2017/11/24 - 2017/11/29
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JIC旅行センターさん
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■車内見学 ?バリアフリー用コンパートメントもある!
最初の停車駅であるスモレンスクまで、まだ2時間ほどあるので、食堂車へ向かうついでに、車内の見学に向かう。
リュクス224号車・226号車・228号車の3両にはバリアフリー用コンパートメントがある。室内設備はリュクスと同じだが、障害者割引運賃の関係か、等級上は2等車の扱いになっている。シャワー、トイレもバリアフリー仕様になっており、車内用の車椅子も各シャワールーム内に備え付けられている。
1等車はシャワーなし・トイレ共同の、昼は並列座席、夜は2段ベッドになる2人用コンパートメント、2等車は並列座席が向かい合わせになった4人用コンパートメント。1等車の座席とベッドの仕様はリュクスと変わらない。1等車のコンパートメント内には、洗面台が内蔵されたデスクが設置されている。2等車はリュクス・1等車に比べて背もたれが薄く、ひじ掛けも小さい。コネクティングルーム形式(2つの部屋が内部のドアでつながっている)の1等コンパートメントもある。
2両連結されている座席車までたどり着いたところで、チーフパーサーを名乗る車掌に、丁寧な口調で、どうして写真を撮っているのか、と訊かれた。私は日本の旅行会社の社員で、この列車を日本人に紹介したいので体験乗車しているのだ、と話すと、空いているコンパートメントなら撮影していいですよ、と、快く応じてくれた。
2等寝台車は3分の2くらい埋まっていたが、座席車は2両とも、その時は全く座っている人はいなかった。。新幹線のグリーン車並みの大ぶりなシートが通路をはさみ2席と1席ずつ並んでいる。向きはすべてモスクワ向きに固定されており回転しない。従って、ベルリン行きの場合すべて進行方向を背に向けることになってしまう。シートはシェル型で、倒しても後方のシートにせり出さない設計になっている。中央側のひじ掛けにオーディオサービスのジャックがあり、テーブルは反対側のひじ掛けに内蔵されている。天井から下がっている液晶モニターでは映画(ロシア語)が上映されている。
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■食堂車でボルシチを食べる
13時30分頃食堂車へ。先客は、隣の号車で見かけた、小さな女の子2人と若いお母さんの、家族連れ3人だけ。お子様メニューらしきものを囲んではしゃいでいる。
4人がけテーブル5脚、2人がけテーブル5脚の計30席。窓の上には、各コンパートメントの入口ドアと同じデザインで、停車駅とそれぞれの景観が、カラフルなイラストで並んで描かれている。
隣の車両はブッフェ(カフェテリア)車だが、メニューは同一。キッチンとレジはブッフェ車に設置されている。
ボルシチ380ルーブル、チキンカツレツ「パジャルスカヤ」750ルーブル、ミニバケット50ルーブル。ガス入りミネラルウォーター300ルーブル、レモンティー150ルーブル。〆て1630ルーブル。総じて高めだが、とりわけ飲み物は非常識な値段。
しかし、このガラガラの食堂車の運行コストを考えると、仕方ないと諦めることにする。13時48分頃、4年前に第23列車で停車していたビャジマ駅を通過。それから1時間ほど、車窓を眺めながら食事を楽しんだ。
定期列車の食堂車が全て廃止されてしまった日本では、もう味わうことのできない貴重な時間だ。席を立とうとしたとき、入れ替わりのように、ようやく1組の夫婦が現れた。支払いはカードが使えるが、隣のブッフェ車にあるレジまで行かなければならない。 -
■スモレンスクを過ぎるとベラルーシ国境
15時35分、最初の、かつロシア国内で唯一の停車駅でもあるスモレンスクに定刻に到着。2分停車の後、定刻通り音もなく発車。民家はほとんど見られない。白樺林が散在する平原を、時速100キロ以上で疾走していく。もうしばらく走るとベラルーシ国境にさしかかるはずだ。国境を確かめようと、しばらく車窓を凝視する。スマートフォンのグーグルマップと代わる代わる見比べると、おおよそ16時20分頃に国境を通過したはずだが、境界線を表すものは何ら見当たらなかった。
ロシア・ベラルーシ間はEU圏と同じような相互往来の協定があるため、両国民は国境を意識せずに往来しているが、私たち外国人はベラルーシのビザを取得している必要がある。ベラルーシ入国時には何の検査もないが、出国時には所持が必須となるので、乗車時にあれだけしつこくチェックされたのだ。
ベラルーシ最初の駅・オルシャには定刻16時48分到着。中国語が書かれた長い貨車が、何両にも連なって止まっている。はるばる中国から、広大なユーラシア大陸を陸路駆け抜け、ここまでやって来たのかと思うと、この貨車が見てきた沿線の風景に、思いを寄せずにはいられない。
15分間停車するというので、ホームに降りてみると、何処からともなく、初老の婦人が何人も近づいてきては、たばこはいらないか、ドラニキ(じゃがいもパンケーキ)はいらないか、など物売りを持ち掛けてくる。外気温は1度ほど。小雨がぱらついている。モスクワよりは暖かい様子。ホームの片隅には、かつてロシア全土にわたって活躍したP-36型蒸気機関車の巨体が静態保存されている。
定刻通り17時03分発。小雨がぱらつき、徐々に夕闇に包まれつつある。外は見えにくくなっているが、ベラルーシに入って、集合住宅よりも一軒家が多くなっているのに気づく。18時頃になると、民家や街頭の明かりが目立ちはじめ、列車が首都に近づいているのを感じる。 -
■ベラルーシ・ミンスクに到着
ベラルーシの首都・ミンスクには19時08分、定刻より1分早着。停車駅のたびに外をうろうろするのを車掌に把握されていたようで、「今度の出口はこちら側だよ」と示してくれる。発車時間は予定通り19時23分、停車が1分伸びて15分というので、駅舎のほうへ散歩してみる。4年前に訪れた時に比べて駅舎の改築が進み、地下鉄駅への直結通路やショッピングモールなども整備されている。迷って乗り遅れるのも怖いので、結局町に出るのをあきらめてホームへ戻る。
車両の前では、同じ号車の2つ隣のコンパートメントにいる初老の婦人が、連れてきた飼い犬をホームで散歩させている。のどかな光景に見えるが、検疫はどうするのだろう。定刻19時23分ミンスク発。郊外に抜けると、列車は再び速度を上げ、時速90キロくらいで走行。
夕食にありつくため、再び食堂車へ。夕食のメニューは野菜サラダ410ルーブル、ヌードル入りチキンスープ300ルーブル、黒パン「ボロジンスキー」30ルーブルを2個。合計770ルーブル。
クルーはウェイターと、キッチンで働くコックの2名だけのようだ。支払いにブッフェ車に行くと、休憩なのかサボりなのか、車掌達が何人も集まっておしゃべりに興じていて、お客らしき人は見られなかった。
ここでベッドを出してもらおうと、コンパートメント内のブザーを押して車掌を呼び出す。持ってきた鍵を使って解錠。2つの分割座席を、背もたれの奥の壁ごと手前側に倒すと下段ベッドになる。壁の内側に既にシーツ・掛け布団カバー・枕はセットされており、ベルトで固定されている。その上部の壁を手前側に倒すと上段ベッドになる構造だ。
(つづく)
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