2018/04/21 - 2018/04/21
25位(同エリア501件中)
かっちんさん
「中子の桜(なかごのさくら)」は、あるアマチュアカメラマンがここを撮影し雑誌の写真コンテストに投稿したことがきっかけで、世の中に広まりました。
比較的標高の高いこのエリアは、雪が少ない年を除いて、残雪とともに桜の開花が見られます。
今年は雪解けがやや早く、また桜の開花も早かったため、訪れた日の前日(2018-4-20)に「中子の桜」が満開になりました。
残雪は対岸の一部にうっすら残っている程度ですが、池のほとりに佇む満開の桜と水面に映る桜、背景の杉林などの絶景を見ることができました。
「中子の桜」は津南町を形成している地形「河岸段丘」の丘陵地帯にあります。
西側の急崖部分の谷には志久見川(しくみがわ)が流れており、この川を渡るとカタクリ群落のある長野県栄村になります。
今回の旅は甲信越の地方私鉄にも乗れる「JR東週末パス」(2日間、8,730円)を利用し、川崎駅6:01発の上野東京ラインに乗り、六日町から北越急行ほくほく線、十日町から飯山線で津南駅まで、すべて各駅停車で向かいます。
津南駅前から1kmほど離れている津南病院入口バス停からは中子行きの路線バスに乗り、「中子の桜」に13:10に到着します。
この旅行記は新潟県側の「中子の桜」を中心に紹介し、続編では長野県側のカタクリ群落を紹介します。
なお、旅行記は津南観光情報「中子の桜」、東京電力「信濃川電力所パンフレット」、雪国十日町「工夫がいっぱい雪国の家」などを参考にしました。
2019-5-26 毛渡沢橋梁をレンガ造りから石積み鉄橋に変更
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ややっ「TRAIN SUITE 四季島」
上野駅を出てしばらくすると尾久車両センターを通ります。
ちょうど「TRAIN SUITE 四季島」の車両を清掃しているところで、左から客室のあるスイート、黒い入口のラウンジ、食事をするダイニングの車両などが見えます。
かっちんはまだ乗ったことがありませんが・・・
では、しばらく車窓からの景色を紹介します。 -
谷川岳(上牧付近)
上越線水上の手前に来ると、上越国境の谷川岳が見えてきます。 -
新緑の利根川
これから谷川岳の下に通した新清水トンネルを抜けます。 -
桜が満開の土樽駅
トンネルを抜けると群馬県から新潟県に入り、土樽駅(つちたるえき)に停車。
標高599mに山の中に位置し、桜が満開になっています。
上越線はここから下り勾配です。 -
古い石積みの鉄橋(土樽~越後中里間)
土樽駅を過ぎると、上り線に昭和6年(1931)築の石積みの毛渡沢(けどさわ)橋梁が見えます。 -
湯沢中里スノーリゾートの桜(越後中里)
冬期シーズンのスキー場は4/1に終わり、春を迎える桜が見頃です。 -
新潟県側から眺める谷川岳(大沢付近)
越後湯沢駅を過ぎると電車の後方に見えてきます。 -
北越急行ほくほく線
六日町駅で「ほくほく線」に乗り換えます。
「JR東週末パス」は「ほくほく線」に乗れるのでお得なきっぷです。 -
越後三山の八海山
ほくほく線は魚沼丘陵を走り、右手に八海山が見えます。 -
トンネルの中にある美佐島駅
赤倉トンネル内には美佐島駅(みさしまえき)があり、停車します。
北陸新幹線開業前は、このトンネルを在来線特急「はくたか」が猛スピードで通過していたので、美佐島駅のホームと地下通路との間には防風扉が設けられています。
実は2015年1月にこの駅を訪れ、特急通過時のゴーッと迫ってくる風切り音を体験しました。
興味のある方は以下の旅行記をご覧ください。
『ほくほく線のトンネル駅「美佐島の風切り音」(新潟)』
https://4travel.jp/travelogue/10978737 -
しんざ駅前の枝垂れ桜
トンネルを抜けると視界が開け、十日町盆地に入ります。
「しんざ駅」は珍しいひらがなの駅名。漢字にすると「新座」となり、JR武蔵野線の新座駅(にいざえき)と区別するため、ひらがなにしたとか。 -
飯山線
十日町駅でほくほく線を降り、長野行きの飯山線に乗り換えます。 -
菜の花列車
車両の側面には、飯山線沿線に咲く菜の花やヒマワリが描かれています。 -
全線開通88周年の飯山線
飯山線は長野市豊野駅と長岡市越後川口駅を結び、千曲川、信濃川に沿って日本有数の豪雪地帯を走るローカル線です。 -
イチオシ
アート作品(土市)
十日町駅を出発し、次の土市駅(どいちえき)前に、「越後妻有大地の芸術祭」のアート作品「列車」があります。
飯山線を舞台にした新作絵本「幸せのきっぷ Kiss & Goodbye」の作品です。
絵本は、両親を亡くした少年と飼い犬が列車に乗って、田舎のおじいさんを訪ねる物語です。
この列車は豪雪地帯である越後妻有地域に見られる通称「かまぼこ型倉庫」に着想を得てデザインされています。
屋根の上に乗っているのは何かな?と思いましたが、鳥の後ろ姿です。 -
風見鶏の塔(越後田沢)
これもアート作品だと思います。 -
東京電力の信濃川発電所
信濃川発電所は年間約12億kWhを発電し、一般水力発電所としての年間発電電力量は全国トップレベルの発電所です。
