かーちゃん ひとり旅 2日目AM（台湾総統府）

2018/06/02 - 2018/06/04

5歳と思えない5歳女子と女子に見える3歳男子のかーちゃんです。
前回（3月）弾丸で行った中医の先生が余りにも神がかっていたため、とーちゃんにお願いしたところOKが！
とーちゃん、子供たちありがとう。
またひとり旅です。
再診を最大の目的に訪台。
前回弾丸過ぎて疲れ果てていたので今回は2泊3日（実質4泊5日…）
道中いろいろあったので備忘録も兼ねて。

2日目 午前中
台湾総統府だけで終わってます。
歴史を知らない私はすごく興味深かったです！

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

2日目 5:30 起床
曇天だけど、天気は持ちそう。
ストレッチしてシャワー浴びて、ぼーっとして…苦行の漢方薬を飲んでのんびり。
今日はジーパン、Tシャツ、軽めの上着。

7:45 ホテルでの朝食
口コミで朝ごはんが美味しい、と読んでいたので寄ってみました。
4種類から選べます。
今回は3のベーコン、オニオン、チーズを選択。

暫く待ちましたが、オムレツ焼きたてです。
卵の殻のかけらが入っていて残念だったけど、味は美味しい！
蜂巣旅店はカフェを併設しており、パンも販売。
もちろん、パンも美味しかったです。

8:50
散策開始。
こう言う路地裏大好き。

9:00
前回登録した悠遊卡でYoubikeを利用しようとしたらエラー。
でも今回はyoubikeに乗りたい！！
と言うことで近くのセブンで悠遊卡購入（100元）
売り場がわからなくて、店員さんに中国語で話したら通じました。
200元チャージ。

台湾ではぐでたまが大人気らしく、悠遊卡ぐでたまだらけでした。
欲しいのがなくて悩んだ挙句懐かしいキキララに。

セブンの喫茶コーナーでyoubikeのアプリから悠遊卡を登録して、念願のyoubike

9:45
Youbike で行った先は…だいぶ並んでます。
Youbike をポートに返却。
銃を持った軍人がウロウロする中、パスポートを見せ、荷物チェックを受けます。

厳重なチェックの元、たどり着いたのは台湾総統府。
この日は月に一度の自由参観日でした。
自由参観日は写真を撮ってもOK。

台湾行きのチケットを取った後、偶然公開日と被ったことを知り、これは行きたい！！と思って楽しみにしていました。
前々日に総統府のホームページをチェックしたら2日公開日だったのが3日に変更になっていました。
事前チェック大事。

自由参観日 公開時間 8:00～16:00
必要なもの パスポート
ライター、刃物は持ち込み禁止、水はその場で飲んで飲み水であることを証明します。
総統が変わる度に公開日や回数が変わるのでチェックが必要です。

平日（9:00～11:30）公開していますが、写真NG、公開範囲も一階のみです。

総統府は1912年着工、1919年完成。
（日本統治 1895年-1945年）
統治時代に建てられたバロック建築です。
蝶番や手すりなど当時の日本の鉄鋼製品を使い、レンガは日本製（品川）耐震対策も考えられた構造だそうです。
花崗岩の白とレンガの赤が美しいです。

1940年の空襲で総統府向かって左側が損壊。
この写真は右側なので作られた当時のままです。

友人からのミッション。
「イケメンの写真を撮ってこい」
微動だにしないイケメンを真正面から撮る勇気は私にはなく。
とにかく凛々しいです。

正面入口階段両脇に置かれていたプレート。
国花が梅の花。
下の葉はなんだろう

総統府の中。

ボランティアスタッフのおじいちゃん（日本語堪能、日本のSONYで働いていたらしい）に声を掛けていろいろ教えてもらいました。
正面入口のホールは4.5階分の吹き抜けで、台湾総督府時代は巨大なシャンデリアがあったそうです（現在は蛍光灯）
当時の総統の蒋介石がシャンデリアが落ちて来たら危ないと撤去したそうです。

シャンデリアが残っていたらより煌びやかだったろうなぁ。

一階の蘭が置いてある台は元々柱の台座だったとか。
1940年の空襲の際にコンポジット式の豪華な柱は破損し、日本統治時代が終わった後に柱を修復しようとしたところ、財政難のため今ある後ろの柱（白）に簡素化したそうです。
ボランティアの周さん曰く、蘭を置くことで（簡素化したことを）隠してるとのこと。

