとんど起伏のないゴルフ場のようなところを列車は走って行きます。英国は農業国だなという印象を持ち、頭の中にあった工業国、先端科学の国、先進国というイメージが崩れました。狭い国土のほとんどがこのような感じなので、耕作面積は日本よりもはるかに大きいという感じですがどうでしょう?車窓からの眺めはずっとこんな感じでした。
-
Preston駅で乗り換えます。音声による列車案内はきれいな英語で分かりやすいですが、電光掲示による現在地や主要停車駅の表示などがないので耳で聴きとらないといけません。
駅でも列車がどこ行きの列車が来るという表示板がない(全列車の時刻表はあるが表示が細かい)ので、すべて聴き取りで対応しないといけません。ホームが複数あるとどのホームで待てばよいのかなど聞き逃しできないので、時間がない時は焦ります。
直接確認したい時の駅員さんの対応は親切で愛想も良く英語もクリアーです。訊けば親切。ぜも無言の親切も必要なのでは……文化の違い? -
湖水地方のゲートウエイとなるオクセンホルム駅です。平日のせいか降りる人はあまりいませんでした。
-
切符はオクセンホルムからウインダーミアまで列車の時刻が印刷されていましたが、この日は、というよりも期間は列車の運行はなく、バスで代替輸送とのこと。
そのことは到着駅のウインダーミアにお知らせがあったけれど、このオクセンホルムには何もお知らせがなく、係員が誘導しているだけでした。 -
ウインダーミア駅には上に記したことのお知らせが……その期間のほぼ最終日だったとは……列車運行の方がコストがかかるから乗客数に応じてバス振替方式を取っているのかな?帰りの7月1日は午後3時過ぎの列車は動くと表示があったから……日曜日の午後替える人は多いから……穿ち過ぎかな?
-
オクセンホルムからウインダーミアへの途中はなだらかな丘陵地を走ります。山とは言えないような丘陵が見えています。
予想とは異なり、英国に入ってから目に入る空は真っ青。空も高くすっきり。日本の秋の空のような感じ。意外!意外! -
2:30過ぎにはウインダーミア駅に着いたので、そのまま予約済みのB&B的なホテルでのチェックインを済ませ、南北に細長い湖の北岸の先にあるグラスミーアまで散策がてら公共バスで行ってみることにしました。
バスは555とか559番が頻度も多く走っています。バスは2階建て天井無し部分もあります。予想に反して、陽射しは強く紫外線も強かったので大分焼けました。その分、空と湖の青と藍そして天と地の間に濃い緑色の森の木立からなる爽やかな空気を滞在中満喫できました。青緑青の世界。 -
湖畔を走るバスからの眺めです。日本人には長野県や福島県など全国各地に森と湖の景色があるのでそれほど感動する景色ではないように思いました。しかし、イギリスの人々にとっては山があるだけでも珍しい景色なのでしょうね。
-
この程度の山波があります。平地のあたりは一面耕作地とか休耕地です。牧歌的な景色です。
-
グラスミーアといえば、その地をこよなく愛した詩人ワーズワースの住んだ町として有名です。妻や妹や子供たちなど一族のお墓があることが記されています。
ワーズワースについては英文学の専攻者にとっては誰もが知る存在なのでしょうが、わたしには今回初めて知った存在。単なるロマン派というくくりではない詩人ということで、遅まきながら彼の詠んだ自然への眼差しを映した原詩への興味が出てきました。 -
手前3つ並んだ左がワーズワースと妻のお墓です。妹や子供たちのお墓も一緒のところにあります。奥に見える建物は聖オズワルト教会です。
-
周辺にはケルト式の十字架の立つお墓などもあります。
-
ワーズワース一族のお墓のあるのは聖オズワルト教会の境内です。
-
教会の内部です。
-
教会の周囲は緑豊かな木立に囲まれ小川も流れている閑静な場所です。このほかにもワーズワースに因んだ場所などがあるのですが、今回はパスでした。
-
6月30日(土)はウインダーミア湖の周辺と湖上クルーズなどを楽しみました。
ボウネスという湖上遊覧船のある桟橋まではウインダーミアからゆっくりとなだらかな坂道を下って行きます。
道の両脇には石造りの堅固な、しかし、個人の御屋敷風の風格のある建物がB&Bや小規模ホテルとして並んでいます。英国でも有数の保養地らしく、宿泊代もとても高いです。しかも、この季節、No Vacancyばかりですので、この地に泊まる場合には事前予約は必須です。 -
こんな素敵な邸宅が至る所に観られます。
-
ウンダーミアに良くみられる民家のスタイルです。どの家も判で押したように石積の堅固な造りです。
-
どこのB&Bやプチホテルも満室。この時期しか(日本人的感覚では)爽快な季節はないのでしょうか?それにしても好天に恵まれ、連日真っ青な空と爽やかな森の香りのする空気。石造りの家が似合います。
-
緩やかな起伏のある道をボウネス・ピアまd下って来ると水鳥たちがたくさん泳いでいました。餌をやらないようにとの注意書きがありますが、鳥たちは餌をねだって岸辺に寝て日光浴をしたり、毛づくろいをしたりしているものが多かったです。観光客の子供たちが餌をやっていました。
-
クルーズはレッドライン、イエローラインが主力航路で北のアンプルサイドへ行くのが赤(レッド)ライン。黄色はウインダーミア湖南端のレイクサイド、ハーバースウエイト方面間を往復します。
わたしたちはまずイエローラインでレイクサイド、ハーバースウエストへ向かいました。運賃は列車の旅も含めて16,70ポンド。 -
船上から北端部方面の眺めです。下から上への視線の景色しか今回の旅では見ることができませんでした。ハイキングをして丘陵の小道や山の頂からの景色がおそらくはこの地の絶景を満喫できるのでしょうが、今回は時間もなし、残念。
