中欧一人旅☆ブタペスト2日目ブタ地区の漁夫の砦＆ペスト地区のアンティーク街、中央市場でお買い物。レイルジェットでウィーンヘ

2018/04/27 - 2018/05/06

2018年のＧＷは、ブタペスト、ウィーン、プラハに旅しました。

かつては、他国による支配や、社会主義体制による抑圧を受けてきたハンガリー、チェコと、ハプスブルク家の強大な権力と富を持って他国を支配、また世界的に音楽、美術などの文化を牽引してきたオーストリア。
20世紀末に社会主義体制が崩壊し、自由化が進んだチェコ、ハンガリー、そしてオーストリアの文化遺産を自分の目で見てみたい。と、思っていました。

とはいえ、会社員が長い休みを取れるのはＧＷかお正月。それでも、ここで有給消化できる自分は恵まれていると思います。薬剤師の夫は、シフトが決められて長期休暇は難しい。子供も忙しい。必然的にひとり旅です。でも、ひとり旅も好きです。自由に動けて、自由に休憩できる。

何を観て、何を食べてどう過ごそうか、妄想して、調べる。airは？ホテルは？街歩きは？　やりたいことはどうしたらできる？
旅は計画が楽しいとよく言われますが、最近実感しています。

旅を決めたのは前年の10月。GWはチケット高いんだろーなーと格安航空券のサイトをみていると、GW初日の1日前出発なら意外にも安い航空券があることを発見。これはもう行くしかない。
金曜日に休暇を取り、4月27日深夜から８泊１０日の旅となりました。

4/27　0:30　羽田発　ドバイ経由 エミレーツ航空
ドバイ6:45着 ブタペスト行き 8:50発 12:45 ブタペスト着 　
4/28 17:40発　ウィーン行き　レイルジェット　20:21 ウィーン中央駅着
5/２　9:10発　プラハ行き　レイルジェット 13:07 プラハ中央駅着
5/5　15:55　プラハ発　ドバイ経由 　エミレーツ航空
5/6 2:40 ドバイ着 成田行き　 17:36 着

ブダペスト発と、ウィーン発のRail-jetはハンガリー国鉄のサイトからオンラインで予約しました。
http://www.mav.hu/english/index.php

ここから予約すると、どこかの日本語サイトの2分の1の値段で予約できます。英語を選択して、予約の仕方は誰かがネットに上げてくれているのを参考にします。この情報化時代、本当にありがたい。旅行会社に頼まなくても、自分で旅程を計画できるのですから。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

4/27（金）スターライトホテルの朝食。10ユーロ。6:30から利用できます。
朝食付きでなかったので、外に食べに行っても良かったのですが、こちらで頂きました。ビジネスホテルの朝食コーナーのような感じですが、スクランブルエッグもありました。そしてうす緑色のパプリカも。

明るい場所でゆっくり頂きます。

8時過ぎ。早めにチェックアウトして荷持を預かって頂き、出かけます。
今日は、夕方ウィーンに移動するまでブタ地区、アンティーク街、中央市場にも行く予定です、

くさり橋まではホテルから歩いて３分です。

１９世紀半ばに完成した380mの橋。ハンガリーのドナウに架かる初めての橋だった。
この橋ができたことによって、西側の旧市街のブタ地区、東側の新市街のペスト地区が合わさり、ブタペストとなったとか。
橋は車も行きかいますが、歩道があるので安心して歩けます。

朝から素晴らしい青空。朝の散歩が気持ち良い。

ブタ側に近ずくと、対岸に国会議事堂が見えてきました。

なんて美しい。

ドナウ川がきらきら。

朝早くから、クルーズ船。

橋を渡り切ると、クアーク・アーダーム広場。
その先にケーブルカーが見えました。

わあ、かわいらしいケーブルカー。
1870年開通の世界で２番目に古い登山電車とのこと。
お姉さんからチケットを購入して一人乗り込んだら、すぐに出発してくれました。
確か料金は700Ftだったかな？

