2018/03/26 - 2018/03/26
20位(同エリア256件中)
玄白さん
2か月振りに、老人ホームに入居している義母の元気見舞いのため、伊豆へ一泊小旅行に出かけた。
夜中に星を撮影しようと出歩いていたので、2日目の朝はのんびりし、9時頃にチェックアウト。今日最初に向かうのは、西伊豆町の隣りの松崎町。那賀川の堤に河口から中流域まで延々6kmに渡って桜並木が続いている。特に那賀川バイパス沿い1.5kmの区間は見応えがある桜並木となっていて、道路を挟んで反対側の田んぼには、色とりどりの草花が植えられ、広大な花畑になっていて、壮観な風景が広がっている。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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臨時の駐車場からの眺め。まだ花が咲いていない田んぼも散見されるが、那賀川流域の田んぼが見渡す限り、この時期は花畑になっている。
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川沿いの桜並木は後程歩くことにして、まずは田んぼの中を散策する。
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田んぼの中と言っても、普通のあぜ道ではなく、コンクリート舗装された遊歩道になっているので、とても歩きやすい。
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ところどころ、こんな動物のぬいぐるみが置かれて記念撮影スポットがある。
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こちらはロバのぬいぐるみ。
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田んぼには6種類の草花が植えられていて、桜が終わっても5月上旬まで次々と花が咲くので、長い間楽しめる。
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なんと、無料の足湯まである。
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足湯に浸かりながら眺める花畑と桜並木。
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イチオシ
足湯がある前の田んぼが、花の密集具合がよい。
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遠目には本物の牛のようにも見えるが、これも記念撮影スポットに置かれた巨大なぬいぐるみ。
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那賀川沿いの桜並木の方を歩いてみる。散策用の遊歩道が通っている。
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ボートから花見をしている人もいる。
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堤の法面には、定番の菜の花が咲いている。
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菜の花一本。
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ここの桜はソメイヨシノがほとんどだ。
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桜と菜の花
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イチオシ
同じような情景だが、とてもきれいなので、ついつい何度もシャッターを切ってしまう。
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一本だけ、ソメイヨシノと違って白い花をつけた桜があった。
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すでに葉が開いている。
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イチオシ
菜の花の前ボケと桜並木
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桜並木をぼかして菜の花をアップ
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川下りしながら船から桜並木を楽しんでいる人たち。今年から川下りイベントが始まったようだ。まだ、ボートの数が少ないので試験的な試みなのかもしれない。
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この辺りは菜の花の勢いが良い。
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川の反対側の桜は、ひときわ華やかだ。
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もう一本、ソメイヨシノとは違う桜発見。
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川岸に降りられる階段があるところまで来た。河原に降りてみると、水仙が一本だけ、寂しげに咲いていた。
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ソメイヨシノに似ているが、葉っぱも開いているのでソメイヨシノとは違う桜かな?
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那賀川は同じ松崎町内山間部を源流とし、駿河湾に注ぐ全長10kmほどの小さな川である。水はきれいで、昔から松崎の人々の生活用水でもあったようだ。
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川沿いの桜並木から離れ、再び田んぼの中を歩いて駐車場に戻る。ところどころ、花畑ではなく作物を植えてある田んぼも散在している。
これは麦畑。 -
この辺りは田んぼにも菜の花が植えられている。
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昔懐かしいレンゲソウ。玄白が子供の頃は家の田んぼにもレンゲソウが植えられてていたが、化学肥料が普及した今日ではめったに見ることができなくなった。レンゲソウは根に根粒というコブを作り、根粒菌という特殊な細菌を住まわせ、空気中の窒素を植物が養分として使える形に変えてもらう。そのため、レンゲそのものが貴重な緑肥になるのである。
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春先に田んぼの花を植える事業は、2000年にスタートし、現在では62,000平米の広大な田んぼが見事な花畑に変身する。植えられる草花はアフリカキンセンカ、ヒメキンギョソウ、ネモフィラ、ヒナゲシ、ヤグルマソウ、ツマシロヒナギクの6種類だという。
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3月下旬に咲いているのは、ヒメキンギョソウと・・・
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アフリカキンセンカと、
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これもアフリカキンセンカ
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そしてネモフィラの3種類である。
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4月になると、ほかの3種類の草花が、次から次へ咲き始める。
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イチオシ
5/1~5/5のゴールデンウィーク中は、自由に田んぼの中に入って無料で花摘みができるそうだ。5/6からは一斉に田起こし作業が始まり、田植えの準備が始まる。
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足湯に温泉を供給している源泉塔が見える。
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田んぼのオーナーか、花畑事業のボランティアのスタッフなのか、花畑のメンテナンスで忙しそうだ。
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足湯のそばの土産物を売っている露店のスタッフ(松崎町の観光協会の方)によると、これだけ大規模に田んぼを花畑にするイベントは今年が最後になるかもしれないとのこと。なぜかというと、今年の町長選で今までの町長の方針を受け継いだ新人が選挙に敗れ、花畑事業への町からの補助金がカットされてしまうとのこと。観光協会としては、寄付とボランティアを募って継続したいと思っているが、これだけの規模を維持するのは難しいとのこと。
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これだけ大規模な花畑と桜並木を観光資源として生かそうと努力はしているのだろうが、ちょうど桜が見頃の週末であるのも関わらず、意外に観光客は少ない。18年間このイベントを続けているわりには知名度はいま一つのようであるし、伊豆半島の先端部で交通の便が良いとは言えないという悪条件もあり、つぎ込んだ資金のわりに観光の経済効果は上がっていないという判断なのだろう。
一観光客としては、これがなくなってしまうのは寂しい気もするが・・・ -
それでも昼近くになって観光客も増え、足湯も混雑してきた。
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昼頃、松崎の田んぼ花畑を後にして、一月に続いて黄金崎に立ち寄る。
通称「馬ロック」という馬の横顔に似た崖。プロピライトという安山岩が変質した特徴的な岩石からなる崖だが、これが夕日に照らされてオレンジ色に輝く時間帯が圧巻なのだが、なかなかそういうタイミングではまだ来れていない。 -
今回立ち寄ったのは、馬ロック鑑賞ではなく、近くの黄金崎公園の桜鑑賞。
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ここもちょうど桜は見頃を迎えている。
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イチオシ
花びらに濃いピンクのふが入った桜の若木。富士山とともにパチリ。
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トンネル越しにみた桜。
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伊東の老人会の観光バスが到着して、一気に公園が騒がしくなったので、早々に立ち去ることにした。
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このあと、土肥から西伊豆スカイラインのドライブを楽しむ。達磨山周辺にはところどころ駐車場があって、駿河湾、富士山の眺望が楽しめる。先日の関東、箱根に降った大雪が、ここ達磨山でもかなり降ったようだ。
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ふたたび、達磨山高原レストハウスにて。
ここで仮眠して夕方まで粘り、夕焼けの富士山と沼津の夜景を撮影するつもりであった。しかし、今日の富士山は、冠雪した頂上以外は霞に溶け込み、白いてっぺんだけが空中に浮かんでいるような姿になっている。
4時頃になると、霞が濃くなり、富士山全体が霞に隠れてしまったので、そのまま帰宅の途についた。また、定期的に義母の元気見舞いに伊豆に来る機会はあるので、またのお楽しみということにしておこう。
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