-
南部へと船首を変えて船はゆっくりとしたペースで進みます。湖面は波もなく極めて穏やかです。空森湖のつくる青の世界が素晴らしかったです。
-
途中にはこんな朽ちた石造りのお城風の家の姿もあります。
-
湖畔にもたくさんのホテルやB&Bなどがあります。
-
3,40分ほど乗ると南端のレイクサイド、ハーバースウエイトに着きます。小屋の向こうに客車が見えます。
あの汽車に乗ってさらに先のハーバースウエイトまで行きます。 -
蒸気機関車(SL)発祥の地英国です。蒸気機関車が牽引して走ります。観光客用列車です。この列車往復運賃を含むボーネス・ピアからの往復船賃は16,70ポンドです。
-
客車の中は古風な造りです。昔懐かしい汽車の旅です。といっても片道15分くらいの乗車ですが……
-
こんな景色の中を汽車はゴトゴトとのんびり行きます。
-
終点駅ハーバースウエイトです。土産物店や観光客用イヴェントなどがあります。
-
駅ではフクロウ君たちがお迎え、お見送りです。アメリカはセドナ郊外の列車駅にも同様の自然保護キャンペーン活動が行われているのを思い出しました。
-
さらに奥の湖水地帯へのハイキングに行く人々以外は大概載ってきた汽車でレイクサイドまで戻ります。
写真はレイクサイド駅で機関車は客車を残して転轍ポイントまで進み、切り替え線で先頭客車に連結します。 -
レイクサイドから戻った後はボウネス・ピアの対岸にあるニア・ソーリーに向かいます。湖面を東西に横切るだけの15分くらいの船旅です。船賃は往復で11,40ポンドでした。
ニアソーリーにはピーター・ラビットで有名なベアトリックス・ポッターの創作活動に励んだ家やさらにバスに乗りホークヘッドまで行くとゆかりの博物館などがあります。 -
ヒルトップにあるベアトリーチェの創作活動のために住んだ家。(実はニア・ソーリーに着いたときから使っていたカメラの電池が切れてしまい、スマホで撮ったもの)
Etihad航空の機内映画プログラムには「ピーター・ラビット」があり、同行者は往復便で4回も見て楽しんでいました。表情豊かなラビットをはじめとした動物アニメ?映像はとても可愛くて楽しかったです。 -
同上 入口側から
内部は故意にか(諸物品保存環境維持のため?)薄暗く、ちょっと見にくい展示物でした。 -
内部の部屋
-
自筆の手紙やピアノ、楽譜などの置いてある部屋もありました。
-
長い棒の先の丸いものは暖を取るために使った湯たんぽだそうです。
-
ニア・ソーリーのバスストップの近くにあるタワー・バンク・アームズというパブ。彼女の作品の中にも登場しているそうです。
この後、さらに奥にあるホークス・ヘッドまでバスに乗り行き、ベアトリクス・ポター・ギャラリーを訪れました。同行者は見学に行きましたが、わたしは付近を散策だけ。バス停からの突き当りにあった1585年創立のグラマー・スクールにも行ってみました。 -
湖水地方は全体このような牧歌的な風景に溢れた場所です。ただ今回は時間もなかったこともあり、バス路線の走る湖畔沿いのルートに沿って見学した訳ですが、私の印象ではこの地は小高い丘の上に立たないと、つまりハイキング散策をのんびりと味わいながらでないとその良さは深くは味わえないだろうなと感じました。今回は高台からの鳥瞰、俯瞰した景色を見ることがなかったのがちょっと残念でした。
-
変化に富んだ自然に恵まれている日本人から見ると、この地の景色は多少の起伏のある森と湖のやや神秘性の感じられる村という程度の感じを受けた地帯でした。しかし、英国の平野の単調な景色の中に住む英国人にとってはこうした起伏のある変化のある精霊の存在を感じさせる地帯はこのうえない精神的なゆとりと安らぎと好奇心を求めることのできる地域なのかもしれません。
-
この地の家には至る所に花が置かれていました。B&Bやホテルの装飾的なガーデンやテラスの花壇はもちろんですが、普通の民家にも何気なく心和ます花が飾られています。
当たり前かもしれませんが、こうした美しさはすべて人の手によって造られた美しさというもののように思います。本当の自然の中には花はなく、ただ深い緑の森の樹木があるだけの世界です。
イングリッシュ・ガーデンとはまさに人工美による花の美しさの演出舞台であるように思います。
-
7月1日(日)は午前中はのんびりとチェックアウトした後はウインダーミアの街並みを個々に楽しみながら散策して過ごしました。
午後3時過ぎのロンドン行きの列車に乗るためにオクセンホルム駅には2時半ころ着くようウインダーミアを出ましたが、帰りもまたバス代行。なぜか、希望していた列車での旅はできなかったオクセンホルム⇔ウインダーミアでした。オクセンホルム駅にはこれkらウインダーミアに向けて出発待機中の列車の姿が……
この日夕方にはまだ真昼間の日差しのロンドンへ戻り、グロースターにあるホテルに無事チェックインしました。
という訳で、ロンドンヒースロー空港からは直接湖水地方へ入り、3日間過ごした後、7月1日~5日までロンドン市内に滞在となりました。続きは別レポートに分けたいと思います。
ここまでお付き合いありがとうございました。 -
なぜか次のレポートに使う写真が挿入されてしまいました。削除方法が分かりませんので、そのままにしておきます。
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
湖水地方(イギリス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52