2018/06/22 - 2018/06/24
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TX-1000さん
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ずっとモヤモヤが止まらず、金曜日の夕方に外回り先から直行で家に帰ってから閃きました。
「そうだ、まだ乗った事が無い黒部渓谷鉄道に乗りに行こう。」
北陸新幹線 かがやき539号
上野20時02分→富山22時07分
12520円
ホテルプライム富山
シングル2泊朝食付き
11280円(税込)
富山地方鉄道1日乗車券
2500円
黒部渓谷鉄道
往復3960円
ANA316便
富山空港9時40分→羽田空港10時45分
特割1 11790円
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さっそく荷物を用意して上野駅にやってきました。まぁ、私の職場は上野なので、さっきまで居たんですけどね。
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「かがやき539号」に乗車します。
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座席は9号車の12Aです。
でもこの席、ハズレです。
トイレを使う度に《バコッ》シュー...って吸い込む音が床下から聞こえて聞こえてきます。
それに誰かが残していった食べかけの柿ピーが置きっ放しだし。。 -
大宮を出発します。
次の停車駅は長野です。特急あさま時代を知ってる私は、素直に凄いなって思います。 -
熊谷を通過します。
先行していた上越新幹線の「たにがわ 415号」を追い越しました。
上越新幹線内での退避がある列車って、珍しいのではないでしょうか。 -
減速しながら高崎駅を通過しました。
高崎駅の北側約4kmの本線上に、上越新幹線と北陸新幹線の分岐点があり、分岐側になる北陸新幹線は160km/h制限がかかります。 -
分岐点を通過して加速しなから上越新幹線と離れていきます。
分岐側が160km/hで通過できる38番分岐は、日本ではここと成田スカイアクセス線の成田湯川駅だけです。
ほとんどの人は、ポイントを通過した事すら気づかないんでしょうけど。 -
いくつかトンネルを抜け、安中榛名駅を通過して、再びトンネルに入りました。トンネル内でも携帯電話が使えるんですね。
今や空を飛ぶ飛行機でも無料でWi-Fiが使える時代です。
コンセントと無料Wi-Fiがあれば移動中はYouTubeを見たりできるので、心理的な到達時間の短縮に繋がります。
今の所、飛行機ではWi-Fiはつながっても動画は見れないので、ブロードバンドネット接続の可否が鉄道の勝機ではないでしょうか。 -
本線側にホームドアがついた軽井沢駅を通過します。JR東日本の新幹線駅で初めての、近接型ホームドア設置駅となりました。
ちょっと前に読んだ日本鉄道車両機械技術協会の協会誌「R&m」2018年6月号で、この設置工事がの記事が取り上げられていました。国際会議の予定や降雪時期を外しての工事に苦労したそうです。 -
上野から1時間17分、長野に到着しました。
小学生の時の3年間しか居なかったですが、私のふるさとです。
当時は特急「あさま」で3時間かかりましたが、半分以下で到着できる事に未だにカルチャーショックを受けます。
新幹線偉大です。 -
長野を出発すると長野総合車両所...ではなく長野総合車両センターが見えてきました。もう、ずいぶん前に改称したんですが。。
近くに住んでいたので、いつもあさま色の車両が検査を受けていた記憶があります。
昔は自動車の車検もやっていました。JRで使う業務用自動車がメインだったと思いますが、普通の車でも受けられたので、ウチの車も長野総合車両所で車検を受けてました。
今もやってるのでしょうか。 -
長野盆地を離れていきます。
先ほど長野でJR西日本の乗務員に交代しました。本来なら二つ先の上越妙高駅がJR東日本とJR西日本の境界駅ですが「かがやき」は停車しないので長野で交代するんですね。 -
スマホで調べ物をしてるうちに富山に到着しました。
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夜の富山駅は初めて見ました。
最近、新幹線の駅に流行りのガラス張りの駅舎ですね。
10年くらいするとガラス部分にレールや制輪子からの鉄粉が付着して、下側だけみっともない茶色になってしまうので、私は好きじゃないです。
マメに清掃なんかしないんだし。。 -
駅から歩いて5分程、今夜の宿のホテルプライム富山に到着しました。
翌朝の予定を考えると魚津らへんに泊まりたかったんですが、黒部宇奈月温泉駅に止まる「はくたか」を待ってると遅くなっちゃうんで止めました。 -
部屋です。これで1泊5640円(税込)で朝食付きなら満足です。
掛け布団が厚くて良かったです。
部屋が空いてなくて喫煙で予約してたんですが、チェックインの時に部屋に空きがあるそうなので禁煙に変更してもらいました。 -
近くのローソンで買ってきた乾燥ホタルイカをつまみに麦茶を飲みます。
ホタルイカうめぇ~ -
翌朝、朝食を食べにやってきました。
値段が値段なので、おにぎりと味噌汁がある位かなぁって思っていたんですが、かなり豊富な朝食のメニューに驚きました。
