2018/06/03 - 2018/06/03
25位(同エリア588件中)
ベームさん
もう20年近く続いている昔の職場の同僚との旅行です。去年初めて沖縄旅行をアップしました。今年は最初の旅行地京都をもう一度、それに奈良を加えての二泊三日のスケジュールです。
四人のうち既に三人は後期高齢者、もう一人も来年その仲間入り、もし一人でも欠けるときは止める時と申し合わせていますが今年も幸い全員揃い挙行できました。
花の時期は過ぎたとはいえ京都はやはり人が多い、外国人観光客と修学旅行生の姿が目立ちました。三日間とも晴れて30度前後の高温、帰った翌日から梅雨入りとその点幸運でした。
写真は室生寺五重塔。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新幹線新横浜駅。
二人が東京、二人が新横浜出発です。今日のスケジュールは、京都に着くとその足で奈良にまわり室生寺、長谷寺を訪ね京都に戻る、というものです。 -
新幹線京都駅。9時17分着。
JR東海が企画するプランで、京都2泊(食事なし)、新幹線往復、東京發で@27,700円とお得な料金です。京都市バス一日乗車券も付いています。 -
そのまま近鉄線に乗換え。
荷物は八条口のロッカーへ。4人分一つのロッカーに押しこみ500円。 -
新幹線京都駅中央改札を出るとすぐ近鉄京都駅です。
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普通の近鉄特急。
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9時45分発近鉄橿原線橿原神宮前行。
全て座席指定で、特急料金900円。下車する室生口大野まで乗車券1140円、計2040円、結構かかります。 -
途中大和八木駅で近鉄大阪線急行に乗換え。
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室生寺の入り口室生口大野駅11時12分着。
新横浜から約4時間弱で到着です。 -
室生口大野駅。
駅を出た所に観光案内所がありました。案内所のおばさんからこの下からもうすぐバスが出るよ、と声がかかりました。 -
奈良と云っても奈良市からは離れていて、室生寺は宇陀市にあります。もう少し電車に乗ると三重県です。
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駅から坂を下って駅前広場。
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室生寺まではバスです。
11時20分発。1時間に一本。 -
途中大野寺。これも有名なお寺です。
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途中の風景。
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杉林。
かなり峪の奥深く入っていきます。 -
室生川。
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室生寺バス停11時34分、15分ほどでした。
観光客は少なく、時節はずれで良かったです。私達の目的は雑踏の中シーズンの花を観賞するのではなく、静かにお寺を眺めることですから。 -
室生川。
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赤い太鼓橋を渡ると室生寺です。
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颯爽と橋に向かうご婦人。中年のご婦人パワーには負けます。
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橋の袂の橋本屋、当地一の料理旅館だそうです。
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室生寺到着。
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真言宗室生寺派の大本山。釈迦如来を本尊とする。
奈良時代末期、皇太子山部親王(のちの桓武天皇)の病気平癒祈祷をこの地で行った興福寺の高僧賢璟が朝命により建立。以来山岳修業の道場として栄える。一方独特の仏教文化を形成するとともに、多くの優れた仏教美術を継承している。
高野山(金剛峰寺)の女人禁制にたいし室生寺は女性参詣を許したことから「女人高野(にょにんこうや)」と呼ばれる。
春のシャクナゲ、秋の紅葉が有名で、その時期は観光客で大層賑わう。 -
堂宇配置図。山岳地なので猫の額の平地に点在する堂宇は石段で繋がれています。
太鼓橋(上の橋)から入ります。 -
表門。
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表門を入ってすぐ左手に護摩堂。
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その先に仁王門が立ちはだかっています。
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女人高野大本山室生寺。
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仁王門内側。
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仁王門の先に急な鎧(よろい)坂があります。
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坂を登りつめると金堂です。
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国宝金堂、平安時代初期の建物。
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金堂。
堂内には驚くべき仏像群がおわします。 -
金堂にある仏像の幾つか。
本尊釈迦如来立像。国宝。
仏像写真はすべて絵葉書です。 -
釈迦如来立像、部分。
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地蔵菩薩立像。重文。
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文殊菩薩立像。重文。
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十一面観音菩薩立像。国宝。
これらの五体の像が釈迦如来を中心に左右に並び、その前を十二神将立像(重文、運慶作といわれる)が守っている様は壮観でした。 -
弥勒堂。重文。
現在修復中で拝観できません。これはパンフレトの写真です。 -
弥勒堂には釈迦如来坐像があります。国宝。平安初期。
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金堂から灌頂堂・本堂へ。
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灌頂堂(かんじょうどう)・本堂。
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灌頂堂・本堂。国宝。鎌倉時代後期。
真言密教の最も重要な儀式、灌頂、を行う所です。ゆえに本堂とされます。 -
灌頂堂・本堂。
ここの本尊である如意輪観音菩薩の特別拝観をやっていました。 -
灌頂堂・本堂にある仏像。
如意輪観音菩薩坐像。重文。 -
横の石段の上に五重塔が見えます。
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美しい景観です。
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室生寺五重塔。国宝。平安時代初期。
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法隆寺の五重塔に次ぐ日本で2番目に古い五重塔です。高さ16mで、これは通常の三分の一、屋外にある五重塔では日本最小だそうです。
大寺にある大きな五重塔が威圧的なのに対し室生寺の五重塔は優美で控えめです。 -
1998年9月の台風で杉の木が倒れかかり屋根が大きな損傷を受けましたが、綺麗に修復されました。
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御影堂のある奥の院へ行くのは石段がきついので止めました。
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可愛らしい。
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室生寺は鬱蒼とした木々に包まれた山岳寺院です。
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伝北畠親房之墓。
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南朝方の中心人物です。後醍醐天皇を援け足利尊氏と戦いました。
