ソ連と東側諸国の追憶、ヨーロッパ「ソ連」国家群と未承認国家&東欧諸国の旅：モルドバ、沿ドニエストル、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア旅行【２９】（2017年秋８日目① 空港行き列車はいずこ？）

2017/09/22 - 2017/09/22

2017年9月、2つの祝日を絡めて11日間の日程でヨーロッパ「旧」ソ連の国々と、東欧未踏破国に行ってきました。旧ソ連の国々はロシアより「ソ連」なベラルーシや、脱ソ連を図りながら未だ混沌としているウクライナやモルドバ。中でもモルドバ内で施政の及ばない独立状態でありながら、どの国からも承認されていない、今でもバリバリ「ソ連」な「国」、沿ドニエストルに行きたくて計画を練りました。また、東欧諸国の中で未踏破だったポーランドとスロバキアのうち、まず、ポーランドは首都ワルシャワと旧都クラクフに。そのクラクフからレンタカーで国境を越えてスロバキアへも行くことにしました。
行ってみると、モルドバはラテンのルーマニア系らしく明るく親切な人が多く、沿ドニエストルもまた、若い国家で希望燃えるような人と出会いました。ウクライナでは物価の安さに驚き・喜び、ベラルーシのミンスクでは共産チックな建物や都市計画に感嘆し、ポーランドのワルシャワやクラクフでは存分に街歩きを楽しみました。3回目となったレンタカーでの旅ではスロバキアの田舎の美しさを感じることができました。
また、今回の旅行では、大したことは無かったのですが、久々に「トラブル」的なものに巻き込まれました。さすが鉄のカーテンの向こう側の国、手痛い洗礼でしたが、今となってはいい思い出になり、それも含めて充実した旅になりました。

日程は以下の通りです。

1日目（9/15）成田発 ⇒ モスクワ ⇒ キシニョフ
2日目（9/16）沿ドニエストル & キシニョフ市内観光
3日目（9/17）キシニョフ ⇒ キエフ市内観光 ⇒ オデッサ
4日目（9/18）オデッサ市内観光 ⇒ ミンスク
5日目（9/19）ミンスク市内観光 ⇒ ワルシャワ ⇒ クラクフ
6日目（9/20）スピシュ城 & ヴィエリチカ岩塩坑観光?
7日目（9/21）アウシュヴィッツ観光? & クラクフ市内観光
8日目（9/22）クラクフ市内観光 ⇒ ワルシャワ
9日目（9/23）ワルシャワ市内観光
10日目（9/24）ワルシャワ市内観光 ⇒ モスクワ ⇒ 成田
11日目（9/25）帰国到着日

今回は８日目①です。

エリア クラクフ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

クラクフも都合三日目、最終日です。午前中観光して昼前には電車で空港へ向かうことにしています。
（ﾎﾃﾙ8:20 ⇒ 8:25ｸﾗｸﾌ本駅）

祈るような思いでしたが、最終日も天気ははかばかしくありません。昨日に比べればまだいいですが、小雨がぱらつく天気です。

とりあえず昨日確認までには至らなかった、空港行き電車状況を見に行きます。3番線はやはり空港行き列車の姿はありません。表示板にも空港行き列車の表記は出ていません、どうなっているのでしょう。
（ｸﾗｸﾌ本駅8:25～8:35）

周囲の人に聞こうにも少々込み入った話なので、質問はできても回答を理解するのは難しそうです。空港電車には興味がありましたが、電車がダメならバスで行くしかありません。駅の裏口に市バスと民間バスのバスターミナルがあります。まずは市バスの方へ行って「空港行きバスはどこ？」と聞いてみましたが、御覧の通り混雑して忙しいのか、あっちにあるよとあしらわれてしまいました。
（ｸﾗｸﾌﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ路線探し8:36～10:02）

ならばと二階にある民間バスのチケット売場に挑戦です。こちらも混んでいて、ここではない、あっちと言われ困惑してしまいました。その「あっち」を詳しく知りたいのですが。

到着するバスの運転手に聞いても要領を得ません。仕方なく丹念に乗場を見て行くことにしました。

ようやく市バス乗場の片隅にある待合に、飛行機マークを発見しました。

208番バスは地球の歩き方にも書いてある路線です。普通の市バスなので大荷物を転がしている者としては避けたいところですが、まあとりあえず最悪、足は確保しました。

やれやれと、旧市街観光に移ろうとしたとき、標柱にお知らせがあることに気づきました。

よく見ると、9/3～10/14まで鉄道は工事で運行しておらず、代行バスが走っていると書いてあるようです。
ようやく謎が解けました。鉄道ホームにはそんなことが書いていなかったように思ったのですが。こんなことなら市内でレンタカーを返さず空港まで乗った方がよかったかもしれません。

何にしてもまあ対策は建てられたので少しですが、観光します。
（ｸﾗｸﾌﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ10:02 ⇒ 10:34ﾔｷﾞｪｳｫ大学）

中央広場なども行きましたが散々ご紹介させていただいたので、未紹介の場所を中心にご紹介。こちらはヤギェウォ大学。ポーランド最初の大学とのことです。
（ﾔｷﾞｪｳｫ大学10:38 ⇒ 10:48ｳﾞｧｳﾞｪﾙ城）

速足で歩き、南端のヴァヴェル城に来ました。昨日雨で挫けたので奥まで行かなかったので行ってみます。
（ｳﾞｧｳﾞｪﾙ城10:48～11:02）

とりあえずヴァヴェル大聖堂はパチリ。

奥の川沿いのところに来ました。できれば竜の洞窟と竜の像まで行きたかったのですが見当たらず、時間も押してきたので、残念ながら高台からの風景を見るにとどめます。

そろそろ戻ります。

雨はまた降って来ました。私にとってはクラクフはいつも雨の街です。
（ｳﾞｧｳﾞｪﾙ城11:02 ⇒ 11:09中央広場）

中央広場。天気のいい日に再訪したいです。
（中央広場11:12 ⇒ 11:28ﾎﾃﾙ）

フロリアンスカ通りはもう寄り道せず歩きます。

フロリアンスカ門の下では民族衣装を着た楽隊が雨を凌いで演奏しています。

ホテルで荷物を受け取り駅裏のバスターミナルへ。
（ﾎﾃﾙ11:45 ⇒ 11:55ｸﾗｸﾌﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ）

バス停発見のアンドのため、先ほど時刻表を確認しなかったので、バスターミナルで40分程待って代行バスに乗りました。
（ｸﾗｸﾌﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ12:35 ⇒ 13:13空港）

鉄道では20分で行けるところを40分近くかかって空港に到着しました。
まあこんなこともあります。負け惜しみにはなりますが、今回は前半に色々あったので、この程度のことは気になりません。

クラクフ空港は小さいですが、きれいで機能的に作られています。

ワルシャワ行きは定刻通り出るようです。
今回は飛行機での移動ですが、ワルシャワ⇔クラクフには高速鉄道も敷設されているので2時間半程度で行けるようです。空港⇔市内の時間を考えれば、鉄道利用が賢明でした。

さあ最終目的地ワルシャワへ向かいます。