河津桜をもとめ 問題あり？の玉蜂館へ泊まってみた（お部屋編）

2018/02/08 - 2018/02/09

河津桜の時期、昨年予約できなかった玉蜂館のお得なプラン。
今年こそはと早めにチェックをしていた甲斐もあり、予約をすることができました。

桜が観れるといいなー
玉蜂館に泊まれるなー
と、楽しみにしていたのも、つかの間。。

少々不安な点が。。

某予約サイトの【２階ベット客室/露天風呂付・洋室ツイン】というプランで予約をしたのですが、他の方の旅行記等を拝見しておりますと、露天風呂付客室は１階にしかないとのこと。

階数の表記が間違っている？
それとも２階にも露天風呂付客室があるの？

当日トラブルになるのも嫌なので事前に確認のメールをいたしました。

その日の夜にお宿から電話がかかってまいりまして、サイトの表記が間違っており、露天風呂付客室は１階にしかないとのこと。

さらに露天風呂付客室が満室で風呂なしのお部屋にしかお通しできないとのことでした。

主人が妥協案として「妻が妊娠中であまり早くは動けないので、貸切風呂の時間を長めに頂けませんか？」と聞いたところ、それに対しても「早めに到着していただければ早く入ることはできます。」と。

宿側の不備にも関わらず、なぜ私たちがそちらに合わせなければいけないのか。。
しかも、予定のある私たちには早く到着することは不可能でした。

衝撃だったのが、ネットで検索したところ、露天風呂付客室に空きがあるではありませんか！

”満室”とウソをつかれてしまったのです。

ハイクラスな上に評判の良いお宿でしたので、楽しみにしていたのですが、この対応には本当にガッカリ！

私たちは早くから露天風呂付客室で予約をしているので、そのお部屋を確保してほしいと伝え、さらに貸切風呂の時間を長めにいただけるよう交渉。
というか、交渉するのもおかしな話ですよね。。
宿側から提案すべきことだと思うのですが。。

「上長に確認して改めてお電話を。。」と。
上長に報告してなかったの？！と、そこにも不信感が。。

改めてお電話をいただいたところ、「ちょうど露天風呂付客室の空きが出ましたのでお通しできます。」と。

はじめから空きがあったのでは？！
いい加減な対応に呆れる私たち。。

貸切風呂のお時間を長くいただくこともようやく了承していただきました。

初めから早急に、誠実に対応していただければこんなことにはならなかったと思うのですが。。
全て宿側の都合ばかりで本当にイライラさせられました。


私たちの中ではこの宿本当に大丈夫？と不信感が。。
キャンセルも考えたのですが、このお値段でこちらのお部屋に宿泊できることはもうないと思うので、行ってみることにいたしました。



１日目：道の駅 富士
　　　　石窯パン工房 しゃんぴによん
　　　　道の駅 伊豆のへそ
　　　　道の駅 天城越え
　　　　IZUSORA
　　　　港月堂
　　　　峰温泉大噴湯公園
　　　　玉蜂館 宿泊

２日目：伊豆菓子匠 いしや
　　　　東京ラスク
　　　　PATISSERIE+CAFE Anvers
　　　　ミチスガラ


河津桜をもとめ【１】 問題あり？の玉蜂館へ泊まってみた（お部屋編）
https://4travel.jp/travelogue/11334865

河津桜をもとめ 【２】問題あり？の玉蜂館へ泊まってみた（お食事編）
https://4travel.jp/travelogue/11334893

河津桜をもとめ 【３】おしゃれなカフェ、パン屋めぐり＆おいしいランチ
https://4travel.jp/travelogue/11344796

エリア 河津温泉郷・今井浜(静岡)

本日のお宿、河津町にあります『玉蜂館』さんへ到着。

こちらのお宿は奈良時代から湧き続ける“峰温泉”の源泉掛け流しの泉質が自慢の歴史ある老舗温泉旅館なのですが、2013年にインテリアデザイナーとして業界初の紫綬勲章を受章したことでも知られる内田繁氏のプロデュースにより、リニューアルオープンいたしました。

車を停めますと、すぐにスタッフさんが駆けつけてくださいました。

駐車場に車を停めさせていただき、並木道をお散歩して見ることに。

今年は寒く、開花が遅れているようでして。。

まだ蕾が多いです。

しかしながら、一足早い春をちょこっとですが、感じることができ嬉しかったです。

お宿のそばにある大噴湯公園にも行ってみました。

毎分600リットル、100℃の温泉を噴き上げ続けているそうです。
卵が販売されており、こちらでゆで卵を作れるようになっておりました。
足湯なども楽しむことができます。

