2018/03/25 - 2018/03/26
47位(同エリア154件中)
玄白さん
2か月振りに、老人ホームに入居している義母の元気見舞いのため、伊豆へ一泊小旅行に出かけた。
神奈川県足柄エリアでの桜と菜の花の撮影を終えて、修善寺の老人ホームに入居している義母と面会。一月に見舞ったときはちょっと体調がよくなかったが、だいぶ元気そうになり、まずは連れ合い共々一安心。そのあとは一月と同様、西伊豆に向かう。西伊豆は、どこも夕陽がきれいなことを売りにしているが、特に大田子海岸には通称ゴジラ岩という奇岩があり、春分・秋分の日前後には、ここに夕陽が沈むというフォトジェニックな光景が見られる。今回の義母の元気見舞いついでの伊豆旅行の一番の目当ては、ここでの夕陽の撮影だ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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義母との面会の前にまずは腹ごしらえ。いつものように伊豆の国市(旧大仁町)の国道136号沿いにある魚がし寿司大仁店で鮨ランチ。夜も民宿の海鮮料理なのだが、シーフード大好き人間の我が夫婦、三食シーフードでも飽きることがないので、義母の見舞いに訪れるときは、ここでランチというのが定番になっている。
ネタは新鮮かつコスパ抜群で、ここはオススメの鮨店である。 -
老人ホームの敷地の桜も満開。
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しかし、すっかり足腰が弱ってしまった義母は、自分の足で歩いて、この桜を見に外に出ることはできなくなっている。
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義母との面会を終えて、戸田峠越えで西伊豆に向かう。途中、達磨山高原レストハウスの展望台に立ち寄り。
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ここでは、駿河湾越しに富士山が眺められる。今日は雲一つない快晴で、多少霞がかかってはいるが富士山がよく見えた。富士山の右側には沼津市街が広がっていて、黄昏時になると富士山と沼津の夜景が見られる撮影スポットになる。
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沼津市三津浜の海岸を俯瞰。駿河湾にぽっかり浮いている島は淡島。あわしまマリンパークというレジャー施設がある。海岸に沿ってさほど標高が高くはない山が連なっている。左側から香貫山、横山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山と続く山稜線で一番高い鷲頭山でも392mの低山であるが、アップダウンがきつく、鎖場があるハイキングコースが通っている。地元では沼津アルプスという愛称で親しまれている。
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今宵の宿、民宿旅館「大屋荘」にチェックイン。一月にも宿泊した宿である。新鮮な地魚料理がとても美味で、しかも浮島(ふとう)温泉という温泉も湧いているのがお気に入り。
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玄関では、伊豆の各地で昔から作られているつるし飾りが出迎えてくれる。
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西伊豆はどこも山が海岸まで迫っている。宿の前の山裾の木々はすでに新緑が萌え、山桜が満開になっていて、1月とはすっかり風景が変わっている。
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錆びたトタンの壁の小屋を覆うように桜が咲いている。静かな山奥のような雰囲気だが、宿から歩くこと200mちょっとで海岸に出る。
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今日の夕陽の撮影ポイント、大田子海岸は、車で5分ほどのところ。宿の女将さんから今日は天気が良いので早めに行った方が良いですよとアドバイスを受けた。4時前にチェックインしたあと、すぐに出かけた。
今日の日の入りは6:02。4時ちょっとすぎに大田子海岸に着くとと、すでに海岸沿いにズラリと三脚が並んでいる。 -
ここの海岸はこんな風景である。画面中央の少し霞んでいる2こぶの岩礁が田子島で左が男島、右側が女島と呼ばれている。GoogleMapで見ると海岸から田子島まで1.2km離れている。手前に、海蝕でぽっかり穴が開いた岩礁があり、こちらは海岸から200mのところにある。この岩礁は、ゴジラに似ているのでゴジラ岩と呼ばれている。
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春分、秋分の日前後一週間ほどの時期には、田子島の男島と女島の間に夕陽が落ちるのである。西伊豆は、夕陽そのものもきれいだが、やはり、こんな奇岩と絡めた写真が絵になるので、西伊豆の夕陽撮影ポイントの中でもとりわけ人気がある。
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日の入りまで2時間近くあり、時間を持て余してしまう。たまに海岸に近づいてくる海鳥を撮影したりして、時間をつぶす。海岸に面したところに夕陽展望所が設えられていて、そこに地元ボランティアの人達が詰めていて、駐車スペースの誘導やお茶の無料サービスなどをしてくれる。
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こんなことを予想してか、連れ合いは夕陽なんか見なくてもいいと言って、一人、宿の温泉に浸かってのんびりしている。
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この海鳥、拡大撮影してみると、どうやらウミネコのようだ。
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日の入り35分前。ようやく日が傾いて、田子島上空に太陽が移動してきた。大気中の花粉や霞のせいで日が高い割に空がオレンジ色に染まってきた。
