夫の定年退職記念に下呂温泉「しょうげつ」に泊まる

2018/04/30 - 2018/05/01

今年の三月に夫が長年勤めた会社を定年退職しました。
その記念に夫婦で下呂温泉を訪れることに。
色々調べた結果、口コミで評判の「しょうげつ」さんに宿泊。
翌日は白川郷を散策し、高山に宿泊。
クルマを使った二泊三日の旅です。
まずは一日目の「しょうげつ」さんのレポート。
期待以上の素晴らしい宿でした。

エリア 下呂温泉(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

下呂温泉へ行く途中、郡上八幡の大滝鍾乳洞へ立ち寄りました。

大滝鍾乳洞 縄文洞 自然・景勝地

近くには美山鍾乳洞もあったのですが、大滝鍾乳洞のほうが距離が短く700メートルほど歩くだけと聞いてこちらを選びました。
日頃の運動不足ですね（汗）

鍾乳洞の前には釣り堀もあります。

鍾乳洞の入口へはトロッコが連れて行ってくれます。
5分ほどの乗車だけどアトラクションみたいで楽しい。

鍾乳洞を出て道を走っていると和良町の辺りで川にかかるたくさんの鯉のぼりを見かけました。

「今宵 天空に遊ぶ しょうげつ」に到着。
急な坂道を登ったところにありました。
途中、系列の下呂観光ホテルに間違って行ってしまいましたが、親切なスタッフさんが案内してくれました。
「しょうげつ」の玄関前に着くと、待っていてくれたスタッフさんにクルマを預けてお宿の中へ。

下呂温泉 今宵天空に遊ぶ しょうげつ 宿・ホテル

中へ入ると最高の眺め。
静かな時間が流れていました。
静けさを大切にしているので、団体客と12歳以下のお子様は泊まれないようです。
最近よく見かける外国人観光客もおられない。
のんびりと寛げます。

チェックインする間、景色を見ながら美味しいお茶とお菓子をいただきます。

辺りは水が流れる音がするだけ。
静寂に包まれています。
障子の向こうの和室には、お土産の小物と今夜着る貸し出し用の女性用浴衣がたくさん置いてありました。

五月人形が飾ってありました。

エレベーターを上がって部屋へ。
ワンフロアに三部屋の贅沢な造り。
隣といえど音も声も一切聞こえません。

すべて引き戸になっているので扱いやすいです。
玄関を入って部屋に入ったところ。

廊下を歩いて主室へ。
11畳の広い和室。

目の前には下呂温泉を見下ろす絶景。

広縁の椅子に座って眺めを楽しむもよし。

目の前にＪＲの線路。
夜は明かりが灯り、温泉街の風情が楽しめます。

広縁から見たところ。
奥の部屋は次の間です。

次の間の充実度に驚きました。
6畳ほどの広さですが、ソファや壁掛けテレビ、珈琲マシンなどが置かれ、十分に楽しめます。
お願いすればＤＶＤなども借りられるようです。

こちらが珈琲マシン。
レギュラーとエスプレッソの二種類。
私は珈琲好きなので、ラウンジでも戴きました。

こちらは水屋。
下には冷蔵庫もあります。
いろいろ飲み物が入っていましたが、こちらは使いませんでした。

景色の良い洗面所。

お宿のネーム入りの可愛い巾着。
お揃いになっているので記念に持ち替えればよかった。
残念！！
奥のタオルもネーム入りです。
化粧品は大浴場も含めてすべてポーラで統一されています。
左にあるのはチェックインの時に頂いたシュシュとボディタオルとフェイスマスク。

洗面所に置かれていた「自由にお使いください」のPanasonicのイオンスチーマー。
女性に嬉しい心配り。
この他にも「ネイルが必要な方はお申し付けください。」との札が。
出掛ける前に手入れをしてこなかったので、お願いすればよかった。

お部屋についているお風呂。
こちらも眺望が楽しめます。

引き戸のトイレも広い。
手洗い付き。
もちろんウオッシュレット。

ひと通りお部屋を見た後は、大浴場へ向かいます。
3階のエレベーターが開くとこの景色。

竹取物語の名のごとく、竹がたくさん。
幻想的な雰囲気。
スリッパを脱いで右側が男性。左側が女性。

湯上り処から見た入り口。
大浴場はそんなに広くありません。
全館で21室のうち、何部屋かは露天風呂付きなので、そんなにたくさんの人は訪れません。
ほとんど貸し切り状態。
脱衣所にはバスタオルとフェイスタオルが積まれ、使い放題。
Panasonicのイオンドライヤーが置かれた化粧台が4つ。
化粧品はポーラ。
眺望の良い大浴場でのんびり。
露天風呂も素晴らしく、夜はお月様を眺めながら入りました。