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下りにかかります。
灌頂堂。 -
点在する社。
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鬱蒼とした杉に蔽われています。
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千手観音みたいです。
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本坊まで降りてきました。
本坊とは寺の住職の生活の場、寺務所など寺の運営を司る所です。 -
門前町と言うほどもない土産物店、食堂が僅かばかり軒を並べているうちの一軒で昼にざるそばを食べました。刻み海苔の代りに山菜が載っています。美味しくなかった。
バスで室生口大野に戻りタクシーを呼び長谷寺へ。4人というのは経済的な人数です。4千円で@千円で済みます。電車ですと長谷寺駅から長谷寺までの歩きがきついのと時間節約のため。 -
長谷寺、別名花の御寺(はなのみてら)。初瀬山の山腹に広がる真言宗豊山派総本山。
天武天皇の時代に始まり、奈良時代の727年徳道上人が聖武天皇の勅願で本尊十一面観世音菩薩を安置しました。その後平安時代以降、西国三十三所観音霊場の根本道場として長谷詣(初瀬詣)がブームとなり特に貴人、文人墨客の間に人気が広がりました。
花時はボタン、アジサイ、桜、秋の紅葉の名所です。 -
室生寺と同様山岳寺院で初瀬山の中腹に伽藍が点在します。それを結ぶのが長い廊下と石段。
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門前に到着。
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参道。
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総受付。
ここで入山料を払うのではなく、参拝者の休憩所みたいなものです。 -
その先石段の上に仁王門があります。
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仁王門。
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仁王門から振り返る。
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長谷寺縁起。
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仁王門。重文。
平安時代の建設で明治27年(1894年)再建。 -
仁王門を潜るとすぐ登廊(のぼりろう)が始まります。
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登廊。重文。
1039年に造られ、下から下、中、上の三廊に分かれています。中、下の廊下は明治27年の再建です。 -
全部で399段ありますが、段差が低いのでそれほどでもありませんでした。
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天井には長谷型の灯篭が吊るされ寄進者の名が記されています。
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登廊の途中右手に宗宝蔵。
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長谷寺六坊の一つで、宝物が収蔵されています。
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一番長い下の廊下。
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下と中の廊下の角に立つ天狗杉。
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天狗杉。
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下廊と中廊を繋ぐ繋屋(つなぎや)、重文。
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中廊。
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中廊。
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中廊と上廊の角、繋ぎにある蔵王堂。
登廊、繋屋、蔵王堂はすべて重文に指定されています。 -
蔵王堂の傍に紀貫之故里の梅。
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人はいさ 心も知らず故里の 花ぞ昔の 香に にほひける 古今集。
紀貫之が初瀬(長谷)詣での折に詠ったものです。
長谷詣でのことは源氏物語、枕草子、更級日記などにも描かれています。平安貴族たちが競ってお参りしたのでしょう。 -
小林一茶の句碑もありました。
我もけさ 清僧の部也 梅の花 -
寛政十年(1798)元旦に長谷寺にお参りしたときに読んだ句です。
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上廊。
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馬頭夫人社。
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登廊の終わりです。
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ここにも歌碑がありました。
大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)。
字は里見弴だそうです。 -
なんのことやら解りませんが。
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松尾芭蕉も訪ねています。
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元禄元年三月、ここに宿泊した折の句です。
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振り返るとにょきっと聳える大木。
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御朱印所。
朱印集めがブームですね。私も若い頃集めたことがありました、今は馬鹿らしくって。 -
鐘楼。重文。
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本堂です。
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香炉。
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国宝本堂。
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通り抜けになっています。
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通路の横に仏像が並んでいます。
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本堂にある仏像。
本尊、十一面観世音菩薩立像。重文。
身の丈三丈三尺(10m余り)の巨大な像です。天平五年(733)に開眼供養を行っていますが、幾度となく火災で焼失・造立を繰り返し、今の本尊は室町時代の天文七年(1538)の造立です。 -
難陀竜王立像。重文。
鎌倉時代、正和五年(1316)。
仏像の写真はすべて絵葉書です。 -
雨宝童子立像。重文。
室町時代、天文七年(1538)。 -
観音応化三十三身像部分。
桃山時代、慶長八年(1603)。 -
本堂・大悲閣の舞台側。
大悲閣とは観世音菩薩像を収めてある仏堂のこと。 -
建立は奈良時代ですが何回も焼失し、現在のは徳川家光の寄進により1650年再建されたもの。
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初瀬山の中腹に懸造り(舞台造)されています。
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舞台。
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京都清水寺みたいです。
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舞台より下の伽藍を望む。
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大黒堂。
本堂から奥に進みます。 -
弘法大師御影堂。
弘法大師1150年遠忌記念として昭和59年(1984)建立。 -
一切経蔵?
