2018/03/23 - 2018/03/23
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ジェームズ・ボンドさん
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現在のアウシュヴィッツは静かな、かつ長閑な場所で展示施設以外に当時を思わせる物は見られません。
施設の殆どが再現されたもの(多くの人はアウシュヴィッツの施設は開放時のものが保存されていると思っている様ですが)と言っても太秦映画村ではありません。
また、施設自体が墓地でもありますから軽い気持ちでは語れないところです。
ここは、まさしく「狂気」が存在した場所ですがアウシュヴィッツ以降も、現在に至るまで世界中で虐殺、民族浄化や人道上の危機など規模の大小はあるものの、同様の事態が絶え間なく起きているのが現状です。
近代においても独裁国家御約束の政治犯収容所をはじめ、スターリンの粛正・文化大革命・クメールルージュ・ルワンダ・ユーゴスラビア・シリア・ロヒンギャ・ウイグル族など、例を挙げればきりがありません。
それらは未だに断片的な記録すら残されていないのが現状です。
「狂気」は事実が解明されないまま、歴史の闇に消えてゆくのです。
それらと比較すればアウシュヴィッツには、ある種の正直さすら感じます。
「人は歴史から何も学ばない」
こう思いながら施設を歩いていると、アウシュヴィッツが過去の遺物では無く、未来の世界を見ている様な錯覚に陥いります。
上記が施設を歩いた感想ですがホロコースト関連の書籍等を読むと、この事実について多くの問題が指摘されている事を知らされるのです。
雑誌「マルコポーロ」事件は論外としても、資料を読むと実際にアウシュヴィッツに対する疑問が数多く指摘されている事がわかります。
主な指摘は「ガス室存在の真偽」「主な死因は発疹チフス・飢餓・結核」「ホロコーストの犠牲者数」等です。
様々な主張を、単に「ホロコースト否認主義者・修正主義者」と糾弾するより事実の追求に努力する方が重要ではないかと思いますが。
しかし、死者数がどうあろうが、死因が何であろうが、ホロコーストが「絶対に許されない蛮行」であることに変わりはありません。
重要なのは「この様な事が、なぜ起きて、なぜそれを人々が許していたか」ということなのではないでしょうか。
僅か70年ほど前の出来事なのに事実が明確では無い理由としては、最初に収容所を制圧したのがソ連軍であって、そのまま冷戦時代を迎えてしまったという時代背景があります。
さらに冷戦終結後のシオニズムと豊富な資金の流入によってアウシュヴィッツがユダヤの聖地化とされてしまったことが話をややこしくしてしまったと言います。
これはベトナム戦争がイデオロギーでしか語られず、未だに公正な検証が出来ない事にも通じている様に思います。
参考資料
アウシュヴィッツの争点
木村 愛二 著
1995,6,26 リベルタ出版
ホロコーストの力学ー独ソ戦・世界大戦・総力戦の弁証法
永岑 三千輝 著
2003,8,24 青木書店
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
-
入場には保安検査・持ち込み制限があります。
さらに、入場時にワイヤレスイヤホンと公認ガイドの同行が求められます。 -
禁止項目は意外に多くあります。
写真はフラッシュ禁止、および営利目的でなければ自由に撮影出来ます。
しかし人毛、靴(展示されている靴は茶や黒色のものばかりですが、中に赤色のハイヒールがあって、それを見た途端に演出感を感じながらもシンドラーのリストを思い出して息が詰まりました) 食器、トランク、眼鏡、義足、衣服などの人の生活に関わる物品の展示は、その生々しさから撮影する気になりません。
小学生の頃、「アウシュヴィッツでは人体から取り出した脂肪で石鹸を作っていた」と聞いた事があります。
これは全くのデタラメだそうですが、なぜこのような話が伝わったのか分かりません。
また、展示品の人毛について疑問点を指摘する声があるそうですが。 -
ナチスが撤退時に殆どの施設を破壊したために、現在の施設は復元された物です。
この建物群を見て、人は何を感じるのでしょうか。
当時の施設を復元する事は何らかのバイアスが掛かった状態を作り出す危険をはらんでいるようで気がかりです。
また、生還した、当時の収容者の多くが「ガス室はなかった」「ガス室は見なかった」と証言をしているそうなのですが。 -
この季節は時期的にイスラエルからの学生が多いのですが、この人達はテーマパークに来ている様なノリで行動するために評判は良くないそうです。
収容所ゲートに「働けば自由になれる」という看板があって、これを皮肉と表現されていることがありますが、これには「当時、一般的に使われていた標語のひとつで特に意味は無い」という説があります。
また「使用される文字の一部が逆になっているのは収容者の細やかな抵抗である」ともいわれますが、これも「当時、よく使われていた字体の一つにすぎない」と言われることがあります。
事実を知りたいものです。 -
電気柵。
-
再現されたものですが、敷地内にヘスの絞首台があります。
吊す者と吊される者、この両者にどれ程の違いがあったのでしょう。
戦後、収容所関係者で法的責任を問われたのは(当時はこの種の行為に対する法の規定が無かったことから)要員の1割に過ぎなかったそうです。
その関係者はニュルンベルグ裁判で裁かれましたが、その取り調べ段階で「証拠の捏造・偽証・拷問」が半ば公然と行われていたといいます。
連合軍の「悪いヤツらなんだから吊されて当然、またそうしないと収まらない」というのは、発想がナチと同じです。
これは映画「愛を読むひと」のテーマでもあります。 -
ここに唯一、無いのが臭気。
当時は衛生状態も悪く、異様な臭いが満ちていたはず。
嗅覚だけが訴えるものがあります。 -
ポプラ並木は収容者によって植えられたそうですから、当時の木々はもっと背が低く、小さかったようです。
-
再現されたレンガ造りの建物群。
遠くからでも建物の異様さが伝わってきます。 -
建物の窓からの景色。
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当時とあまり変わっていない景色。
当時、どのような人が、どのような思いで、この景色を見たのでしょう。
たとえ、再現された建物であっても思いは伝わってきます。 -
窓を開けると見えるのは未来の地球?