マカロニが美味しかったです(笑) -
富山地方鉄道の1日乗車券(2500円)を購入して宇奈月温泉に向かいます。
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富山には稲荷町や新富町って地名があって、なんだか東京を思い出してしまいます。。
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東新庄駅で元西武鉄道のレッドアローと交換します。
あっちに乗りたかったなぁ。。 -
電鉄黒部駅で15分も停車します。。
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富山地方鉄道の終点の宇奈月温泉駅に到着しました。
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列車まで少し時間があるので黒部川電気記念館に入ります。入場は無料です。
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黒部渓谷の模型がありました。険しい山の谷間を縫うようにして走るんですね。
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その1番上流にあるのが有名な黒部ダムです。
写真では右が黒部ダムで、そこから水路が伸びていて、10kmも下流に第4発電所があるんですね。
初めて黒部ダムを見た時、当時小学生だった私は、ダムの放水してる部分にプロペラがついていて発電してるんだと思ってましたよ。
そんな私も、今や電気技術者の端くれです。 -
まもなく改札口が開く時間になるので、駅に戻ります。
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重連の電気機関車が13両の客車を牽引します。
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関西電力専用列車の時刻表です。
繁忙期は基本的に20分ヘッドで走ってますが、たまに40分ヘッドになってる部分があり、その間には関西電力専用列車が走ってます。 -
列車に乗り込みます。
ちょっと心配になるほど小さな電気機関車ですが、13両の客車を従えて急勾配を物ともせず登って行く頼もしいヤツでした。 -
宇奈月駅を出発します。
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宇奈月駅を出発してすぐ、新山彦橋で黒部川を渡ります。
帰ってきてから知ったんですが、写真に写ってるのが遊歩道になってる旧山彦橋で、かつてはあちらを黒部渓谷鉄道が走っていたそうです。廃線跡なら行けば良かったなぁって後悔してます。 -
宇奈月ダムによって作られた人造湖、うなづき湖の湖岸に沿って進みます。
美しいコントラストの赤い橋は湖面橋です。 -
関西電力の新柳河原発電所が見えてきました。
ヨーロッパのお城をイメージしてる作りだそうです。 -
新柳河原発電所を横目に見ながら、最初の停車駅の柳橋駅に停車します。この駅は関西電力関係者専用の駅なので、一般客は乗り降りできません。
この駅で反対列車との交換を行いました。 -
対岸には、小さな滝が幾重にも重なる美しい景色が見えてきました。
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大自然の中にオレンジ色の列車がマッチしてますね。
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赤い頭巾を被ってるのが仏石です。
わたしはお会いした事ありませんが、仏様の姿似てる事が由来だそうです。 -
森石駅に停車しました。こちらも関西電力関係者専用の駅なので、乗降できません。
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黒薙駅に到着しました。宇奈月から来ると、一般客が乗降できる最初の駅です。
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黒薙駅を出発すると、すぐに断崖絶壁にかけられた後曳橋を渡ります。
後曳橋の由来は、びびって後退りしちゃう程、険しい谷間を越える事に由来してるそうです。 -
笹平駅に到着します。ここも関西電力専用の駅なので乗降できません。
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冬季歩道と呼ばれるトンネル状の通路が線路に沿って伸びています。
黒部渓谷鉄道は冬場は運休してしまうので、ダムや発電所の運転・保守要員は冬季歩道を通って徒歩で向かうそうです。
やっぱり結局は人間が行かないといけないんですね。 -
出し平ダムです。
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出平駅に到達しました。ここは関西電力専用駅なので、乗り降りできません。
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黒部川第二発電所が見えてきました。
赤い橋は、発電所への引き込み線です。
