米子・皆生温泉から安来・松江の山陰ちょこっと旅(一・二日目)~前半は米子のB級グルメチェックから皆生温泉とその周辺。昭和天皇もご滞在の東光園の豪快内風呂を堪能して、最後は井上靖・アジア博物館で西域の世界に浸ります~
2018/06/21 - 2018/06/22
1位(同エリア147件中)
たびたびさん
- たびたびさんTOP
- 旅行記841冊
- クチコミ41162件
- Q&A回答431件
- 6,772,954アクセス
- フォロワー687人
今回は、用事のついでに米子から安来・松江をつまみ食いの旅。車が使えることもあって、全国的にはというか地元でもあまり知られていないけど、それが故に以前から気になっていたスポットも少し交えます。
前半は米子から皆生温泉・弓ヶ浜。この辺りは、全国的に境港の鬼太郎、水木しげるロードがかなり有名になってしまい、観光地としてはまさに独り勝ち。大山と合わせて皆生温泉は伝統的な観光地のはずなんですが、今では細々とした観光地のイメージしかないように思います。
ただ、そうした中にあって東光園の内風呂は絶対にお勧め。皆生の魅力を改めて感じさせてくれる爽快感がありました。そして、最後の井上靖・アジア博物館も意外な収穫。地元の篤志家がこれだけのものを作ったこと自体が驚異的。米子空港の近くですし、境港を目当てに訪れた観光客にもぜひこのシルクロードの世界を味わってもらいたいと思いました。
-
イチオシ
米子空港に到着して米子駅まで。通常だと空港バスなのですが、たまたまちょうどいい時間があったので、JR境線を利用してみました。空港から駅までは歩いて意外に近いし、これなら問題ありませんね。
-
たまたまゲゲゲの鬼太郎列車がやってきて、いきなりテンションアップ。座席や天井にも絵が入っていて、これは楽しい。鬼太郎は一時のブームかと思っていた頃もありましたが、これなんかもやっぱり手を抜かずに取り組んでいるので飽きられることがないんでしょうね。
-
米子駅から歩いてのちょこっと周辺散策です。なんというか。観光というにはあまりにもマイナーなんですが、お許しください。
東山運動公園は、米子の名門、東高の先へしばらく歩いたところです。 -
公園内には陸上競技場や野球場などが整備されていて、けっこうなスケール。これだけの施設を活用するのも、逆にしんどいかもしれません。テニス場やゲートボール場では常連さんたちがゲームを楽しんでいました。
-
ふーるぽっしゅは、米子駅の裏手。ロードサイドに建つ洋菓子屋さんです。
-
いただいたのは、シュークリーム。140円なので、あまりにも安くてちょっと心配しましたが、クリームとか爽やかな味わいで全然悪くない。むしろ、立派。コストパーフォーマンスがとっても高いお店です。
-
米子駅の表側に戻ってきて。
ブルーバードは、城跡の方に向かって歩いて10分くらいの住宅地。スコーンと紅茶のシンプルなお店です。 -
イチオシ
こんなところでスコーンなんか受け入れられているのかなあとちょっと心配しましたが、このスコーンがめちゃめちゃうまい。見た目は少し焼き色とか鮮やかさに欠けているように見えましたが、外がカリっとしているのに、中はサク。サクの方は少ししっとり水分もあって、とってもいい。スコーンとしては、マジでほとんど最高クラス。意外なところで名店を発見です。
-
賀茂神社 天満宮は、鳥取医大の近くの意外に立派な神社です。
-
見どころは米子三名水と米子の地名の元になった逸話。
-
野田翁次郎という子供のない人がこの神社に祈願して、88歳にして子を授かったということ。八十八と子で米子というおめでたい話です。
-
米子市美術館は、米子市役所の隣り。赤いレンガ風タイルのそれなりに立派な施設です。
地域の素人さんが描いた絵や書などを展示する企画展「米子市展」。所蔵品もあるようでしたが、常設展示はなし。地元の彫刻家とかの作品だそうです。 -
米子市立山陰歴史館は、旧米子市役所。鉄筋コンクリート3階建て、赤レンガ色タイル張りの建物ですが、往時を知る人が見れば、外観からしてめっきり老朽化してしまって驚くくらい。
