久能山に登って日本平から富士を眺める

2018/05/06 - 2018/05/06

2018年のゴールデンウィーク最終日。
2日前に行った日光東照宮は、人が多すぎてストレスが溜まりました。
そこで、久能山東照宮を訪ねてみました。
こちらは人が少なくゆったりしており、日本平から雄大な景色が眺められました。

■ルート
05月06日 東京ー静岡ー熱海ー赤羽

■電車・バス
東京07:03→静岡08:03(ひかり461号）
静岡駅南口08:29→久能山下09:01（静鉄バス）
日本平ホテル13:30→東静岡駅14:00（シャトルバス）
静岡14:20→熱海14:58(こだま654）
熱海15:27→赤羽17:34

■費用
JR料金 約3,000円（普通・グリーン券）
東京→静岡5,630円（指定券・乗車券）
静岡→熱海3,040円（指定券・乗車券）

エリア 静岡市（葵区・駿河区）(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京07:03発のひかりに乗車。

朝ごはんは、東京駅で買った駅弁です。

東海道新幹線沿線のグルメが少しずつ入っていました。

三島を過ぎると富士山が見えてきました。
このまま晴れが続いてくれれば、日本平から富士山を眺められるはずです。

1時間で静岡に到着。
22番乗り場から、久能山下行きバスに乗ります。

静岡駅 駅

バスの本数が少ないので、バスの時間に新幹線の時間を合わせました。

バスに乗ってから気がつきましたが、登呂遺跡へのアクセスもこのバスになります。
登呂遺跡と言えば、小学校の遠足で来た記憶があります。

車がやっとすれ違えるような細い道を進み。。。

「久能山下」の1つ手前「久能局前」で下車して、登り始めます。
１１５９段あるそうです。

全景図です。
日光東照宮に配置が似ているような気がします。

有名な金毘羅さんの階段は1368段。
こちらの1159段は、こんな具合に1段の高さが低いので、大したことはありません。
また、この段数は、イチ・イチ・ゴ・クロウサンと呼ぶのだそうです。
（日本平行きロープウェーの中で解説がありました）

登り始めると海が見えてきます。

さらに登るにつれて、海が見晴らせるようになり、

かなり遠くまで見通せます。
水平線が少しぼやけてますが、すっきり晴れたら、さらにいい景色になるでしょう。

一の門をくぐり、海側を振り返ったところ。
15分くらいで登れたと思います。

久能山東照宮 寺・神社・教会

拝観料を払って、楼門へ向かいます。
手前にある竹は「天下泰平の竹あかり」というライトアップで使うようです。
https://www.toshogu.or.jp/news/post_75.php

この楼門をくぐり抜けた左側に、

久能山東照宮 寺・神社・教会

家康公の手形があります。
本物がこんなにはっきりと残っているはずないだろう、というのが正直な感想です。

これは「狛犬」と呼んでいいのかどうか、解説がないので分かりませんでした。

さらに進んで唐門へ。

拝殿です。
日光東照宮より規模は小さいですが、感じはそっくりです。

拝殿の脇にソテツがあり、ここまでが1159段のようです。

そのソテツの後ろに、パンフレットに載っている「波に犀」という彫刻があります。
と、ソテツの脇に書いてありました。

拝殿は国宝だったんですね。

拝殿に向かって右手に「日枝神社」があり、月餅に似た将軍の紋が展示してありました。
みな同じではなく、微妙に違いがあります。

拝殿左手から奥へ進むと神廟があります。

日光の前のお墓ですね。

手を合わせた後、戻ります。

すると下から結婚式の行列が登ってきました。
この黒服を着たカメラマンの方々は、それこそ忍者のようにさささっと先回りして撮影していました。

通り過ぎる際に、ささやかな拍手が起きました。
（参拝者が少ないので、ささやかでした）
一行が麓から登ってきたのか、ロープウェーで来たのかは分かりません。

お土産屋さんを少しのぞいて、

ロープウェー乗り場に向かいます。

ゴンドラには「殿用」と「姫用」があり、こちらは殿用です。

一番谷が深いところに差しかかったところです。
昔はこの下の道を登ったのだそうです。

海も綺麗に見えました。

中間地点で「姫用」とすれ違います。
皆さん手を振ってください、と促され、双方手を振っていました。

5分で日本平駅に到着し、その先の展望台に登ったところ。
富士山が見られので、来たかいがありました。

日本平 自然・景勝地

位置関係を解説した写真です。
富士山、清水港、愛鷹山、三保、伊豆半島・・・愛鷹山は思っていたより右手にあります。

展望台は写真のようにリニューアルされるようです。
今のものより高くなりそうなので、木がじゃませず、富士山がよく見えるようになりそうです。

展望台から少し下ると、ツーリングの人たちのたまり場があり、その周辺にいろいろな花が咲いています。

このふさふさ感のある植物は何でしょうか。

ロープウェーの日本平駅からバスが出ているようですが、便数が少ないので歩いて日本平ホテルへ向かいます。

標識が出ているので、迷いません。

日本武尊の像だと思いますが、結構イケメンです。

静岡市観光ガイド 『日本平』にはこんなふうに書かれていました。
https://www.surugawan.net/guide/31.html

日本武尊は「日本平」の地において野火攻めにあい、火に囲まれた際に、「倭姫命」(やまとひめのみこと)より授かった「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)で、周囲の草を薙ぎ払い、活路を見出す。
この草を薙ぎ払った「天叢雲剣」が、三種の神器のひとつである「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)である。
その後、日本武尊は、有度山(うどやま)の山頂に登り四方を見まわした・・・という伝説が残されていることから、いつしか「日本平」と呼ばれるようになった。

地図を見ると草薙という地名もありました。

イケメン日本武尊を見ていると、黒猫が寄ってきました。

どうやら案内してくれるようです。

日本平ホテルに到着。

エントランス正面から写してみます。

写真でよく見る景色です。
何とか富士山が見えるといったところ。

日本平ホテル 宿・ホテル

肉眼だとこのぐらいの感じに見えました。

ホテル内のレストラン「富貴庵」を11:00に予約してあります。

まずは喉を潤します。
久能山を麓から登ってきたので、ビールの飲み心地がいい塩梅です。
すぐに日本酒も追加。

静岡膳〈金目鯛煮付膳〉の開始。

【鉢物】 静岡野菜豆腐 静岡山葵 美味出汁

【口取】 生しらす しらす干と紫蘇めかぶ 桜海老 静岡茎山葵

とここで、「純米酒専用のグラスを試してみませんか」と専用グラスを出していただきました。
口が広くて香りが広がるので、純米酒特有の香りを楽しめます。

【造里】 食べ比べ まぐろ二種
【煮付】 金目鯛 豆腐 牛蒡 椎茸 葱 針生姜 木の芽
御飯、汁物

特に金目鯛の煮付が良かったです。

デザートを食べながらお茶を飲んで終了。
満足のランチでした。

食後に少し外を歩いてみます。

客室が海側を向いているので、富士山の見える日に泊まれたら、ずっと飽きずに眺めていると思います。

帰りはホテルのシャトルバスを利用します。

静岡から新幹線で帰宅。
（熱海で下車して干物を買って帰りました）

東京から静岡まで1時間。
日帰り旅行の範囲ですが、いつか日本平ホテルに泊まってみようと思います。

静岡駅 駅