建国の父、孫文。
そんな孫文が日本に亡命していた時に中山樵と名乗っていたのに驚きました。
なので孫文は孫中山と言う愛称の方がこちらでは一般的だそう。
台湾にもある中山駅などは孫中山由来で、中国国内の地名も「中山」が多いそうです。

このホールには当時の総統、副総統、VIPしか入ることが出来なかったそうです。

2階
たくさんの人が見学に来ています。
この部屋に入るまでに写真を撮ってと台湾の方と思しき人達に頼まれる事2回（日本人だとわかるとびっくりされた）
部屋の後ろに椅子に座れたので座ってみたらスエードの生地がすごく上品。
ドアノブひとつとっても細かい彫刻があり豪華でした。

そんな部屋の後ろに飾ってあった蘭。
ゾウやキノコやら…日本の国会議事堂に当たる総統府でこっそりかわいいことしちゃう、台湾人の自由さと寛容さが好き。

入室禁止の会議の部屋。
異世界。

どんな会話がされるのでしょう

廊下も厳かです。100年近く経っている建物が国の重要な機関として使われ、現役なのが素晴らしい。

窓から見ると、本当にこの建物の中に入れたことに感謝。疫病対策に中庭を設けたそうです。

当時の航空写真。「日」の形になっている。

月一の公開日以外は来ることが出来ない階段。補修した跡の色が違うのを気にしない大らさが大好きです。

日本統治時代の画家、陳澄波。
今回、嘉義の街中の油彩画が展示してありました。

煙突、電線、インフラが整い始めているのがわかります。
統治時代だけあってデッサンのメモなど、カタカナで書いてあり、当時の教育が日本と同じものだとわかりました。

陸軍の軍服。今回入口の警備をしていたイケメンの方も陸軍でした。
なんとなく憚られて写真を撮れなかったのですが、警備をしていた警官らしき人たちは皆、必ず銃のホルターに手を掛けていました。

総統府の中では自国愛を上げるためにアートを推しているようにみえます。ところどころに現代アートが。

中庭に面した通りに飾られていたので光が入ってしまい見にくい。
マンガ絵まで飾ってある。
蔡総統。知日派。

小学生の作品もたくさん展示してありました。こう言う自国愛の高め方いいなと思います。

中庭に行くとひとつだけ異彩を放っている窓が。
植物好きな職員さんがいるのでしょうか？
蘭を無造作にスタバのカップに入れて育ててる、どっかのベランダなら未だしも総統府で…
そんな台湾人の素朴さと適当さが大好きです。

消火器は滅火器。
残り火も残すことなく消せそうです。

食堂があったので、折角なので寄ってみました。
装飾は立派なところが残っていますが、実は至る所に段ボールや何かの在庫が置いてありちょっと残念。

参観日専用メニュー

サンドイッチ購入。
前日テレビでサンドイッチの作り方を紹介していたので食べてみたくなりました。
卵がゴマ油で焼いた薄焼き卵でした。テレビではマヨネーズ甘いと話していましたが、そんなことはなく。
初めての三明治は美味しかったです。

食堂は総統府向かって左手側。
1940年の空襲で損壊した範囲です。
一度外に出る事が出来たので、左側間近で撮る事が出来ました。
増築したであろう手前の建物は花崗岩は使っておらず白いペンキ。
赤の線を出すレンガの段数も違いました。
遠目から見たらそんなにわからないけど…こんなところをじっくり眺める人も居ないようで、武装した警備のお兄さんが近寄ってきたので怖かったです。

出口付近ではお土産やさんもあります。
総統府のポストカードとマグネット購入。
ど真ん中の青いカードは総統府に入る時につけられたシールを貼るために用意されていました。
自分で好きなスタンプを押して、オリジナルカードに。
いい思い出ができました。

出口には蔡総統（絵）が。
この茶目っ気がかわいい。
蔡総統が好きになりました（月一の自由参観日も蔡総統に変わってからできた）
資料の部屋もたくさんあり、歴史的、文化的にも台湾を一部ですが、知ることが出来て良かったです。