今ははるばる行かない「初・函館ひとり旅2日目」

2018/06/07 - 2018/06/09

函館ひとり旅2日目です。午後から雨予報なので早いうちに五稜郭と元町ベイエリアを制覇しよう！朝から薄めの長袖シャツ一枚で良さそう。関東だとGWくらいの気候ですね。おばさんになると気温と湿度にやたら敏感になるものです。

エリア 函館(北海道)

ホテルのフロントで市電一日乗車券を買い、さあ観光に出発です。コインで日付けを削って降りるとき運転手さんに見せるだけ。函館の市電はとてもわかりやすく乗りやすいです。場所によっては乗り方がわかりにくい市電ありますよね。600円なり。3回利用すると元が取れるので、どんどん利用しちゃいましょう！

写真はいきなり五稜郭タワー展望台からの眺め。
五稜郭の素晴らしさに感動！ここは大雨じゃない限り一度は登ってもいいところですね。エレベーターの中も工夫を凝らしてます。

タワーの展望台には箱館戦争などに至る歴史が書いてあり、じっくり読んでいたら1時間くらいあっと言う間です。時間があれば歴史の勉強も良いかもしれませんね。隣にいらしたおそらく70代のご夫婦が、ここに来なかったらこの歴史は知らぬままだった的な事を話しており、わたしも一緒に深く頷いてしまいました。鬼の土方歳三と呼ばれていたらしいけど、お顔は気のいい育メンパパ系ですよね？近藤勇さんのほうが見た目よっぽど厳ついわ！

五稜郭より反対側からの函館山。次回は秋頃来てここからの夜景も見てみたいな。函館は確かに街が美しいですよね。

五稜郭タワー1階はこんな感じの憩いの広場的な所です。wifi環境も充実してるし食べ物やさんもあるし、ひと休み出来る良い場所です。

タワー1階でソフトクリームを食べ（わたしはどうも〇〇牧場直送と言う触書きに弱い）よっこいしょと重いお尻を上げ五稜郭公園内に。箱館奉行所を忠実に再現した建物。歴史的建造物には違いないけど当時のままの建物ではないので、今回は外から見学。小学生たちの写真会が行われており、スラスラと鉛筆画きが進む子、何度も消しゴムで消しては描きを繰り返す子。わたしは絵が好きだったので友達のも描いてあげてたなぁ。旅の愉しみはこういうところにもあるんですねー。

園内はツツジは終わってましたが、藤が見頃になってました。女ひとり旅をしていると写真撮影をよく頼まれます。こういうのも旅の出会いですよね。もう少し構図を勉強していい記念写真を撮りたいものです。

義母に絵葉書を出すために五稜郭タワー近くの郵便局へ切手を買いに行きました。函館限定の記念切手があればと思いましたが、残念ながら発売はされてないそうです。局員の女性の方がとても親切でした。消印が函館になるからいいかと。これからも旅先で絵葉書を送る習慣は続けていこう。いつもひとりなので夫婦仲が悪いと義母は思ってるかも。お母さん、お互い関心がないだけです(^◇^;)

シエスタハコダテと丸井のある交差点の地下道です。レンガと木を用いて水の音が聞こえるなんだか不思議な空間なんです。地下道はコンクリートだらけで冷たい汚いイメージしかないわたしにはとても癒されるレトロな地下道でした。
シエスタハコダテは無印ファンの聖地と言っでも良いくらい、とても楽しめる場所だと思いますよ。さすがに売ってるものは全国同じなので買い物はしませんでしたが、またこの次も来たい場所ですね。ここの近くに宿をとるのもいいかな。食べ物やさんにも困らなそうですね。

さて、朝はコンビニおにぎり一個でしたのでお腹も空いてきましたよ。スープカレーで有名な吉田商店へ行ってみよう。市電五稜郭から千歳町で下車します。市電を降り横断歩道を渡ると店が見えて来ます。