それにしてもすごい迫力です。

こちらもお宿の近くにあります『港月堂』さん。
チーズどら焼きが有名なお菓子屋さんのようです。

プレーン、いちご、ブルーベリーの３種類がありましたが、プレーンのチーズどら焼き（130円）を購入してみました。

チーズクリームがたくさん入っており美味しくいただきました。

帰りにチーズスフレも購入してみましたが美味しかったです。

お宿に戻ってまいりました。
エントランスは伝統的な日本建築の装いです。

敷地内には広い庭園が。
タイミングが良ければ河津桜も観られるとのことでした。

館内には３種類の温泉が湧き出ているというこちらのお宿。
敷地内の源泉櫓からは絶え間なく湯けむりがあがり、これぞ旅館の目印という感じです。

館内に一歩入りますと、老舗の“伝統とモダン”が融合した落ち着いた空間に。

壁のオレンジがアクセントになっており素敵です。

ロビーのフロント横に大きなセラーが設置されております。

広々としたテラスからは廻遊式庭園が広がっております。
夜になりますとライトアップされ一層素敵な雰囲気に。

重厚感のあるソファーに座りながら、わらび餅とお茶をいただきチェックインの手続きをいたしました。

主人はぐり茶、私は妊婦なのでほうじ茶が提供されました。
（事前にカフェインを控えていると伝えておりました。）

でもほうじ茶もカフェインが入っているのですよね。。
どうせなら麦茶かハーブティーにしていただきたかったなぁ。。

わらび餅はとろっとろで美味しかったです。

ロビー脇には小さいですがお土産物売り場が。
ダイニングで使用されている食器やお箸なども販売されておりました。

私たちのお部屋は１階の露天風呂付客室、101の浅葱というお部屋です。
さて、どんなお部屋でしょう。

モダンで落ち着いた雰囲気のお部屋です。

和モダンな家具類とやさしい間接照明が素敵なのですが、あまりにも暗すぎて。。
読書をしたり、身支度をするには不便な感じがいたしました。

マットレスはシルキーパフとのことで結構柔らかめなのですが、寝心地が良く、ぐっすりと眠ることができました。

お部屋の露天風呂。
塀で囲まれており眺望はありませんが、広々としており、木々の音や澄んだ空気を感じることができ開放感がありました。

洗い場は屋外ですので、冬の寒い時期や天候の悪い日は厳しいです。
なぜ屋内に設置しなかったのか疑問です。

私は大浴場や貸切風呂がたくさんあるよりも、お部屋のお風呂に何度も入りながらのんびりしたいというタイプなので。。

ボディソープ、シャンプー、コンディショナーはPOLA。
大浴場と貸切風呂も同じでした。
どこにでもあるバスアメニティーなので、このクラスのお宿でしたらもう少しこだわってほしいなぁと思いました。

タオルも十分に用意されております。
ふかふかの今治タオルなのですが、主人が使ったタオルがボロボロで。。
穴が空いておりました。。

館内着は浴衣と作務衣がそれぞれ1枚ずつ用意されております。
女性は色浴衣も選ぶことができました。

バスローブや予備のタオルは引き出しの中に用意されておりました。

こちらも和の落ち着いた雰囲気の洗面所とお手洗い。
一体型になっております。
正直この創り、好きではないです。。
機能的にどうなのですかねぇ。。

トイレは全自動で音楽が流れるタイプです。

アメニティーは『まかないこすめ』の固形洗顔石鹸とミニボトルのメイク落とし、化粧水、美容オイル。
これは嬉しい。
男性用のシェービングジェルとローションが1セットずつ用意されております。

その他、くし、歯ブラシ、髭剃り、ウォッシュタオル、コットン、綿棒、巾着袋がありました。
歯ブラシは色違いのものが用意されているため、間違えることなく使用することができ便利でした。