全長98m。
ゆっくり登っていきます。

登山電車からの国会議事堂。

到着。ここまで歩いて登るのは大変そうなのでありがたい。

下りも利用できます。
お姉さんが、微笑んでくれました。寒いときは大変でしょうね。
今日は、お天気で良かったですね。

王宮の前にある、大きなわしの像。

向かって左側が王宮。
13世紀に創建。15世紀に降盛を極め、16世紀にトルコ軍の侵略により破滅的打撃を受けたとのこと。
1950年代に修復が完成し、今は博物館、図書館として公開されているそうです。

宮殿は見学せずに、観光スポットのマーチャース教会と、漁夫の砦に向かいます。

10分ほど歩いて。

マーチャーシュ教会が見えてきました。

三位一体広場。
ペスト終焉記念と、悪病が再びはやらないことを願い建てられたバロック様式の三位一体像。

マーチャーシュ教会

マーチャーシュ教会の近くにある漁夫の砦。
1896年、建国1000年を記念として建設が始まり、1905年に完成したとのこと。
聖イシュトバーンの騎士像が立っています。
とんがり屋根は、騎馬民族のテントを現しているとか。

大小７つの塔はマジャール人の祖先を象徴し、７部族の名前が受けられた。
漁夫の砦という名前の由来は、かつてこの場所に魚市場があったという説や、漁師がこの地に住んでいたとか、諸説があるらしいです。

砦から。

ここからも国会議事堂。

ズーム

砦の下部分、レストランになっていたりする。

良い雰囲気。

塔の上にも登れました。

カップルが多かった。
そして、韓国人、中国人の団体も。

マーチャーシュ教会の内部観覧料金は、1500Ft。
チケット売り場で買ってから、入口でチェックを受けて入ります。
屋根瓦はヘレンドと並ぶハンガリーの陶器メーカー、ペーチにあるジョルナイ製。

11世紀前半、キリスト教に改宗した初代ハンガリー国王イシュトヴァーンがブダの丘に最初の教会が建設した。

マーチャーシュ教会では国王の結婚式や歴代ハンガリー国王の戴冠式が行われてきました。
その中で特に有名なのは、ハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフ皇帝がハンガリーの国王に、エリーザベト皇妃が王妃となった戴冠式です。

16世紀前半、オスマン・トルコの襲来により150年間に渡ってオスマン・トルコの支配下に置かれた時はイスラム教の礼拝堂となり、内部はモスクと化したそう。
1699年にオスマン・トルコの支配が終わってモスクは再び教会に戻され、本格的な改修が行われたのは19世紀末のことだったそうです。

イスラムのモスク時代を思わせる柱のデザイン。

アール・ヌーヴォー様式の内部のデザインは、当時としては斬新だったそう。

こちらは戴冠式のエリザベート王妃の王冠のレプリカ。
本物は、国会議事堂にあるそうです。

マーチャーシュ教会内にかわいらしい売店がありました。
そこで購入した品々。
素朴なものばかり。左下はマグネット。他は、クリスマスツリーのオーナメントにするつもり。クレジットも利用可能でした。

漁夫の砦からは、唯一くさり橋を渡るという16番バスに乗って、ペスト側の橋のたもとの駅まで戻ります。
一度、同じ16番の反対側に行くバスに乗ってしまい、間違いに気がつき慌てておりました。バスは巡回しているので、別方向からくるバスに乗り換えればいいので便利です。

