トランジットの6時間で、ちょこっとコペンハーゲン

2018/03/12 - 2018/03/12

ウィーンに向かうにあたり、コペンハーゲンでトランジットしました。

帰りはコペンで6時間もあります。これは街に出て観光するしかないでしょー。スカンジナビア航空のホームページでも4時間以上あるなら市内観光を勧めてるし。

というわけで国鉄、S-TOG、地下鉄に乗って、コペンハーゲン市内をサクッと観光。

中央駅、人魚姫の像、アマリエンボー宮殿、ニューハウンでランチ、ストロイエ、ローゼンボー宮殿。

覚えた言葉は「ハイ」「タック」「ウンスキュ」だけ。クローネの現金は一切持たずカードだけ。何とかなるかな？ 何とかなるっしょ。

綺麗な街並みの写真が撮りたいな。大学生の息子を道づれに駆け足で回りました。

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空 スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウィーンからの飛行機の到着は9:00。コペンハーゲンからの飛行機の出発は15:45。6時間45分あります。

搭乗手続には余裕を持たせなければなりませんが、効率良く動けば結構観光できそうです。

見たいものを選択、ランチも目星をつけて、動線を検討。

青の矢印は空港からの電車ルート。赤の矢印は徒歩。ランチ後はオレンジの矢印で徒歩。最後は緑の矢印、地下鉄で空港に戻ります。

ネットで時刻表など調べて、およその所要時間をシミュレーション。アンデルセンの像や市庁舎は残念ながらカットする事になりました。

月曜日なので美術館その他施設は軒並みお休み。もともと時間無いので割り切れるというもの。

あ、お買物の時間もありません。デンマークは物価が高いから、ま、いっか。

ランチはレストランが多いニューハウンが良さそう。せっかくだからデンマークらしいものが食べたい。

トリップアドバイザーで評判のいいオープンサンド屋さんに決めました。地元の人も多く、いつも混んでいるとのことだったので、お店のホームページから予約しました。

ホームページを英語に設定したのですが、予約登録画面はデンマーク語だけ。「ここはきっと名前だろう」「ここはメールアドレスを確認の為に2回入力するんだな？」と、 勘を頼りに進めました。

届いた予約確認メールもデンマーク語。 でも何となくわかりますね。

ウィーンからコペンハーゲンカストラップ空港に到着。

預け荷物はウィーンから成田までスルーなので身軽です。

Exit の案内を辿り、バゲージクレームを横目に流れに乗ってどんどん進みます。

進行方向右手前方に電車やバス等の切符自動販売機群があります。

側に係員もついているので困ることはありません。

さらに進行方向に進み、階下に鉄道乗り場があります。

自動販売機は英語、デンマーク語、ドイツ語対応。

英語はともかく、ドイツ語メジャーなんですね。確かに陸の国境を接してますものね。

ウィーンの◯◯時間乗り放題切符と同様、ここでもツーリスト用チケットを選択して進みます。

自動販売機でチケットを買う場合、予め買いたいチケットの値段を調べておくと良いです。似た種類のいろんなチケットがあり、言葉や名称が不安でも、金額が大きな手掛かりになるので。

今回デンマーククローネは一切用意せず。クレジットカードで問題無し。

今までに訪れたヨーロッパどこでも見かけるタイプの機械です。

これが24時間チケット。印字(validate)の必要はありません。

空港往復の他にもう1回鉄道かバスに乗れば元が取れます。

今回の行程では、中央駅で途中下車するものの、本当は空港往復の切符を買うだけで済むので、割高にはなります。

でもこういうのが面倒くさくなくていいんです。慣れない旅行者には。

今デンマークで全面的に導入されている、スマホに登録するeチケットに興味があったのですが、事前にネット購入する余裕が無く、トラディショナルな紙チケットになりました。

