2018年5月 山口県 JRとバスで ぐるっと二泊三日

2018/05/08 - 2018/05/10

錦帯橋以外はお初の山口県です。

秋芳洞・秋吉台→萩→青海島→角島を
二泊三日で回りました。

一泊でも回れるコースですが、ゆっくりしたかったので、
敢えて二泊にしました。

山口県は交通の便があまり良くないので、車の方が絶対便利ですが、
普段車に乗らないので、運転がしんどいというだんな。
ネットで時刻表を調べまくって、JRとバスで行ってきました。

例によって、雨男のだんななので、
天気予報を確認して直前予約しました。

ところが、予報では晴れだったのに、やっぱり雨。
しかも、5月なのに、3月のような気候になってしまい寒かった。
（二十数年ぶりだそうです）

でも、3日目には晴天にめぐまれ、青い海を見ることができました。

エリア 山口

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

新山口駅（地図の右下）から反時計回りに山口県を一周しました。
青い線がバス、赤い線がJRです。

京都発7:43→新山口着9:52の のぞみに乗ると、
新山口発秋芳洞行き10:05のバスに間に合います。
このバスを逃すと、12:00まで無いので注意です！

新山口駅 駅

バスに乗る前に、バス案内所で
ちょっとお得なバスカード（五千円で5750円分、三千円で3360円分使える）
を買いました。
他にも千円、一万円のカードもあります。
山口県内のバスならどれでも使えます。

バス車内でも買えます。

新山口駅から約40分で秋芳洞バス停に到着。
平日のせいか、妙に静かです。

秋芳洞 自然・景勝地

秋芳洞入り口までの土産物商店街。
誰もいません。お店も閉まっています。
まさか、お休み？？？

秋芳洞 自然・景勝地

開いているお店もちらほらありました。
でも、なんだか寂れている感じ。
つきあたりが秋芳洞入り口です。

入場料（1,200円/人）を払って、中に入ると、
しばらく、両側を川が流れる森の中の小径を歩きます。

人も少ないし、なかなか良い感じ～

秋芳洞 自然・景勝地

前日、大雨だったので、川の流れが激しいです。

秋芳洞 自然・景勝地

ここが鍾乳洞への入り口です。

川はこの中から流れてきていたのですね！

秋芳洞 自然・景勝地

中は広く、暗いです。
天井（？）も高いです。

写真は、バカチョンカメラ（死語？）なので、
フラッシュが届かず、うまく写せません；；；

観光客はかなり少なめです。
おかげでゆっくり見て回ることができました。

SF映画に出てくる地下帝国のような雰囲気♪

秋芳洞 自然・景勝地

様々な形の鍾乳石があり、
それぞれに名前がつけてありました。
なるほど～ と、思える名前の鍾乳石もありました。

秋芳洞 自然・景勝地

途中に、地上に出られるエレベーターがありましたが、
通り過ぎて、さらに奥まで行ってみました。

秋芳洞 自然・景勝地

黒谷口の方まで行けます。
３億年のタイムトンネルというのがあります。
これを通り抜けると、出口に出られますが、
さきほどのエレベーターまで戻りました。
その方が、秋吉台展望台に近いので。

秋芳洞 自然・景勝地

エレベーターで地上にあがり、
山道を少し歩くと、秋吉台に出られます。

残念ながら、曇っています。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

ここに来るまでは、この辺りをハイキングしようかと思っていたのですが、
風も強く、めちゃくちゃ寒かったので、やめました。

５月なので、通常はそれほど寒くないはずですが、
この日は特別寒かったようです。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