ガイドブックや口コミで絶賛されていた吉田商店。スープカレーのお店ですね。トッピングやカレーの辛さごはんの量を選べます。カウンターに通されますがひとりでも入りやすいお店ですよ。店員さんは忙しさのせいかもしれませんが特別親切愛想が良いというわけでもなく、これだけ有名ならお客さんは絶えないですからねー。まさに観光地あるあるですね！

あまり待たずにチキンカレーがきました。野菜はキャベツ以外素揚げしてあり、スープは思ったよりサラサラ。カレーは飲み物です！を代表するようなスープでした。もっとスパイスが効いていてコクがあるのか？と思いきやそうでもなく、好き嫌い分かれそうですね。チキンレッグはホロホロでしたがパサパサとも言います(^^;;豚肉ならまた違うのかもしれませんね。ごめんなさい。そして店員さんに「このアスパラは北海道産ですか？」と質問したら「そういう事はちょっとわかりません。」というお返事。むしろ適当にそうです！と言われるよりもわからない事はわからないと正直で宜しい。とおばちゃんは思う事にします。ご馳走さまでした。

勝手に期待を抱いて裏切られた失意の中で（笑）吉田商店前の千歳町という駅から市電に乗り、末広町で下車。緩やかな坂とは言えない坂道を登ると見えて来たのが函館区公会堂。入場料300円で専用のスリッパに履き替え館内へ。壇ふみさんのナレーションで公会堂の歴史がビデオ放映されています。休憩兼ねて最後まで興味深く観てしまいました。一時は真っ黄色に塗り替えたり、はたまたピンク色の時もあり。現在の外壁は建てられた当初の色に戻ったようですね。洋館をメンテしながら維持するのは大変なんですね。

公会堂の中の廊下。ここは木枠の窓が美しいですよ。1階の奥にあります。函館はいろんな施設において入場料がお安く設定してある気がします。旅人にはありがたいですね。

公会堂の大広間の窓から港を臨む。長崎のグラバー園もこんな感じでしたね。外国文化は港町からですね。

八幡坂の途中にあるカフェ「元町珈琲店」。こちらもガイドブックには必ず掲載されていますね。空もさらにどんよりしてきたのでちょっとお茶していきましょう。

店内に入り喫煙か否かを聞かれ禁煙席に案内してくれました。とても落ち着くカフェで、確かに口コミでは高評価が得られるのは納得。お客さんもひとりさまとか会話のあまりないご夫婦とか。静かに過ごしたい人にはうってつけなお店です。席の数も意外と多くて、土日などは賑わっているのかな？と思いました。こちらもFree wifiが使えます。

かぼちゃのケーキとコーヒーを。豆の量を選べるんですよ！わたしはたしか125グラムでした。わたし自身コーヒーの美味しさが良くわかってないので、云々は割愛します。コーヒーとケーキで1000円くらいでしたが、ロケーションなど含めコスパ的には良いと思いました。また函館に来た時は必ず寄りたいお店ですね。分煙しているので喫煙者の方にもおすすめな珈琲店です。わたしはタバコは吸いませんが、どこもかしこも禁煙禁煙では気の毒に思います。

元町珈琲店さんを左手出て八幡坂を登り切ると、映画のロケやCMで有名な風景に出会えます。実を言うとわたしはひとつも期待してなかったんですよ。だって写真はプロのカメラマンが撮るから素敵に写るに決まってるしTVも然り。がっかり観光地の一つであろうと、、、実際その場所に立ってみると！なんと、やっぱり絵になる場所なんです。坂道と両脇の並木と船と海と空がこれまた上手く視界に収まるんですよね。わたしのiphone8のカメラでは伝えるのが限界ですが、一度は訪れる価値があると思います。この景色は四季や時間を問わずいつ行っても、その時の感動があるはずです。函館山からの夜景より、わたしはこの風景に出会えて良かったと思いましたよ。

教会群がある元町界隈は可愛い建物に出会えます。ここは幼稚園なんですって。中からお子さんたちの声がしてましたよ。うちの子供たちには似合わない幼稚園ですが(￣▽￣)

