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福井県小浜市へ行きました。<br /><br />ここは海のある奈良と称されるほど,寺社や仏像が多いところです。<br />いわゆる旧鯖街道を抜けていくので,小浜へ向かう道中に重伝建の<br />熊川宿に立ち寄ることもできます。ここは1kmほどの通りが宿場町として<br />の風情を残しているので散策するのにおすすめです。<br /><br />さて,肝心の小浜ですが,まずは明通寺へ向かいます。ここは福井県内<br />唯一の国宝建築物です。本堂と三重塔が国宝に指定されています。福井県<br />のみならず,北陸地方でも国宝になっているのは富山県高岡市の瑞龍寺と<br />ここだけですので,貴重な文化財です。<br />この寺は階段を上がると,本堂と三重塔が視界に入ってきます。この建物の<br />配置が見事としかいいようがないです。創建当時は彩色されていたと思いますが,<br />鎌倉時代からここにあるので,現在は色あせています。しかしながら,それが<br />この寺の積み重ねてきた時間を象徴しているように思います。国宝の本堂と<br />三重塔の威厳というか,存在感に深みを与えているように思えるのです。<br />また,仏像も4体が重要文化財の指定です。薬師如来坐像,降三世明王,<br />深沙大将,不動明王の4体でいずれも一木造です。中でも本堂に安置されている<br />薬師如来坐像,降三世明王,深沙大将の3体は大きさ,彫の丁寧さをとっても<br />必見の価値ありです。深沙大将にいたっては,この像自体が珍しいものでなかなか<br />お目にかかれるものではありません。<br /><br />次に羽賀寺へ行きました。ここは重要文化財の本堂及び重要文化財の十一面観音立像があります。<br />長らく秘仏だったので,当時の彩色がよく残っています。他にも千手観音立像<br />と毘沙門天立像も重要文化財に指定されています。毘沙門天立像の表情が<br />なかなかに茶目っ気があります。<br /><br />その後は,妙楽寺に向かいました。ここには,非常に珍しい二十四面の千手観音立像<br />があります。一般的な千手観音は十一面で40本程度の手があるのですが,こちらは<br />二十四面のみならず,実際に千本の手があるそうです。彫も非常に美しく重要文化財指定<br />はされているのですが,なぜ国宝にならないのかと不思議に思うような仏像です。<br />あと,境内には天然記念物のモリアオガエルの卵,オタマジャクシがいるので,<br />そちらも楽しめます。<br /><br />妙楽寺の次は,若狭神宮寺に向かいました。ここは東大寺のお水取りにゆかりのある<br />寺院です。お水取りの水はこの寺の水が地下を通って東大寺の井戸から湧くという<br />云われがあり,お水送りの儀式をしていることで有名です。本堂が重要文化財なのですが,<br />それも素晴らしいのですが,何より本堂の内陣に立派な仏像の数々が並んでいます。<br />普段はご住職さん一人でやられているようで,内陣の拝観には事前に予約頂ければ対応<br />してくれるということでした。今度は事前に予約を入れて,ぜひ内陣も見せてもらおう<br />と思います。<br /><br />最後は若狭歴史博物館に伺いました。こちらは常設展に非常に力を入れていることと,<br />杉田玄白の解体新書及びその基となる医学書ターヘルアナトミアの原本を所蔵していること<br />が目玉です。また,若狭地方の仏像もいくつか所蔵しているので,一見の価値のある<br />博物館です。地方の博物館の域を超えている良い博物館です。<br /><br />今回,小浜に行って,ここが素晴らしい場所なんだということを感じました。また,<br />まだまだ行きたい寺院もあるので近いうちに再訪しようと思います。

海のある奈良 小浜

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2018/06/16 - 2018/06/16

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とある和菓子好き

とある和菓子好きさん

福井県小浜市へ行きました。

ここは海のある奈良と称されるほど,寺社や仏像が多いところです。
いわゆる旧鯖街道を抜けていくので,小浜へ向かう道中に重伝建の
熊川宿に立ち寄ることもできます。ここは1kmほどの通りが宿場町として
の風情を残しているので散策するのにおすすめです。

さて,肝心の小浜ですが,まずは明通寺へ向かいます。ここは福井県内
唯一の国宝建築物です。本堂と三重塔が国宝に指定されています。福井県
のみならず,北陸地方でも国宝になっているのは富山県高岡市の瑞龍寺と
ここだけですので,貴重な文化財です。
この寺は階段を上がると,本堂と三重塔が視界に入ってきます。この建物の
配置が見事としかいいようがないです。創建当時は彩色されていたと思いますが,
鎌倉時代からここにあるので,現在は色あせています。しかしながら,それが
この寺の積み重ねてきた時間を象徴しているように思います。国宝の本堂と
三重塔の威厳というか,存在感に深みを与えているように思えるのです。
また,仏像も4体が重要文化財の指定です。薬師如来坐像,降三世明王,
深沙大将,不動明王の4体でいずれも一木造です。中でも本堂に安置されている
薬師如来坐像,降三世明王,深沙大将の3体は大きさ,彫の丁寧さをとっても
必見の価値ありです。深沙大将にいたっては,この像自体が珍しいものでなかなか
お目にかかれるものではありません。

次に羽賀寺へ行きました。ここは重要文化財の本堂及び重要文化財の十一面観音立像があります。
長らく秘仏だったので,当時の彩色がよく残っています。他にも千手観音立像
と毘沙門天立像も重要文化財に指定されています。毘沙門天立像の表情が
なかなかに茶目っ気があります。

その後は,妙楽寺に向かいました。ここには,非常に珍しい二十四面の千手観音立像
があります。一般的な千手観音は十一面で40本程度の手があるのですが,こちらは
二十四面のみならず,実際に千本の手があるそうです。彫も非常に美しく重要文化財指定
はされているのですが,なぜ国宝にならないのかと不思議に思うような仏像です。
あと,境内には天然記念物のモリアオガエルの卵,オタマジャクシがいるので,
そちらも楽しめます。

妙楽寺の次は,若狭神宮寺に向かいました。ここは東大寺のお水取りにゆかりのある
寺院です。お水取りの水はこの寺の水が地下を通って東大寺の井戸から湧くという
云われがあり,お水送りの儀式をしていることで有名です。本堂が重要文化財なのですが,
それも素晴らしいのですが,何より本堂の内陣に立派な仏像の数々が並んでいます。
普段はご住職さん一人でやられているようで,内陣の拝観には事前に予約頂ければ対応
してくれるということでした。今度は事前に予約を入れて,ぜひ内陣も見せてもらおう
と思います。

最後は若狭歴史博物館に伺いました。こちらは常設展に非常に力を入れていることと,
杉田玄白の解体新書及びその基となる医学書ターヘルアナトミアの原本を所蔵していること
が目玉です。また,若狭地方の仏像もいくつか所蔵しているので,一見の価値のある
博物館です。地方の博物館の域を超えている良い博物館です。

今回,小浜に行って,ここが素晴らしい場所なんだということを感じました。また,
まだまだ行きたい寺院もあるので近いうちに再訪しようと思います。

  • 明通寺

    明通寺

  • 羽賀寺

    羽賀寺

  • 妙楽寺

    妙楽寺

  • 若狭神宮寺

    若狭神宮寺

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