ブルガリア～ルーマニア・黒海ルートで廻る旅(①:ブルガリア/ソフィア)

2018/04/28 - 2018/04/30

GWに9連休を取り、ブルガリア・ルーマニアを巡る旅へ。
黒海も見たかったので、両国の首都と黒海沿岸の街を鉄道とバスで移動するルートに。
日本を発って20数時間、3度の乗り継ぎを経て、ようやくソフィアに到着。

エリア ソフィア(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

オーストリア航空 OS799便はウィーンを20分程遅れて出発し、ソフィアには10分ほど遅れて23:10頃に到着。
羽田で預入した荷物は無事到着。羽田で色々気を遣ってタグを取り付けてくれた大韓航空のおじさんに感謝。
宿泊するホテルが空港からの送迎1回無料だったので、事前に依頼していたため、後はホテルまで一直線。

宿泊するホテルGrand Hotel Sofiaには日付が回る頃に到着。
広い部屋にテンション上がるが、もういい加減眠気もMAXなのでシャワー浴びて速攻で就寝．．．

Grand Hotel Sofia ホテル

翌朝は目覚ましも付けず、8時頃まで1回も起きず爆睡。
以降、時差ボケも比較的解消された感じとなったので、あんな無茶なルートにもメリットはあったという事か。
昨晩は殆ど夕飯抜きみたいなものだったので、朝食バイキングはたっぷりと頂く。

Grand Hotel Sofia ホテル

と言う訳で散策開始。写真は宿泊しているGrand Hotel Sofia。
ソフィア中心部の観光に便利な立地という事で選択。

Grand Hotel Sofia ホテル

ホテルからの最寄り駅はSerdica駅。
地下鉄のM1線・M2線の乗換駅でもあり、近くにはトラムも通っている交通の要衝。
ここには地下鉄工事の際に見つかった古代の遺跡があるのでそちらを見学。

セルディカ駅 駅

遺跡の南側にあるのは、聖ペトカ教会。こちらは14世紀に建てられた正教会の寺院。
本日は内部見学はやってないそうなので、外部だけ見学。

遺跡の北側にあるのは、バニャ・バシ・ジャーミア。
こちらはオスマン朝時代に建てられたモスク。
こちらは内部見学OKだったので見学。

バーニャ バシ ジャーミア 寺院・教会

モスクの裏手にある公園にはこのように温泉が湧き出ている場所が。
触ってみたら結構熱かった。現地の人は飲用として使っている模様。

モスクの目の前にあるのが、中央市場。
古くからある市場だが、お客は少な目。
ワイン専門店がありそこの店員さんは英語を話してくれたので、ブルガリアワインの中からおすすめをチョイスして貰って1本購入。

中央市場 市場

遺跡の東側にあるのはこちらの威圧的な建物。これは以前ブルガリア共産党の本部があった建物。
この国もWW2後、東欧革命までは共産党支配を受けた国なので、往時の威厳を彷彿とされる佇まい。

旧共産党本部 建造物

こちらは聖ゲオルギ聖堂。4世紀頃に建てられた聖堂。
ビルに囲まれたように存在し、周りには遺跡(ローマ時代の浴場跡)もあるので、実際に入れるのか疑わしくなってしまうが、入れるので内部も見学。
ソフィアで最古の建物だそうな。

聖ゲオルギ教会 寺院・教会

と、午前中の間にホテル近辺の観光名所を巡った後は、近所のSPAGHETTI KITCHEN & BARという店でランチ。
名前の通りイタリアンの店だが、ブルガリア料理も置いてあり、立地も良いのでこちらを選択。

頼んだのはブルガリア風ムサカ。バルカン地域全体で食べられている料理だが、ヨーグルトのディップがある辺りがブルガリア風か。
気持ちの良い天気の中で美味しいランチをゆったりと堪能。