発電所は奥側にあり、手前の鉄塔は変電設備のようです。 -
新緑を味わえる飯山線(越後鹿渡)
-
日本一長い信濃川(越後鹿渡)
-
雪国の家(津南)
豪雪地帯なので、屋根の傾きを急にして、自然に雪が屋根からすべり落ちる「落雪式住宅」が建っています。
落雪式住宅はほとんどが3階建で、1階が頑丈なコンクリートでできていて、居間が2階にあります。
屋根雪が家の周りにたくさん落ちると1階部分が雪で埋まり室内に太陽の光が入らなくなるからです。
また、雪国の車庫は、雪の重みに耐えられるように、カマボコ型になっているものがあります。
なるほど、ですね。 -
飯山線のスノーシェッド(津南)
豪雪地帯を走るので、スノーシェッドが数多く設置されています。 -
津南駅に到着
駅裏の斜面にピンクの桜がお出迎えしてくれます。 -
列車のお見送り(津南)
雪解け水で水量の多い信濃川沿いを飯山線が走ります。
津南駅前を通るバスはほとんどないため、信濃川を渡り1kmほど離れた津南病院入口バス停へ向かいます。 -
津南町周辺の案内図(津南)
中津川と志久見川(地図左の欄外)に挟まれた地形は津南町特有の河岸段丘(通称「沖ノ原台地」)になっています。
この丘陵地帯に「中子の池」があり、路線バスで向かいます。 -
南越後観光バス(津南)
観光バスではなく通常の路線バスです。
バスの本数が少なく、事前にHPなどで調べておく必要があります。
では、津南病院入口12:41発のバスに乗ります。 -
中津川(津南)
バスは秘境秋山郷から流れてくる中津川を渡り、右側に見える沖ノ原台地を上がります。 -
中子バス停に到着
バスを約30分乗り13:10に到着。バス料金360円です。
帰りのバスは今日が土曜なので16:40発。
時間が余るので、「中子の桜」見学後、長野県栄村まで歩くことにします。 -
中子の案内図
バス停の近くに「中子の池」があり、池の周りに美しい桜が咲いています。
この池は農業水利につくられた溜池で、防火用水、消雪用水などにも利用されています。 -
水面(みなも)に映る「中子の桜」
池を周るといろんな角度から景色を眺めることができます。 -
イチオシ
池のほとりに佇む1本桜(中子の桜)
-
イチオシ
春を迎える雪解けの桜(中子の桜)
-
イチオシ
のどかな農村風景(中子の桜)
-
中子のシンボル(中子の桜)
-
美しい花びら(中子の桜)
ソメイヨシノです。 -
対岸に並ぶ桜(中子の桜)
奥の方にうっすらと雪が残っています。 -
満開になった桜(中子の桜)
-
池に張り出す桜(中子の桜)
-
スイセン(中子)
-
池の周りを彩る桜(中子の桜)
-
雪下ニンジン(中子)
雪の下で冬を越したニンジンは、普通のものより甘くなります。
「中子の池」の目の前にたつ「農家民宿れすとらん ひがし」で販売しています。 -
春の訪れを感じるツクシ(中子)
-
イチオシ
残雪の山をバックに(中子)
中子集落には桜の大木が所々にあります。 -
志久見川へ下りる道
「中子の池」から河岸段丘西側の急崖(段丘崖と呼びます)を下ります。 -
イチオシ
ガサガサッ・・・
道から下側の斜面を恐るおそる覗くと、何とカモシカが木の芽を食べています。
こんなに間近で出会うのは初めてです。
それにしてもクマでなくて良かった。 -
鮮やかな色の山野草
淡紅色のショウジョウバカマです。
近くには紫色のショウジョウバカマも咲いています。 -
下加用集落
田畑のある平坦なところ(段丘面と呼びます)に下りてきました。
河岸段丘の地形で言うと、志久見川から段丘崖を上がったところにある1段目の段丘面です。
「中子の池」は2段目の段丘面になります。 -
加用(かよう)バス停
津南・森宮野原から逆巻を経由して1段目の段丘面に上がり、終点の百ノ木(もものき)まで走っているバス路線の停留所です。
ここからもバスで津南に帰れますがやはり本数が少ないので、川を渡り長野県栄村を通って森宮野原へ向かうことにします。 -
サワシバの花穂かな
川に下りる急崖に立つ樹木です。 -
オオタチツボスミレ(斜面)
斜面にはいろんな山野草が咲いています。 -
ミヤマキケマン(斜面)
キケマンと比べ、ミヤマキケマンは葉の切れ込みが細かく、茎が細い特徴があります。 -
カタクリ(斜面)
群落ではありませんが、カタクリが咲いています。 -
志久見川
谷底の川が見えました。
川向こうの急崖の上には長野県栄村の集落があります。
次の旅行記では栄村の自然と歴史文化などを紹介します。
なお津南へ行かれる際には、2017年夏に訪れた「ひまわり畑」と名水「竜ヶ窪」の旅行記もぜひ参考にしてください。
『津南ひまわり広場と河岸段丘の里山 2017(新潟)』
https://4travel.jp/travelogue/11268978
『日本の原風景「津南の沖ノ原台地」と名水「竜ヶ窪」を訪ねて(新潟)』
https://4travel.jp/travelogue/11269697
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
十日町・津南(新潟) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
52