トラム2号線に乗り換えて、アンティークのお店が軒を連ねるいう、FALK　MIKSA　UTCA（ファルクミクシャ通り）を目指します。

ブタペストで、初めてトラムに乗ります。

トラムは、川沿いから国会議事堂の横を通り北に進みます。

トラムから見る議事堂の大きさと、美しさに圧倒されました。

FALK　MIKSA　UTCA（ファルクミクシャ通り）。

木漏れ日が気持ちの良い通りに面して、アンティークのお店が軒を連ねます。

いくつかのお店を眺めて、アンナ骨董店でお買い物をしました。
旅の最初でもあるし、大きなものは購入できません。

http://www.annaantikvitas.com/home_jp.html

ここで、この旅の疲れのマックスが。
長いフライト、昨日から勢力的に動いていた疲れか、立ちくらみがしました。

店主さんはとても優しくて、涼しい店内で長居をさせて貰いました。
写していいですか？と聞いて撮らせて頂いた一枚。

ブタペストの陶磁器メーカー、ヘレンドの小物２点を購入しました。
欲しかったロスチャイルドバードシリーズの図柄の小物。もうひとつは、ざくろの絵が気に入った小物入れ。
交渉していないのに、合わせて18000Ft（日本円で7754円）にするわよ。とディスカウントして頂きました。
旦那さまと思われる方が、丁寧に丁寧に梱包してくれました。
クレジットもokです。

カロチャ刺繍が施された大判のアンティークのクロスを購入しました。
たくさんのクロスが積んでいる中から、デザインが気に入り選びました。13000Ft（5601円）。
選ぶのも楽しい。
店主さんが、このクロスの生地はとてもいいものよ、とおっしゃっていました。

カロチャ刺繍の赤い花は、子宝に恵まれるように、青い花は、想い出を忘れないようにとの願いがあると、世界ふれあい街歩きで説明していたっけ。

再びトラムに乗って、川沿いを南下し、ランチを取る予定のカフェに向かいました。
トラムから眺めるドナウ川。これは、フォルムが美しいエリザベート橋。

トラムを降りて、新市街にを散策して、

やって来たのは、セントラルカフェ。
ブタペストの色ともいえるピンク色のタイルで装飾された外観がかわいい。
http://www.centralkavehaz.hu

120年の歴史ある老舗カフェ。
クラシックな内装で、落ち着けます。
天気良すぎで暑い中、朝から歩いているので、ヘトヘト。
休憩できて良かった。

グヤーシュを頼みます。パンも付いています。
美味しい。嬉しい。

お肉は牛肉。ビーフシチューよりあっさりしていて美味しい。
疲れ過ぎて、アルコールは受付けない。レモネードを頼みました。
グヤーシュ 2690Ft.。レモネード1250Ft。

ケーキも美味しそう。
でも、お腹一杯で食せず。

カフェから歩いて、中央市場に向かいます。

街中の路地歩きも楽しい。

ブタペストには花屋さんが多い。

中央市場。

19世紀末ハンガリー建築建材、こちらもジョルナイという陶磁器ブランド製タイルで装飾されている豪華な建物。
近辺の飲食店が食材を仕入れるローカルさがありつつ、観光客向けでもあります。

1階には、食品類があります。

天井が高く開放感あふれています。

果物屋さん。

お肉やさん。フォアグラなどの食材も、ここで買っていくのでしょうね。

袋に入ったパプリカが巨大でした。
私は、2階でお土産用の小さいものを購入。

2階はお土産さんと軽食等があります。
いろんなお店がありました。

レースの刺繍は、大きいものは数万円という驚きの値段。
とても、買えませんでした。
私がここで購入したのは、刺繍少なめのレース2枚です。

今日は土曜日。知らなかったのですが、市場は3時まででした。
日曜日もお休みです。日本とは違ってのんびりしている感じがいい。
日本のマーケットも、50年前は日曜日休みだった。いつからか、年中無休が当たり前になった。
短い滞在時間でしたが、来れて良かった。

市場からホテルへ戻るため、トラムの駅をさがしたところ、地図上には確かにあるのに見つからない。ホテルには、4時にタクシーを頼んでいたので、あせりました。
実は、地下に駅がありました。