お風呂上りに嬉しい３種類のお茶。
脱衣所にも冷水のサービスがありました。

黒豆茶、飛騨むぎ茶、ローズヒップティーの三種類です。

こちらのマッサージチェアも使わせてもらいました。

お風呂を楽しんだ後は、一階の料亭「水琴亭」へ。
こちらもエレベーターを降りた途端この景色。
幻想的な佇まい。
石畳を渡って個室に通してくれました。

個室の写真がないので残念ですが、天井が変わっていてとても風情がありました。
外の景色を楽しみながらの静かな食事。
水の流れる音だけが響きます。
他のお部屋におられるであろうゲストの声もほとんど聞こえません。
お部屋の配置が工夫されているのでしょう。

四月の懐石は「春夜」と名付けられています。
食前酒に東北地方産の地酒を戴きました。
夫がこのお酒をとても気に入っていました。

先付け
うるい　車海老　カリフラワー
スナップエンドウ　雲丹　トマト白和え

前菜　
クレソンと桜海老浸し　一寸豆
飯蛸旨煮　稚鮎鞍馬煮　
タラの芽唐墨よごし
細魚桜寿司

煮物椀
白味噌仕立て
春キャベツ　新玉葱　揚げ白魚　
花弁人参　辛子

お造り三種盛り
あしらい一式

焼き物
油目と京都白子筍木の芽焼き
うすい豆飯蒸し　酢取茗荷

蒸し物
鰆桜蒸し銀餡かけ
湯葉　蛍烏賊　こしあぶら

いよいよ飛騨牛です。

飛騨牛鉄板焼き
天然塩　割り醤油　山葵　おろしポン酢

夫がお肉とご飯を一緒に食べる派なので、ご飯とお味噌汁も持ってきてもらいました。
ご飯は日本一連続受賞米　岐阜いのちの壱「銀の朏」（ぎんのみかづき）
とても美味しいご飯で、明日の朝食はこのお米のお粥が出てくるそうです。
楽しみ。

水物
バナナムース生チョコ掛け
カットフルーツ

食事の後は２階のラウンジで寛ぎます。
広いラウンジに私ひとり。
静かな音楽と珈琲の香りに包まれて、のんびり。

いろんな種類のソファやチェアが置いてあります。
カッシーナの家具とか。

こちらの喫煙スペースも眺めが良いですね。

クリスタルのチェスや様々な雑誌が置かれていました。
私はあこがれのクルーズ特集を。

静寂が辺りを包み込みます。
満室のはずなのに、他の誰にも会いません。
旅館の方も姿を見せないようにされているのかな。
必要な時には居てくださるので、何とも心地よい時間が流れます。

部屋から見たお月様。
下呂温泉街の灯りとマッチして、とても良い眺めです。

迷路のような造りになっていたので、思わず撮ってしまいました。

こちらは朝食。
昨夜と同じ個室で戴きます。
掘りごたつになっているので足も伸ばせて嬉しい。
部屋で戴くのも良いのですが、お部屋では足が伸ばせないし、布団を上げた後の埃も気になるので。
さすが高級旅館です。

朝食はお品書きがなかったので、説明してくださった料理を覚えきれませんでした（汗）
向こう側は湯豆腐。
トマトジュースか林檎ジュースか選べます。

こちらは確かカボチャのスープ。

だし巻き卵、焼き魚、納豆には鯛が混ざっていました。
ご飯は白飯かお粥が選べます。
昨夜と同じ日本一受賞米の「銀の朏」
コシヒカリよりも米粒が大きいらしく、食感も違います。
デザートはヨーグルト。
朝から健康的なメニューです。

ラウンジで珈琲を戴いたあと、お部屋に戻ってのんびり。
名残り惜しくはありますが、白川郷へと向けて出発です。
ラウンジでチェックアウト。
預けていた車のキーにお守りの将棋の駒を付けてくれていました。
最後まで心遣いが嬉しい宿でした。
担当してくださったＫ林さん、本当にお世話になりました。
またぜひ訪れたい、おすすめの宿です。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2018/05/05 14:04:40

  私も行こう！！

  こんにちは、りんりんさん
  
  天空に浮かぶしょうげつさん
  お部屋からの眺望が見事ですねー
  緑濃い季節の爽快感が素晴らしいわ。
  前からずっと気になっていたんだけれど、
  なかなか機会がなくて行けなくて……
  でも、やっぱり素敵。
  団体客や小さなお子様が不可っていうのも、
  私たちには嬉しいこと。
  ぜひ行きます！！ありがとう。
  
  たらよろ

  りんりんさん からの返信 2018/05/05 20:49:40

  Re: 私も行こう！！

  たらよろさん、こんにちは。
  最近はどこへ行っても賑やかですが、しょうげつさんは静かでしたよ。
  口コミで見たのですが、こちらは「山のしょうげつ」だそうで「海のしょうげつ」にもいつか行けたらと思っています。
  コメント有難うございました。