-
それに、米子は山陰では歴史の中心にはないし、民俗資料館という内容からも、この名前は相応しくない。いろんな面でどうかなあという施設なんですよね。
これは米子城のシャチホコ。米子城の建物は全く残っていないので貴重なものなんですが、果たしてこの存在も地元でどこまで知られているのか。はなはだ疑問です。 -
米子の市内だと笑い地蔵のあたりから寺町辺りが唯一の観光地っぽいところなんですが、今回そこで目にとまった林そば屋さん。地元の人が次々入って行くので、私もつられて入ってみましたが、とってもレトロな店内ですねえ。
-
イチオシ
いただいたのはげそ天そば。少し甘めの濃いだし汁が沁みるようなうまさ。これはいいです。おにぎりなんかもあって、これ以上ないそば屋さんです。すたれていく米子にもまだ少しいい店が残っていたという感じ。かなり貴重ですよ~
-
そして、清月は、寺町エリアにあるバリバリの和菓子屋さん。こんな和菓子のお店が米子に残っていたとはこれも驚きです。
-
中に入ると
-
勧められたのは焼酎カステラ。少し試食させてもらいましたが、しっかりとした焼酎の味が強烈。なるほど大人の味わいです。
ただ、家族へのお土産の方は普通タイプのカステラにしましたが。。 -
米子で角盤町というと目抜き通りだったんですが、もう昔の面影はほとんどない。すっかり寂れてしまいました。つるだや角盤町本店も大きなビルですが、よく見ると傷みがけっこうありますね。
-
いただいたのは鮎菓子。日野川の鮎に因んだお菓子です。ふんわりケーキ感のある皮で甘い求肥を包む。正統派の味わいです。
-
カフェ・ド・スズキは、公会堂の敷地内。ビストロ・ド・スズキの姉妹店と聞いていたのですが、メニューとかを見てもなにかおかしい。
-
尋ねると、名前は以前のままなのですが、スズキの方はここを貸しているだけになったのだそう。
-
カレーとかを目当てにしていたのですが、仕方がないので抹茶ラテをいただいて、おしまいにしました。
-
さて、ここから皆生温泉に行ってみましょう。
-
米子市観光センターは、米子市内から皆生温泉行のバスに乗って行くと終点の建物。
-
一階に観光案内所があって、ここで街歩きの地図をいただきました。案内所のロビーは明るくて、広々。なるほど。ここで観光客をお迎えすると、皆生温泉の印象は一気にアップするのではないかと思います。
-
米子市観光センターの前広場には、花風の足湯という足湯もあります。屋根があって、スペースもそれなりに広い。のですが、たまたまかもしれませんが、ちょっと熱すぎ。手を入れてみましたが、これでは足を漬けれそうにない。これがあるのを確認しただけになりました。
-
米子市観光センターが面するトライアスロン通りは、皆生が日本のトライアストロン発祥の地であることから名づけられたもの。
-
通りは、海岸線と並行して走って、見晴らしもまあまあですが、両側には大きなホテルが建つくらい。散策にはやっぱり海岸端の道の方がいいでしょう。ちなみに、日本トライアスロン発祥記念碑もそちらの方です。
-
皆生温泉は限られたエリアですから、ここから一回りしてみましょう。
皆生海浜公園は、温泉街の北端。トライアストロン通りから海岸に向かう間の直線エリアが、巨大テントで日影が確保された芝生の広場やアートモニュメントを配した水辺に足湯など。 -
いい感じの松林も美しいし、よく整備された公園となっています。
-
皆生海浜公園の海側には、海が見える潮風の足湯。少し高くなった場所なので、海が見えなくはないのですが、
-
イチオシ
この公園自体が美しい眺めなので、それでも十分楽しめるでしょう。さらさらのほどよい湯加減。公園の贅沢な潤いとなっていると思います。
-
そこから海の方に向かいます。
-
皆生温泉の海水浴場です。向かいは弓ヶ浜から島根半島に続く眺め。潮の流れが速くて海水浴には向かないというのが昔のイメージなんですが、今は堤防に囲われてこれなら安心。白い砂浜は昔ながら美しいし、けっこう優れものの海水浴場になっています。
-
そこから、海岸遊歩道を東に向かいます。