カフェがありました。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

秋吉台を見渡せる小洒落たカフェです。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

ランチでも・・・と思ったのですが、
食べ物はなく、飲み物だけでした。
仕方なく、唯一売っていた大福もちで小腹を満たしました。

おにぎりでも持ってくればよかったです。
外にはベンチもあり、食べられるところがありました。
でも、寒かったので、外では食べられなかったなぁ。

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

秋吉台バス停（さきほどのカフェから歩いて３分くらい）で
東萩駅行き13:09発のバスを待ちます。

東萩駅行きのバスは、一日２本です。

食堂という看板がありましたが、店は開いていません。
このバス停、完全に終わっています。

昔は賑わっていたんだろうなと思わせる
バス切符売りの窓口がありましたが、
もちろん閉まっています。

秋芳洞も秋吉台もとても素晴らしいところなのに、
全体に寂れてました。
観光客が少ないのは、嬉しいですが、
なんだかとってももったいないような気がします。

バスに乗ったのは、私たち以外にもう一組だけでした。

ガラガラのバスで、秋吉台の中を走ります。

右も左もカルスト台地です。
とてもいい眺めでした。

約一時間で東萩駅に到着します。

東萩駅で降りる予定でしたが、
途中のバスセンターで降りました。
その方が、萩の町を散策するのに近いから。

ところが、バスを降りた途端に、
無情の雨が降ってきました；；；

萩城下町 名所・史跡

傘を持ってなかったので、散策はあきらめ、
萩博物館まで小走りで行きました。

途中で、一瞬立ち止まって写真撮影。
映画のセットみたいです。

萩城下町 名所・史跡

萩博物館です。

案内係の方がいて、展示物について、あれこれ説明して頂き、
とてもよくわかりました。

歴史は苦手だったのですが、
最近になってやっと「竜馬がゆく」を読んで、
明治維新の歴史あたりは、なんとか話についていけるようになりました。
大河ドラマ「西郷どん」も見ています。（大河ドラマを見るのは初めて）

やっぱり、旅行は歴史を知ってる方が楽しめますね。

萩博物館 美術館・博物館

博物館を出るころになっても、
雨がまだ止まなかったので、
タクシーでホテルまで。1400円くらい。

本日のお宿は、萩本陣です。
お風呂が良さげなので、ここにしました。

萩本陣 宿・ホテル

最上階の街側の部屋が、直前割で空いていたので、2日前に予約しました。

萩本陣 宿・ホテル

見晴らし抜群です。

普段は、見晴らしの悪いマンションに住んでいるので、
宿を選ぶときは、見晴らしを重視します。

写真中央から右寄りに見える山が指月山です。
その頂上に萩城が建っていたそうです。
この八階の部屋は、その萩城よりも高い位置にあるそうです。
なにしろ、ホテル自体が高台にあるので、
車じゃないと、坂道をあがってくるのが大変だったと思います。

萩本陣 宿・ホテル

夕食前の4時半くらいに温泉に入りましたが、
早かったせいか、ほとんど誰もいなくて、独り占め状態でした。
様々な種類のお風呂があり、少しずつ浸かって、楽しみました。

夕飯は、食事処で。

萩本陣 宿・ホテル

旅行2日目の朝。
雨は止みましたが、空は曇っています。
予報では、午後から晴れると言ってました。

萩本陣 宿・ホテル

ホテルの送迎バスで、東萩駅まで送ってもらいました。

ここから、青海島観光船乗り場まで
約１時間バスに乗ります。
8:50発のバスに乗りました。

東萩駅 駅

観光船乗り場というバス停があるものだと思っていたら、
「センザキッチン」という名前に変わっていました。
つい最近変わったそうです。
新しくセンザキッチンという道の駅ができたからです。

食事をするところや、買い物をするとこもあり、
地元の人々で賑わっていました。

観光船は、その日の天気や波の状況で、コースが変わります。

残念ながら、この日は波が高かったので、
一番短いコースとなりました。
約５０分のコースです。

島を一周する一番長いフルコースだと、
１時間２０分です。

島一周のコースだったら、
このような珍しい岩をいっぱい見ることができたのですが・・・
残念です。

雨男は、雨を降らせるだけでなく、
波も高くする威力があるようです。

船の中では、このパンフレットの右下に書いてある
仙崎小唄が空しく流れていました。

波が高いので、船の窓に波しぶきがかかり、
写真を撮るとこんな感じ；；；

さて、気を取り直し、ランチです。

海のそばですから、
海の幸が安い！

日替わり海鮮丼５００円を頂きました。
少量で、ちょうど良かったです。

また、バスに乗り（約８分）、長門市駅に到着。

ここからJRに乗り、次の宿の最寄り駅（阿川）まで行きます。

時刻表の通り、１～２時間に一本しかありません。

長門市駅 駅

長門市駅からは、ずっとJRなので、
一気に京都までの乗車券を前もって京都で買っておきました。
（左上が乗車券）

距離が長いので、有効期間は５日間。
途中下車もできます。

左下は特急券。
右二枚は新幹線の指定席券。

電車は一両です。

長門市駅から阿川駅までの途中に、
最近ブームの元乃隅稲成神社という
鳥居が海に向かってずらっと並んだ神社があります。
行ってみたかったのですが、
駅からはタクシーで行くしかありません。
しかも、往復5,000円程かかります。
電車の本数も少ないため、ホテル到着が遅くなるので、
今回は諦めました。