列車のホーム。発車時刻とアルファベットが書かれています。

後からアルファベットはホーム番号にあたると判明。この辺は周囲を観察して行動。

やって来た列車は何処か遠くに向かうものでしたが、車体の行き先表示に「via Kobenhavn H」とあるので中央駅に停車すると分かります。

まあ、周りもほとんど皆、中央駅に行きますので。

乗った列車は約15分で三つ目の駅、コペンハーゲン中央駅に到着。

一応事前にダウンロードしていた鉄道アプリを立ち上げて、途中停車駅の数を確認。

まあ、周りもほとんど皆、中央駅で降りますので。

乗った列車の最後尾。

他の車両はホームとの段差があり、ステップが出てきますが、この「自転車・車椅子・ベビーカー・スーツケース車両」は段差がありません。

普通の乗客に見えるこの女性は車掌さんでした。コート着てるし、リュック背負ってるし、っぽくない。

中央駅のコンコース。ターミナル駅の風情です。

セブンイレブンがどーん。世界共通のロゴです。

コペンハーゲン中央駅 駅

中央駅はレンガ造り。コンコースの鉄骨とともに歴史を感じさせる建物です。

横断歩道を向う岸に渡ると…

チボリ公園の裏口です。今は営業していません。

隙間から覗いてみましたが、元祖テーマパークの雰囲気は微塵もありません。はい。

いつか営業中に来られたらいいな。

早速、自転車の街であることを体感します。

この手の自転車は前に子供を乗せるモノと思っていましたが…前に乗っているの大人ですよね。

中央駅から今度はS-TOGに乗って2駅。

人魚姫の最寄駅Osterportに向かいます。

電車の中の自転車置場はこんな風になっていました。ゴムバンドのような所に車輪を挟むのですね。

到着。何と発音するのでしょう。ウスタポートっていう感じ？ オスターポート？

デンマーク語のアルファベットが異国情緒満点。

オスターポート駅 駅

赤い自転車がちょっと目に止まって。

大きな交差点を渡ると向う岸は公園。というか、カステレット要塞です。

函館の五稜郭と本当にそっくりの形していますよね。

デンマーク語は読めないけど、人魚姫はこっち、という案内板に違いあるまい。

この矢印について行きます。

夏ならば爽やかなマリーナなのでしょうね。

冬枯れたこんな感じも好きです。

やって来ました人魚姫。

この時点で10時25分。時折雨降る曇空のせいか人は少なめでした。

こういうアングルで見るとガッカリかもしれませんが…

人魚姫の像 モニュメント・記念碑

こうやって見れば、人魚姫、全然ガッカリじゃありませんよ。

周りの公園は野鳥も多く、お散歩とセットで訪れれば、十分行く価値あり。

ゲフィオンの泉と聖アルバ二教会。

聖アルバニ教会 寺院・教会

「息子どもよ、働け～」て言ってる女神？

ゲフィオンの泉は水が抜かれています。

ゲフィオンの泉 モニュメント・記念碑

充電中の電気自動車が可愛く並んでる。

何てことない街角。

標識も日本と似ているのだけど外国らしい。風情の源は自転車かな。空気かな。

コペンハーゲンの空気はスッキリしていて気持ち良い。大好き。

アマリエンボー宮殿広場。

アマリエンボー宮殿 城・宮殿

どの建物が女王陛下のお住まいなのか。

何れにしても質素。

衛兵さん達。仲良く歩いているように見えますが、もちろん仕事中。

今回は時間が合わず衛兵交替式は見られず。

衛兵のブースには確かにハート型の小窓が。

手にすることはなかったデンマークの硬貨にもハートが刻まれているのですよね。

フレデリクス教会。外から眺めるだけ。

フレデリクス教会 寺院・教会

自転車が風情ある。

やって来ました、ニューハウン。

右も…

左もカラフル。小雨模様でもカラフル。

運河には氷。

ここにも恋人達が南京錠を。

アンデルセンが住んでいた建物。プレートが付いてます。

アンデルセン旧居 (ニューハウン) モニュメント・記念碑

ニューハウンで目に止まった看板。

風見鶏。

雨なので人は少なめ。

おしゃれ。

かなり寒く、気温3度くらい。

アイスはいいや。店内にお客さん入っていたけど。

こちらは船上レストラン。

運河には白鳥さん。

遠くに救世主教会が見えました。ズーム。

さてお昼は予約してあったこちらのお店でいただきます。

ニューハウンのすぐそば。

時間より少し早く到着しましたが、快く招き入れてくれて助かりました。冷たい雨に凍えていたので。

トルド＆スナップス 地元の料理

アルコールは弱いのでスパークリングウォーターでランチ。

お店の自慢のシュナップスを勧められましたが、残念。

落ち着いた店内。一番客でした。

後から地元のお客様が続々。

店内入口に写真。ロイヤルファミリーかな。

オープンサンド専門店で、メニューは「ニシン」だけで1つのグループ！ 他にシーフードやお肉もあります。

ニシンが前菜、他がメインに当たると説明されました。

私は「本日のスペシャル」サーモン(だったと思う)の卵と野菜とクリームチーズ。写真手前です。