この付近には道路が無いので、発電所で使われる全ての物資が鉄道で運び込まれるんですね。 -
猫又駅に到着します。ここも関西電力専用駅なので、乗り降りできません。
こうして見ると、交換設備のある所では必ず交換するんですね。 -
重連の電気機関車が、13両の客車をグングン引っ張って急勾配を登っていきます。
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列車は黒部川に沿って、ゆっくりと走っていきます。
https://youtu.be/kue4g_fFrkY -
鐘釣駅に到着しました。ここは一般の人も利用できる駅です。
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関西電力専用列車と交換します。
客車と貨車を連結した混合列車です。
最後尾に連結された無蓋貨車が、またいい味を出してますね。
この鐘釣駅では、ホームの長さが取れなかったようで、安全側線に頭を突っ込んで停車し、客扱いを行います。その後、一旦ポイントまでバックしてから発車します。
https://youtu.be/yfsJNuznw0s -
大きな岩かと思っていたんですが、雪の塊なんですね。
万年雪なんだそうです。 -
ウド谷橋を渡ります。
この谷は冬季に雪崩が頻発する事から、雪崩による損傷を防ぐ為、秋の運行終了後に橋と線路を解体し冬季はトンネル内に保管し、春の運行開始前に組み立てる事で有名な橋です。 -
小屋平駅に到着しました。ここは関西電力専用駅なので、一般の人は利用できません。
目の前には小屋平ダムが見えます。 -
この小屋平ダムですが、写真のように土砂の堆積によりダムとしての機能を失いつつあるそうです。
焼け石に水ですが、鉄道で運び出せないのでしょうか。 -
トンネルを抜けると、終点の欅平駅に到着しました。
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崖に作られた欅平駅の下には、黒部川第三発電所の施設があります。
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到着後、すぐに入換作業が始まりました。
先ずは先頭の機関車を解放して、機回し線を通って、反対側に連結します。
その後、推進運転で引上げ線へと入っていきました。20分ヘッドで走ってるので、けっこう慌ただしいです。
こういう光景も、あまり見られなくなりましたね。
動画は推進運転で引上げ線へ入っていく様子です。
https://youtu.be/Bug1yFpgD-c -
ダムへ資材を運ぶのが、この鉄道本来の目的なので、無骨な感じの機関車がいいですね。
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近くにある温泉に向かいます。
この先は落石等の危険があるエリアで、入るなら自己責任です。怖いと思ったら、ここで帰ってね。って書かれてます。
山に限らず、どこも当たり前ですよね。 -
しかも親切にヘルメットまで用意されていて、自己の判断で着用してくださいと書かれてます。
まっ、実際に落石に当たったらヘルメットじゃ防げないですし、それに私は自分には落石は当たらないと思ってます。 -
先ずは有名な人食い岩を通ります。
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人間を寄せ付けない断崖絶壁を見ながら山道をゆっくり歩きます。
息が苦しい... -
欅平駅から橋を渡り、人食い岩とトンネルを抜け、ゆっくり歩いて15分程のところにある名剣温泉に着きました。
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狭い階段を降りて露天風呂に向かいます。
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露天風呂に向かう途中、日電歩道のような断崖に作られた通路を歩きます。温泉に入る前から黒部渓谷を満喫できます。
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自然豊かな露天風呂です。
お湯もそんなに熱くなくてちょうどいいです。
息を切らして坂道を登ってきた甲斐がありました。一番の効能は、運動不足解消だったりして(笑) -
温泉で温まって、自然豊かな渓谷を見ながら駅に戻ります。
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再び人食い岩を通ります。
写真右側の建物が欅平駅です。 -
小説「高熱隧道」の舞台となったのは、この欅平駅から更に先の関西電力黒部専用鉄道部分です。基本的に関西電力関係者以外は乗れません。
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駅に戻ってきたら、ちょうどいい時間になってました。14時58分発の列車で帰ります。
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帰りの列車に乗車します。
少し雨が降ってきました。 -
鐘釣駅でスイッチバックの際、往路では気づかなかったのですが、レールに散水してました。
「レールへの散水は、列車がスイッチバックする際、機関車のブレーキ音を緩和させるためです。」と書かれています。