こちらは今も社屋として使われるそうですよ。維持が大変だと思いますが遺してほしいですね。

蔦が生い茂る塀から覗く教会の屋根。

有名なハリストス生教会。パラパラと雨が降り出してきたので写真を撮り十字街駅へ急ぎます。函館駅前で降り棒ニ森屋という不思議な名前のデパ地下で、ハセガワストアのやきとり弁当を買います。夕方でしたがお客さんは少なかったです。夕飯はやきとり弁当です。

棒ニ森屋は18時という信じられない早い時間に閉店してしまうので注意が必要です。
やきとり弁当美味しいじゃないの！(◎_◎;)焼き鳥ではなく実際には豚肉なのですが、炭火で焼いてるのかな？肉がジューシーで香ばしいですよ。うちの近所にあったら、手抜きするのにもって来いでしょう。函館市民のソウルフードと言うのも頷けますね。蓋で押さえて串を外す方法もやってみました。ホテル前のセブンでサラダも調達。本日の夕飯はこれにて終了！

余談ですが、棒ニ森屋はかなり歴史のある老舗のようです。三越や伊勢丹のようなデパートなんですよね。悲しいことにこの建物もイオンになってしまうようですよ。地方の老舗デパートが消えてしまうのは寂しいですね。どこもかしこもイオンイオンて、その土地にしかないデパートに行くのは旅行者にとって楽しみのひとつでもあるのに。なくなってしまう前に棒ニ森屋に来れて良かったです。

日もどっぷり暮れてホテルの部屋から窓下を覗くと歩いている人々が傘をさしてない。雨が止んだのかも…今夜は函館最後の夜だし、八幡坂からの夜景も見たい衝動に駆られまたまた市電に乗る。1日乗車券があるからガンガン乗っちゃう！さぁ、またまたお出かけです。

ホテル前から市電で末広町駅まで行き、またまた八幡坂をえっさえっさと登り振り返った風景がこちら。石畳が雨で濡れてまたいい感じなんですよ。近くにいたカップルに撮影を頼まれ、せっかくだからチャーミーグリーンのポーズは？と提案したら、2人ともぽかーんとしてまして‥今の若い人たちはわからないですよね。チャーミーグリーンのCM。

夜のお散歩をしながらホテルへ戻ろうとベイエリアを歩いていると、ラッキーピエロベイエリア店の前に。まだ何か食べれそうだよ、おいでおいでと看板のピエロの絵が話しかけて来たので（怖いわ！）吸い寄せられるように店内へ入っていくおばちゃんでした。これから地獄が待っているとも知らずに‥

一番人気のチャイニーズチキンセットを注文します。マックやモスのつもりで飲み物はコーラを頼むと、店員さんの「へっ！(・・?)」とした顔。何でもこのセットにはウーロン茶とのこと。でもさ、チキンには普通コーラじゃね？心の中で若者口調になるが郷に入れば郷に従え的な、これは旅行に行ったら当たり前の事ですね。とりあえずラッキーポテトからいってみましょうか、ホワイトソースがかかって中にはミートソースも隠れてますよ？1時間前にやきとり弁当食べたんですよ？ソースをつけたポテト一本食べてみる。以外に美味い！あっさりしてるわけはないが、ついつい手が伸びちゃう。もう最後にしようこれで最後の一本ね、とか思いながらもラッキーポテト完食してしまう。残るはハンバーガーですが手に持ってみるとずっしり重い。モスもマックもこんな重量はないぞ。袋を開け中身を確認！絶対食べれない。敗北感満載な気持ちでお持ち帰り用袋をいただき、トボトボ歩きながらホテルへの帰路に着いたのでした。明日の朝食にすることにしました。そしてコーラも買って帰りましょう♪

ホテルへ戻る途中ピエロの呪いなのか、お腹がキュルキュル～っと。ホテルまで一目散に走りましたよ。わたしこんなに走れるんだってくらいに。6階までのエレベーターがとてつもなく長く感じたし、そういう時に限って部屋のカードのしまい場所がわからなくなり余計焦る。ばっちい話でごめんなさい、お食事中の方失礼いたしました。