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五重塔が見下ろせます。
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本長谷寺。
天武天皇の勅願により道明上人がここに精舎を造営したことから、本長谷寺と呼ばれます。 -
本長谷寺。
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五重塔にやってきました。
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明治9年に雷火で焼失した三重塔の跡の北側に昭和29年建てられました。
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戦後初めて建てられた五重塔です。
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昭和の名塔と呼ばれる美しい姿です。
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三重塔跡。
慶長年間、豊臣秀頼により再建されたものがその後焼失、礎石のみ残っています。 -
納骨堂。
地蔵菩薩を本尊に永代供養を行っています。
奥の院へは行かず、ここで下っていきました。 -
歴代能化墓所。
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本坊。重文。
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大講堂や書院があります。
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本坊。
当初1667年徳川将軍の寄進で建立。明治44年焼失し、いまの堂宇は大正13年の再建。 -
本坊から本堂が望めます。
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本坊からの本堂・大悲閣。
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小さな泉水。
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参道の横を降りていきました。
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一応門前町になっています。室生寺のそれよりは大きい。
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帰りは長谷駅まで歩きました。案内では15~20分となっていますが。
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初瀬川。
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三輪そうめんが名物です。
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途中白鬚神社
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近鉄長谷寺駅に通じる道。
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古い民家が残っています。
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もう20分以上歩いています。
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ここから先、国道を横切ると心臓破りの坂が待っていました。
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歩くこと30分近く、ほうほうのていで長谷寺駅に着きました。
最後の200mほどはきつい登りでこたえました。来るときはタクシーでしたが、ここを往復歩きなんて考えられません。 -
大和八木駅で特急に乗換え。特急は綺麗な車両でした。
長谷寺駅では特急券は発売されていなく、駅員から大和八木で乗換えの時駅のホームの券売機で買え、と云われ焦りました。乗り換え時間が4分しかないので。 -
特急鳥羽号。行きは普通の特急でした。同じ料金ならこんな車両のほうが良いです。
京都帰着16時51分。 -
宿は京都駅前の京都新阪急ホテル。
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料金の割には良いホテルでした。何しろホテル2泊、往復新幹線で@27700円ですから。ロビーは中国人観光客で溢れていました。
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目の前に京都駅。ホテルの部屋の窓から。
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同じく夜景です。
夜は駅近くの小奇麗な居酒屋で。京都の地酒玉之光を試しました。飲みやすい。 -
こうして奈良・京都旅行の一日目は終わりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mistralさん 2018/12/30 09:40:55
- 仏様がたのお姿に。
- ベームさん
おはようございます。
今年もあと残りわずかとなりました。
あわただしくお過ごしの事と思います。
いつもご投票を頂きまして有難うございます。
職場のお仲間だったご友人との今年の旅、
第1日目に戻りまして拝見致しました。
丁度奈良から帰ったばかりなものですから。
それにしましても、そのご旅行が20年も続いている
という事が驚きです。
気心が充分にわかり合っているお仲間で、
そして苦楽を?共にされたお仲間でもある故でしょうか。
奈良からは遠方の地にある室生寺、長谷寺と巡られました。
初日に訪問されたということで良かったですね。
どちらもかなり歩かれたことと想像します。
ご本尊さまや他にもおわします仏様がたにお会いしに行きますのに、
時間がたつとすっかりそのお姿を忘れてしまいます。
こうして旅行記の中に、絵葉書から複写されて残されますのは
後で思い出せますし、訪問者にとりましても嬉しいことと
思います。
来年もお元気で旅を楽しまれますようにお祈り致します。
mistral
- ベームさん からの返信 2018/12/30 15:10:13
- Re: 仏様がたのお姿に。
- mistralさん、
こちらこそ、ご丁寧なメッセージ有難うございます。
なんとか20年続いていますがいつ途切れることやら、何分全員高齢ですので。
寺院の仏像はたいてい写真を撮れませんので絵葉書があれば買うことにしています。もう記憶力には頼れませんので。それを紹介したくて安易にブログに載せるのはいかがかとも思うのですが。見てくださり楽しんでくだされば嬉しいです。
中世に出合う旅、充実していて楽しいとともに勉強になります。その9のシャイヨー宮の建築文化財博物館もその一つでした。中世教会建築のタンパンや柱頭を複製とはいえ間近に見られるのは素晴らしいですね。明るいもとでの「イヴの誘惑」や「サント・マドレーヌ聖堂」のタンパンは現地の実物とどのように違って見えるのでしょう。叶うことはないと思いますが、もしもう一度パリに行くことが出来たら是非寄ってみたいです。
では、来年もよろしく、よいお年をお迎えください。
ベーム
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