写真奥が揚げたニシンと野菜。

これがまあ、どれも美味しくてビックリ。素材が新鮮。味は複雑なのですが口に合う。

塩漬でも醤油漬でもないフレッシュな魚卵なんて生まれて初めてでした。

こちらが香ばしく焼いた白身魚とエビとマヨネーズ。

エビの食感は日本のものとは全く異なり、お肉のような噛み応え。下にパンが隠れています。

一皿の量はさほど多くなく、日本人に丁度いいです。

感動レベルの美味しさでした。昨夜のウィーンのディナーをすっかり凌駕しました。

ゆっくりコーヒーもいただいた後、雨の中、コンゲンスニュートーからストロイエを目指して歩きます。

広場は工事中。

コンゲンス ニュートー広場 広場・公園

王立劇場ではライモンダが上演中。

昨夜のウィーン国立オペラ座と一緒の演目だ。

旧王立劇場 （コペンハーゲン） 劇場・ホール・ショー

ロイヤルコペンハーゲン本店までストロイエをぷらぷら。

写真撮るには連れに傘を持ってもらわないとなりません。手がかじかみます。カメラの電源入れるのもやっとこさ。

ロイヤルコペンハーゲン 専門店

ラウンドタワーも外から眺めるだけ。

ラウンド タワー（円塔） 建造物

コペンハーゲンの日常の自転車。

それにしても、こちらの人は傘を差さない。フードかぶるならまだしも、髪の毛グッショリでも気にしない様子。

雨支度無しに自転車漕いでるし。

おもしろ自転車その1。

おもしろ自転車その2。

カゴの形は本当にさまざま。皆さん個性を競っておられるような。

こちらはお花屋さんの看板。

雨にも映える真っ赤な自転車。

雨の日のお散歩は大変よね。

整った並木道をローゼンボー離宮まで。

公園から、離宮と反対側の街並み。

北欧らしい。綺麗に整っている。

見えました、ローゼンボー離宮。外から眺めるだけ。

この時期は月曜日は休館です。

おとぎ話に出てくるお城みたい。

月並みな言葉しか思いつきませんが……可愛い！

ローゼンボー離宮 城・宮殿

水濠に囲まれています。

晴れていれば逆さローゼンボーが撮れるのかなぁ。

皆んな傘を差さないけど、さすがにベビーカーには幌を被せてありますね。

それにしても、こんなお城の真ん前が生活ルートとは。

すっかり濡れそぼったので、もう地下鉄で空港に戻りましょう。

ローゼンボー離宮からノアポート駅までは、先にS-TOGや列車の駅入口があります。

地下鉄駅はあっち、という案内表示も分かりやすく、程なく地下鉄駅に到着。

ノアポート駅 駅

ホームドアの向こうに地下鉄がやって来ました。

車内はこんな感じ。明るくスッキリ。

無人運転車両です。

車内では子供や幼児や妊婦を見かけました。大きなベビー用品を抱える若い男性も。

子供の気配が多いのは、明るくていいですね。

15分程でコペンハーゲン空港に戻って来ました。

朝空港で電車のチケットを買ったのが9時25分。再び空港に戻ったのが14時10分。5時間弱の観光でした。
道中急くことも無く、搭乗開始時刻にも余裕を持てました。

計画時には歩く距離が多すぎないか少し心配でしたが、全然問題ありませんでした。真ん中にランチが入ってたし。

冷たい雨でお天気には恵まれなかったけれども、充分に楽しめた小旅行でした。トランジット時間が長ければ、小旅行はオススメです。

さっさとセキュリティを抜けてシェンゲンエリアで時間調整。

木のフローリングは温かみがあります。

これこれ。秀逸なデザインの荷物カートです。

ちょっと押してみたら意外と重みがあり、適当に荷物積んでも安定していそう。持ち帰りたいくらい気に入りました。

わぁ、コーンの粒のような。レゴのキャラクターの顔パーツ。

好きなパーツを自分で組み合わせて、お気に入りのキャラクターが購入出来るのですね。

こんな売り方は日本で見たこと無いなぁ。

日本と違ってスターウォーズコーナーも充実。

これはターミナルA方面です。

樹木のような白い柱が印象的。

こちらはSASのラウンジです。

白木と暖色の照明が優しい。

軽食コーナーには、サラダやソーセージ、パンやヨーグルトにスナック。飲み物も一通りありました。

何と言ってもこのチーズスライサー、面白い！ クルっと回してスライスするの。

もちろんチーズは美味しいです。

ラウンジの奥には窓際の明るいソファコーナーもありました。

ドリンクバーはこちら側にも。

さてここからはスカンジナビア航空ビジネスクラスのレポート。

黒と木目の落ち着いたキャビンです。

人生初のビジネスクラスなので舞い上がっております。

お酒弱いですがウェルカムシャンパンは頂きます。

上空にいる時ほど酔いが回らないし。

座席回りは機能的にまとまっています。

座席は角度だけでなく、硬さも調節出来ます。

マッサージ機能も付いていましたが、こちらはまぁ気休め程度。

ペットボトルのお水がこんなところにセットされています。

お水は離着陸時の耳の調整にお世話になるので助かります。

