2018/05/14 - 2018/05/14
10位(同エリア199件中)
かっちんさん
浜松市北部の引佐(いなさ)町渋川地区に自生する「渋川つつじ群落」は静岡県指定天然記念物です。
「渋川つつじ」は蛇紋岩地帯に生育し、鮮やかな紅紫色の花を咲かせ、花と葉を3枚ずつつけるのが特徴です。
そして、明治期に築かれた煉瓦造りの「凱旋紀念門」(国登録有形文化財)が渋川に残されています。国内に2ヶ所あるうちの一つです。
旅行記は浜松市教育委員会、浜松市「渋川つつじまつり」、浜松情報BOOK「凱旋紀念門」などの資料を参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
「出世大名 家康くん」のお出迎え
浜松に来ています。
あれっ、ちょんまげってウナギなの・・・ -
浜松駅北口地下広場
地下広場を通り、バスターミナルへ向かいます。 -
路線バス
遠鉄バス44番の渋川行きバスに乗ります。
ところが4月にダイヤ改正があり、渋川行きは昼間3本から1本に変更になっていました。
9:55発は途中の伊平(いだいら)止まり。渋川行きは今から2時間ほど待つのでとりあえず伊平まで乗ります。 -
伊平に到着
浜松駅前から三方原台地を通り、井伊谷(いいのや)の先にある伊平まで1時間ほどのバス旅です。 -
遠鉄タクシー
伊平から渋川つつじ公園まで峠越えの6km。歩くのは無理なので、タクシーを利用します。
浜松から乗ってきたバスの運転手さんがとても親切で、7km離れた奥山地区のタクシーを手配してくれました。
地元の人には予約によるデマンドバス「いなさみどりバス」が3月から運行されているので、不便ではなさそうです。 -
渋川バス停
ここでタクシーを降ります。
帰りのバスまで3時間半、ゆっくり散策できます。
浜松からバスだけで往復した場合、渋川の滞在時間が1時間11分。ちょっと短すぎます。 -
渋川周辺の地図
渋川バス停は「菩提樹・井伊氏の墓」の前にあります。
散策はバス停からつつじ公園のある枯山(カレ山)を右側(地図)から登り、つつじを見学後、左側へ抜けます。
その後、親水公園を通り、大いちょう、凱旋紀念門、旧渋川小学校へ戻って来ます。 -
渋川のボダイジュ
浜松市指定天然記念物で、樹高が約8m、推定樹齢約300年です。
井伊家の墓所があった殿界戸(とのかいと)より墓をここへ移した時、この樹を移植したと言われています。 -
ボダイジュ
ヘラ型の「苞」と花が特徴です。 -
歴史を感じる「井伊氏の墓」
約300年間、井伊家に関係した主な人物の墓が祀られています。
鎌倉時代より戦国時代にかけて渋川は井伊家の重要な拠点として栄えたようです。 -
道標
バス道から鳳来寺道へ曲がります。 -
渋川つつじ祭り
今年のつつじ祭りは開花が早く、当初予定の5/19(土)を5日前倒しし本日5/14(月)~に変更しています。
でも、今日は平日なので祭りの屋台などありません。 -
つつじ公園の案内図
小高い山の上に約4,000本の「渋川つつじ」が自生しています。
のぼり口(現在地)から頂上まで歩いて15分です。 -
散策道
急な階段を上がります。 -
渋川集落の眺め
見晴らしが良くなってきました。 -
紅紫色のつつじ
頂上に近づくと、紅紫色の「渋川つつじ」が増えてきます。 -
「渋川つつじ群落」の標識(頂上)
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渋川つつじ公園の植物(案内板)
この付近は蛇紋岩地帯で土地がやせているため、低木のシブカワツツジが生えます。
この花は樹高が2~5mぐらいになり、大きなひし形の葉が3枚輪生し、花も同じところに3枚ずつ咲きます。 -
3枚輪生する花(渋川つつじ)
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青空に映える紅紫色の花(渋川つつじ)
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蜂が飛んでいるみたい(渋川つつじ)
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仲良し3姉妹(渋川つつじ)
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つつじの散策道
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青空にのびる「渋川つつじ」
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イチオシ
可愛い花「渋川つつじ」
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2連の飛行機雲
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ホオノキの花
普段高い所に咲く花が、山の斜面から間近に見えます。 -
イチオシ
太陽に輝く花びら(渋川つつじ)
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地面には「ヒメカンアオイ」
渋川つつじ公園には早春にしか姿を見せない貴重なギフチョウが生息しています。
ギフチョウは3月下旬にヒメカンアオイの葉の裏に卵を生みます。