長門市駅 駅

阿川駅からは、ホテルのお迎えを事前にお願いしておきました。

私たちだけだったので、マイクロバスではなく、乗用車でお迎えでした。

まっすぐホテルに行くのかと思いきや、
角島までドライブして頂けるとのこと！
嬉しいサービスでした。

角島大橋 名所・史跡

角島大橋です。

写真真ん中左側に見えるのが展望台ですが、
そこよりも、一段上にある道に撮影スポットがある・・・と
連れて行ってもらいました。

角島大橋 名所・史跡

30分程のドライブの後、ホテルに到着。

ホテル西長門リゾートです。

下関つくの温泉 ホテル西長門リゾート 宿・ホテル

部屋は和室と洋室がありますが、
洋室にしました。

建物は古いですが、部屋は広めです。

下関つくの温泉 ホテル西長門リゾート 宿・ホテル

窓も横長で大きく、海が見渡せました。

下関つくの温泉 ホテル西長門リゾート 宿・ホテル

カップルプランというのを選んだので、
ケーキセットがサービスでついていました。
見晴らしのいいロビーで頂きました。

下関つくの温泉 ホテル西長門リゾート 宿・ホテル

美味しかったです～♪

その後、ぶらぶらと角島大橋まで散歩しました。
歩いて5分くらいです。

角島大橋 名所・史跡

部屋の窓から海を眺めていたとき、
向こうの方ににゃんこ発見！

呼んだら寄ってきました。
人馴れしているのかな～

昨年亡くなったうちの猫のおやつを
持って来てたので、
やったら、ガツガツ食べてました。

夕食後、ホテルのバスでいくナイトツアー（無料）に参加しました。

角島灯台を見に行くツアーです。30分くらい。

寒かったので、やめておこうかな・・・と思ってましたが、
行って良かったです。

運転手兼ガイドさんの説明がわかりやすく、面白く、
とても楽しめました。
もし、このホテルに泊まるのでしたら、おススメです。
（夜で、バカチョンカメラなので写真は撮れませんでした。）

旅行3日目の朝。
やっと晴れました！

ホテルの近くのバス停まで歩いて3分くらい。

途中に写した写真です。
空が青いと、海も青い！

角島大橋 名所・史跡

バス停で待っていると、猿発見！

角島行き 8:30のバスに乗りました。

しおかぜの里という、レストランやお土産屋さんがあるところです。
午前9時にオープンですが、20分前に到着したので、少し待ちました。

しおかぜの里角島 お土産屋・直売所・特産品

ここで、レンタサイクルが借りられます。

電動アシスト付き自転車を借りました。
2時間で410円です。

角島サイクルポート 乗り物

角島の地図です。

真ん中のくびれたところに、しおかぜの里があります。

そこから主に左半分を自転車で回りました。

角島 自然・景勝地

まずは、角島灯台へ。

角島灯台/角島灯台公園 名所・史跡

中に入って、上まで上がれます。200円です。

但し、らせん階段がかなりきついです。

角島灯台/角島灯台公園 名所・史跡

灯台のてっぺんからの眺めです。

海がすばらしく真っ青でした。

角島灯台/角島灯台公園 名所・史跡

灯台のすぐそばに角島灯台記念館があります。

こちらも入ってみました。（無料）

角島灯台/角島灯台公園 名所・史跡

灯台のてっぺんから見ていた岬の端まで行くと、
鳥居がありました。

この角島灯台を建てた石工さんが
寄贈した鳥居だそうです。

電動チャリは、楽チンですね～

車はあまり通らないし、天気はいいし、
絶好のサイクリング日和でした。

やっぱり旅行は晴れじゃないとつまらない

角島 自然・景勝地

山口県のガードレールは黄色いです。

角島 自然・景勝地

きっちり２時間で自転車を返し、
しおかぜの里のレストランで
ちょっと早めのランチです。

最近は、ノンアルビールを飲んでます。

フレッシュしおかぜの里 グルメ・レストラン

定食もありましたが、
そんなに食べられないので、
おつまみに、唐揚げとイカの天ぷらを注文しました。
両方とも350円と安かったので、少量かと思っていたら、
けっこう盛ってました。

フレッシュしおかぜの里 グルメ・レストラン

12:32のバスに乗り、JRの駅まで行きます。

バス停は、来た時に降りたところとは別のところにあるので、注意です。

約40分で特牛駅に到着。

この駅の名前は、「こっとい」 と読みます。

どう逆立ちしても読めません。

特牛駅 駅

この駅には、住民（？）がいるようです。

特牛駅 駅

一匹は、駅の裏手に潜んでいました。

特牛駅 駅

もう一匹は、ホームにいました。

とても人懐こく、モフモフさせてくれました。

特牛駅 駅

13:38 電車が来ました。

またまた一両編成です。

特牛駅 駅

乗ったときは、私たち以外に乗客一人だけでしたが、
南に行くにつれ、だんだん増えてきました。

海のそばも通る、素敵なローカル線でした。

この電車で幡生（はたぶ）という駅まで行き、
そこで乗り換え、新下関まで。

幡生駅 駅

新下関からは、新幹線こだまとのぞみを乗り継いで
京都まで帰りました。

「ぶちうまい」は、山口の方言で、「とても美味しい」
という意味だそうです。

ぶち楽しい旅行でした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
ぶち、うれしおすぅ～

新下関駅 駅