シャルリ・エブド襲撃事件現場

2018/05/09 - 2018/05/09

フォートラ諸兄諸姉の中にも、数々の重大事件現場を通りかかった、あるいはニアミスだったという方はたくさんおられると思います。最近でもパリのみならず、ニースしかり、バルセロナしかり、ブリュッセル、アムステルダム、クアラルンプール等々、さまざまな場所をあげることができます。

先月NHK-BSで放送された番組で、シャルリ・エブド襲撃事件が以前自分が宿泊したホテルのすぐ近くで起こった事を知り、かなりショッキングな事件ではありましたが今回の南仏旅行の最終日に訪れてみようと思いました。

表紙は、シャルリ・エブドが入っていたビルです。

エリア パリ(フランス)

こちらはメトロのブレゲ・サバン駅の入口です。

昨年7月、オペラ「カルメン」観劇のため宿泊したホテルの最寄り駅でした。
https://4travel.jp/travelogue/11262079

2018年4月10日NHK-BS放送の「アナザーストーリーズ 運命の分岐点 シャルリ・エブド襲撃事件 パリの悲劇 ３年目の真実」で、2015年1月7日の事件現場がこの時のホテルのすぐ近くだったと知りました。

つまりオペラ座バスティーユ宮に近いバスティーユ広場からも、ほどない所だったということです。

地図で見てみます。

事件現場はニコラ・アペール通り10番地です。
地下鉄ブレゲ・サバン駅は地図の中央付近にあります。

日本のGoogle mapでは「バスティーユ広場」が「パルティーユ広場」となっていますが、Opera Bastilleの位置もわかります。

ヴォージュ広場も地図にあり、もう少し西がマレ地区です。
バスティーユ広場から現場まで、わずか徒歩10分の距離です。

番組はComedie Bastilleという劇場の女性職員の目撃証言から始まります。

あの白いバンの場所に、黒い車が停まっていたというのです。

これがテレビに映っていたComedie Bastilleの写真。

地図を頼りに行くと、この場所はすぐにわかりました。

そして右奥に、事件現場となったビルを見つけました。

女性が黒い車を見た場所には、赤い配達車が停まっています。

ニコラ・アペール通り10番、間違いありません。

犯人たちはあの入口で警備員を撃ち、ビルに入りました。

シャルリ・エブドが入っていたのは、このビルの3階です。

犯人たちが黒い車を停めた場所のガラス戸の様子は、

3年前とあまり変わっていませんでした。

駆け付けた警察官に銃撃を加える犯人たち。

この場所です。

木のある方向に向かって撃っていたようです。

犯人たちは、この道から逃走しました。

白いパトカーが道をふさごうとしますが、銃撃され後退してしまいます。

この場所です。

この道の向こうは、すぐメトロの駅がある道でした。

この事件以降も、フランスではテロが続いているそうです。

何と言っていいのかわかりませんが、何とかならないのかと思ってしまいます。