その後、ヒメカンアオイの葉を食べながら、渋川つつじの咲く頃にさなぎとなり、来年3月中旬ごろ、ギフチョウとして舞い立つのです。 -
花の3世帯(渋川つつじ)
一つの枝(1世帯)に3枚ずつ花がついています。 -
樹高が高くなる「渋川つつじ」
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手招きしているみたい・・・(渋川つつじ)
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イチオシ
つつじトンネル(渋川つつじ)
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香りの強い花(ホオノキ)
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ひし形の3枚葉(渋川つつじ)
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空中に飛び出しそう・・・(ホオノキ)
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小さな白い花の「コゴメウツギ」
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「ヤマハゼ」かな
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もう一つの入口
つつじ公園から、ここに下りてきました。 -
田んぼに水を張る季節(渋川集落)
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五平餅(親水広場前の出店)
この五平餅を昼食にしました。
親水広場には「からくり人形館」があり、定期的に上演されています。 -
大きな土蔵(渋川集落)
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大銀杏と土蔵(渋川集落)
大銀杏は推定樹齢約600余年で、明治9年まで渋川六所神社の御神木でした。 -
イチオシ
ネコバスが停まりそうなバス停(渋川集落)
バス停の名前は「となりのトトロ」に出てくる「稲荷山」ではなく、「渋川大いちょう前」。 -
凱旋紀念門
「渋川大いちょう前」バス停の近くにあります。
日露戦争を記念して、明治39年(1906)六所神社参道の途中に築かれました。
石造柱脚の上に、柱頭を鋸歯飾とした煉瓦造の柱が立ち上がり、煉瓦造りの欠円アーチを挟み込みます。
幅3.2m、高さ3.6m。
国登録有形文化財に指定されています。 -
凱旋紀念門
煉瓦の積み方はフランス積み。
大型の石製扁額(凱旋紀念門と刻まれている)を挟み、上部に江戸仕切石材の重厚な笠石を載せています。 -
イチオシ
草木の中に佇む「凱旋紀念門」
このような凱旋門は全国各地に建設されましたが、ほとんどが姿を消し、渋川の凱旋門は静岡県内で唯一残るもので、ほかには鹿児島県姶良市にあります。 -
六所神社
凱旋紀念門の参道に上にある「六所神社」。 -
渋川のお茶畑
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思い出が残る「旧渋川小学校」
「渋川小学校」は平成22年4月に「引佐北部小学校」に統合されました。 -
イチオシ
洋風建築の「旧渋川郵便局」
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「〒」マークの鬼瓦(旧渋川郵便局)
珍しいものを発見! -
ノイバラ(道端)
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バス渋川線の終点「渋川儀光(ぎこう)」
人名のような名前なので、どんなところか行ってみます。
渋川バス停から5分ほど歩いたところで、この奥にも集落があります。
浜松行きバスの本数は1日4本。と言っても、朝方6~9時に3本、午後に1本。
これから乗る14:33発は本日の最終便です。 -
途中から通学バス
渋川儀光からの乗客はかっちん夫婦のみで、この先の営業が不安。
でも、途中から小中学生が10数人乗ってきたので、賑やかな通学バスになりました。
この時間帯のバスは廃止されないでしょう。
今晩の宿は焼津、旅が続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 墨水さん 2018/05/18 22:25:11
- 何時もながら・・。
- かっちんさん、今晩は。
何時もながら、ネタに感心させられます。(マジ)
どこで、見つけて来るんですか?。
凱旋門、残ってるんですね~~っ。
戦後は「忠霊塔」もダメの時代が長かったから・・・。(T_T)
トトロのバス停は、昔は、普通に有った。(笑)
墨水。
- かっちんさん からの返信 2018/05/19 06:33:20
- RE: 何時もながら・・。
- 墨水さん こんにちは
この凱旋門は一昨年、直虎ブームが訪れる直前に龍潭寺を訪れ、この地域の観光パンフレットを入手し、いつか訪れようと思いました。
どうせ行くなら渋川つつじの咲く時期に凱旋門も。
でも、古い資料をもとに計画していたので、路線バスの本数削減には気づきませんでした。
トトロのバス停、昔は普通にありましたよね!
かっちん
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