最近、ポーランドの右傾化が指摘されていますが、これもEUの分断を象徴している出来事かもしれません。
ポーランドは中東などからの難民を事実上、受け入れていません。
それは、すでにウクライナからの出稼ぎを多く受け入れている事と財政的に難民にカネを出せない事から難民側もポーランドを避けている事が理由だそうです。 -
展示されている「ガス室で使用された薬剤の缶」です。
この缶には、危険物を示すドクロマークのラベルが貼られています。
通常、こういった表示は取扱者が薬剤の取扱いを誤まらないように警告の意味で付けられたはず。
この注意喚起ラベルは趣味の悪い皮肉としか思えません。
ところが、この薬剤についても数々の疑問が呈されています。
その一つは「元来、この薬剤自体が対人用には不向きである」との主張です。
そして、ガス室自体への疑問です。
実際、収容所内に再現されたガス室は極めて気密性の悪い物であって、しかも扉が青酸ガスが透過してしまう木製である事が指摘されています(これに対して、当時のガス室は漆喰で固められた気密性の高い物だったという反論もあります)。
また、ガス室に隣接して焼却炉が設置されていますが「引火性のある青酸ガスが充満した空間の隣に火気を扱う施設の設置するなど考えられないし、使用する膨大な燃料を何処から調達していたのか」という批判もあります(使用する青酸ガスの引火濃度から推察すれば発火の危険はなかったはず、という反論も)。
アウシュヴィッツといえばガス室を連想しますが、ガス室の存在自体に疑問があるなどとは驚くべきことです。
ドイツにおけるホロコーストについて(いわゆるアウシュヴィッツの嘘)
「アウシュヴィッツの嘘 ナチスによるアウシュヴィッツでのユダヤ人大量虐殺(いわゆるホロコースト)の事実は嘘であるという言明がこれに当たる。ドイツでは、このような言明に対し、刑法の民衆煽動罪、名誉毀損罪、侮辱罪、死者の追憶の標榜罪などによって刑罰の対象となるとされてきた、そして連邦憲法裁判所が、このような処罰の合憲性を支持し、そしてこのような言明を直接禁止する刑法改正が行われた。それによれば、何人であれ、公にもしくは集会において、国家社会主義の支配下において行われ、国際刑法典第6条第1項に定義された行為を公共の治安を害しうる仕方で承認し、否定し又は無害化した場合には、5年以下の禁固刑に処されるのである(第130条第3項)。国際刑法典第6条第1項に定義された行為とは特定の民族的、人種的、宗教的集団を破壊する目的で行われたジェノサイドを指す。この規定はインターネットにも適用される。」
インターネットの憲法学 新版 2014.12.17 松井茂記著 岩波書店より
これは「表現の自由よりもホロコーストの方が重い」という、かなり異質なものですが、ドイツのナチスに対する覚悟を示しているとも取れます。 -
ここからの画像は第二収容所(ビルケナウ)のものです。
保安検査や入場券チェックも無く、自由に出入りできます。 -
当時、この窓から風景や貨車での分別作業を見ていたのは当然に収容者ではありません。
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引込線の線路とプラットホーム。
プラットホームといっても、かなりの低さです。
その奥に貨車が1両、停め置かれています。
この線路の先端にはソ連軍の記念碑があります。 -
鉄道の目的は物流と人の移動です。
しかし此処の線路は、どちらの目的も持っていませんでした。
単に大量輸送の為だけです。 -
ビルケナウの「死の門」をくぐる線路は有名。
この有名な写真のレールを見ていて、この線路の軌間が気になりました。 -
軌間ゲージの測り方は国や地域によって異なっていますが、標準的には「軌条に幅があるために軌条頭部の最短距離と規定される」とされます。
メジャーを固定するために軌条の外側から計測したため、数値は157センチとなりました。
レール幅が6センチなので数値は157センチから12センチを引いた145センチ。
この数値に一番近いのは標準軌(1435ミリ)ですから、ビルケナウの鉄道軌道は誤差を考慮しても標準軌と考えて良いでしょう(ここの軌道は復元された物であって、実際に使用される事を想定されていない筈ですから、精度を要求されない状態で敷設されたと思われます)。 -
死の門の外側にある軌道は復元された物のようでコンクリート道床、現在のレールと締結具が使用されています。
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門の内側は木製道床で、レールにも古さがあるものの、締結装置は犬釘ではありません。
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プラットホーム付近のレールと枕木は、かなり古くて固定に犬釘が使用されています。当時の状態に近いようです。
レール製造会社の刻印を探してみましたが見つかりませんでした。 -
これが現在の駅舎(オシフィエンチウム駅)です。
地名はオシフィエンチウムなのに施設をアウシュヴィッツと未だに称するのは「ナチがやった事であり、俺達には関係ないこと」というポーランド政府の考えが反映されているのでしょう。
アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所について述べる時はポーランドの歴史について学んでおくことが必要だと考えます(当時、ナチスドイツの同盟国であった我が大日本帝国についても)。
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