シートベルトは3点固定式。離着陸時以外は肩ベルトは外せます。

フルフラット時の足元。

狭いとの口コミがありましたが、私には充分。寝返りにも気にならなかったです。

エンターテイメントも充分。

先日のアカデミー賞で話題になった作品が一通り揃っていました。全部が日本語対応ではありませんでしたが。

往路も復路も3本ずつ映画を観ました。

アメニティは普通。

ハンドクリーム、リップバーム、歯磨きセット、耳栓、アイマスク、靴下。黒の何の変哲も無いポーチに入っています。

スリッパは離陸後安定飛行に入ってから配られます。

メニューカードの絵は日本人イラストレーターによるもの。

メニューの日本語表示には、ソフトドリンクのラインアップなど極一部に省略部分あり。

アップルマストという高級リンゴジュース。味が濃厚で美味しかったです。

ナッツも温められていて嬉しい。

行きの機内食。

前菜にはマグロのスモークを頂きました。

サラダのドレッシングが意外と美味しかったです。

メインはエビカニソースに惹かれてシタビラメの蒸し物。

マイルドな味で美味しかったです。

メインディッシュはこのようにワゴンで実物を見せながら回ってきます。

選びやすくて良いです。

デザートにはチーズとフルーツを頂きました。

このフルーツ、1食目と2食目で種類が異なる。細かいところですが個人的にポイント高し。

ギャレーはこんな感じ。

他にアルコールやホットドリンク、ソフトドリンク。

エスプレッソにクッキーとチョコレートを頂きました。

このクッキーと右側ピンクの包装紙のチョコレートが激うま。

帰りの機内でもしっかり頂きました。

こちらは着陸前の軽食。ワゴンから選ぶもの以外。

梅そうめんが付きました。

ワゴンからはチキンと温野菜をセレクト。

チキンが食べ応えあり。

ワゴンには他に焼きおにぎりもあり。日本風なり。

突然変なところをお見せしてすみません。

いや、窓のあるおトイレって珍しいな、と。

こちらは帰りの機内食。

前菜には、物珍しかったのでトナカイ肉をチョイス。

お味は普通のサラミでした…。

メインはメニューから決めかねていました。

そんな時にいいですね、ワゴンサービス。実物を見て選びました。オックステール。

はっ。デザートの写真を撮り忘れました。確か、チーズとイチジクとケーキとフルーツを頂いたかと。

よく食べますね。

着陸前の軽食は逆にワゴンの4種類を見て決められず。

そしたら、少しずつ全部はいかがですかと提案され、その通りに。

チーズが美味しかったです。

最後にコーヒーカップ比較。

上がスカンジナビア航空、真っ白に持ち手だけが深い青でスッキリとした北欧風。

下がオーストリア航空、真っ白に金色の持ち手がシェーンブルンや王宮で見た、いかにもウィーン風。

こんなところに特色が出るのですね。

長い旅行記にお付き合い下さりありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• アルカロイド ダリルさん 2018/04/08 08:44:37

  こんにちわ～

  
  tobkunさんはじめまして！訪問ありがとうございます！
  
  コペンハーゲンは街が近いから、観光デキるとは聞いていたのですが、とてもわかりやすく書いてあったので、参考になりました！ 電車の写真がたくさんあって、鉄子には興味しんしん！
  
  両替無しで観光デキるのは、うれしいですね？ オープンサンドも食べたくなってしまいました！ 小雨の降る寒い中、がんばって撮った写真は、とてもキレイで構図がステキです！ トランジットの時は、ぜひ、マネさせてください！
  
  ダリル
  
  
  
  

  Tobukunさん からの返信 2018/04/09 00:35:16

  RE: こんにちわ?

  アルカロイドダリルさん、
  はじめまして！
  ダリルさんの旅行記読むと、明るくパワフルで、元気のおすそ分けを頂戴致しました！
  ずっと自覚無かったのですが、私もほんの少し鉄っ気があるようで、往路と復路では別の電車に乗りたいな、などと思ってしまいます。
  いっぱいご旅行されているようですね。また訪問させていただきます。
  引き続き、良いご旅行を！
  
  
  >
  > tobkunさんはじめまして！訪問ありがとうございます！
  >
  > コペンハーゲンは街が近いから、観光デキるとは聞いていたのですが、とてもわかりやすく書いてあったので、参考になりました！ 電車の写真がたくさんあって、鉄子には興味しんしん！
  >
  > 両替無しで観光デキるのは、うれしいですね？ オープンサンドも食べたくなってしまいました！ 小雨の降る寒い中、がんばって撮った写真は、とてもキレイで構図がステキです！ トランジットの時は、ぜひ、マネさせてください！
  >
  > ダリル
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