ホテルに戻り、昨日、メールで予約していたタクシーで、ブタペスト東駅に向かいます。ブタペストのタクシーは、安心で確実です。
私がメールで予約したタクシーも、約束の10分前にホテルの前で待っていました。
運転手さんも、ほがらかで感じが良かったです。
利用したタクシー会社
Fo・taxi Zrt.
Diszp?・cserk?・zpont
H-1087 Budapest, Kerepesi ?・t 15.
Telefon: [phone]
[e-mail]

大きな東駅が正面に見えてきました。
正面ではなく、向かって右側の入口の近くで降ろしてくれました。

東駅。広い、そして古い。
ブダペスト発と、ウィーン発のRail-jetはハンガリー国鉄のサイトからオンラインで予約していました。
http://www.mav.hu/english/index.php

ブタペスト発のレイルジェットは、予約したでけではチケットは発券できません。
この発券機、正面入口のホームにしかなく、少し探しました。
予約した時に与えられた10桁の番号を入れて、発券します。

10桁の番号の入力画面。

チケットが出て来ました。

東駅の正面入口。
外に出て全景を写真に撮りたいと思いましたが、荷物が重たすぎて、入口の階段が辛そうなので、諦めました。

重いトランクを引きずって(ほとんど用のなかった冬服いっぱい入ってる)
トイレを探します。有料のトイレがあり、ホッ。
こういう時、ひとり旅は不便。もっと荷物をへらさなくっちゃ。

このピンクの柱。聖イシュトバーン大聖堂と同じ色。
歴史ある駅舎でレトロです。

喉が渇いたので、飲み物買おうとしましたが、現金が290フォリントしかない。
最低でも、500mlのペットボトルが410フォリント。120フォリンと足りない。
仕方ないので、ユーロでもいいかと聞くと、いいというので出したら、お釣りは何とフォリントでした。
残しても仕方ないので、呼び込みしていたお土産ものやさんで、小さなマグカップを買いました。構内には、気の利いたお土産は、ありませんでした。
レトロな駅舎ならでは。

ブタペスト東駅の掲示板はこのとおり英語表記なし。うーん解読できない。
尋ねられる駅員さんも見当たらない。発車時刻は迫るのに、それらしい電車なし。
旅行者らしいお姉さんに聞いてみると、80分のレイトと教えてくれた。同じ列車だという。
はー良かった。ほとんどの列車が遅れています。

ベンチでお隣に座っていた親子。お母さんにどこから来たのですか？と尋ねられました。親子はブタペストに住んでいて、同じくウィーンに行くため列車を待っているそうです。
娘さんがあまりに可愛くて、写真撮ってもいい？とお願いした一枚です。
ほんとに、人懐こくてかわいかったなあ。

結局、２時間ほど遅れて、19時過ぎに出発です。
こんなに遅延したのは、ヨーロッパで初めての経験。ロンドン、パリ間のユーロスターも、バルセロナ、マドリード間のレイルジェットも定刻でした。
遅くの列車は、やはり要注意でしょうか。

車中からは、地平線に陽が落ちるのを見ました。
3時間もかからずにウィーンに到着します。

ウィーン中央駅は近代的な駅です。
20:21到着予定が、22時近くになりました。
タクシー乗り場を探してタクシーでホテルに向かいますが、この日は道が封鎖されてるとこかで、２倍の距離と時間がかかりました。
他のタクシーもみな同じだったのでは、嘘ではないと思うのですが・・・。

ウィーンの宿泊は、ホテルサヴァイ。
２日前までキャンセル無料で４泊41946円（朝食込料金）。
シングルルーム予約だったのに、ツインルームにグレードアップされていました。
https://www.hotelsavoy.at/de/

室内は、ロココ調のインテリア。

嬉しかったのは、広いクローゼットがあったこと。

トイレと、バスが別になっていること。

バス付きで、鏡が下の位置にあること。
このホテル、立地といい、室内の居心地といい、朝食といい、お値段以上の素晴らしいホテルでした。
もし、再びウィーンを訪れることがあれば、絶対にリピートします。

さすがに疲れました。バスタブでゆっくり疲れをとりました。