雲水謡風景区（2017年12月福建南靖旅行①）

2017/12/28 - 2018/01/01

2017年の年末に、福建省の南靖地区の土楼を観光。
土楼観光は２回目。
雲水謡に２泊、塔下村に１泊した。
新幹線が開通して多少便利になったが、一人旅には結構不便だった。
アクセスが良い割には古村落の保存状況も良く、のんびりできた。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

厦門空港の近くの宿に前泊し、翌日早朝に空港から厦門北駅にバスで移動。
厦門北駅から南靖駅まで新幹線で移動。所要時間40分弱。

南靖駅。
駅から土楼を推してる。
ここから雲水謡風景区までバスが出ているという情報だったが、いつ来るかが分からず、まずは南靖バスターミナルに移動することにした。

南靖バスターミナル。
こんな田舎でもバスの電化がとても進んでいる。
バス6号線に乗り、1時間半くらいで、終点の雲水謡風景区に着く。

雲水謡風景区の入り口。
天気は生憎の雨。

バス6号線の時刻表。
南靖バスターミナルへかなり頻繁に便が出ている。
時間は本当にアバウトで、何キロか離れた接待中心でも全く同じ時間だった。

雲水謡風景区の中心への道。
この辺は昔は沼沢地だったらしく、両脇には畑と水路と貯水池が続く。

和貴楼。見所の一つ。

観光地化されてない土楼もいくつかある。

川を渡ると、古鎮の中心へと行ける。

古めかしい石垣。

鶏が放し飼いになっている。

この宿に泊まった。
名前の通り、半円形の土楼。正確に言うと、完全に壁で囲まれてないと土楼とは言わないらしいので、これは土楼ではない。
Qunarで予約した。
Ctripで見ると外国人宿泊不可になってることが近頃多く、最近はQunarを使うことが多い。

宿の中の様子。
改築した新しい建物らしい。

この部屋に泊まった。1泊100元くらい。
伝統的な土楼の部屋は、シャワーやトイレは部屋ごとに付いていない。
値段なりで部屋も狭かったが、Wifiもあるし一人では十分だった。

荷物を宿に置き、川沿いに出てきた。

昼食は、名物の漳州鹵麺を食べた。

漳州鹵麺。15元。
スープにとろみがある野菜が多めの麺。
味は至って普通。

ガジュマルの木。
碑があるところには人が群がる。

中国で、2005年にこの村を舞台にした『雲水謡』というドラマが放映され、それ以来観光客が殺到しているらしい。

川を見下ろす。

ツアー客に出くわすと、橋も渋滞する。

川沿いの大きなガジュマルの木。

川を遡る。

売店が続く。

少し歩くと、大きな土楼が見えてくる。

懐遠楼。
雲水謡古鎮の目玉の観光地。

懐遠楼は、20世紀初めに建築された、4階建ての大きな土楼。

中の様子。
土楼の中心には祖先を祭る廟がある。

廟の中。

梁の飾りも綺麗。

タバコを作って売っていた。

上の階に上がるには、5元とか10元とかお金を払う。

2階から撮影。
所々洗濯物が干してある。

4階から撮影。

梁と天井。

ツアー客が多い。

周りの風景。

川沿いの広場まで戻ってきた。
水車は今は実用されている様子がなかった。

橋と商店街。

橋の向こうにある土楼。
泊まって食事も出来るようだ。
しかし外国人が泊まれるかどうかは別問題。

倉か何か。

梅菜があちこちに干してある。

川沿いの土産物屋。
村の所々に文革期の残滓がある。
奥の門の両脇の文言は、「毛主席の本を読め、毛主席の話を聞け。」と書いてある。

また橋を渡って川向こうに来た。

和貴楼。
風景区入り口に一番近い土楼。

土楼の中は土産物屋で一杯だった。

和貴楼は、18世紀に建てられた5階建ての方形土楼。

5階建ての木造の大型建築物で、200年以上昔に建てられて現在でも使われているという、とても貴重な建物だ。

観光客が沢山いて、色々なものが売られている。

お茶も多い。

構内には井戸がある。

井戸の水を濾過して今でも使っているようだ。

土楼の周りは畑で、ヒョウタンやヘチマ以外にも、パッションフルーツやブドウを育てていた。

翠美楼。

その裏手にある土楼。
文革期の塗装がそのまま残ってる。

道端の露店では観光客相手の食べ物が色々売られている。

パッションフルーツ。中国語では「百香果（bai xiang guo）」と言い、発音をうまいこと似せている。
パッションフルーツで作ったジュースが沢山売られていた。

