プラハでクラシックな毎日＆ちょっとだけドレスデン（その2）

2018/04/14 - 2018/04/21

エアーとホテルだけを予約してプラハに個人旅行に行ってきました（ダンナと二人旅ですが…）。
５泊６日のうち４夜はオーケストラのコンサートやオペラ鑑賞を満喫。もちろん日中は定番のプラハ城などを散策。１日だけ日帰りでドレスデン観光にも出かけました。
その2では、旅の後半をご紹介します★

エリア プラハ(チェコ)

本日は快晴(^^♪
プラハ城に出かけました。
トラベラーの投稿やガイドブックなどでは「長い上り坂が大変…」等々とありましたが、お天気も良いのでホテルから徒歩で行くことに。
途中でトゥーデルニークを買って食べながら歩いたり、お土産物屋さんをのぞいたり…と道中も楽しめました。

トゥーデルニーク（チェコの焼き菓子で、焼いたコルネの皮の中にチョコレートシロップ、ジャム、生クリームやアイスクリームを入れてくれます。もちろん何もなくてもお砂糖がまぶしてあるのでおいしい）のお店です。
店頭で焼きながら売っています。とってもいい匂い♪

聖ヴィート大聖堂の中です。
ステンドグラスが大変美しく、思わず何枚も写真を撮ってしまいました。

このステンドグラスも実物はすごいのですが、何せ写真の腕が悪く今一つ感動が伝わらないかも…です。
聖ヴィート大聖堂は、他のトラベラーさんも大勢行ってらっしゃるでしょうから、お任せしま～す(^-^;

ここ（プラハ城）は、プラハで最も人気の観光スポットなので、平日の午前中の早い時間に行くことをお勧めします。
プラハでは、日本人観光客を全くと言ってよいほど見ませんでしたが、プラハ城だけは日本人の団体さんがいらっしゃいました。また、韓国や中国からのツアー客も多く、あちらこちらで自撮りをしていました(-.-)

今日のお昼はストラホフ修道院に併設されているレストランで頂きました。
ここでは修道院で作っているビールが飲めるとのことで、またそのビールの評判が高いのです。
プラハ城から更に坂を上ってしばし。お天気もよく気温も高いので、上り坂では汗ばむ陽気です。
さぞやビールもおいしいに違いない！ということで頑張って坂を進むと修道院が見えてきました。

これが評判のビール（これはピルスナーです）。
レストランには屋内、屋外にテーブルがあるのですが、皆屋外のテーブルに。
私たちも外のテーブル席に着き、まずは乾杯。あーおいしい☆
ここからはプラハ城や、遠くの旧市街地まで見渡せます。
ビールはもちろん、お料理もおいしいし、景色はいいし、天気もいいし、で大満足でした。

昨日とはうってかわって晴天のティーン協会。
昼間は広場もすごい人出です。
ここでも大道芸人さんが営業中。ほかにも観光用の馬車が止まっていました。
この広場のもう一つの観光スポットである天文時計は改修工事中。先端にある時計部分を残して、すっぽりと幕に覆われていました。うーん残念。

今日のオペラはエステート劇場で「フィガロの結婚」鑑賞です。
この劇場は、モーツァルトがプラハ滞在中に作曲したオペラ「ドン・ジョバンニ」を初上演したことで有名なのです。
そんな劇場で、ちょうどモーツァルトのオペラを上演中なのですから、もう見るしかないでしょっ！とばかりにチケットを予約しました。
そして、予約時にはキャストまで確認しなかったのですが、この上演ではスザンヌ（ヒロイン）役の歌手の方がなんと日本人の金城由希子さんでした。
期待は高まります。

これは劇場の内部です。
地上階、1階、2階の周囲はボックス席（個室）になっています。日本ではなかなかこのような劇場はないので、奮発して1階ほぼ中央のボックス席を予約しました（とはいえ、日本のオペラチケットに比べたら半額以下というお値段です）。
個室は4人席で、私たちの他には年配のご婦人と高校生くらいの男の子（さすがに彼は途中から爆睡していましたが…）。
今日もオペラ堪能です。

プラハ4日目の本日は、鉄道（EC：ユーロシティー）に乗ってお隣のドイツへ出かけます。
ドイツの都市の中でチェコから近いのはドレスデンです。ECで2時間ちょっとの距離です。
あらかじめチケット（乗車券＋指定席券）は予約済なので、出発時間までにプラハ中央駅に行けば大丈夫…のはずだったのですが、ホテルからプラハ中央駅に行く地下鉄の乗換駅が工事中（←後で分かった）で、なぜかgoogle mapでも遠回りの経路が出てきてしまい、なんだかんだでギリギリに駅に到着。
6人用コンパートメントに予約カードを見つけ一安心。プラハからは乗り換えなしでドレスデンです。

