故宮博物館

2018/02/28 - 2018/02/28

今回の台湾目的の一つ、故宮博物院
前回2009年時にはろくすっぽ見なかったが、今回はじっくり見たい。
しかし紀元前二千年以上前からのものを宝物として歴代王朝が保管し、受け継がれてきたとは驚きである。
王朝が変わる動乱の中で破壊されるのが自然のように思うが、各時代において価値がきっちりわかる人がいたのでしょう。
この宝物は近代において紫禁城に集められていたが、日本軍が攻めた時に国民政府の蒋介石は日本軍の侵攻から守るため上海→南京→四川省と移動し、第二次大戦後紫禁城に戻した。
国共内戦により共産軍に敗れた蒋介石は、中でも重要宝物を持って台湾に逃れ中華民国を樹立。

大英博物館もそうだが、やはりそれぞれの遺物・至宝はその地で見たいものである。しかし紫禁城にそのままあれば,ひょっとして文化大革命時に壊されていた可能性もありそうだ。
エジプトの秘宝もそのままエジプトに置かれていればどうなっていたやら…・

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 タクシー

ホテルの朝食バイキング

ホテルからタクシーで故宮博物院へ
旅行先では電車なりバスで移動するのが、庶民の文化に浸しむ手段でもあるのですが、タクシーの値段が気にならなければ、とても便利。

博物院前の狛犬

孫文像

西周期

宋周鐘　BC９世紀～BC771

商周時期（BC1600～BC221）
後で分かるようラベルも併せて写真を撮ったつもりですが、腕のせいかカメラのせいか、拡大しても読めません（泣）

日本語の解説、これも読めません

西周早期　BC１１世紀～１０世紀

西周早期　BC１１世紀～１０世紀

西周晩期　BC９世紀～BC７７１年

戦国早期　BC5世紀～4世紀

新石器時代BC6000年）から世界の文明年表比較
私自身、ヨーロッパの方に興味があり、エーゲ海文明等の遺跡、博物館等見てきましたが、中国の夏・商・周の至宝は改めて素晴らしいと思います。技術的には優っているようにも思います。

新石器時代　BC6200～1200

周商時期　BC1600～221

秦漢時期　BC221～AC220

六朝隋唐　220～960

宋代　960～1279

元代　1271～1368

明代　1368～1644

翠玉白菜
ヒスイ輝石を虫がとまったハクサイの形に彫刻した高さ19センチメートルの美術品

肉形石（清時代）
豚の角煮で有名

中世近世のものにはあまり興味ありません・・・

清代の「象牙透彫雲龍文套球」
職人親子３代が100年にわたって彫り上げた多層球

清朝翡翠の屏風
「 繊細な彫刻が施された屏風には48枚もの翡翠がはめ込まれています。日中戦争時代に汪精衛（汪兆銘）から日本の皇室に送られて昭和天皇のもとにありましたが、戦後台湾に返還されたそうです 」
汪兆銘といえば、日中戦争時蒋介石と対立した政治家、日本を味方にするための忖度でしょうか・・

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