ウォッシュタオルは大浴場と貸切風呂に用意がないため、持って行く必要があります。

洗面台にはハンドソープ、POLAのクレンジングリキッド、アロエのスキンケアジェルがありました。

こちらの液体のハンドソープが少し使いずらく。。
泡タイプのものがいいなぁと思いました。

ドライヤーはパナソニックのnanoe。
大浴場と貸切風呂も同じでした。

源泉パックというものが用意されておりました。

棚の中には電気ポットや食器類が。
2リットルのペットボトル、緑茶と紅茶のティーバッグ、ドリップコーヒーが２つずつ用意されております。

ドリップコーヒーの一つはカフェインレスのものを用意してくださいました。

ミニバーも宿泊料金に含まれております。
飲み物には困りません。
こちらもお茶のペットボトルの１本が水へ変更されておりました。

シャープの加湿機能付空気清浄機も完備。

電話はデザイナーズ旅館にあるスタイリッシュなデザイン。

木製のティッシュケースも可愛らしい。

引き出しにはセーフティーボックスが。

テーブルの上の籠の中にはお茶菓子がたくさん。
おまんじゅうやクッキーをいただきましたが、どれも美味しかったです。

お部屋の鍵は２ついただけたので便利でした。

お部屋の温度は快適なのですがお手洗いや館内の廊下などは非常に寒く、浴衣ですと少し辛いものがありました。

大浴場や貸切風呂にもタオルが用意されておりますので、お部屋のものを持っていく必要はありません。

大浴場は2箇所あり、翌朝男女が入れ替わります。

貸切風呂は３つあり、予約制ですので基本的にチェックイン時やフロントへお問い合わせをして予約をするというシステムです。


『石風呂　光風』
15時から予約をいたしました。
外を通って行く必要があるため、夜や朝は非常に寒いです。

ハンドソープ、アロエのスキンケアジェル、POLAの化粧水、乳液
が用意されております。

男性用のヘアリキッド、シェービングローションなどもありました。

タオル類は手ぬぐいとバスタオルが１組ずつセットされておりました。

その他、くし、髭剃り、コットン、綿棒、シャワーキャップなど。
アメニティーは揃っておりますが、どれも質が悪く。。
コットンは薄すぎてすぐにヨレヨレになってしまいますし、くしも使い物になりませんでした。

シックで落ち着いた空間の石風呂。

洗い場は一つ。
POLAのクレンジングリキッド、クレンジングウォッシュ。

ボディソープ、シャンプー、コンディショナーの用意がありました。

お風呂からの眺めが素敵でした。
広くて快適な温泉をのんびりと楽しむことができました。

私たちは２枠予約していたためのんびりできたのですが、通常は40分間ですので少し短い感じがいたします。

私たちは入らなかったのですが他のお風呂もご紹介。
『大岩露天　吹花』
大人数でもゆったり入れるほどの岩風呂。

洗い場は３つあるのですが。。

脱衣所の洗面台は一つのみ。
女性の場合ですと混み合いそうです。

続いて『湯処　風花』

広々とした内風呂に。。

ヒバの木で創られた露天風呂。

洗い場は４つ。

脱衣所の洗面台は２つのみ。

お部屋が暗いので大浴場で身支度をしたい方もいると思うのですが、数が少ないため混み合うのではないかなぁ。。

少し不便さを感じました。

『陶器風呂　薫風』
朝6時から予約をいたしました。
信楽焼の陶器の浴槽だそうです。
二人で入れるくらいの大きさです。

こちらも眺めが良いので気持ち良く入ることができました。

もう一つ、貸切風呂で『噴湯風呂　夕凪』があります。
写真は撮れなかったのですが、源泉櫓の湯けむりと、源泉が吹き上がる音を聞きながら入浴を楽しむことができるそうです。

温泉成分表です。

湯上り処にはオレンジジュースや野菜ジュース、烏龍茶、爽健美茶が自由にいただけるようになっておりました。

以前まではミニ缶が置かれていたようなのですが、持って帰る方が多いからなのか。。
ファミレスのドリンクバーのようなマシンに変わっておりました。

館内には21時からオープンするバーがあります。
オープン前に写真を撮らせていただきました。

囲炉裏などもあり。。
（使用してはいないそうですが。。）

和の装いです。
館内ではこちらのみ喫煙可能なエリアとのことでした。

新聞や雑誌などの置かれたライブラリー。

コーヒーマシーンが設置されており、こちらでもドリンクをいただきながら読書を楽しむことができます。

のんびりと温泉を楽しみ、あっという間に夕食のお時間に。
さて、夕食をいただきにダイニングへまいりましょう。


河津桜をもとめ 問題あり？の玉蜂館へ泊まってみた（お食事編）
https://4travel.jp/travelogue/11334893

この旅行記へのコメント （2）

• 多良さん 2018/03/02 14:06:07

  旅の楽しみ

  新記事から河津桜＆玉蜂館に興味があってやってきました～♪
  
  旅のスタートが楽しみにされていた旅館とのトラブルなんてホント、楽しさが半減ですね～（苦）。
  
  サイトの表記が間違っていたなんて。
  
  しかも”満室”とのウソ。。。
  
  ・・・お願いするコッチはネットの表記を信じるしか無いですから。
  
  でも、まあ、逆に、カナナさんのキッチリした確認でお望みのお部屋が取れた事はヨカッタ、ヨカッタ＾＾。
  
  しか～し！玉蜂館さん、拝見するにかな～り価格面でも高級旅館ですね＾＾。
  
  続けて「お食事編」も拝見しまーす（笑）
  
  　　　　　　多良

  カナナさん からの返信 2018/03/02 15:18:18

  RE: 旅の楽しみ

  多良様
  
  旅行記をお読みいただきありがとうございます。
  
  そうなんです、予約時に一悶着ありまして、少々不安なスタートでした。
  結果的にお安く宿泊することができましたので良しとしようと思います。
  玉蜂館さんに関しましては、お部屋や施設面で機能的に少々不便さはあるものの、サービス面とお料理は素晴らしく、また行きたいと思えるお宿でした。
  価格的には。。お高いですよね。。
  多良様のご参考になりましたら幸いです。
  それでは失礼いたします。
  
  カナナ