パッションフルーツのジュースと、干し柿。
パッションフルーツの絞り汁をペットボトルに入れただけなので、当然美味しい。
干し柿もそこそこ名物らしく、普通に美味しい。

宿の電飾。

飲食店が集まる通り。
大した店はない。

一人で入りやすそうだったので、この店で食事をすることにした。

土楼塩鶏という、当地の特産ぽい食事。
料理が出て来る前に、電子レンジのチンという音が聞こえた。
味も、見たまんまの鶏肉を蒸したやつ。
中国恒例の、観光客をなめた田舎の食事。

次の日の雲水謡。
日中は別の場所を観光し、夕方に戻ってきた。
この日は良く晴れていた。

川沿い。

立派なガジュマル。

樹齢300年だという。

土産物屋。
昔の日本の駄菓子屋みたいな佇まいだ。

夕陽があると映り方が随分良い。

ガジュマルの枝に夕陽が隠れていい感じになった。

女の子がポーズを決めている。
やはり写真を撮りたくなる風景だ。

橋の上から撮影。

夕陽を浴びる橋。

橋の向こうには駐車場とバス停がある。

この屋台で、車輪餅なるものを売ってたので、買ってみた。

車輪餅。
見た目は今川焼みたいだが、中身はタコの入ってないタコ焼きみたいだった。
でも味は悪くなかった。

夕暮れの川沿いの風景はやはり綺麗だった。
食べ物や土産物がもっと洗練されていればよい観光地になると思う。

宿に戻ってきた。

宿で、豆腐の炒め物と海苔のスープを食した。

それから店主のお勧めで、謎の食べ物を食べた。
サラミソーセージを揚げて冷やしたような食べ物だった。

それから店主に誘われ、当地の名物のお茶を飲んだ。
「紅美人」という名の紅茶で、フルーティーで香り豊かな美味しい紅茶だった。
一缶買ってしまった。60元だった。

紅茶を試飲しがてら店主と色々話した。
この宿は、店主の一族がずっと住んでいて、店主の代に建て直して宿にしたらしい。
それで、Booking.comなどの予約サイトに登録したら、外国人もよく来るようになったらしい。
南靖の町にマンションも買ったとか言ってた。
順風満帆といった感じだ。

宿の食堂を2階から撮影。
冬なんだから扉くらい閉めて欲しい。

散歩して夜景を観賞した。

しかし夜景と言うにはさみしいライトアップだった。

宿屋から発せられる光しかほぼ光源がない。

土楼みたいな街頭。
これしか光がないから、川沿いはほぼ真っ暗で、懐中電灯が必要。

誰かが花火を揚げていた。
こっちの花火は高さが低くて危なっかしい。

和貴楼の夜景。
もう少しライトアップ多めにしてもいいんじゃないかと思うが。
中で住人たちが寝てるのかな。

入り口には住民たちがたむろして、トランプに興じていた。
お金を払えば入って中を見させてくれる。

人がいないのに土産物屋がやってた。

土楼の中。とても静か。

上の階に上った。
人が住んでいて、時折部屋を出入りしていた。
各部屋には本当にベッドと机しかないようで、暮らすのに不便そうだった。

土楼の通路。
とても暗い。

雲水謡風景区は、川沿いの景色が綺麗で、古い建物も多く残り、のどかで悪くなかった。
ただ、観光客が繰り返し来たくなるような工夫がもう少し必要だと思う。