2018/05/01 - 2018/05/01
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ミズ旅撮る人さん
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宮崎県の高千穂峡を訪れた後、熊本に向かう途中、県境に馬見原という集落があります。
国道218号線は、集落の縁を通るだけなので、この橋の存在に気づくことはありません。
でも、わざわざ国道から逸れて、見に行く価値があるんです。「こんな橋、見たことない!」と叫ぶこと間違いなし。
本当は表紙にしたくなかったんですが・・・
「通潤橋」の方は、誰もが知っている有名な橋なので、立ち寄りました。残念ながら、「放水」はしていませんでした。
2016年(平成28年)に発生した熊本地震の影響で、復旧工事中で立入禁止です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「日向往還 旧宿場町 馬見原」
「「日向往還」は、肥後(熊本県)と日向(宮崎県)を結ぶ旧道です。
商業で栄え、多くの馬が見られたことから「馬見原」と名付けられました。 -
この地図は、天地が逆で、下が北になっているので国道218号線も下に書かれています。
「現在地」と表されているのが「馬見原橋」です。
若山牧水が「馬見原ハ、シャレタ町ナリ」と日記に記しているそうです。 -
馬見原は交通の要衝であり、大関所の一つが置かれていました。
馬見原橋のたもとにあり、現在は駐車場になっています。 -
これが「馬見原橋」です。一見、何の変哲もない車の通る橋です。
そう見える所が、この橋のすごいところ。 -
橋の端に、橋の名前と設計者のプレートがあります。
馬見原橋 名所・史跡
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その脇から下向きに伸びて行くもう一つの橋。
思わず「何これ?」と言ってしまう瞬間です。 -
「吊り橋なの?」と思ってしまいます。
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横から見ると、こうなっています。2階建ての橋なんです。
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下の橋の始まりはこんな感じです。
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「この空間は何?」オシャレなテラスのようなこの空間。特等席じゃないですか!
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船の甲板のような床に、客船の窓のようなものが開いています。
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やっぱ、覗き込むよねえ。
ガラスなどを嵌め込んでいないので、生のままの川面が見えます。 -
橋から見渡す五ヶ瀬川。素足になって歩きたいような川です。
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渡り切って、振り返ったところ。いや~、これはおもしろい!
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この「馬見原橋」は、平成8(1996)年に架け替えられました。
「青木淳+中央技術コンサルタンツ」の設計です。竣工は石川島播磨重工業なんですね。 -
渡ったところには、しめ縄が張られています。ここからでは、二重橋なのはわかりませんね。
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しめ縄は、左右にある「夫婦岩」に掛けられています。
この道は、かつては国道だったため、全国で唯一「注連縄のかかる国道」だったそうです。 -
夫婦岩を少し行くと、展望台があります。そこから見た「馬見原橋」です。
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すぐ前には、雰囲気のある加藤神社があります。
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気持ちのいい五ヶ瀬川を見ながら、もう一度「馬見原橋」を渡ります。
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河原に降りてみました。
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もう1枚、説明書きがあったので、掲載します。
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さて、馬見原には、もう一つおもしろいものがあります。「九州のへそ基石」です。
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こちらは国道218号線に面した公民館の前にあります。
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九州の分水嶺であることから、「へそ」となったようです。
北は「阿蘇五岳・国東半島」、西は「天草・有明海」、南は「霧島・桜島」、東は「蘇陽峡・祖母山」と彫り込まれています。 -
国道218号線を西に向かって走り、熊本方面に向かう国道445号線と分岐する辺りに「道の駅 通潤橋」があります。
道の駅にしては珍しく、国道から随分と細い道に入って行った先にあります。
この道の駅は「通潤橋」の前にあるので、仕方がないんですね。通潤橋ミエルテラス お土産屋・直売所・特産品
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「通潤橋」は、1833~61年に、布田保之助が普請した水路橋です。
石橋の中には3本の石管が通っていて、橋の真ん中に放水用の穴が開いています。
ここから放水する様子が、人気なのです。 -
布田保之助の像です。
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逆さ「通潤橋」も、ばっちり。放水してたら撮れませんね。
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あれが、放水用の穴。いつ放水するのかな?
「山都町観光協会」による「放水カレンダー」があり、1日1回13時から15分間行われていました(5月GW後~7月中旬は農繁期のため休止)。
しかし、2016年(平成28年)4月14日に起こった熊本地震のため、「通潤橋」は破損し、放水も休止したまま、2018年のGW現在も復旧工事が行われています。 -
あの「全面通行止め」と書かれた先にある石段を登れば、橋の上に行くことが出来、歩いて渡れる筈でした。
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去年(2017年)、熊本城を訪れ、その甚大なる被害を目の当たりにしましたが、これだけ離れた「通潤橋」でも被害があったとは知りませんでした。
その上、私が訪れた数日後、豪雨のため、橋の右側の上部がかなりの範囲に亘って一部崩落してしまいました。
復旧工事は中断。平成30年度中に完了する筈でしたが、難しくなったようです。 -
道の駅に貼られていたポスターです。2016年以前は、このように放水されていました。
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道の駅の隣には「平行三棟づくり民家」がひっそりと佇んでいます。
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熊本県山都町で9月に行われる八朔祭で引き廻される「大造り物」。
「びじょとやじゅう(避暑と移住)」 -
2つの珍しい橋を探訪した今回の旅行記は、彼らに締めてもらいましょう。
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