-
これがさきほど触れた日本トライアスロン発祥記念碑。
-
女性ののびやかな姿を表現しています。
-
皆生温泉神社は、皆生の温泉街の東外れ。東光園の裏手の松林の中です。
神社自体はなんということはないのですが、境内には皆生の名前の由来の説明書がありまして。 -
「皆生」は江戸時代末期以前は「海池」。そして、皆生は、出雲の稲佐の浜から泡となって流れた魂たちが海岸に流れ着き、新しい身体と心が蘇生して、皆、生まれ変わったという言い伝え。出雲神話と関係があるようなないような。ちょっと微妙な言い伝えです。
-
フモールは、皆生温泉の中心部からは少し離れた場所。ロードサイドの洋菓子店です。
-
パイ生地のシュークリームが目立っていて、それにしてみました。ただ、見た目はすごいのですが、パイ生地だけに食べるとホロホロこぼれてしまう。それい以上にうまさがあるのならいいんですが、食べにくさの方が気になってしまうかなと思いました。
-
中心部に帰ってきて。
きないやは、観光センターからもすぐ。基本はお土産物のお店です。 -
一方で、アイスクリームがあって、酒と柚子とミルクの三種類。ミルクのアイスにしてみましたが、粒のような粉っぽい食感があって、乳脂肪なんでしょうか。ちょっと気になりました。
-
さて、皆生温泉の最後は東光園へ。
-
イチオシ
こちらは、昭和天皇・皇后両陛下も滞在されたという皆生温泉を代表する名旅館。
奇抜なデザインですが、これは、1964年、菊竹清訓の設計。ちなみに、菊竹清訓は、島根県立美術館や九州国立博物館も手掛けた日本を代表する建築家。この建物ももうかなり年数がたっていますが、この外観。瑞々しさは色あせていないでしょう。 -
ギャラリーでも、この建物の意味についてそれなりの説明がありました。
-
裏手の庭園がとっても美しいのですが、
-
イチオシ
それに加えて、空中庭園というのがあって、これはホテルの庭越しに名峰大山を望むという贅沢な景観を楽しむもの。上階にエレバーターで上がると空中回廊があって、そこから眺めます。
-
ただ、お勧めは日帰り温泉。太い木が組まれた大浴場は豊かなかけ流しで雰囲気が抜群。うっひょー。時間がまだ早いので、これを独り占めですかあ。
-
イチオシ
ところで、皆生は本来海水が混じった温泉なのですが、ここだけはさらっとしたアルカリ泉。これも湯上りが気持ちよくて、申し分なし。今までの皆生温泉のイメージまでちょっと変わったような気がしました。うーん。満足です。
-
皆生温泉から、再び米子に帰ってきて。
これは高島屋。米子で唯一の百貨店です。 -
麦ノ屋は、その地階に入っているパン屋さん。百貨店のパン屋さんは、メジャーな全国区のパン屋さんが入っていることが多いのですが、これは地元のパン屋さん。
-
少し品数は少ないですが、厳選したパンといった感じがありますね。そして、餡パンとかしっかりおいしい。グレードの高さもちゃんと備わっています。
-
ここからは、翌日です。
ル パンデモニウムは、米子市内では今一番勢いがあるパン屋さんかも。小さな店舗ですが、中に入るとディズニーみたいなちょっと夢のあるデザインの内装や店員さんの衣装なんかも印象的です。 -
パンはハード系が多いかな。小麦の香りがいっぱいの焼き上がり。なかなかおいしくいただきました。
-
今日は車があるので、ここからは郊外へ。
深田氏庭園は、入り口横にガレージの駐車場があって、そこに車を止めまして。 -
中は人が住んでいると思いますが、庭の方には自由に入れる仕組みです。
-
あまり期待はしていなかったのですが、後醍醐天皇が隠岐の島に配流の際に立ち寄ったという言い伝えも持つ庭は
-
池を中心に松の枝ぶりも独特の趣き。
-
イチオシ
めちゃめちゃ風情があるじゃないですかあ。
-
誰もいない庭でしばらくうっとり。
-
これは名庭。米子市内中心部からは少し遠いですが、一見の価値あり。もう少し知られていい庭です。
-
続いては、米子市水道局へ。ここ自体はお役所なのですが、近くに米子市水道記念館と水神社、創設記念碑という重要文化財があって、その日は、たまたま団体の拝観の予約が入っていたので、中を見せてもらうことができました。