ランチの後は近くにある聖ネデリャ教会へ。こちらはブルガリア正教会のソフィア主教座聖堂。
日曜日だったためか午前中はミサだったので、午後に内部見学。

聖ネデリヤ教会 (ソフィア) 寺院・教会

続いて、Serdica駅で1日券を4Lvで購入。とは言っても地下鉄に乗るのではなく、Mladezhki Teatr停留所に行き、トラムに乗車。
こちらの1日券は地下鉄以外のトラム・バスも利用可能。

20番のトラムに乗って20分程乗車し、Rumansko Posolstvo停留所で下車。

停留所から歩いて5分程で、軍事博物館に到着。

広い敷地の屋外には様々な兵器が展示されている中で、東ドイツのトラバントが。
共産時代の終焉を迎えた象徴という事で、共産圏の戦闘機等と並べて展示している模様。

建物内部にはブルガリアの軍事史に関する多くの展示が。料金12Lv支払って入場。
様々な展示品があったが、大量の武器が展示してあったりして、その手のものが好きな方にはたまらない感じ。

1時間ほど掛けて見学した後は、同じトラムに乗って中心部に帰還。
続いて訪問したのは聖ニコライ聖堂。こちらはロシア正教会の教会。

聖ニコライ ロシア教会 寺院・教会

その近所には日曜日という事でマーケットが開かれていたので、マグネットやキーホルダーなどベタな土産を物色。

その後、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂へ。こちらは広場の中心部にある世界最大級の正教会の聖堂だそう。
ちょうど聖歌隊の合唱が行われており、歌声を聴きながら内部の素晴らしい造形を楽しむ事が出来た。

アレクサンダル ネフスキー寺院 寺院・教会

続いて隣にある聖ソフィア教会へ。ソフィアという町の名前の由来となった教会。
こちらは4世紀に建てられた教会の跡地に6世紀に建てられており、地下が考古学博物館になっている。

聖ソフィア教会 寺院・教会

写真はその博物館の内部。4世紀に造られた教会の遺構のモザイク画が発掘され、公開されている。

聖ソフィア教会 寺院・教会

最後は先程購入した1日券使用してNDK駅まで地下鉄に乗車。
ソフィアの地下鉄はまだ出来て20年ほどなので駅は非常に綺麗。

NDK駅の近くにあるのは国立文化宮殿。
別に内部に用事がある訳ではないが、外観を撮影するために訪問。
宮殿前にはこのように綺麗な噴水もあり、広場は週末の家族連れで賑わっていた。
建物の向こうにはソフィアのシンボルの一つ、ヴィトシャ山が見える。

エンデカ 劇場・ホール・ショー

晩御飯は有名店のHadjidragana tavernにて。GWだけあって日本人観光客もちらほら。
頼んだのはSpicy pepper tepsia。ケバブ的な挽肉の串焼きやらソーセージやらに野菜を合わせた一皿。
ここの人気料理らしく、多くの人が頼んでいた。

ほろ酔いでホテルに帰り就寝。今日はよく歩いたなぁ．．．

Grand Hotel Sofia ホテル

明けて3日目も爆睡の結果、遅めの朝食。その後は散歩がてらホテル近所のカフェespresso barへ。

こちらでは水出しコーヒーをボトルで売っている情報があり、今日の列車内でのコーヒータイム用に購入。
ホテルに戻って日本から持ってきたマグボトルに移し替える。

ホテルをチェックアウト後はSerdica駅から地下鉄M2線に乗ってソフィア中央駅へ。

ソフィア中央鉄道駅 駅

中央駅のコンコースには行先案内の表示が。
乗るのは列車番号2611の10:30発Varna行き．．．なのだが、その2分前に同じホームを東西に分けてもう片側からも列車番号8601のVarna行きが出るというややこしい状況に。
後ほど確認した結果、2分前の列車は経由地が異なり、Varna到着は自分の乗る奴より1時間半も遅い模様。

ソフィア中央鉄道駅 駅

という訳で、きちんと10:30発のVarna(ヴァルナ)行きである事を確認の上で乗車し、無事定刻通りに出発。これから7時間半の鉄道の旅へ．．．。

ソフィア中央鉄道駅 駅