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ゴジラ岩をアップ。ゴジラの頭にウミネコがチョコンと留まっている。
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田子島とゴジラ岩の間を飛び交うウミネコ
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水平線に近いほど、空中の霞やチリが増えていくので、太陽光の色も赤みが強くなっていく。
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同時に、日の光の明るさも弱まっていき、海面への映り込みは消えつつある。
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随分と水平線に近づき、太陽の上側と下側でさえ、色が違うようになってきた。
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今日の撮影場所では、ちょうど男島と女島のど真ん中に日が沈むようだ。
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イチオシ
ゴジラ岩も入れてのショット。
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水平線のすぐ上は、かなり霞が濃いようで、太陽の下側は霞に隠れてしまった。
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霞で下半分が隠れた夕陽をアップで。
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水平線に沈む前に、ほとんど霞に隠れてしまった夕陽。
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日の入り時刻から15分後。低い空の茜色と上空の青みが残る空の色のグラデーションが美しいマジックアワーが始まる。
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まだ、ウミネコが飛び回っている。マジックアワーとなったが、冬の澄んだ大気ではないので、透明感がある空の青さにはなりそうもないので、そろそろ撤収しよう。あれだけ大勢いたカメラマンたちは日が沈むと、潮が引くように一斉に引き上げていき、この時間まで海岸に残っているのは数人だけになった。
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宿に戻り、温泉で体についた潮を洗い流した後は、お待ちかねの夕食。今日は日曜日で地元の漁協が休みのためか、前回より地魚が少なく、ありきたりのマグロなどが刺身皿にのっている。
料理は、左上から順に、伊勢海老の生造り、刺身盛り合わせ、アワビの陶板焼き、駿河湾特産のタカアシガニ、ふじつぼの味噌汁、クルマエビの鬼殻焼き、てんぷら、アマダイの塩焼きとごちそうが並ぶ。それ以外にも茶碗蒸しや酢の物など。
これだけの豪華な料理と温泉があって、一泊1万円そこそこなので、コスパは抜群。伊豆で海鮮料理目当てに宿泊するのであれば、民宿が絶対オススメ! -
ひと眠りして酔いを醒ましてから、ふたたび大田子海岸へ。今度は、月明りのゴジラ岩を撮ろうというのである。ところが、なんと渚に出るために防潮堤の扉をくぐって出なければならないのだが、夜は扉に鍵がかかっていて、海岸に出られない!
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やむを得ず防潮堤の低くなっているところで、背伸びして堤防越しに撮影。日の入りと月の入りの方位が今日は20度違って、月は北側に沈む。そのため、ゴジラ岩にかかる海面の月明りを入れようとすると、田子島は入らない。右側の島影は弁天島という。
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夕日と違ってスローシャッターなので、海面が平らに写り、アップで撮ると、画面全体の海面が月明りで輝き、期待以上に幻想的な情景となった。
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イチオシ
月を入れてのショット。
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今宵の月はとても赤い。春霞や空中を浮遊する花粉のせいである。こういう微粒子で、青や黄色といった波長が短い光は散乱され、波長が長い赤い光だけが届くからである。夕焼けと同じ理屈である。
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月が沈んだので、牛着岩と富士山を入れた星のグルグル写真を撮ろうと、雲見海岸に移動。しかし、相変わらず春霞がひどく、富士山は見えない。しかも、岸辺の外灯が予想外に明るく、星の撮影には最悪!
あえなく企ては失敗し、宿がある浮島海岸に戻ることに相成ってしまった。 -
浮島海岸は、雲見ほど街灯による光害はないので、未練たらしく、もう一度星空撮影に挑む。
・・・が、やはり霞の影響でぼんやりと空が明るく、星景写真にはならない。かろうじて北斗七星の2等星以上がやっとこさ写る程度。 -
3時ごろ東南の空に昇ってくる夏の天の川を待とうとしたが、霞が堂ヶ島温泉の街灯りに照らされて、夜明けのような空になってしまう。あきらめて宿に戻り、4時間ほどの睡眠をとった。
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7時に目が覚めて、朝風呂に浸かった後、朝食。朝食は、普通の宿の朝食だが、夕食に出た伊勢海老から出汁を採ったみそ汁は絶品だった。
8時過ぎにチェックアウトし、2日目の目的地、松崎町の田んぼの花畑と桜並木に向かう。
「松崎町那賀川堤の桜並木と田んぼの花畑」に続く。
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