-
創設記念碑から記念館の方へ。
-
建物は石とコンクリートの飾らない建物で、内部に水道局の歴史にかかる展示がありました。
-
水に関心を持つことは水を守ることにもつながる。細々ですが、広報活動をやっているのはちゃんと意味があることだと思います。
-
米子の川と言えば、日野川。日野郡日南町の三国山を源として、日本海に流れ込みます。
米子の東側を流れていて、西伯郡日吉津村との境界。河口付近はもう皆生温泉にも近くて、堤防に囲まれた広い河川敷からは大山を望んだり。米子市民にとってはお馴染みの風景です。 -
その河口付近にあるの王子製紙米子工場は、パルプ工場。かつては日本パルプで、「日パ」と呼ばれていましたが、吸収合併されていまは王子製紙。米子でもここに勤めている人はけっこう多かったし、地元では今でも「日パ」の方が通りやすいかも。昔はもっと煙突から出る煙に悪臭があったのですが、今はずっと落ち着いたような。いずれにしても、米子市民にとってはいろんな思いのある工場です。
-
商業施設で言えば、米子は高島屋がシンボルだったのですが、今やそのお株を奪うような形になっているのがこのイオンモール日吉津。
-
米子の中心市街から離れますが、マイカーで移動する近隣住民にとっては問題なし。巨大なショッピングモールの楽しさがあるので、大人気となっています。周囲は他には何もない感じですが、皆生温泉の方からも近いので、それも利点かなとは思います。
-
弓ヶ浜公園は、皆生から境港に向かってすぐ。産業道路から入ったところに整備された公園。
-
入口には大きな看板があって、迷うことはありませんが、その看板に見合うだけの広さと芝生も美しい公園だったのにはちょっと驚き。米子市街からだと少し離れてはいますが、小さな子供連れとかには最適な公園だと思います。
-
最後に向かったのは、アジア博物館 井上靖記念館。もう米子空港からすぐといった場所。
-
いつも気になっていましたが、今回初訪問。
-
井上靖の生い立ちとか、その作品について紹介する施設もありますが、それだけではない。
-
これは、地元の弓浜絣に関する施設。
-
浜絣とも呼ばれてきた絣は、絵絣。
-
山陰では、倉吉絣、広瀬絣と並ぶ三絵絣の一つ。国の伝統工芸品にも指定されましたが、地元のもその存在が忘れ去れていくといった衰退の流れは否めない。その中で、ここにこうした立派な施設があることはとても意味あることでしょう。
-
絣の展示館では、
-
北前船との交易も踏まえて、
-
広く日本の絣文化を紹介。このスケールの大きさは想像以上でした。
-
そして、最大の圧巻はモンゴル館。
井上靖の代表作「蒼き狼」や「敦煌」、「楼蘭」などのシルクロードへの思いの深い作品を頭に置いた展示内容は、 -
草原で暮らすモンゴルの文化や中央アジア、ペルシアの衣装や絨毯なども。施設のスケールが十分にあるので、ゆったりとした気分で楽しめるのも素晴らしいところです。
-
で、こちらが井上靖に直接関係する展示施設。
-
それにしても、この途方もない施設ってどういうことなんでしょうか。
-
係りの人に、井上靖と米子ってどういう関係なのかと尋ねると、ここのオーナーが井上靖と柔道を通じての知り合いだったのだということ。
-
イチオシ
しかし、逆に言えば、それだけの関係でしかない。その中で、井上靖の世界観を大きく膨らませて、これだけのコレクションを集め、広大な敷地に井上靖ワールドを作り上げた。その熱い思いは驚愕に値するものでしょう。
これだけのものが米子にあるのは奇跡的なこと。米子の誇りと言ってもいいでしょう。
最後に、旅のいい締めくくりができました。後半は安来から松江。島根の方に移ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
もっと見る
皆生温泉(鳥取) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
89