ドレスデンでの滞在時間は、約5時間。早速ドレスデン城に向かいました。
これは有名な君主の行列の壁画です。もっと低い壁かと勝手に想像していたのですが、でかい！さすがザクセン王国のお城です。
チェコとはお隣同士なのに、お城の雰囲気も全然違います。

これはドレスデン州立歌劇場。とても立派な建物で、チェコのオペラハウスとは規模が違います！
内部も見てみたかったのですが、ドレスデンに関しては事前にリサーチ不足+滞在時間が短いため、今回は外からの写真で我慢することに。
いずれゆっくりと滞在したい街でした。

今回ドレスデンに出かけた目的は、ツヴィンガー城の中庭にあるアルテ・マイスター絵画館でフェルメールの『窓辺で手紙を読む女』を見ること。
この美術館には、フェルメールの他にもルーベンス、レンブラントなど、なかなか実物を見ることができない絵画が展示されています。
が、しかし…あるべき展示室を見回してもフェルメールが見当たりません。
あれ？展示室が違うの？？とウロウロ探し回っていると、学芸員さんが声をかけてくれました。「もしかするとフェルメールを探しているの？今は他の美術館に貸し出してるの。」
…残念。

さて、気を取りなおしてドイツのお昼ご飯です。
「ソーセージ or 肉と野菜のグリル＋ビール」というランチセットをチョイス。
手前のお皿の右側のアルミホイルのなかには大きなジャガイモ。また、奥のお皿の右側もマッシュポテト。
うわさ通り？ドイツの主食はジャガイモなんですねぇ。日本のジャガイモより大きくておいしい（ような気がします）。
ビールにもよく合います。

さて、プラハに戻り、本日のコンサートへ。
今日はルドルフィヌムにあるドヴォルザークホールでチェコフィルのコンサートです。
滞在中はチェコフィルは正式なコンサートを行っておらず、この日は「（公開）リハーサル」です。（リハーサルでもちゃんとチケットを販売しており、通常のコンサートと同様に座席指定です）。
リハーサルなので、チェコ語で指揮者がいろいろ話を交えながらのコンサートで、周りの人達は時には頷いたり、爆笑したり...と、とてもアットホームなコンサートでした。
最後にチャイコフスキー4番の終楽章を通しで演奏し、その迫力には「さすがチェコフィル」という感じでした。

そろそろ連日の観光にも疲れてきたので、今日はお土産探し+ご近所の観光で過ごしました。
ここはハヴェルスカー市場。ほとんどは観光客向けにお土産などを売っているお店です。
お土産用にたくさん買って、ちゃっかりお値引きしてもらいました。

今日のお昼はスヴィチュコヴァ（牛肉のクリームソース）。ガイドブックを見て気になっていたお料理です。一緒に添えてある白いふかふかのパンは、これもチェコ料理では有名なクネドリーキ。お皿の中央の生クリームの下には、クランベリーソースが隠れています。
予想を裏切らず、すっごく美味しい。そしてビールに合います。

プラハ最後のコンサートは、スメタナホール でプラハ交響楽団の演奏です。
この日のプログラムのメインは、ラフマニノフのコンチェルト第3番。ピアノが超絶難しく、なかなかプログラムに取り上げられない…とか。
街中にたくさんのポスターが貼られているのを見かけました。

この写真は、スメタナホール の内部の様子です。アール・ヌーヴォーで美しく装飾されたホールは、見ているだけでも幸せ(^^)
そして、本日のピアニストはLukáš Vondráčekさん（勉強不足で知らなかったのですが、2016年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した方でした）。
演奏は素晴らしく、スタンディングオベーションで拍手が鳴り止みませんでした。

楽しかったプラハからの帰国です。
再びトランスファーのドーハの空港です。行きには利用しなかったのですが、空港ビル内の移動用の乗り物があるので乗ってみました。
歩いていると時間がかかってしまい、行きのような事になってしまいかねませんので(-.-;)y…

帰りに機内でオーダーしたアラブ風の前菜です。
日本にいたら恐らく食べる機会がないであろうアラブ料理。奥の器がお豆のペースト、手前左がグリーンサラダ、右の料理は説明しにくいのですが、いずれも未知の味。
ニンニクが結構効いるのですが、それでいてサッパリとしていて、私は美味しく完食してしまいました。