どういう意味なのか少し考えたんですが、スイッチバックの時に編成全体にブレーキをかける自動空気ブレーキを使うと、発車時に編成全体に制動管圧力の再充填が必要で発車に時間がかかる為、素早く緩解できる機関車単体のブレーキを強くかけて列車を止める事からブレーキ音が響きやすいって事なのでしょうか。
時間以外にも、自動空気ブレーキでは緩解・制動を繰り返すと制動管圧力が低下してブレーキが効かなくなる込め不足って現象が起きるので、安全上の理由かもです。 -
宇奈月温泉から富山地方鉄道で富山に戻ります。
元東急の車両では、テンショだだ下がりです。無線アンテナが切れるくらい写真もテキトーですよ。 -
富山に戻ってきて夕食です。
食べログを見て、駅にほど近い廻転とやま鮨にやってきました。
味は悪くないんですが、なかなか料理が提供されなくて、みんなイライラしてて店の雰囲気が悪かったです。それにお値段も高めなので、すぐに店を変えます。 -
続いて同じく駅前にある金剛って居酒屋さんに入ります。
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ホタルイカをツマミに日本酒を飲みます。
とても美味しかったです。
最初っから、こっちに来ればよかったなぁ。 -
宿に戻る途中、スーパーで半額だった刺身を買ってきました。フクラギとバイ貝です。
先ずはフクラギをいただきます。
味がしっかりしてて、ぶりみたいな味だなって思っていたら、ぶりの稚魚なんだそうです。関東だと「いなだ」って名前ですね。
バイ貝の方は、先ほどの日本酒の酔いがまわってきて、どうだったかあまり覚えてません。味よりも、貝から出すとのが大変だった記憶があります。。 -
旅行3日目の朝です。
今朝もガッツリ朝食をいただきます。昨日は無かった麻婆豆腐があったので、麻婆豆腐丼です。味噌汁が具沢山で、とても美味しいです。
大事な事なのでもう一度言いますが、1泊5640円(税込)で朝食がこのクオリティなら満足です。 -
路線バスで富山空港にやってきました。
9時40分発の羽田行きANA316便に乗ります。
チェックインしようとしたら、機種が変更になってるようです。
昨日の16時に来ていたメールではA-321だったのに、その後にボーイング767に変更になったようです。
新しいA-321に乗りたかった&非常口を指定してて足元広々だったのに残念です。。 -
時間までカードラウンジ「雷鳥」に入ります。
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機体がよく見えないですが、スターアライアンス色ですね。レジはJA614Aです。
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滑走路南側のターニングパットでUターンして、北側に向かって離陸します。
https://youtu.be/sFJfGAXewxQ -
そのまま北上して日本海上空へ出ます。
ボーイング767ってあまり乗った事無かったんですが、とてもパワフルな離陸ですね。 -
旋回して東に向かって飛行機しています。
富山の街並みと、背後に広がる立山連峰が美しいです。 -
黒部市上空です。奥が立山連峰、手前が日本海です。
こうして見ると黒部川扇状地を形成しているのが、よく分かります。 -
Wi-Fiに接続してみます。
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メールアドレスの入力だけ繋がりました。
速度は速くないですが、LINEやネットは普通にできます。有料と言われるとやりませんが、無料なら満足できます。 -
1時間以下の短い飛行時間なので、慌ただしくサービスが始まります。
もっとコーヒー入れて欲しかったです。
でも同じ値段なら低速ながら無料Wi-Fiがあって、飲み物も出る飛行機だな。と、ニワカ鉄の私は思いました。 -
写真中央の平野部は、新潟県南魚沼市です。上越新幹線の浦佐駅も見えました。
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奥只見ダムによってつくられた人造湖の奥只見湖が見えてきました。
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揚水式ダムが見えてきました。
後で調べたら、右奥が東京電力の八汐ダムで、その下にちょこっと見えてるのが蛇尾川ダムですね。 -
ツインリンクもてぎが見えてきました。
この時、飲み終えたコップの回収が行われていたんですが、シートベルト着用サインが点灯し、私のところまで来る前に打ち切りになってしまいました。 -
ツインリンクもてぎ上空からずっと雲の中を飛んできました。次に地上が見えたのは、うっすら海ほたるが見えてきました。
このまま雨降る羽田空港に着陸しました。
逆噴射すると水飛沫がすごかったです。
https://youtu.be/CpbVb066URg -
あまりメジャーじゃない富山線なので、ターミナルの端っこなんだろって思っていたら、、
え?まさかバスなの...
この後、東京モノレールパスのモノレール&山手線内割引きっぷ(500円)で日暮里まで行き帰宅しました。
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